燃料電池ワールド (2005/08/17 13:52)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.202 2005/08/17発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆9月の燃料電池市民講座(予告)
『燃料電池の性能を調べる――電流電圧特性とは何か』

 燃料電池が作動しているということを、これまではLEDを点けるとか、モーターを動かすということで確認することが多かったのですが、今回はもう一歩踏み込んで、燃料電池の作動を計器を使って見てみようと考え、表題のやり方を相談しながら準備しています。日程は早めに教えて欲しいという意見が多いので、とりあえず日時の予告です。ゲストその他の詳細は近く載せることにします。

○日 時 9月17日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「9月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 

☆8月の燃料電池市民講座
『燃料電池ビークルによるアイスランド1周の旅』
ゲスト=番場健司氏(グリーン・エナジー・アドベンチャー代表)

 ちょうど昨年8月の市民講座で、この市民プロジェクトとアイスランドについて番場氏に語っていただきました。今年6月に番場氏たちは、水素をエネルギー源とする自作の燃料電池ビークル「ハイドロ・パフィン」でアイスランド1周1400キロを走破し、無事帰国しました。

 体中が泥だらけになるような未舗装のガタガタ道の走行、体感温度が零度を下回る過酷な条件のなかでも燃料電池は発電を続けました。「このプロジェクトを通じて水素社会の可能性を垣間見た」と番場氏は語っています。

 今回の市民講座では、2年近くの歳月をかけたプロジェクトの全容と実地体験、そして燃料電池ビークル「ハイドロ・パフィン」の開発なども含めて周回走行を中心に語っていただきます。

○日 時 8月27日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「8月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 

■燃料電池関連イベント
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☆日本水素エネルギー産業会議(JHIF)第1回会議
○日 時 8月24日(水)14:15〜17:30
○会 場 芝浦工業大学芝浦キャンパス本館4階
○内 容
総合司会 平田賢氏(芝浦工業大学学長)
開会挨拶 柏木孝夫氏(東京農工大学大学院教授)(予定)
・パネル討論「原子力による水素供給:実現へのステップ」
  コーディネーター 堀雅夫氏(原子力水素研究会代表)

  パネリスト    宅間正夫氏(日本原子力産業会議 副会長)

           塩沢周策氏(日本原子力研究所大洗研究所所長)
・第1回ブレーンストーミング会議
 「水素エネルギー社会に向けての新しい日豪関係」
  ・タスマニアでの風力水素プロジェクト
  ・ディーゼル水素混合エンジンの開発

  ・来年春に行われる水素エンジン自動車によるラリーの紹介 他
  コーディネーター 笠木伸英氏(東京大学大学院教授)
  プレゼンター   ハイドロ・タスマニア、タスマニア大学
○参加費 会員団体  3名まで無料
     非会員団体 一人3万円(税込み)(当日現金払い)
○主 催 日本水素エネルギー産業会議事務局
○協 賛 社団法人日本原子力産業会議、原子力水素研究会、(社)日本動力協会(予定)
○申込締切 8月23日(火)
○申し込み方法 FAX(03-5408-0058)またはe-mail(tajima@ueri.co.jp)で

 申込みの際に、件名を「8月24日 JHIF第1回会議 参加希望」として、
 ・貴団体名(フリガナ)
 ・部署・役職、参加者貴名(フリガナ)
 ・電話、ファックス、電子メールアドレス
 ・会員/非会員の別 を記入してください。
○問い合わせ 日本水素エネルギー産業会議事務局
 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-3-20 仙石山アネックス4F
        ユニバーサルエネルギー研究所内
TEL:03-5408-1118(代) FAX:03-5408-0058

■PEM−DREAMニュース
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☆愛知万博「燃料電池どっぷりツアー」報告・8

