燃料電池ワールド (2006/02/02 22:11)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.221 2006/02/02発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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 先週号の「海外ニュース」<定置用電源>●丸紅はNGKに燃料電池を販売、の記事で間違いがありました。NGKを日本特殊陶業株式会社としましたが誤りで、日本ガイシ株式会社が正しい訳です。読者から、「日本特殊陶業は日本ガイシから独立した会社で別会社です。英語名はNGK SPARK PLUG CO., LTD.です。国内ではNTKとも呼ばれています。紛らわしくよく間違われます」と教えていただきました。ご迷惑をおかけしたことをお詫びし、訂正します。

■燃料電池関連イベント
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☆(社)精密工学会第313回講習会
「ビジネスチャンスを掴め!」シリーズ 第一弾
「燃料電池」実用化への課題と加工・成形技術の役割――独創技術で目指せコスト1/100――
◇日時:2月14日(火) 9時40分〜16時40分
◇会場:工学院大学新宿校舎28階第1・2会議室
◇主催:(社)精密工学会
◇次第
9:40〜  燃料電池の特性・動向とコストダウンの考え方
        (株)システム技術研究所所長 槌屋治紀
10:10〜 自動車用燃料電池技術者が語る、加工技術に期待すること
      トヨタ自動車(株)FC生技部部長 石黒恭生
11:00〜 携帯機器用燃料電池の開発動向
       (株)東芝研究開発センター 佐藤裕輔
13:00〜 精密プレス加工による燃料電池セパレータの低コスト生産

       (株)サイベックコーポレーション代表取締役社長 平林健吾
13:50〜 樹脂成形技術によるカーボンセパレータの低コスト生産
       (株)FJコンポジット取締役技術部長 村上一幸
15:00〜 研究開発用燃料電池の量産化技術と事例

       (株)FC-R&D代表取締役社長兼相模原技術部長 中島 宏
15:50〜 独自の塑性加工技術による自動車用高圧水素容器製造事例
       サムテック(株)取締役 阪口善樹
◇定員:100名(先着順で定員になり次第締切)
◇参加費:会員 20,000円、非会員 30,000円
     学生会員 無料 【資料入用の場合は4,000円】
     学生非会員 6,000円
◇資料:資料のみをご希望の方,または聴講者で余分にご希望の場合,1冊につき4,000円
◇申込締切:2月7日(火)
◇申込方法:申込書に必要事項を記入の上,郵送またはFAX。
      または下記フォームから。

       http://www.jspe.or.jp/service/seminar/seminar.html
◇申込先:(社)精密工学会

      〒102-0073 東京都千代田区九段北1-5-9 九段誠和ビル2F
         TEL : 03-5226-5191/FAX : 03-5226-5192

☆SSKセミナー
◇テーマ
 三井物産/清水建設/みずほ情報総研
 「CDMプロジェクトの理想と現実」
 〜排出権ビジネス市場形成のロードマップ〜
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_06047.html
◇日 時 2月16日(木) 午後1時〜5時
◇会 場 明治記念館 東京都港区元赤坂2−2−23
◇講 師
<1>CDM事業における世界の趨勢並びに三井物産における排出権生成の取組み
 三井物産(株)事業開発部水素・燃料電池・環境室
 排出権ビジネスチームチームリーダー 稲室 昌也氏
<2>清水建設におけるCDM事業への取組みと今後の展望
 清水建設(株)プロポーザル本部首席 金島 正治氏
<3>排出権ビジネスの将来展望
 みずほ情報総研(株)社会経済コンサルティング部
 排出権ビジネス室室長 佐々木 誠夫氏
◇受講料 29,800円(消費税込)
◇主 催 株式会社 新社会システム総合研究所
◇申し込み 下記URLよりお申込み・お問い合わせ下さい
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_06047.html

☆体験!水素の力・燃料電池
 〜わが家に燃料電池が来る日〜Part2
◇日時 2月18日(土)10:00〜16:00
◇会場 岡山国際交流センター8階(岡山駅西口徒歩2分)
◇資料代 1000円(高校生以下無料)
◇内容 燃料電池を電源としたキーボード演奏

