□燃料電池ワールド
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■Vol.238 2006/06/18発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■燃料電池関連イベント
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☆(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構
「DME燃料利用技術及び新規天然ガス転換技術の研究開発」成果報告会
◇日 時 7月4日(火) 開場12時30分
◇場 所 西新宿ホール(東京都新宿区西新宿4-15-3 住友不動産西新宿公園3号館1F)
◇定 員 180名
◇参加費 無料
◇プログラム:
13:00〜 「開会の辞及び全体概要説明」
A.DME関連技術
13:10〜 「燃料電池自動車用DME低温水蒸気改質システムの開発」
大阪ガス(株)・三菱重工業?・日揮(株)・三菱瓦斯化学(株)・?ルネッサンス・エナジー・リサーチ
13:55〜 「DMEからのプロピレン製造プロセスの開発」
日揮?
14:35〜 「DMEの石油化学原料化技術の開発」
出光興産?・日揮ユニバーサル?
15:15〜 「ジメチルエーテル等からのオレフィン合成における触媒の選択性制御」
富山大学 椿 範立
15:35〜 「ジメチルエーテルを媒体とする水素製造触媒および水素利用触媒に関する研究」
静岡大学 武石 薫
B.新規天然ガス転換技術
16:05〜 「LPガス直接合成法」
日本ガス合成?・北九州市立大
16:45〜 「RIPIのOCM触媒に対するプロセス開発技術協力(フェーズ2)」
イランRIPI、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構
17:05〜 「酸化鉄の還元・酸化を応用したメタンからの新規純水素製造法」
九州大学大学院 竹中 壮
17:25〜 「閉会の辞」
◇参加申し込み 6月23日(金)までに出欠届
(http://trc.jogmec.go.jp/japanese/topics01_20060526.html)に記入し、Eメールで(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 真家宛(e-mail:
maie-takako@jogmec.go.jp 、FAX:043-276-4063)に送信してください。
☆「携帯電話用マイクロ燃料電池の開発動向と課題
−最新試作事例と導入にあたっての商品性・安全性−」
◇講 師:
(株)NTTドコモ 研究開発本部移動機開発部移動機技術推進担当課長
NEDO「携帯情報機器用燃料電池技術開発」研究評価委員会委員
工学博士 竹野和彦氏
◇日 時:7月7日(金)午後3時〜午後5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(昼食代・消費税込)
◇主 催:株式会社新社会システム総合研究所
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_06174.html
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03−5532−8850
申込受付FAX 03−5532−8851
E-mail:info@ssk21.co.jp
または、上記HPから申し込みができます。
■WEB LINK NEWS
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06/06/12 GMとのハイブリッド小型車共同開発は検討中=スズキ(ロイター)
[東京 12日 ロイター] スズキの広報担当者は12日、米ゼネラル・モーターズ(GM)とハイブリッド車を共同開発する方針を固めたとする一部報道について「GMとは先進技術で様々な協力の可能性を検討している」と説明した。ロイターの取材に答えた。
12日付の日本経済新聞朝刊は、スズキがGMとハイブリッド式のSUV(スポーツ多目的車)車を開発して2009年をメドに北米市場に投入する方針を固めたと報じた。スズキの広報担当者は、「GMとは燃料電池車やハイブリッド車など先進技術で様々な可能性を検討している。ただ、相手があることなので詳細は話せない」とコメントした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060612-00000899-reu-bus_all
06/06/14 トヨタ、ハイブリッド車を2010年代初頭に20車種に倍増へ(ロイター)
[東京 13日 ロイター] トヨタ自動車は、ハイブリッド車のラインアップを拡充し、2010年代の初頭に搭載車種を20程度に倍増する。同社が13日に開いた環境技術説明会で発表した。植物由来のエタノール燃料を使用するバイオエタノール車や、既存のガソリンエンジンの改良も進めて、全社のCO2排出量や排出ガスの削減を目指す。
同社は「適地・適時・適車」という考えの下、あらゆる動力源のクリーン化に全方位体制で取り組むとしており、ハイブリッド車や燃料電池車だけでなく、電気自動車やバイオ燃料を利用した車などの研究・開発にも力を注ぐ。ガソリンやディーゼルなど既存の内燃機関とトランスミッション(変速機)を10年までに一新して、全社の低燃費と排ガスのクリーン化を目指す。数値目標は掲げなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000142-reu-bus_all
