燃料電池ワールド (2005/06/01 13:50)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.191 2005/06/01発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆6月の燃料電池市民講座
『JHFCパークの活動から見たJHFCプロジェクト』
ゲスト=矢野久氏(JHFCパーク館長)

 JHFCの正式名称は、「水素・燃料電池実証プロジェクト」です。東京、神奈川を中心に水素ステーションを建設して、燃料電池自動車の実証試験を行っています。矢野氏は、JHFCの基地ともいうべき横浜・大黒水素ステーションに併設されたJHFCパークの館長として、来訪者に対する啓発活動などを中心に携わってこられています。「ちょび髭館長」として、燃料電池技術や水素エネルギー啓発にかける高い心意気から見えたJHFC、そして燃料電池自動車と水素インフラの今の状況などについて、体験を元にお話を伺います。概念的でない生のJHFCを理解するいい機会です。
○矢野久氏の自己紹介
昭和37年〜平成11年:石油会社勤務(研究所23年,セールスエンジニア7年)平成14年4月:JEVAでJHFCプロジェクト立ち上げに協力。パーク建設,広報を経て、現在安全、パーク広報担当
燃料電池普及にかける信条=一刻も早く「水素特区」を作り、燃料電池自動車、定置用燃料電池をふんだんに用いた本格的な水素社会での生活に密着したデータを取得するべきである。

○日 時 6月25日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「6月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、勤務先、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 

☆愛知万博「燃料電池どっぷりツアー」・またまた新情報

 7日の訪問先が、先週お伝えした愛知県庁のほかに東邦ガス株式会社に決まりました。東邦ガス総合技術研究所内で、水素ステーション、定置式燃料電池および実証住宅を見学し、説明を受けます。

 また、翌8日は万博会場内の見学ですが、午前中は燃料電池バスに水素供給を行っている水素ステーションを訪問をします。このツアーでは、専属のアテンダントが、JHFCの活動内容、愛・地球博水素ステーションの概要をパネルを使って紹介するとともに、設備内に入ってその詳細を見ることができます。その後は、ほかの設備を見学しますが、コースはまだ未定です。狙いは定めてあるので、近く実踏調査を行って充実したツアーが出来るように準備する予定です。参加申し込みは現在10名ですので、まだ申し込みが出来ます。
【以下、先週の情報】

 このツアーでは、万博会場の燃料電池・水素関連施設を見て回りますが、7日の午後は愛知県庁を訪問します。万博を舞台に始められている「2005年日本国際博覧会・中部臨空都市における新エネルギー等地域集中実証研究(2007年度まで継続)」と、2010年度を目標とした「愛知県新エネルギー関連産業振興計画〜水素エネルギーを中心とする新エネルギーの展開と新産業の創出〜」について説明を受けます。

 燃料電池が自動車、家庭、携帯用途だけでなく、太陽光発電やバイオなどと結びついて地域の分散型エネルギーを構築していく近未来のエネルギー・システムが、社会実験として始められています。また、新産業を創出しようという愛知県の計画は、これから日本の各地で取り組もうとしているモデルの一つということができます。最新の燃料電池を見学するとともに、これらの情報を得ることは、私たちの視野を大きく広げてくれると思います。

 整理の都合上、ツアー参加申し込みは6月16日(木)を締め切りとします。参加を希望される方は、メールで「氏名、郵便物の宛先、電話番号」を書いて、燃料電池NPO法人PEM−DREAMまでお申し込み下さい。資料及び費用の振込先等の書類を郵送します。

○期日 7月7日(木)〜9日(土)
○集合 名古屋(解散も)
○主催 名鉄観光新霞が関支店
○企画 燃料電池NPO法人PEM−DREAM
○日程 
7月7日(木)昼頃名古屋集合。専用バスで愛知県庁などを訪問。夜はウェルカムパーティ
7月8日(金)朝から万博会場視察。夜は自由行動
7月9日(土)朝から万博会場視察。自由解散
○宿泊 名古屋栄ワシントンホテルプラザ(シングルルーム使用)2泊。同ホテルの燃料電池の見学も。
○費用 一人5万5000円(上記費用一式。万博入場券は1日1枚のため2枚。名古屋までの交通費は自己負担)
○人数 15名程度
○申し込み・問い合わせは、メール info@pem-dream.comまで。