    講演「燃料電池三輪ビークル アイスランドを行く」番場健司さん
    燃料電池モデルカーレース
    家庭用燃料電池デモ機展示・体験談
    水島工業高校燃料電池車展示
    各社燃料電池パネル
    県内環境団体展示 他
◇主催 燃料電池を知る会 In OKAYAMA
    (問い合わせ先 090−5373−6791 赤井)
◇共催 岡山県/岡山市/岡山県教育委員会/岡山市教育委員会/岡山県商工会連合会/(財)岡山県環境保全事業団/岡山県地球温暖化防止活動推進センター

■PEM−DREAMニュース
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☆「FC EXPO2006」(上)

 「ロンドンの選手村の乗り物はすべてゼロエミッションになるよ」と、イギリスから来たヘストン君が話してくれた。2012年の夏季オリンピックの話だ。彼とは昨年の1回目のFC EXPO以来、1年ぶりの再会だった。今年のFC EXPOは2回目だが、規模は大きくなり、国内企業のみならず、海外からの出展者が多くなっていた。1月25日から27日までの会期中、会場をうろついていて強く感じたことだ。ヘストン君率いるFuel Cell Marketsは12の企業・団体を引き連れてパビリオンを構成していた。

 FC EXPOの主催者リードエグジビションジャパン社は、来年は今年の404社を上回る500社規模で開催するとしている。今年の来場者数は2万3000人余。このカウントは同社の運営の特色のひとつで、一人1カウントで同一人が複数回来場してもカウントされていないものだ。会場スペースがかなり広くなっていたので押し合い圧し合いにはならなかったが、とても真っ直ぐに歩くことはできなかった。

 展示と並行して行われる専門技術セミナーはどれも魅力的な内容のものだが、時間的に聞き回ることは不可能だ。いくつか選んで聞いたが、演題と講演者を決める企画委員(http://www.fcexpo.jp/fc/jp/conference/committee.phtml)の方々の熱の入れ方は相当なものだったように感じた。内容がハイレベルで、なかには学術講演そのものもあった。理解できなくても食らいついていくしかない。

 産業展としての性格をはっきり持ったFC EXPOは、既に2回目にして「世界最大規模」の燃料電池展の地位を獲得した。それは日本の燃料電池が世界のなかで占めているポジションを体現している。市場創出に日本が成功するかどうかを世界が注目しているのだろう。日本の関連企業の裾野は広がり、2001年に燃料電池実用化戦略研究会が示した期待される導入目標(2010年に自動車約5万台、定置用約210万kW)に届くことは難しいものの、普及・実用化に向けてのシナリオの第1段階(2000〜2005年頃、基盤整備、技術実証段階)はそれなりに成功してきたと評価されているからだと思う。

 まだ何も整理がついていないし、メルマガの発行も昨日の地震の影響で家に帰ることが出来なくて今日にずれ込み、余裕もないのでこれ以上書けない。次号からエピソードを紹介していきたい。

■WEB LINK NEWS
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06/01/26 日本ガイシ、ワイヤ方式採用の連続雰囲気炉を開発(日刊工業新聞)

 【名古屋】日本ガイシは燃料電池内で触媒湿度を保つガス拡散シートを大量に乾燥させる連続雰囲気炉を開発した。窒素などを充満させた雰囲気でガス拡散シートに塗布した撥水材を乾燥させる。熱にむらができ、乾燥表面に影ができる原因となるコンベヤー方式ではなく、金属製のツメで支えてワイヤで搬送する方式を採用し、乾燥品質を高めた。これまでの方法に比べ2―5倍の速さで乾燥できるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000022-nkn-ind

06/01/26 JSR、広い温度領域で発電可能な燃料電池用電解質膜を開発(日刊工業新聞)

 JSRは25日、マイナス20度Cからプラス95度Cの広い温度領域で発電を可能とする燃料電池(FC)用の炭化水素系電解質膜を開発したと発表した。FC用の主流であるフッ素系電解質膜の運転可能温度領域を大幅に上回る性能を実現するとともに耐久性もフッ素系の4倍を達成した。茨城県つくば市に量産試作プラントを設置し、供給体制を整えた。JSRは自動車用途をはじめ携帯機器用、家庭用など固定型FC向けに展開を図る。

 開発したのは芳香族系の樹脂をベースとした炭化水素系電解質膜。従来のフッ素系電解質膜の発電可能温度は零度Cから80度Cまでが限度だった。開発品はイオン交換基濃度を高く設計することによって水素イオン伝導性能をフッ素系に比べ50%向上。FC車実用化の上で課題だった氷点下での運転を可能とした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000023-nkn-ind