 7月9日土曜日、今日が燃料電池どっぷりツアーの最終日だ。我々が泊まった名古屋栄ワシントンホテルプラザは、名古屋最大の歓楽街・錦町と道路ひとつを隔てた栄町にある。下見の時に経験したことだが、名古屋駅からホテルに錦通りを通ってタクシーで向かっていたら、突然前方に若者が出てきて両手両足を広げてドーンと立ちふさがった。背広ネクタイ姿だが、立ち居振る舞いは紛れもなくヤーさんそのもの。どの車も仕方なく止まると、細い脇道から大きな車がスーッと出ていった。そこには警官が二人、坊主頭の人と話をしていて見て見ぬ振りだった。

 役目が終わった若者が元に戻ると道路は再び機能を取り戻し、私の乗ったタクシーも動き始めた。「よーやるねー。あんなの多いの?」と話しかけると運転手は、「結構ありますよ」とのこと。以下は彼の体験談である。

 運転手は2回ほど、彼らを乗せたことがあるそうである。タクシーを流していて普通の乗客として乗せたのだが、乗ってからが違った。
 「そこ曲がれや」

 そこは一方通行の出口だったが、彼は突っ込まざるを得なかったそうだ。以前に、Uターン禁止の場所で「おい、Uターンせや」と求められたことがあり、「ここは禁止ですよ」と口答えしたら「戻れ言うとるのがわからんか」と座席を後から蹴飛ばされたそうだ。結局求めに従わざるを得なかったが、違反で捕まったら全て運転手の責任になる。どうやら捕まらなくて済んだような口振りだったので結末は詮索しなかったが、彼はそれ以来、乗客を気を付けてみることにしており、同類だな、と思ったら目を合わせないように素通りすることにしている。よく見ると分かるそうだ。

 「お客さん、遊びに行くときは道路ひとつ隔てて値段が変わるから気を付けてね」と親切なアドバイスをもらったので、私は錦町には行かず、栄町のホテルの周りをうろついてみたが、ここもかなりのものだった。所々にあるキャバクラなどの看板や呼び込みは、東京の新宿歌舞伎町よりも露骨だ。店の周辺には若い男女が数人たむろしている。自分はそんなトシではないので、ずかずかと通ったのだが、燃料電池を設置しているホテルはそんな所にある。先端技術と歓楽街という組み合わせもなかなかだが、燃料電池の仲間は気持が一致していて行動が分裂することはない。

 朝10時に東邦ガスの担当者が説明に来てくれるので、それまでに朝食とチェックアウトを済ませておくこと、と打ち合わせたのでゆっくりできた。「銀座八丁」という店がホテルに入っていて、そこで朝食をとるのだが、皆2日とも和食を食べた。出てきたのは2回とも鮭。私は下見の時も鮭だったから、メニューはいつも同じなんだと考えざるを得なかった。1200円も取られるのだから、これでは素泊まりの方がいいということになりそうだ。

 それはそれとして、10時前に東邦ガスの方は来てくださった。今回のツアーは、3日間に亘る東邦ガスの協力なしには成功しなかった。感謝、感謝である。

 ホテルのフロントチーフの方も出てきて、「着任早々なので、私も一緒に」ということになった。エレベーターで10階に上がり、そこから屋上に出た。いろんな設備が格納されたボックスと配管の間を通り抜けて、燃料電池本体の前に行く。屋上にはホテルのエネルギーシステムがすべて集まっている。富士電機製の100kW級りん酸型燃料電池が据え付けられていた。外形寸法は3.8m×2.2m×2.8m(H)の箱だ。重量は12tあり、昨年のオーバーホールの時はクレーンで吊り上げて路上に降ろす作業になった。屋上は目一杯に使われているので、作業スペースがなかったためである。

