□燃料電池ワールド
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■Vol.245 2006/08/27発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
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☆日本水素エネルギー産業会議(JHIF)第4回会議
○日 時 9月12日(火)13:30〜17:30
○会 場 芝浦工業大学 豊洲キャンパス
(東京都江東区豊洲3−7−5)
○内 容
・基調講演
堀雅夫氏(原子力水素研究会・原子力高度利用研究会代表)
「輸送セクターへの原子力エネルギーの供給−水素・電気・合成燃料などの輸送用新エネルギー媒体の可能性」
・講演 株式会社明電舎
「明電舎の新エネルギーシステムおよびSOFCへの取り組み状況」
・その他、パネル討論を予定しております。
○参加費 会員団体 3名まで無料
非会員団体 一人3万円(税込み)(銀行振込又は当日現金払い)
○主 催 日本水素エネルギー産業会議事務局
○協 賛 原子力水素研究会
○申し込み方法 FAX(03-5408-0058)またはe-mail(tajima@ueri.co.jp)で
申込みの際に、件名を「9月12日 JHIF第4回会議 参加希望」として、
・貴団体名(フリガナ)
・部署・役職、参加者貴名(フリガナ)
・電話、ファックス、電子メールアドレス
・会員/非会員の別 を記入してください。
○問い合わせ 日本水素エネルギー産業会議事務局
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-3-20 仙石山アネックス4F
ユニバーサルエネルギー研究所内
TEL:03-5408-1118(代) FAX:03-5408-0058
■PEM−DREAMニュース
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☆きつい今年の夏とサンデー毎日のいい加減な記事
お盆休みでのんびりできるかと気軽に考えていたら、逆だった。自分は今、ある社団法人で非常勤職員をしており、以前に「急激な環境の変化」と書いたのはこのことだった。当初は、午前中は燃料電池、午後は社団の仕事、そして夜は飲み、というように生活設計を立てていたのだが、社団の仕事に力が入り、全日そこの仕事に時間を費やすことになってしまっている。そのためにこのメルマガの発行も日曜に変更となった。メルマガのニュースが書けないという弊害も起きた。
お盆休みとそれに続いた週が特にハードで、徹夜に近いこともたびたびあって夏風邪を引いてしまった。そのため、本来なら先週の日曜に発行しなければならなかった245号が今日になってしまった。
それはそれで納得していて、そのうち変化も起きるだろうと思っている。今年の後半はPEM−DREAMのホームページのリニューアルに取り組む予定だったので、その準備を少しずつ始めている。今月末に可能かどうかはっきりすることだが、12月のエコプロダクツ展に今年も出展できれば、そこでお披露目をしたいと思っている。
最近発行された2つの雑誌を、広告につられて買ってしまった。ひとつは『サンデー毎日』9月3日号で、ここの見出しは「原油高騰に負けない! 代替エネルギー技術で「買える銘柄」」というものだった。サブ見出しには、「エタノール、太陽光発電、燃料電池、バイオマス発電・・・」と書いてあるので、なおさら期待して買ったのだった。
今ひとつは『日経サイエンス』10月号で、「電気も水素も 未来のスーパーケーブル」というタイトルで、「液体水素を運ぶパイプラインと超伝導ケーブルを一体化した未来のエネルギー供給網が構想されている」という説明が付いていた。これはぜひお読みください。
サンデー毎日の方は、ちょっと注文がある。5ページの記事だが、本文で燃料電池を扱ったところは、「ホンダは燃料電池車を3年以内に計画発表する」という文だけ。「国内で有望な代替エネルギー」と題する表は、注釈に「資源エネルギー庁HPを参考に編集部で構成」と書かれているが、ここに燃料電池が登場している。内容として「水素の電気化学反応によって電力と温水を取り出す装置」とあり、日本での導入状況として「固体高分子形は実用化普及に向けて国内外の開発企業が本格化」としている。これですべてだ。
燃料電池の説明も間違っている。資源エネルギー庁のHPの説明はこうなっている。「燃料電池は水素などの燃料と酸素を化学的に反応させて電気を取り出す発電装置である」。こんな情報で「買える銘柄」などと無責任きわまりない、と思いませんか。
■WEB LINK NEWS
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06/08/06 世界石油生産は2015年までに25%増加=報告書(ロイター)
[ヒューストン 8日 ロイター] エネルギー調査会社ケンブリッジ・エナジー・リサーチ・アソシエーツ(CERA)は、世界の石油生産が2015年までに約25%増加し、石油供給が需要を上回るとする報告書をまとめた。大規模な供給障害が発生しないことを前提としている。
