□燃料電池ワールド
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■Vol.251 2006/10/08発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
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☆「環境&エネルギーマネジメント戦略特別セミナー」
東京ガス/新日本石油
家庭用・自動車用 燃料電池の最新開発動向
◇日時 10月27日(金) 午後2時〜5時
◇会場 九段会館(東京都千代田区九段南1−6−5)
◇主催 株式会社 新社会システム総合研究所
◇次第
14:00〜 燃料電池・水素社会に向けた開発動向
南條 敦氏(新日本石油(株)FC事業部FC開発グループチーフスタッフ)
15:30〜 東京ガスにおける家庭用燃料電池“ライフエル”の開発と今後の展望
小池 俊一氏(東京ガス(株)技術開発本部商品開発部PEFC開発グループ グループマネージャー)
◇受講料 1名につき25,000円(消費税込)
◇申込方法 申込書に必要事項を記入の上,FAXまたはメールで。
申込み受付FAX 03−5532−8851
mailto:info@ssk21.co.jp
または下記フォームから。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_06307.html
◇問い合わせ先 株式会社 新社会システム総合研究所
105-0003 港区西新橋2−1−1 興和西新橋ビル11階
TEL 03−5532−8850
■WEB LINK NEWS
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06/10/02 知の拠点化半ば 九州大・伊都キャンパス開校1年 ソフト面のアピール課題(西日本新聞)
九州大伊都キャンパス(福岡市西区、福岡県前原市、同県志摩町)が開校して1日で1年。今夏の工学系第2期移転は9月末でほぼ完了し、学生・教職員数は昨年の第1期移転時の倍の約4500人に。さらに六本松キャンパス(福岡市中央区)の移転前倒し計画を文部科学省が了承するなど、同大が掲げる「知の拠点」づくりは軌道に乗り始めた。ただ、学内外からは「新キャンパスでどんな研究をするのか、具体像をもっと示せないか」との注文が上がっている。
最先端の研究を進める態勢も整いつつある。特に、次世代エネルギーとして注目される水素分野では、昨年末に研究施設の爆発事故があったものの、産業技術総合研究所(産総研、茨城県つくば市)との総額100億円の国家プロジェクトが決定。外国人研究者もすでに研究を始めている。
研究室の移転後、実験装置が正常に動くまで半年ほど調整に費やしたという末岡淳男・工学研究院長は「1年たって、やっと研究に本腰を入れられる」と意気込む。
一方、生活インフラ整備と同様に、関係者が不備を指摘するのは、研究内容に関するPRだ。
「有名な教授がいると聞くが、水素の研究といっても具体的に何をしているのか、受験生には今も伝わってこない」こう苦言を呈するのは福岡市内の予備校幹部。九大志望の受験生に聞くと「研究にあこがれて」というより「手堅く就職できる」などの志望理由が目立つという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061002-00000009-nnp-l40
06/10/03 KRI、リチウムイオン電池用の超高出力負極を開発(日刊工業新聞)
KRI(京都市下京区、中芝明雄社長、075・315・9242)は、次世代リチウムイオン電池に用いることができる高容量、高出力の特性を持つ「超高出力負極」を開発した。負極材料にポリアセン系有機半導体を用い、現在開発されている高性能品に比べ出力で約5倍、容量が約3倍となることを確認した。リチウムイオン電池のエネルギー密度と高出力を両立でき、ハイブリッド車(HV)用リチウムイオン電池の体積、重量を半分以下にすることも期待できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061003-00000023-nkn-ind
06/10/03 【CEATEC 2006 Vol.1】IT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATECJAPAN 2006」が開幕(RBB TODAY)
最先端IT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2006」が3日、千葉・幕張メッセで開幕した。会期は、10月3日が正午〜17時、4日〜7日は10時〜17時。全来場者登録入場制で、事前登録者は入場無料。当日登録の入場料は一般が1,000円、学生が500円となる。小学生以下は入場無料。
今回のテーマは、「デジタルコンバージェンスが変える、社会・生活・ビジネス。」。出展者数は、807社/団体を超える。また、今回の会期5日間で、20万人の来場者を見込む。見どころは、ブルーレイやHD DVDレコーダーをはじめ、プラズマや液晶、リアプロ、SEDといった大型テレビから、次世代携帯端末、燃料電池など、多数。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061003-00000007-rbb-sci