 りん酸型は1990年代後半に国が普及策をとってきた。技術開発は一番進んでいて、技術的には完成されたものと言われている。ホテルでもトラブルはなく、運転時間は5万2286時間(2005年3月末)に達している。発電電力量は5121MWhだ。ホテルの負荷の燃料電池に対する年間依存率は、電力が87%、給湯が79%、空調は8%である。立派なもんだ。それなのになぜ普及しないかといえば、コストである。国は自動車と家庭用に開発されていた固体高分子型に2000年ごろから方針転換して、りん酸型の補助金も打ち切ってしまった。設置から5年後のオーバーホールも補助がないので、実施したのはこのホテルだけである。りん酸型は国から袖にされたわけで、この場ではないが、その恨み辛みの類をたまに聞くことがある。

 ホテルの入り口には、燃料電池の他にも環境を重視した経営を行っている説明パネルがあった。5年前にはなかったので、社会状況が環境重視に変化しているひとつの表れだろう。名古屋で泊まるなら、日本で唯一燃料電池を利用しているこのホテルを選ぶのも話のネタになるだろう。
(次号・最終回に続く)

■WEB LINK NEWS
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05/08/10 三輪車:川崎の団体、アイスランド一周 水素の燃料電池、実用化に期待
 /神奈川(毎日新聞)

 環境負荷の少ないエネルギー技術を使い冒険に挑戦する川崎市多摩区の任意団体「グリーン・エナジー・アドベンチャー」(GEA)のメンバー5人が6月、燃料電池を使った1人乗りの三輪車(ビークル)で、アイスランドを一周する冒険を成功させた。アイスランドは北海道の約1・4倍で一周約1400キロ。一行は、環境エネルギー先進国のアイスランドを手作りのビークルで走破する壮大な実験で、環境に優しいエネルギー社会の実現に向け手応えをつかんだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000107-mailo-l14

05/08/10 光合成をヒントにしたエネルギー技術の現状(上)(WIRED)

 マサチューセッツ州ケンブリッジ発――米国のある化学者が、どうしたら今世紀中ごろまでに90億人に十分行きわたる量のエネルギーを生産できるか、また、大気中に大量の二酸化炭素を放出せずにそれを実現可能かどうかを探っている。
 マサチューセッツ工科大学(MIT)の
http://web.mit.edu/chemistry/www/faculty/nocera.html ダニエル・ノセラ教授(48歳)が実現を目指して取り組んでいるのは、古くから存在する困難な夢――太陽光から得られる豊富なエネルギーを用いて水を水素と酸素に分解すること――だ。取り出した水素と酸素は、燃料電池や新たな種類の機械を駆動するクリーンなエネルギーとして使用できる。また、原子結合の解離と再結合という化学反応そのものから生じるエネルギーも、利用したり蓄えたりできる可能性がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000002-wir-sci

05/08/11 新エネ発電、単独整備も補助へ=都道府県道でCO2排出量を抑制−国交省(時事通信)

 国土交通省は10日、都道府県が街路灯など道路付属物の電源として、太陽光や風力といった新エネルギーを活用した発電設備を導入する場合、道路改築と関係のない単独整備であっても国庫補助を出す方針を固めた。地球温暖化防止策の一環。京都議定書で義務付けられた二酸化炭素(CO2)の排出量削減に寄与できるとして、2006年度予算概算要求に関連経費を盛り込む。今回の改正により、都道府県は街路灯のほか電光掲示板、積雪を防ぐロードヒーティング、霧の発生時に点灯する視線誘導、ヒートアイランド現象を緩和する路上散水などに利用する発電設備を導入しやすくなる。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000183-jij-pol

05/08/11 [新製品]昭和シェル石油、次世代型CIS太陽電池の商業生産を世界最大規模で07年から(BCN)

 昭和シェル石油は8月10日、次世代型CIS太陽電池の商業生産を07年から開始すると発表した。再生可能なクリーンエネルギーの導入を積極的に進め、温暖化防止などの環境問題に貢献するとともに、持続的なエネルギー供給を実現することが目的。同社は、環境に優しい太陽電池事業を重要な新規ビジネスと位置付け、1978年から研究開発に取り組んできた。CIS太陽電池については、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託研究のもとで、変換効率の向上と量産化要素技術の開発を推進。その成果をもとに、今回、20MW級の商業生産ベースでは世界初のCIS太陽電池工場を建設することにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050811-00000017-bcn-sci