CERAは、2015年の世界の石油生産能力が、現在の日量8870万バレルから約25%増加し、1億1000万バレルになると予測。新しいエネルギー源の重要性が増すとの見方も示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060809-00000113-reu-int
06/08/11 露、石油への依存度7割に 急速に増える輸出(フジサンケイ ビジネスアイ)
【モスクワ=内藤泰朗】歴史的な石油価格の高騰を追い風に急速な経済成長を遂げるロシアが、その輸出高の実に7割以上を石油に頼る実態が、同国政府の統計で明らかになった。エネルギー大国ロシアの石油依存度はますます高まっており、石油という“切り札”の重要性が改めて浮き彫りになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060811-00000008-fsi-bus_all
06/08/12 丸紅6発電施設買収 北米分散型事業10万キロワットへ(フジサンケイ
ビジネスアイ)
丸紅は11日、米国の木質バイオマス発電や分散型エネルギー発電設備6カ所を買収したと発表した。発電設備の総発電能力は約5万キロワット。丸紅は北米での分散型エネルギー事業を3年以内に供給能力で10万キロワットに拡大する方針だ。
工場やビルなど電気を使う場所で発電する分散型発電は、カリフォリニア州の電力不足などを背景に米国で需要が拡大している。丸紅は、発電設備を米投資ファンドとDGエナジーソリューションズ(カリフォリニア州)から数十億円で買収。保守管理などはDGエナジーが引き続き行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060812-00000025-fsi-ind
06/08/15 「株式」 東海カ(5301)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
3営業日続伸で5/11高値784円を意識。自動車などの燃料電池に使う炭素系セパレーターで、厚さが0.13ミリメートルと従来の半分以下の製品を開発したと報じられている。また、本日決算が予定されており、思惑的な買いも。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060815-00000032-fis-biz
06/08/16 風力発電:クリーンエネルギーのはずが… 環境論争、自然破壊を懸念 /静岡(毎日新聞)
◇大規模施設計画相次ぎ−−住民や自治体
次世代のクリーンエネルギーとして期待される風力発電の施設建設計画が相次ぎ表面化し、住民や自治体の間に「景観や環境の破壊につながる」との懸念が広がっている。県内で稼働中の施設は風車1〜3基の小規模だが、計画中のものは10〜40と大規模なのが特徴。「環境にやさしい発電」の推進が環境悪化への懸念を招く皮肉な結果となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060816-00000050-mailo-l22
06/08/19 産総研、家庭用コージェネを事業化へ 光熱費を年4万円削減(フジサンケイ ビジネスアイ)
産業技術総合研究所(産総研)は、多種多様な燃料を利用できる外燃機関のスターリングエンジンを搭載した1キロワット級家庭用発電・給湯システム(コージェネレーションシステム)を開発した。今後、同システムの事業化を目指す。
今回のシステムは、灯油を燃料とする寒冷地、なかでも北海道向けで、灯油価格を1リットル当たり70円とし、電気と灯油ボイラーを併用した場合と比べ、光熱費を年間4万2000円程度削減し、二酸化炭素(CO2)も11%削減できるという。
バイオマス燃料の使用や、燃料電池と複合したシステムへの応用なども期待されており、産総研は環境負荷低減、燃料コスト削減に貢献できる技術として事業化を図っていく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060819-00000018-fsi-ind
06/08/19 エネサーブ、オンサイト発電から撤退(フジサンケイ ビジネスアイ)
エネサーブは18日、オンサイト発電事業から撤退すると発表した。燃料油であるA重油の高騰で採算が大幅に悪化しており、「断腸の思いだが、継続困難と判断した」(深尾勲社長)。
1984年に開始した同事業は、エネルギーコスト削減を売り物に今年3月末で約900社・約7800台の発電機を設置し、発電容量は約150万キロワットに達していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060819-00000024-fsi-ind
06/08/22 「株式」 新日石(5001)−個別銘柄ショー(フィスコ)
4営業日ぶり反発。25日線がサポートし直近戻り高値突破。中東情勢緊迫による原油高を受けて資源関連が堅調。また、Jエナジーと、家庭用燃料電池の事業で提携すると報じられていることも材料視。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060822-00000025-fis-biz