06/10/03 【CEATEC 2006 Vol.5】携帯電話用の燃料電池は1年以内に製品化?(RBBTODAY)
NTTドコモはかねてより開発している携帯電話用の燃料電池(充電器)の試作品を参考出品している。
同社によると製品化は1年以内を目標としているそうだ。燃料電池は酸素と水素で発電する素子だが、水素ガスのタンクではなく、カートリッジに水と水素発生装置を組み込んだものになる。水素発生装置により、高圧の水素ガスを持ち歩く必要がなくなる。普通に携帯することを考えると、安全性の面で有利だ。
この製品は、まだ携帯電話本体に組み込めるほど小さくなっていないので、携帯できる充電器として使う。試作品は、製品化予定のものとほぼ同スペックらしく、カートリッジは一般的な携帯電話を3回ほどフル充電できる。そのあとはカートリッジを交換する必要があるが、製品化にあたっては、カートリッジのランニングコストをちょっと高い乾電池並みにしたいとのことだ。燃料電池本体も充電器くらいの値段にしたいが、まだ試作品なのであくまで目安とのことだった。重さは45gの予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061003-00000013-rbb-sci
06/10/03 【CEATEC 2006 Vol.10】新しいコンピューティングの実現はナノテクで!東芝の西田社長が基調講演(RBB TODAY)
また、新しいコンピューティングの実現には、さらなるメモリ容量、ロングライフ・バッテリ、小型高性能化、セキュアな情報通信が必須とし、それらを解決するキーワードとして「ナノテク(ナノテクノロジー)」を提示した。具体例として、従来の二酸化シリコンに替わりランタンアルミネートをゲート絶縁体として利用することで、微細プロセスのトランジスタにおける漏れ電流を低減する先端トランジスタ技術や、電子ひとつで動作する単一電子トランジスタ、ナノ単位のドットアレイにデータを書き込むことで記憶容量を増大させるナノドットメディア、世界最小の純メタノール燃料電池、盗聴が不可能な量子暗号光ファイバー通信技術など今後実用化が予定されている技術を挙げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061003-00000030-rbb-sci
06/10/04 SED視聴の“穴場”は東芝ブース
SED視聴の“穴場”は東芝ブース(+D LifeStyle)
●gigabeatに燃料電池
東芝ブース恒例の燃料電池コーナーには、PMC(Windows Mobile Portable MediaCenter)搭載の動画再生対応gigabeatに燃料電池を搭載して動作時間を延長させるという提案を行っている。
燃料電池はダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)を採用。改質器が不要で直接燃料を供給できるDMFCは小型化が可能なことから、同社でもノートPC用電源として展示会で以前から提案していたが、今回のgigabeat用はコンプレッサーなどを用いない自然吸気式のため、さらに小型化が可能になったという。
「視聴方法にもよるが、オリジナルのリチウムイオン充電池だけで7時間再生できるとすれば、この燃料電池併用型は再生時間を約2倍に延ばすことができる。自然吸気式は出力が少ないので燃料電池単体での利用は難しいが、このように併用で動作時間を延長するといった方法もモバイル機器での燃料電池の使い方の1つになるだろう」(ブース担当者)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061004-00000071-zdn_lp-sci
06/10/05 GMと日産・ルノー破談 ゴーン戦略不発(産経新聞)
ただ、7月の協議の初期段階で、自主再建にこだわるGMのリック・ワゴナー会長が資本提携に強い難色を示したことで、日産・ルノー側は大きく軌道修正を迫られた。
ワゴナー氏が打ち出した大規模なリストラを伴う「ターンアラウンド(再建計画)」では、北米の生産設備に余剰が生まれる。このため、増産を計画する日産車の生産委託や、トヨタ自動車やホンダが先行する燃料電池車の共同開発など、北米事業の強化と環境技術開発で相乗効果を見いだそうとしたとされる。
先月末のパリで、日産・ルノー側は3社で最大年間100億ドル(約1兆1800億円)の提携効果がでるとの試算を示したのに対し、GM側は部品の共同購買などを例に挙げ、提携による効果は日産・ルノー側の方が大きいとして対立したという。結局、3社は交渉期限を待たずに破談を発表した。
日産幹部は今後のフォード・モーターとの提携についてはコメントを避けたが、ゴーン戦略にはフォードという選択肢も含まれている可能性が高いとされる。低燃費車や小型車の投入から浸透までには時間がかかるとみられ、新たなゴーン戦略は時間との競争になってきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061005-00000021-san-bus_all