05/08/11 光合成をヒントにしたエネルギー技術の現状(下)(WIRED)

 ノセラ教授は光子を用いた水素原子の解離には成功しているが、これは方程式の半分に過ぎない。それよりもっと難しいのは、水分子を分解したときに発生する酸素を同時に捕らえることだ。水素と酸素の両方を燃料電池に供給できれば、このプロセスはきわめて効率的なものになる。

 ノセラ教授の研究に関わっていない科学者たちもこうした前進は可能だと述べており、ノセラ教授も同じように考えている。ただし、まずは基礎化学が大きく進展し、こうした化学反応について十分理解できるようになることが必要だ。こうした条件から、ノセラ教授は、自身の研究に基づいたシステムが設計されるまでに20年はかかるかもしれないと考えている。また、この問題に取り組んでいる科学者が非常に少なく、優秀な科学者の関心が生物医学の研究に集中していることも、ノセラ教授とって悩みの種だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050811-00000007-wir-sci

05/08/12 エコ100選:エコについて、100の知恵紹介−−京都高島屋、16日まで /京都(毎日新聞)

 京都大環境保全センターの浅利美鈴研究員を中心に、大学生や大手企業、行政機関でつくる実行委の主催。水素と酸素を反応させて水のみを排出する燃料電池車のほか、使用済みの割りばしや旧札を使った置物や貯金箱などを展示。地場野菜は輸送に余分なエネルギーがかからず環境に優しいことなど、普段の衣食住で取り入れられる「エコ」も多く、100の知恵が紹介されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050812-00000269-mailo-l26

05/08/13 自然エネルギーを途上国に CO2削減目指し国際戦略(共同通信)

 風力や太陽光発電などの自然エネルギーや省エネ技術を発展途上国などに普及させるための投融資の拡大を目指す国際プロジェクトを、国連環境計画(UNEP)が発足させた。国連関係者が13日、明らかにした。「持続可能なエネルギー投資イニシアチブ(SEFI)」と名付けられた新プロジェクトは、関連企業や金融機関、世界銀行などと協力して投資拡大のための国際戦略を策定。受け入れ国や投資家、企業への情報提供のためのデータベースを整備する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000043-kyodo-soci

05/08/13 ものづくり新法案、特許費用減免などで中小企業応援(読売新聞)

 経済産業省は13日、独自技術を持つ中小企業を包括的に支援するため、特許費用の減免や技術開発への補助制度などを柱にした「ものづくり新法案」(仮称)を来年の通常国会に提出する方針を明らかにした。 微細な金属加工など、海外勢が追随できない中小企業の技術が日本の「ものづくり」の強みとなっており、中小企業支援を強化することで産業競争力の底上げを図る。

 法案には、燃料電池やデジタル家電、ロボットなどの次世代産業に欠かせないプレス加工や鋳造、めっき、組み込みソフトなどの「高度基盤技術」について、〈1〉取得から1〜6年の特許料と審査請求料〈2〉実用新案の場合は1〜3年の登録料と技術評価請求料――などの減免措置を盛り込む方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000106-yom-bus_all

05/08/16 <プレスリリース>住友商事、燃料電池関連触媒について伊アクタ社と販売契約締結(毎日新聞)
◎概要

 住友商事(社長:岡 素之)と医薬品・工業薬品分野の戦略子会社である住商メディケム(社長:上村正昭、本社:東京都中央区晴海1−8−12)は、イタリアのベンチャー企業アクタ社(ACTA SpA、社長:パオロ・バート、本社:ミラノ市)と同社が開発した燃料電池関連触媒について、日本・韓国・台湾に於ける独占販売契約を締結した。