06/08/22 「株式」 東海カ(5301)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
出来高伴い続伸。昨日付けでコスモが投資判断「A」継続、1320円を目標株価としていることが材料視されている。海外展開は来期以降本格的な収穫期を迎え、燃料電池やリチウムイオン電池などファインカーボンなどの新製品も具現化、中長期にわたって収益は拡大基調を強めると見込んでいるようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060822-00000033-fis-biz
06/08/25 リチウムイオン電池 PC充電池問題で安全性に関心高まる(毎日新聞)
コンピューター大手の米デルが、ノート型パソコン(PC)に使っているソニー製充電池(リチウムイオン電池)に発火のおそれがあるとして回収・交換に乗り出した問題で、国内でも2件の出火事故が起きていたことが経済産業省の調べで分かり、同種の電池の安全性への関心が高まっている。専門家の間では「今回の不具合はまれなケースで、影響は限定的」との見方が多い。しかし、米航空当局が飛行機内でのノートPCの使用制限の検討を始めるなど、影響が広がりかねない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060825-00000003-maip-bus_all
■海外ニュース(8月ー1)
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<輸送>
●トヨタの燃料電池バスが走行を再開 (2006/07/16)
トヨタ自動車と日野自動車は、3月中旬に中部国際空港「セントレア」を周回する公共路線で運転したFCHV-BUSを、空港内と空港へのサービスを拡充させて7月22日に再開すると発表した。これは、経済産業省の「水素・燃料電池実証プロジェクト」(JHFC)の燃料電池実証プログラムの一部であり、燃料電池ハイブリッドバスの商業化のために必要なデータを提供することを意図していた。バスは、燃料電池自動車のための水素燃料設備におけるJHFCの実証研究の一部として、JHFCセントレア水素ステーションで燃料を供給される。
http://www.hino.co.jp/e/pressrelease/detail.php?id=39
●ハイドロジェニックスは燃料電池ミニバスのために注文を受ける (2006/07/27)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、ドイツの公共交通機関であるラインバーン・ライン鉄道株式会社(Rheinbahn Rheinische
Bahngesellschaft AG)から燃料電池ハイブリッドミニバスのために46万米ドルの注文を受けた。ハイドロジェニックス社は、HyPMィをベースにした燃料電池ハイブリッド発電プラントをTecnobus Gulliver electric Midibus platformに設置する。ハイブリッド仕様は、ミニバスが鉛蓄電池だけで走らせた場合は60kmから80kmなのに対して、水素タンク一つで200km走ることを可能にする。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=205469
●バラードは上海燃料電池自動車パワートレインと覚書に調印(2006/07/04)
バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、2006年から2007年に中国で計画している燃料電池自動車実証走行計画の開発に協力する上海燃料電池自動車パワートレイン社(Shanghai Fuel Cell Vehicle Powertrain Co.,Ltd. ;Powertrain)と燃料電池提供協定の覚書(MOU)に調印した。協定の期間の下で、バラード社は、今年後半に自動車に統合するために2度送られるMark 902自動車用燃料電池を最大20台提供する。
http://www.ballard.com/be_an_investor/news/2006/07/04/Shanghai%20Release#
●グループは実証プロジェクトのための資金を与えた
ゼネラル・モータース・カナダ(General Motors of Canada)、ナコ・マテリアルホールディング・グループ(NACCO Materials Handling Group, Inc. ;NMHG)とハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation )は、商用フォークリフトと他の産業用車両の水素・燃料電池技術実証プロジェクトのために持続開発技術カナダ(Sustainable Development Technology Canada ;SDTC)から資金を受けた。実証プロジェクトは、2年の間GMのオタワ自動車工場で稼働している最大19台のフォークリフトと巻き上げ機にハイドロジェニックス社のベータ版HyPMィ燃料電池パワーパックを使うことに関わる。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=203756