☆「中野区環境まつり2005」で燃料電池自動車の展示試乗会

 今週末の6月4日(土)に開催される「中野区環境まつり2005」で、岩谷産業株式会社の協力を得て燃料電池自動車の展示試乗会を中野区役所周辺で行います。試乗したい方は当日、JR中野駅北口の中野区役所玄関前に直接おいでください。午前10時から午後3時までの予定です。

☆PEM−DREAM著『図解入門 よくわかる最新燃料電池の基本と動向』発売!
◇発行:秀和システム ◇体裁:A5版、2色刷、232頁 ◇価格:1680円(本体価格+税)
◇書店またはインターネットの本のサイトから入手できます。

■ブログ的
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 ブログが面白いよ、と友人からそそのかされて、どんなものか覗くことを続けている。内容も表現もさまざまだが、巨大なコミュニケーションツールであることは分かった。私にとって嬉しいことは、無料であることはもちろんだが、画像が扱えることが一番だ。1回に1枚という制限をしているところが多いが、それで十分。

 今ひとつは、原稿を書くのに気が楽な形式だということもある。ちょっとした情報も備忘録的に記録しておけるので、そのうち始めてみたいと思っている。その助走、ということで、少しの間、「ブログ的」というコーナーを作って、文字情報を発信するので、お付き合いください。

◇コンビニと燃料電池

 今日(5月29日)の日経に、ファミリーマートが三重県のコンビニに燃料電池を試験導入したという記事が載っていた。富士電機アドバンストテクノロジーが開発した1kW級の都市ガス改質のものだ。写真から想像すると固体高分子型のもので、家庭用として開発したものを応用していると思われる。

 発電した電気で、店舗内の蛍光灯の約3分の1をまかなう。うれしいのはその後で、同時に発生する熱で沸かした平日1日当たり560リットルのお湯を、市内の介護サービス団体の入浴用に提供するとのことである。設置費用4000万円弱のうち、県の補助金が半分つく。

 コンビニは、特に夜間、にぎにぎしく照明を点けているので、庶民感覚からするとムダな電気を大食いしている、と思われ勝ちだ。それは単に明るいということからくる誤解であるらしく、コンビニの側は照明の電力はそれほどでもないという。一番使うのは商品を冷やす電力なのだ。

 店の壁面に看板がL字形に取り付けられているが、この形も費用対効果を計算されて決まっているもので、結果的にどの店も同じ形になっている。この看板を照らす蛍光灯を1本でも減らして同じ効果をもたらすように、本部の方では必死になって研究している。減った電力料金は、店舗のオーナーの利益になるからだ。この技術が一番進んでいるのはセブンイレブンだということで、なかなか真似ができないらしい。

 かつて、あるコンビニ会社と燃料電池の導入について話し合ったことがある。京都議定書の発効に伴って、電気の無駄遣いをするコンビニ、というイメージを払拭するために、また、店舗で使うエネルギーコストを引き下げるために燃料電池に注目していた。担当者は、「一番初めにやることがイメージアップにつながるのですが」といっていたが、ファミマに取られてしまった。

 コンビニの電力需要からすると、燃料電池の出力は5〜10kWは欲しい。問題は熱の使い道なのである。コンビニ内で一番熱を使うのは暖房くらいで寒い時期に限られる。商品を暖めるといってもちょっとの熱で済む訳だし、大口で考えられるのは床暖房か? もっとも空調に熱が使えるようになれば話は違ってくるが、少し先のことのようだ。東京・大崎にあるファミマの店舗は、新日本石油の灯油改質の燃料電池を使っているが、熱の使い道に苦労している。ここは、店のオーナーが独自に導入したと聞いており、ファミマが政策的に行ったものかどうかは分からない。