 アクタ社は、特殊な樹脂を用いて0.3〜0.7nm(ナノミクロン)の超微細な金属触媒粒を分散させる技術を確立し、ダイレクト・メタノール電池用触媒で使用する白金・ルテニウムの使用量を世界最高水準の0.2mg/平方センチメートルという極微量に抑え、かつ従来と同等の活性効果を得る事に成功した。同触媒を使用する事で、高価な白金の使用量を少なくし、燃料電池のコストを下げる事が出来、同時に限られた資源である白金の節約が可能となる。これに加え、アクタ社は、コバルト・ニッケル・鉄という非白金の安価な金属触媒を用いて、世界初となるエタノールを燃料とする燃料電池触媒を開発した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050816-00000011-maibz-ind

■海外ニュース(中国)
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●AUCMAと山東科技大、燃料電池などの研究センターを共同設立

 澳柯瑪新能源有限公司(AUCMA)と山東科技大学は先ごろ、山東省チンタオ市にて新エネルギー・新材料研究開発センターを共同設立した。同センターではリチウム電池、燃料電池など新エネルギー製品の研究・開発を行なう。

 山東科技大学所属のエネルギー材料・エネルギー転換研究室はリチウム電池材料などの分野で大きな成果をあげ、一方のACUMAは整備された市場ネットワクを擁する。双方の協力によって新エネルギー技術の開発が進むものと期待されている。両者はまた自動車用電池技術、原材料の研究も進める予定。AUCMAは2001年に新エネルギー産業に進出、これまでリチウム電池生産を手がけてきた。同社の携帯電話用リチウム電池の生産能力は現在6000万個に達しており、今後7000万個に上るものとみられている。
(05/8/9 中国化工報)

■海外ニュース(8月―2)
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<輸送>
●キャンピングカーに燃料電池を供給するハイマー(2005/07/07)

 2005年9月から、ヨーロッパのキャンピングカーメーカーであるハイマー社(Hymer AG)は、同社のHymermobile S-Classに自立したエネルギー供給のために燃料電池を統合する。メタノール改質燃料電池はスマート・フュエルセル社(SmartFuel Cell AG)が製造したものである。
http://www.hymer.com/uk/index.php?storyid=341&navi=400104105&kategorie=1092&story=1&autocontentid=47

<ポータブル/バックアップ電源>
●アイダテックは陸軍と新しい契約を結ぶ(2005/07/05)

 アイダテック社(IdaTech)は、軍事利用の携帯用燃料電池の開発を続けるために米国陸軍と新規契約を結んだ。新しい協定はアイダテック社に、国内拠点で戦術的な軍事利用に使うために、そして訓練中に静かで、長時間充電できて、高価で重い再充電できないバッテリーを使わないように、250W級の統合された携帯用燃料電池システムの性能向上と開発を続けることを求めている。
http://www.idatech.com/media/news.html?article=73

<燃料/改質器/貯蔵>
●AECが水素生産技術を発表(2005/07/19)

 オールタネイト・エナジー社(Alternate Energy Corporation ,AEC)は、同社の最初のアルファステージユニット「H2 1500-A1」が最近、米国内で二つに分割された多国籍エンジン会社でデモを行ったと発表した。この小さなロードショウは、AEC社の小型でオンサイトで水素生産する技術とビジネスチャンスに成功するために、各組織の現場で展示された。
http://www.cleanwatts.com/news/news.asp?id=76

<その他>
●USCをフラウンホーファーは力を合わせる(2005/07/11)

 サウスカロナイナ大学(University of South Carolina)は、第3の大陸に燃料電池イニシアティブを広げて国際的研究を盛り上げるために、ドイツ、フライベルグにあるフラウンフォーファー太陽エネルギー研究所(Fraunhofer Institute for SolarEnergy Systems)と協定を結んだ。協定は、燃料電池、水素貯蔵、水素製造、化学エネルギー転換と他の電気化学的貯蔵方法を含む次世代エネルギー研究のパートナーシップを確立する。
http://www.che.sc.edu/centers/PEMFC/USCnews_Fraunhofer_2005.html

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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