06/01/26 「水素エネルギー戦略会議」 舞鶴・産官学が準備会設立へ(京都新聞)

 地球規模の環境問題に目を向け、実際に行動する機運を広げようと、京都府舞鶴市内の産官学の各機関の有志が26日、「まいづる水素エネルギー戦略会議」(仮称)の準備会を立ち上げた。舞鶴高専の小野紘一校長を会長に、舞鶴を水素エネルギー利用の先進地にすることを目指し、具体的な検討を始める。

 準備会設立は、舞鶴高専が「天然の良港と、造船業などで培った技術力を生かし、未来を担う分野に舞鶴も挑戦しよう」と呼びかけた。

 同市浜の市商工観光センターに、市内の建設業や石油関連会社、市役所などから約30人が集まり、エネルギー事業に詳しい新日本製鉄の大橋一彦氏と三菱総合研究所の早稲田聡氏から、世界的なエネルギー構造の展望や、水素利用に取り組む他の自治体の事例について説明を受けた。

 その後、両氏をアドバイザーに迎え、参加者を中心に準備会の設立を決めた。今後、舞鶴高専に事務局を置き、構想実現に向けて議論を深める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000038-kyt-l26

06/01/27 「燃料電池はケータイのこれからに“must”な技術」――KDDIの村上氏(+D Mobile)

 通信の高速化と端末の高機能化が進むにつれて、携帯電話の消費電力は増大し続けている。この問題は、常に端末メーカーを悩ませてきた。リチウムイオン充電池の性能向上よりも速いペースで必要な電力量が増えているため、300〜400時間程度の待受時間があっても、通信を行ったり、搭載されているさまざまな機能を利用すると、2時間から4時間ほどでバッテリがなくなってしまう。4月1日から本放送が始まるワンセグや、秋にサービスが開始される地上デジタルラジオなど、今後登場する新サービスや新機能への対応も考慮すると、さらにバッテリの持ちは悪くなることが予想される(ちなみに「W41H」は最長3時間45分、「W33SA」は最長2時間45分のワンセグ視聴が可能)。

 KDDIの村上執行役員は、今や社会のインフラとして活用されている携帯電話が、頻繁に電池切れを起こさないですむように、長時間のバッテリ駆動を可能にする燃料電池には大いに期待しているという。氏は「燃料電池は、ケータイのこれからに“muchbetter”なものではなく“must”なものである」と話し、携帯電話への燃料電池搭載は必須であるとの考えを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000004-zdn_m-sci

06/01/27 高効率で水素生成する紙状の触媒を開発(中日新聞)

 【静岡県】環境やエネルギー分野で注目されている燃料電池に必要な水素を効率よく生成できる紙状の製品を、クラッチ製造のエフ・シー・シー(浜松市細江町、山本佳英社長)と九州大の北岡卓也助教授(36)=生物資源化学=のグループが開発した。紙状のため2次加工も容易。同社は3年後をめどに商品化を目指すとしており、クラッチ以外の経営の柱に成長させたい考えだ。

 今回の紙状の製品は厚さ約1ミリで、製造単価が安い。紙に設けた数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)から数十マイクロメートルの無数のすき間に、粉末の触媒をすき込んだ。紙状のため簡単に曲げられるほか、はさみで切断もでき、さまざまな形状に加工できる。

 これを使えば、メタノールを使った水素の生成効率は粉末の触媒と同等で、ペレットの約2倍。水素生成の際には、燃料電池内の白金触媒を劣化させる一酸化炭素が発生するが、粉末に比べ40%減となる効果も確認できた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000012-cnc-l22

06/01/27 50戸に燃料電池コージェネシステム設置へ(中日新聞)

 【愛知県】東邦ガスは、技術開発を進めている家庭用燃料電池コージェネレーション(熱電併給)システムを今年5月以降、東海3県(愛知、岐阜、三重)の顧客の自宅50戸程度に順次設置し、商品化に向けた一般家庭でのモニター試験を始める。設置に先立ち、今月30日から2月24日までモニターを募集する。

 試験は、2009年3月31日までの約2年間を予定。発電出力1キロワット級の燃料電池を置き、日常生活を通じてデータを収集、耐久性や経済性を検証する。価格の低減化や耐久性の向上などを進め、2010年の商品化を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000016-cnc-l23

06/01/27 燃料電池展(上)実用化が迫る(ラジオNIKKEI)