 私は某コンビニ会社と話したときに、コンビニは将来、出力の大きい燃料電池を設置すれば分散型エネルギーの小さな供給拠点になる可能性があり、現在の技術で導入しても余った熱を周辺の住宅などに供給することができるので、そうした地域のエネルギー利用ということを是非考えて欲しいと話した。今回の三重県の例はそれを実践したもので、試験導入したということ以上に注目されていいことではないかと思う。

 おおまかな店舗数からいえば、セブンイレブンが1万店舗、ローソンが8000店舗、ファミマは6000店舗と聞いた。大手3社で約2万4000店舗が全国に散らばっている。某コンビニは、うちがやるとしたら毎年500店舗のペースになる、と話していた。これだけの台数が確保できれば、燃料電池メーカーにとっては大きな需要になるのではないだろうか。コンビニはもともと定置用燃料電池のターゲットとして意識されてきた経緯があるので、次のホットニュースが飛び出してくるのもそう遠くはないと期待している。
(もの忘れ)

■WEB LINK NEWS
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05/05/25 太陽石油:燃料電池の実証試験、県庁など8カ所で−−公共施設は全国初
 /愛媛(毎日新聞)

 太陽石油(本社・東京都千代田区、河井圀士社長)はこのほど、クリーンで効率の高い発電装置として普及が期待される「定置用燃料電池」の実証試験を今年度から2年間、県庁など県内8カ所で行うと発表した。同様の試験を公共施設で行うのは全国初という。夏ごろ、県庁と県中央児童相談所、松山市中央消防署城北支署、今治市内の老人ホームなどに各1台設置する。

 定置用燃料電池は企業や家庭に設置でき、災害で電力会社の送電が途絶えても電気が使える。本体(高さ89センチ、幅87センチ、奥行き35センチ)と貯湯槽(高さ1・8メートル、幅70センチ、奥行き40センチ)を屋外に設置し、プロパンガスのボンベを接続。プロパンガスを熱処理して水素を取り出し、バッテリーに似た「セル」という装置で空気中の酸素と化学反応させ、水と電気を作り出す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000292-mailo-l38

05/05/26 バイオマス燃料、ブラジルから輸入拡大 経済関係強化 中国に対抗も(産経新聞)

 政府は二十五日、自動車や燃料電池発電の燃料として活用できる次世代の非化石エネルギー「バイオマスエタノール」について、主要産出国であるブラジルからの求めに応じて輸入拡大を国内の民間企業に働きかけていく方針を決めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000000-san-pol

05/05/26 燃料電池開発ソフト開発 静岡大の岡野教授ら(中日新聞)

 【静岡県】静岡大工学部物質工学科の岡野泰則教授(45)は二十五日、燃料電池内で発生する水の量や位置が分かるパソコン用ソフトをカナダ・ビクトリア大などと共同開発したと発表した。寒冷地でも使える燃料電池の開発費用・期間を大幅に削減できるという。研究成果は六月七−十日に浜松市板屋町のアクトシティ浜松で開かれる「風力・再生型自然エネルギー・燃料電池国際会議&展示」で報告される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000012-cnc-l22

05/05/26 「世界風力地図」が示す風力発電の大きな可能性(WIRED)

 世界のエネルギー需要の何倍もの電力を、風力でまかなえるかもしれない――これは、先ごろ完成した
http://www.wired.com/news/images/manual/windmaps0523_1.html 世界風速地図(画像)が示唆していることだ。研究者たちによれば、この種の地図が作られるのは初めてのことだという。

  http://www.stanford.edu/ スタンフォード大学の研究チームが編纂したこの地図は、世界の8000ヵ所を超す地点の風速を示したものだ。研究チームによると、そのうち、現在使われている風力タービン1基を動かすのに十分な強さの風力が観測された場所は少なくとも13%にのぼり、こうした地域すべてに風力タービンを設置すれば、72テラワットの電力を生成できるという。米エネルギー省は2002年の世界の総電力需要量を約14テラワットと算出しており、それと比較すればざっと5倍以上の電力量だ。