06/06/14 探鉱開発や備蓄を強化 希少金属の確保目指す(共同通信)
経済産業省・資源エネルギー庁は14日、デジタル家電や燃料電池自動車など日本の先端技術に欠かせない希少金属の確保を目指し、探鉱開発や備蓄の強化を促す報告書をまとめた。
プラチナやインジウム、希土類といった希少金属は中国など新興国の経済成長で需給が逼迫(ひっぱく)、中国や南アフリカといった特定の国からの供給に依存しているものが多い。鉱山の事故で供給が途絶えたり価格が急騰すると国内産業に打撃を与える恐れがあるため、政府の支援を手厚くする必要があると判断した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000195-kyodo-bus_all
06/06/15 九州経済 飛躍へ新戦略 2、5%成長目指す 経産局(西日本新聞)
九州経済産業局は14日、「活力ある豊かな九州経済の実現に向けて」と題する九州の新経済成長戦略(骨子)を発表した。全国平均を上回る速度で人口減少が進む中、自動車や半導体など九州のリーディング産業の一層の飛躍と、環境・リサイクルや観光など、九州の潜在力や地域特性を顕在化させる施策を強化。2015年までの九州域内の実質総生産を年平均2、5%成長させるという具体的目標を掲げた。
具体的な方策では、自動車と半導体を九州経済のけん引役と位置付け、両産業の企業集積と地場企業の参入促進策を展開。環境や燃料電池・水素、ロボット、バイオなどの新産業創出を図り、農工連携や観光産業など、地域の自立を支える施策も展開する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060615-00000041-nnp-kyu
06/06/15 「株式」 大日本インキ(4631)−個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
続伸で抵抗線としていた5日線を突破。厚さ半分の燃料電池セパレーター開発。厚さが0.15ミリと従来の半分、重量は金属製の4分の1。ノートPCや携帯電話などのモバイル電子機器用に来年にも生産を始めるようである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060615-00000020-fis-biz
06/06/16 太陽光産業、2010年度の国内市場は3770億円に(日刊工業新聞)
太陽光発電協会は02年に発表した2030年までのビジョンの改訂版をまとめた。太陽光産業について国が掲げた国内市場規模482万キロワットという目標は、公共産業市場の伸びにより2010年にかろうじて達成できるとの方向性を示した。
2010年度に戸建て向け市場は家庭での太陽光発電の導入だけでなく、ユーザーによるエネルギー活用嗜好(小型ガスエンジンや燃料電池)などの選択メニューが進むと予測。このためIT制御技術の組み合わせによる効率的な太陽光発電の活用が期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060616-00000021-nkn-ind
06/06/18 希少金属の代用品研究へ、供給の安定化狙う(読売新聞)
文部科学省は来年度から、インジウムやプラチナなどハイテク産業に不可欠な希少金属の代替材料研究に乗り出すことを決めた。これらの金属は輸入頼みで安定供給が保証されないことから、代替措置が必要と判断した。資源として豊富なアルミニウムやカルシウムを代用したり、希少金属の使用量を限界まで減らす技術を2015年までに実用化し、日本の産業競争力を強化する。
希少金属のインジウムは液晶パネルの材料に用いられている。また、プラチナは燃料電池、タングステンは超硬工具に使うなど、日本がリードする先端技術で多く活用されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060618-00000005-yom-soci
■海外ニュース(6月ー1)
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<輸送>
●キャット・リフトトラックスがゼネラル・ハイドロジェンの燃料電池パックを購入(2006/05/18)
ゼネラル・ハイドロジェン社(General Hydrogen Corporation)は、Hydricityィパックをテキサス州ヒューストンのキャット・リフトトラックス社(Cat LiftTrucks)に販売し、2006年6月に配送された。キャット・リフトトラックス社は、クラス1のバッテリーフォークリフトでこのパックを使う。
http://www.generalhydrogen.com/downloads/CatLiftTrucksGHMay18_06.pdf
<定置用電源>
●フュエルセル・エナジーは丸紅との契約を延長(2006/05/04)
フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc)は、日本で「ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCellィ;DFC)」製品を販売するためにアジアの代理店である丸紅と販売契約を延長した。丸紅は、6MWのDFC発電プラントと契約に関係する現金頭金を発注する。それと引き替えに、フュエルセル・エナジー社は日本でDFC製品を販売するために丸紅の独占的な権利を延長することに同意した。
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=FCEL&script=412&layout=-6&item_id=852142
<ポータブル/バックアップ電源>
●スマート・フュエルセルは新しい製品ラインを紹介(2006/05/09)
SFCスマート・フュエルセル社(SFC Smart Fuel Cell AG)は、成功しているSFC A50燃料電池の後継機種となるEEFOY(Energy for You)製品群を紹介した。これらは、それぞれ1日当たり1.6 kWh、1.2 kWh、0.6 KWhの充電容量を持つEFOY1600、EFOY 1200、EFOY 600の3つの新型燃料電池である。EFOYファミリーの最高機種であるEFOY 1600は、前機種より出力を33%以上増加させている。ドナルドソン社(Donaldson)は、製品のフィルターを提供する。
http://www.smartfuelcell.de/index.php?id=146&L=1&tx_ttnews[tt_news]=99&tx_ttnews[backPid]=1&cHash=9d9a56b1d5
<燃料/改質器/貯蔵>
●水素供給ステーションを建設するBOCと同済大学(2006/05/11)
BOC社(The BOC Group plc)と同済大学(Tongji University)は、2006年末までに上海に最初の水素供給ステーションを建設する同意書(Letter of Intent)に署名した。このプロジェクトは、中国で燃料電池自動車を商業化する科学技術省の国家計画の一部で、3台のバスと20台の自動車に水素を供給する。同済大学が率いるプロジェクトチームが、プロジェクトの全責任を負っている。BOC社は、水素を圧縮、貯蔵、注入システムでパッケージして、新しいステーションに圧縮ガスで運搬する必要性のために、技術と調達サービスを提供する。プロジェクトに出資しているシェルは同済大学と、供給ステーションの計画、建設、保守と操業を行う。
http://www.boc.com/news/2006/May/barticle_1163_11may06.asp
※BOC社は、1886年に工業用酸素の製造会社Brin's Oxygen Company として設立、1906年British Oxygen Companyと改称、現在、正式社名The BOC Group plcとしてガス製品、化学製品等を扱う英国企業である。グループでの従業員数は43,000人、年間売上げは約8,000億円、50ヶ国で事業を展開する世界的なガス化学企業である。(http://www.nedo.go.jp/itd/fesendo/h16/gaiyou/theme05/report08.html)
<燃料電池コンポーネント>
●ハイドロジェニックスはGSカルテックスから注文を受け、GMからも追加注文を受ける(2006/04/28,05/01)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、韓国のエネルギー企業GSカルテックス社(GS Caltex)から3台の FCATSィ燃料電池試験装置の注文を受けた。ハイドロジェニックス社は今年、1台のFCATS G300試験装置と2台のFCATS G50試験装置を納品する。試験装置は、家庭用途のための10kW以下の小型で定置用燃料電池製品を含むGSカルテックス社の先進的な新しいエネルギー技術に使われる。ハイドロジェニックス社はまた、GMから、2006年に実現すると見込まれる燃料電池試験サービスの追加注文を受けた。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=194500
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=194714
<その他>
●フュエルセル・カナダが「水素・燃料電池カナダ」と改名(2006/05/16)
カナダの水素と燃料電池分野のための国立産業組織であるフュエルセル・カナダは、名称を「水素・燃料電池カナダ(Hydrogen & Fuel Cells Canada)」に変更した。新しい名前は、組織メンバーである水素と燃料電池の技術、部品、システムの供給と統合、燃料システム、燃料貯蔵はもちろん、この分野が必要としている工学技術、ビジネス、資金のサービスなど、開発と商業化を行っている企業たちの関心をより正確に反映する。
http://www.h2fcc.ca/news/h2fcc-2006-04-16.html
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■燃料電池ワールド
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□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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