 第二回国際水素・燃料電池展が、東京ビックサイトで25日から27日まで開かれている。二日目まで約1万5000人が来場する盛況となった(昨年は全期間で2万人)。展示内容はより専門的、実用的になり、もはや「夢」の世界ではない。燃料電池自動車も実際に乗れるようになっていた。実用となると、歩留まり、コスト、性能向上といった言葉が目につくようになる。メタノール型燃料電池の性能は膜で決まるそうだ。携帯電話の電源として実用化が迫っているこの燃料電池は、電解質膜にフッ素系を使うのが現在の主流である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000112-rtp-biz

06/01/27 燃料電池展(下)東亜合、、栗田工、日製綱……(ラジオNIKKEI)

 まだまだ本格普及にはハードルがありそうだが、着実にその時が近づいていることは十分感じられる展示会だった。日本が世界に先行する分野でもある。今後のさらなる進展に期待したい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000113-rtp-biz

06/01/27 燃料電池車:環境問題へ関心を−−静岡の田町小で試乗会 /静岡(毎日新聞)

 子供たちに環境問題への関心を持ってもらおうと26日、燃料電池自動車の体験試乗教室が、静岡市立田町小(同市葵区田町5、神谷信子校長)で開かれた。同小の5、6年生計約120人が参加し、4人一組で試乗してグラウンドを一周した。

 この教室は16日から開催され、静岡市内の18の小中学校を巡回している。市環境政策課の岡村貴晶さん(33)は「子どもたちが環境問題を考えるきっかけになってほしい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000072-mailo-l22

06/01/28 【リリース・鉄鉱】仏ESIグループ、ISA−PESRとIMPRESSへ参加(日刊工業新聞)

 もうひとつのプログラム「IMPRESS」は2004年11月にスタートした5年計画で、欧州宇宙機関(ESA)がコーディネートした欧州委員会の第6次フレームワークプログラムの一部です。41の欧州の機関及び企業が参加するこのプロジェクトは、新しい高性能多機能金属間化合物の製造プロセス、材料組織、材料特性との間における重要な関連を解明し、この新しい知識をタービン翼や燃料電池などの過酷なアプリケーション向けの画期的なプロトタイプに取り入れることを目的としています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060128-00000205-nkn-ind

06/01/28 水素エネルギー:事業化へ 燃料電池への利用など−−戦略策定委、知事に報告 /青森(毎日新聞)

 水素・燃料電池分野で県の政策指針を検討した「あおもり水素エネルギー創造戦略策定委員会」(委員長、金谷年展・慶大大学院助教授)は27日、三村申吾知事に報告書を提出した。県内に豊富にある生物由来の資源(バイオマス)や風力発電、原子力発電から水素を製造し、燃料電池などに利用することで新エネルギー導入の促進を図る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060128-00000070-mailo-l02

06/01/31 中東依存、37年ぶり9割超 05年の原油輸入量(共同通信)

 経済産業省・資源エネルギー庁が31日発表した石油統計速報によると、日本が2005年に輸入した原油のうち、サウジアラビアなど中東産が占める割合は前年比1・3ポイント増の90・2%に達し、年間では1968年以来、37年ぶりに9割を上回った。調査を始めた60年以降では過去3番目の高水準。

 高成長が続く東南アジア諸国の需要が活発で、インドネシアなどからの輸入量が減ったことが背景にある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060131-00000205-kyodo-bus_all

06/02/01 2025年までに中東原油輸入の75%以上の削減目指す=米一般教書演説(ロイター)

 [ワシントン 31日 ロイター] ブッシュ米大統領は31日、一般教書演説で、2025年までに中東産原油輸入の75%以上の削減を目指すと述べた。

 上下両院合同会議での演説で、米国は低公害車の燃料としてエタノール混合ガソリンや水素燃料電池などの代替エネルギー源を活用することで、石油輸入依存度を引き下げるべきだと指摘した。

 ただ米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)によると、2025年に世界で生産される原油の4分の1は中東産となる見通しで、米国が中東産原油に対する依存度を減らすのは困難。

 大統領はまた、太陽・風力エネルギーや核エネルギー、ハイブリッド車などのため、2007年のクリーンエネルギー向けの研究予算に22%増額を求めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060201-00000803-reu-bus_all

06/02/02 米GM、ハイブリッドSUV2モデルの製造を開始へ(ロイター)