 とはいえ、すでに建物が建っていたり、土地の所有権の問題などさまざまな障害があるため、十分な風力が確認された地点すべてにタービンを設置するのが不可能なことは、研究チームも重々承知している。それでも計算上は、そのうちのせめて20%にでも設置できれば、今日の世界の電力消費をまかなうことが可能だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000005-wir-sci

05/05/27 荏原、加バラードとFCスタックの日本生産で合意(日刊工業新聞)

 荏原はカナダ、バラード・パワー・システムズと、定置型固体高分子形の燃料電池(FC)事業で、両社合弁の荏原バラード(東京都大田区)がFCスタックを日本で製造することで合意した。同時に荏原がバラードに対し新たに1170万ドルを出資、持ち株比率を1%から3%へ高める。荏原バラードが家庭用FCを05年度から日本で実用化することから、ブラックボックスだったバラードのFCスタックも荏原バラードが日本で生産、大幅なコストダウンと柔軟な対応を図る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000020-nkn-ind

05/05/27 燃料電池用水素タンクをカーボンナノ構造で小型化(WIRED)

  http://en.wikipedia.org/wiki/Fuel_cell 燃料電池の研究のなかで、おそらく最も難しい問題は、安全、軽量、小型の水素燃料タンクを設計することだ。物理専門誌『 http://prl.aps.org/ フィジカル・レビュー・レターズ』(PRL)の4月22日号と5月6日号で発表された2つの論文では、水素を貯蔵するのに最も有望な媒体は、
http://www.electrochem.org/divisions/fullerenes.asp カーボンナノ構造と呼ばれるものだとしている。

 どちらの構造も、車に燃料を補給する状況は現在とほぼ同じだが、ミクロの尺度でのプロセスは著しく異なる。水素ガスを入れるタンクの大きさは、現在の自動車のガソリンタンクとほとんど変わらない。タンク内にはコーティングされたナノチューブやバッキーボールが格子状に詰まっていて、これが水素を吸蔵するので、燃料をタンク自体の構造の中に取り込むことになる。車のエンジンを始動すると、タンクにつながったホースを通じて、水素が一時的な貯蔵状況から放出され、燃料電池に流れ込み、電気と水蒸気に転化される(ナノチューブのタンクでは、水素をエンジンに送り込むために多少の加熱も必要になる)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000002-wir-sci

05/05/30 <元素周期表>初版10万枚底つき、10万枚増刷 文科省(毎日新聞)

 文部科学省が無料配布用に作った元素の周期表が人気を呼び、新たに10万枚増刷して実費販売することになった。初版10万枚は底をつき、すでに1万件以上の購入希望が寄せられている。学力低下不安の反動か、理科人気復活か。予想外の人気に関係者も驚いている。販売を代行する科学技術広報財団は「学校単位の大口注文もあるが、大半は一般家庭の注文。『孫にプレゼントしたい』という手紙には心温まります」と言う。6月上旬から発送を始める。価格は1枚100円(100枚以上購入なら1枚30円)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000062-mai-soci

05/05/31 セラミックスで熱から発電 劣化せず動作安定(共同通信)

 熱を電気に直接変換するのに高温でも劣化しないセラミックスを材料に使った装置を、産業技術総合研究所関西センター(大阪府池田市)の舟橋良次主任研究員らが開発、31日発表した。材料の両端に温度差をつけると電流が流れる仕組みで、従来の材料は金属で高温では溶け、酸化して性能が劣化、鉛などの毒物を含むなど実用化が難しかった。開発したのは、コバルト酸化物とニッケル酸化物を組み合わせた装置。800度でも動作は安定、約10ワットの発電能力があるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000067-kyodo-soci