<定置用電源>
●NYSERDAが2台の燃料電池と太陽電池を本部に設置
プラグパワー社(Plug Power)の2台の5kW級燃料電池GenCoreィと太陽発電システムが、アルバニーのニューヨーク州エネルギー研究開発公社(New York StateEnergy Research and Development Authority ;NYSERDA)本部に設置された。2台の燃料電池システムは、コンピュータ、セキュリティ、電話を含む本部のシステムに電力を提供する。太陽電池は、インバータが太陽電池によって作られた3.6kWの直流を交流に変換する間、NYSERDAのコンピュータ駆動負荷の半分の電力をまかなう。
http://www.nyserda.org/Press_Releases/PressRelease.asp?i=126&d=2006
●ヌベラは塩素酸塩プラントに燃料電池を設置
ヌベラ・フュエルセルズ社(Nuvera Fuel Cells)、Uhdenora SpAとCaffaro SrLは、Uhdenoraが設計した設置でヌベラ社の燃料電池発電モジュール「Forza」の成功裏の始動を発表した。イタリアのCaffaro社の塩素酸塩工場で統合されるこのシステムは、塩素と塩素酸塩産業における世界で最初の商業的で大規模な燃料電池の設置を意味する。
●ロサンゼルス動物園に捧げられた燃料電池(2006/07/20)
UTCパワー社の200kW級燃料電池は、ロサンゼルス動物園駐車場の真南のとても目立つところに設置された。明るく塗装された施設は、燃料電池について一般の人々を引きつけ、教育するためにデザインされている。そして、追加利益として、パートナー協定を通してロサンゼルス水道・電力局(LADWP)とロサンゼルス動物園は、施設と公益のためのアクセスを提供する遊歩道の周囲の自然植物庭園の修復に協力した。
http://www.ladwp.com/ladwp/cms/ladwp008414.jsp
●FCEは2種類の燃料システムを実証 (2006/07/11)
フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、代替不能の施設で天災または安全保障問題からの燃料供給障害を予防するシステムの能力を確認して、急に燃料種を交換するための定置用発電プラントの可能性を成功裏に実証した。コンカレント・テクノロジーズ社(Concurrent Technologies Corporation ;CTC)とともに評価されて、発電プラントは、プラントの主要な燃料源(天然ガス)の喪失がテストの間に引き起こされた時、2番目の燃料供給(プロパン)でベース負荷電力を発電し続けた。この急速な燃料変換は、異例の3000時間の操作の間、成功裏に40回以上が実証された。
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=fcel&script=410&layout=-6&item_id=880695
<ポータブル/バックアップ電源>
●アジアの電気通信会社から注文を受けるハイドロジェニックス (2006/07/25)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、アジアの主要な携帯電話会社によって使われる48V直流バックアップ電源製品と統合されるために、3台の12kW級燃料電池モジュール「HyPMィ XR」(FCPM)の注文を受けた。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=204928
●陸軍のために発電システムを開発するミレニアム・セルとリライオン(2006/07/06)
ミレニアム・セル社(Millennium Cell Inc.)とリライオン社(ReliOn)は、さまざまな不純物が混ざっている利用可能な野原の水を使える能力を持った完全な組み立てユニットの500W級発電システムを開発するために、米国陸軍の戦車自動車・兵器部隊(Tank-automotive and Armaments Command ;TACOM)によって2年間73万ドルの第2期中小企業革新研究プログラム(Small Business Innovation ResearchProgram ;SBIR)契約を与えられた。発電システムは、500Wの水素電池を作るために、ミレニアム・セル社の水素オン・デマンド(Hydrogen on Demandィ)技術とリライオン社の陽子交換膜型(Proton Exchange Membrane ;PEM、日本では固体高分子型)燃料電池を結合する。完成したシステムは、セルフリッジ空軍州兵基地(Selfridge Air National Guard Base)で評価され、音のしないScripps Ranch時計の電力、簡易爆発物(Improvised Explosive Device ;IED)対策システム、充電、そして航空管制の通信装置と同様の電気通信のための重要な非常用電源を含む多くの軍用途を支える可能性を持っている。