 [ボルティモア 1日 ロイター] 米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は1日、ハイブリッド技術を採用したSUV「シボレー・タホ」と「GMCユーコン」の製造を開始すると発表した。

 ブッシュ米大統領は31日、一般教書演説で米国は「石油依存症に陥っている」とし、低公害車の燃料としてエタノール混合ガソリンや水素燃料電池などの代替エネルギー源活用に向け一段と取り組むべきだと述べたが、GMはその翌日に燃費効率の改善を表明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000892-reu-bus_all

06/02/02 <プレスリリース>ホンダ、学習教材「燃料電池車のひみつ」を小学校などに寄贈(毎日新聞)

 Hondaは、学習研究社(以下 学研)とタイアップし、学研の小学生向け学習教材「まんがでよくわかるシリーズ」の最新刊「燃料電池車のひみつ」の発刊に協力、全国の約23,000校の小学校と約3,000館の主要図書館に寄贈する。
※「燃料電池車のひみつ」は非売品です。書店では販売されません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000005-maibz-ind

■海外ニュース(1月ー3)
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<定置用電源>
●プログレスエナジーはフロリダにプラグパワーの燃料電池を設置し、マイクロセルに100万ドルを投資 (2005/12/01,12/20)

 プログレスエナジー・フロリダ社(Progress Energy Florida)は、ピネラス郡(Pinellas County)の専門的看護施設(skilled-nursing facility)にバックアップ電源を提供するために水素燃料電池を設置した。5kW級のプラグパワー社(PlugPower)の燃料電池は、フロリダ西海岸にある専門的看護施設「ラルゴ・パームガーデン」に設置された。もし、ハリケーンや他の非常事態によって電源が遮断したら、燃料電池は施設の廊下の灯りと安全灯の照明を提供する。プログレスエナジー社は、商業的に利用できる燃料電池製品を産業と商業と消費市場に送り出すためにローリーを拠点として活動しているマイクロセル社(Microcell Corp.)に100万ドルの契約をした、と発表した。
http://www.progress-energy.com/aboutus/news/article.asp?id=13422
http://www.progress-energy.com/aboutus/news/article.asp?id=13482

<ポータブル/バックアップ電源>
●モバイルアティックに燃料電池を提供するアストリス(2005/12/15)

 アストリスエナジー社(Astris Energi Inc.)は、モバイルアティック社(MobileAttic Inc. )から2台のアルカリ型燃料電池(AFC)発電機の注文を受けた。それらの発電機は、モバイルアティック社のポータブル保管庫製品のための車載電源として評価される。
http://www.astris.ca/NE/NE10.php?item=1134398455

<燃料/改質器/貯蔵>
●中国に水素ステーションを開設するシェル (2005/12/22)

 同済大学(Tongji University)、シェル・ハイドロジェン社(Shell Hydrogen BV)とシェル中国公司(Shell (China) Limited)は、燃料電池自動車のための上海で最初の水素燃料ステーションを建設する契約を結んだ。パートナーたちは、設計、建造、保守、運用をする人々が一堂に集まって働いている上海国際自動車市(ShanghaiInternational Automotive City)に新しいステーションを建設する。2006年末までに完成するこのステーションは、中国で電気自動車を開発する科学技術部(Ministry of Science and Technology)の国家計画の一部である。
http://www.shell.com/home/Framework?siteId=media-en&FC2=/media-en/html/iwgen/news_and_library/press_releases/2005/zzz_lhn.html&FC3=/media-en/html/iwgen/news_and_library/press_releases/2005/announcement_22122005.html

<燃料電池コンポーネント>
●三洋電機へ製品を提供するホク (2005/12/20)

 ホク・サイエンティフィック社(Hoku Scientific)は三洋電機株式会社と、日本で三洋電機の研究開発本部がテストするための次世代膜と膜電極接合体(membraneelectrode assembly)製品を提供する新しい契約を結んだ。
http://www.shareholder.hokuscientific.com/ReleaseDetail.cfm?ReleaseID=182459

<報告書/市場調査>
●水素と燃料電池の見通し

 国際エネルギー機関(International Energy Agency)は、政策の反応と困難さとビジネスチャンスの客観的な分析を提供している『水素と燃料電池の見通し』を発表した。最新の研究開発と政策、そして民間部門の計画についての情報は、次の半世紀に急激に変化する世界的なエネルギーシステムの観点から評価されている。
http://www.iea.org/bookshop/add.aspx?id=308

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■燃料電池ワールド
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