06/10/06 アザデガン油田、イラン側が日本権益の大幅下げ要求(読売新聞)
イランのアザデガン油田の開発着手を巡る日本の石油開発会社、国際石油開発(INPEX)とイラン国営石油公社との交渉で、イラン側が現在、日本側に75%を認めている権益(原油産出量の取り分)を大幅に引き下げるよう要求していることが、5日わかった。
同油田は日本のエネルギー安全保障の切り札とされてきただけに、権益が大幅に縮小されれば、日本のエネルギー戦略は大きく狂うことになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061006-00000301-yom-bus_all
06/10/06 フィガロ技研、電気化学式・接触燃焼式ガスセンサーを商品化(日刊工業新聞)
フィガロ技研(大阪府箕面市、中原毅社長、072・728・2560)は、電気化学式および接触燃焼式ガスセンサーの製品ラインアップを完成した。燃料電池や火災報知機向けなどでガスセンサーの用途拡大が予想されるため、多様なセンサー需要に対応するのが狙い。
フィガロ技研は、電気化学式で電解液タイプのガスセンサーを開発している。強酸を電解液として使用する従来タイプは液漏れの恐れがあるため、弱アルカリの電解液を開発し、採用。一酸化炭素用センサーとして製品化し、06年初めに北米にサンプル出荷しているが、国内でもガス漏れ警報器一体型の火災警報器などに需要があると見て拡販していく。
電気化学式センサーは寿命や汎用性では半導体式に劣るが、常温使用のため電池で駆動でき、精度や選択性も高い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061006-00000013-nkn-ind
06/10/07 アザデガン油田 日本側権益10%に 大幅引き下げで合意(毎日新聞)
難航していたイランのアザデガン油田の開発交渉について、日本側の国際石油開発は6日、保有する75%の権益のうち65%をイラン側に譲渡し、権益比率を10%に引き下げることで、イラン側と基本合意したと発表した。開発の主導権は日本からイランに移ることになり、自主開発資源の拡大を掲げた日本のエネルギー政策は打撃を受ける。
交渉で日本側は、イランの核開発問題が解決し開発地域の地雷除去が終わらない限り開発を始められないと主張。早期の開発を求めるイラン側と対立した。最終的には現在25%の権益を持つイラン国営石油公社が、65%分を日本側から追加取得することを提案し、国際石油開発は大筋で同意した。会見した同社の喜田勝治郎副社長は「事業の枠組みが固まった」と述べた。
アザデガン油田は、イラン南西部のイラク国境近くで確認された巨大油田。埋蔵量は最大260億バレルで、80年代以降に発見された油田としては世界第2位の規模。04年2月、政府が筆頭株主の国際石油開発が75%、イラン側が25%の権益を得る契約を締結した。総事業費は約20億ドルで、契約から8年以内に日本の輸入量の6%に当たる日量26万バレルを生産する計画だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061007-00000006-maip-bus_all
06/10/08 日光けっこうフェスティバル:観光客ら満喫 /栃木(毎日新聞)
日光の秋の恒例イベント「日光けっこうフェスティバル2006」が7日、日光市所野の日光運動公園で開かれた。2000発の花火をメーンに、今年の目玉である燃料電池・水素自動車の展示・試乗会もあり、多くの観光客らが訪れた。
展示・試乗会は、8月に発足した日光市の「日光水素エネルギー社会促進協議会」が、水素エネルギーと燃料電池PRのため開いた。6台の乗用車とバスが持ち込まれ、来場者は排ガスのないクリーン車に珍しそうに試乗していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061008-00000011-mailo-l09
■海外ニュース(9月ー4)
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<輸送>
●フォードはイノーバに4つの変換器を注文する(2006/08/09)
フォード自動車(Ford Motor Company)は、イノーバ・システムズ社(EnovaSystems)に4つの先進的な高電圧エネルギー変換器(High Voltage EnergyConverters ;HVECs)を注文した。イノーバ社は、燃料電池と駆動システム、バッテリー間に電力を移動させ、回生制動によるエネルギー回収を助ける部品を設計、開発する。
http://www.enovasystems.com/index.cfm?section=News&linkID=25&newsID=25
●ハイフリート:キュートがウェブサイトを始める
ハイフリート:キュート水素燃料プロジェクト(HyFLEET:CUTE project)は、ハイフリート:キュートのバス・プロジェクト、自動車技術、そして水素インフラの情報を含んだ新しいウェブサイトを始めた。