http://www.millenniumcell.com/fw/main/default.asp?DocID=92&reqid=879203
●携帯電話機のために燃料電池を開発するNTTドコモとアクアフェアリー(2006/07/14)
NTTドコモ社とアクアフェアリー社(Aquafairy Co. )は、3Gフォーマ携帯電話のための携帯型燃料電池の共同開発で同意した。この協定は、有効な試作充電器を提供した両社の固体高分子型燃料電池(polymer electrolyte fuel cell)の順調な開発に続くものである。パートナーシップは、アクアフェアリー社の薄膜発電ユニット技術、そして水から水素を製造する触媒とドコモの再充電技術を組み合わせる。
http://www.nttdocomo.com/pr/2006/001279.html
<燃料/改質器/貯蔵>
●CARBによって選ばれた3つの新しい水素ステーションの提案 (2006/07/24)
大気資源局(Air Resources Board)は、カリフォルニア州に3つの新しい水素燃料ステーションを建設する提案を選択した。カリフォルニア州によって資金を提供される最初の試作ステーションは、ロサンゼルスにあるカリフォルニア州立大学(California State University)、サンカルロスのパシフィック・ガス&エレクトリック社(Pacific Gas and Electric)とサンディエゴ市の学校の一つであるスクリップス・ランチ校(Scripps Ranch)に作られる。助成金プロセスの次のステップは、協定の交渉、認可、敷地の準備、そして建設である。ステーションは、2007年後半に就役する。
http://www.arb.ca.gov/newsrel/nr072406.htm
●FCEは水素分離システムを開発してDoD資金を受ける(2006/07/06)
フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc. ;FCE)は、まもなく水素自動車または産業用途の燃料として販売できる混合ガスから純水素を分離する低価格のシステムを開発した。米国国防総省(U.S. Department of Defense ;DoD)は、FCE社のDirect FuelCellィ (DFCィ)発電プラントを使った電気化学水素分離器(Electrochemical Hydrogen Separator ;EHS)プロジェクトの発展のために、同社に136万ドルを与えた。
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=fcel&script=410&layout=-6&item_id=879274
●2016年までに最大15の水素発電プラントを建設するBPとGE(2006/07/18)
BPとGEは共同で、二酸化炭素を隔離している間に化石燃料から水素を製造する10から15の水素発電プラントを建設する。両社は、スコットランドとカリフォルニアで開設する最初の2つのプラントとともに、
プロジェクトが10年以上続けられることを期待している。
http://www.bp.com/genericarticle.do?categoryId=2012968&contentId=7019791
<燃料電池コンポーネント>
●エナールフュエルは新しい加湿器を導入する(2006/07/11)
エナール1社(Ener1 Inc.)のエナールフュエル燃料電池子会社(EnerFuel fuelcell subsidiary)は、陽子交換膜型(Proton Exchange Membrane ;PEM、日本では固体高分子型)燃料電池システムのために一連の燃料電池加湿器を導入した。エナールフュエル社のEFH-100シリーズ固体加湿器は、加湿器が長寿命になるように設計されたナフィオン(Nafionィ)フリーで、ホロファイバーの材料を利用する。
http://www.ener1.com/pr.html
●DMFCCがシードと協定に署名(2006/07/18)
ダイレクトメタノール・フュエルセル社(Direct Methanol Fuel CellCorporation ;DMFCC)は日本のシード社(Seed Corporation)と、カートリッジデザインと認定生産者に関する協定に署名した。シード社は、射出成形と板金加工による大量生産精密製造の専門メーカーである。
http://www.viaspace.com/press_content.asp?id=1073
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■燃料電池ワールド
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