05/06/01 2基目の原発停止 スウェーデン、政治判断で(共同通信)

 【ロンドン1日共同】スウェーデン南部にある民間会社のバーシェベック原子力発電所2号機(沸騰水型、出力約60万キロワット)が5月31日、原発依存度を下げる同国政府の方針に基づき停止された。政治判断による同国の原発停止は2基目。同原発の運営会社が確認した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050601-00000081-kyodo-int

■海外ニュース(5月―3)
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<定置用電源>
●バラードが日本の内閣総理大臣に燃料電池を提供(2005/04/14)

 バラード・パワーシステムズ社は、世界初の市販の燃料電池システムを日本の新しい総理大臣官邸に提供した。1kW級燃料電池モジュール「MK1030」をベースにしたユニットは、荏原バラード社で製造され、東京ガスが提供した。2005年に日本政府は、住宅用コジェネシステムの技術と市場の育成のために、約2300万USドルの補助金を約束した。
http://www.ballard.com/resources/news_releases/06_Cogen%20Japan.pdf

<ポータブル/バックアップ電源>
●アイダテックが新しい携帯用製品を発表(2005/04/11)

 アイダテック社(IdaTech)は、250Wの直流と交流を提供する新しい携帯用電源システムを発表した。このシステムは、持ち運びできるコンパクトで軽いパッケージに組み込まれた改質器を使い、再生可能な資源から得られるメタノール燃料で作動する。全体のシステムの重量は約9kg(20ポンド)で、小型のデスクトップ・コンピュータよりも小さい。
http://www.idatech.com/media/news.html?article=71

●ニアは技術的なマイルストーンを

 ニア・パワーシステムズ社(Neah Power Systems, Inc.)は最近、燃料電池のコア・エンジンとして機能する完全に統合された多セル「スタック(stack)」を発表した。成果は、ニア・パワー社のシリコンをベースにした特許技術でもたらされた。この技術は、より高い電力密度に比例して効率を高め、より小さな物理的な形状因子によってマイクロ燃料電池技術の新しい基準となることが期待されている。
http://www.neahpower.com/news/pressreleases/Stack.shtml

<燃料/改質器/貯蔵>
●プロトン・エナジーシステムズが最新のウェブサイトを開始

 プロトン・エナジーシステムズ社(Proton Energy Systems, Inc.)は、オンサイトによる水素製造ビジネスの情報を必要としている水素ユーザーのために、新しいウェブサイトを始めた。ウェブサイトは、プロトン社のHOGENィ水素製造機を使ってオンサイトで水素を作るプロセスと利益を知りたい見込み客に、製品情報、直感的なユーザー
・インターフェイスと一連の見積もりツールを提供する。
http://www.protonenergy.com/

<燃料電池コンポーネント>
●フィデリスとHTcがSOFCプラットフォームを示す(2005/04/13)

 フィデリス社(Fideris Inc.)とHTセラミックス社(HTceramix SA (HTc))は、研究者がおよそ4時間でSOFCシステムを設置できるSOFCの研究開発プラットフォームを示した。このユニットは、HTc社の5セルのSOFC燃料電池スタックとフィデリス社の試験システムを含んでいる。
http://www.fideris.com/DesktopDefault.aspx?tabid=2592

<報告書/市場調査>
●定置用燃料電池

 リサーチ&マーケット社は、「定置用燃料電池:2005〜2009年の市場、戦略と予測」を発表した。
http://www.researchandmarkets.com/

<その他>
●燃料電池セミナー学生賞

 2005燃料電池セミナーは、学生賞を贈る。バーナード・ベイカー学生賞は、燃料電池関連技術分野の優秀な学生を奨励、承認する。この賞は、メダルと2000ドルの賞金、そして燃料電池セミナーでポスター・プレゼンテーションをする招待登録である。申請は、燃料電池セミナーの前に受け付けられ、審査され、燃料電池セミナーで賞を発表して贈呈される。
http://www.fuelcellseminar.com/student_award.asp

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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