http://www.global-hydrogen-bus-platform.com/Home
※ハイフリート:キュート水素燃料プロジェクト(HyFLEET:CUTE project) CUTE(Clean Urban Transport for Europe:ヨーロッパのためのクリーンな都市交通)と、ECTOS(Ecological City Transport System:環境配慮型都市交通システム)プロジェクトを統合し、2006年から始まった「Hydrogen for Transport」(水素輸送)イニシアチブは、3年間で約200台の水素燃料の乗り物を運行し、水素供給インフラを整備する計画。いずれも欧州委員会(EC)が資金提供している。その中にHyFLEET:CUTE projectがあり、34台の燃料電池バスを、アムステルダム、北京(中国)、バルセロナ、ロンドン、ルクセンブルク、マドリッド、パース(オーストラリア)および、レイキャビック(アイスランド)で運行し、液体水素を水素エンジンに供給する14台の水素バスが、ベルリンを走る。
参考 http://www.daimlerchrysler.co.jp/news/2006/20060310_j.html
http://alpha.cocolog-nifty.com/fuel_cell/2006/05/post_79de.html
<定置用電源>
●ホクが成功裏に10の発電プラントを設置 (2006/08/16)
ホク・サイエンティフィック社のビジネス部門であるホク・フュエルセルズ社(Hoku Fuel Cells)は、米国海軍とホク・サイエンティフィック社の契約に基づき、すべての実証燃料電池発電プラントの設置を成功裏に完了した。合計10の発電プラントは現在、米国海軍によって承認されたテスト計画に従って1年間の実証を行っている。
http://www.shareholder.hokuscientific.com/ReleaseDetail.cfm?ReleaseID=207603
<ポータブル/バックアップ電源>
●クチェラのために燃料電池を開発するジャドー(2006/08/17)
クチェラ・ディフェンス・システムズ社(Kuchera Defense Systems ;KDSZ)は、ジャドー・パワーシステムズ社(Jadoo Power Systems Inc.)と先進的な燃料電池システム設計を開発する契約を結んだ。今年早々に配送されたジャドー社のIFS24軍用開発プラットフォームを足場にして、契約はシステムの最適化と重量削減に焦点が当てられる。最終目標は、燃料電池発電プラントの重量を80%減らして、80ポンドに近い重さがある古いバッテリー技術と置き換えることである。
http://www.jadoopower.com/pdfs/pdfs/Press%20Releases/2006_08-17_Kuchera.pdf
<燃料/改質器/貯蔵>
●クエストエアーのユニットがサンラインに設置される(2006/08/25)
クエストエアー・テクノロジーズ社(QuestAir Technologies Inc.)のh−3200水素改質器は、カリフォルニア州サウザンドパーム(Thousand Palms)のサンライン・トランジット・エージェンシー(SunLine Transit Agency)が運用する水素燃料ステーションに成功裏に設置された。クエストエアー社のH−3200は、サンラインの水素バス集団を将来拡大する計画を支援するだけでなく、サンラインの現行の水素動力自動車に水素燃料を供給しているハイラディックス社(HyRadix Inc.)が提供した商業用オンサイト水素製造機と合体される。
http://www.questairinc.com/investor_relations/press_releases/archived_releases/2006/08-25.htm
<燃料電池コンポーネント>
●H2エコノミーは新しい私見システムをポートフォリオに加える
H2エコノミー社(H2 ECOnomy)は、新しい燃料電池私見システムを同社の燃料電池製品のポートフォリオに加える。ガス・コントロールユニット(Gas ControlUnits ;GCU series)と電力ロードバンク(Electronic Load Banks ;ELB series)は、完全な燃料電池システムとして個々に、あるいは一体として使われることができる。H2エコノミー社のガス・コントロールユニットは、すべてデジタル表示の加湿器、圧力計、流量計、そして温度計を装備された。それらは、陽子交換膜型(PEM、日本では固体高分子型)燃料電池に供給されたガスの気圧、流速、温度と湿度をモニターし、コントロールするよう設計された3つの標準モデルである。
http://www.h2economy.com/index.php?s=17&n=63
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■燃料電池ワールド
□毎週日曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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