□燃料電池ワールド
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■Vol.189 2005/05/19発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■お知らせ
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☆「中野区環境まつり2005」のボランティア募集
6月4日(土)に開催される「中野区環境まつり2005」で、岩谷産業株式会社の協力を得て燃料電池自動車の試乗会を中野区役所周辺で行います。区民への説明や交通整理などのボランティアを募集します。ご協力いただける方は、メール
info@pem-dream.comにご連絡下さい。
☆愛知万博「燃料電池どっぷりツアー」
3月25日に開幕した愛知万博には、燃料電池や水素に関するいろいろな出展があります。PEM−DREAMでは、それらを集中的に視察し、加えて名古屋周辺の燃料電池関連企業への訪問や、宿泊は燃料電池を使っている名古屋栄ワシントンホテルプラザに泊まり、燃料電池を語り合う「燃料電池どっぷりツアー」を企画しています。大まかな骨子は以下のように決まりました。参加者の募集を始めるとともに、訪問先などの具体案は参加者の声を基に調整していこうと考えています。
○期日 7月7日(木)〜9日(土)
○集合 名古屋(解散も)
○主催 名鉄観光新霞が関支店
○企画 燃料電池NPO法人PEM−DREAM
○日程
7月7日(木)昼頃名古屋集合。専用バスで名古屋周辺の燃料電池関連企業などを訪問。夜はウェルカムパーティ
7月8日(金)朝から万博会場視察。夜は自由行動
7月9日(土)朝から万博会場視察。自由解散
○宿泊 名古屋栄ワシントンホテルプラザ(シングルルーム使用)2泊。燃料電池の見学も予定。
○費用 一人5万5000円(上記費用一式。万博入場券は1日1枚のため2枚。名古屋までの交通費は自己負担)
○人数 15名程度
○申し込み・問い合わせは、メール info@pem-dream.comまで。
☆PEM−DREAM著『図解入門 よくわかる最新燃料電池の基本と動向』発売!
◇発行:秀和システム ◇体裁:A5版、2色刷、232頁 ◇価格:1680円(本体価格+税)
◇書店またはインターネットの本のサイトから入手できます。
■投稿
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☆愛知万博・燃料電池レポート?
○愛知博で活躍する燃料電池自動車
燃料電池自動車は、長久手会場北ゲート〜瀬戸会場瀬戸ゲート間の入場者輸送に8台のバスが使われ、ほぼ毎日行われている愛知博参加国のナショナルデーの式典に出席するホストの先導車にトヨタFCHVとダイムラークライスラーのF−Cellが使われている。
トヨタ自動車/日野自動車製の「FCHV-BUS」は、基本構成は03年8月〜04年12月に東京都営バスの2路線で1台で「水素・燃料電池実証プロジェクト」(JHFC)と「東京都燃料電池バス・パイロット事業」と「「国土交通省次世代低公害車プロジェクト燃料電池バスワーキング・グループ」として営業運転を行った車両と同じである。運転実績に基づいて信頼性の向上と、高圧水素ガスの貯蔵量を増やした。
全長10515×全幅2490×全高3360mm、65人乗り、モーターは交流同期電動機(最大出力80kW・最大トルク26.5kg・m)2台(後輪駆動)、トヨタFCスタック(最大出力90kW、固体高分子型)2台、35MPa高圧水素シリンダー7本(後部ルーフ上に架装)、ニッケル水素電池とハイブリッド構成である。
片道約4kmの公道を走る。標準8往復/日で、満充填30kgの水素の約半量消費という。今後、入場者の増加による運行回数の増加と気温上昇に伴う冷房の使用が見込まれるが、1日1充填で十分対応できるという。(エアコンの補機はモーター駆動で、発電量〜水素の消費量増加につながることは夏季2シーズンを経過した都バスの実績からも示されている)
瀬戸会場ゲート前の駐車場・バスターミナル前に「JHFC愛・地球博水素ステーション/瀬戸北」と同「瀬戸南」があり、道路を挟んで望見できる。水素製造能力は共に8.9kg/時であるが、蓄ガス能力は「瀬戸南」が6000L(40MP a)、「瀬戸北」は3600L(同)である。「瀬戸南」は都市ガスをオンサイトで水蒸気改質するが、「瀬戸北」は新日本製鉄・名古屋製鉄所で発生するコークス製造炉の副生水素をトレーラー輸送するオフサイト型である。両所は隣接して設置された国内初のハイブリッド型水素ステーションで、配管で接続されており、水素供給源を二重化することで供給信頼性を確保し、副生水素を補助的に利用することで、水素製造装置を高効率に運転する。水素供給能力は国内最大級の1100Nm3/日である。バスに対して燃料容器温度上昇を抑制した急速充填が可能で、10分/台以内で満充填できるという。
瀬戸会場には燃料電池関係の展示はない。長久手会場への戻りは、連続運転のゴンドラ(無料)で空中から両会場を見下ろすのもよい。
○燃料電池見学プラン
本稿取材時の開幕10日間は入場者は毎日7万人程度で博覧会協会の予測の半分程度と伝えられたが、それでも人気パビリオンは入場制限、予約制で入場には時間を要した。この時点ではこのようなパビリオンは、日本の企業および企業連合のパビリオンと政府出展の日本館、主催者企画のグローバル・ハウス、一部の大国の出展する外国館に限られていた。
最もエネルギーソースの集まっているNEDOはパビリオンの入場は多少の行列待ちが生じる程度で、2台の炭酸溶融塩型燃料電池(MCFC)システムは地上階の外部から大型のガラス越しに全容が見える。他の、固体酸化物型燃料電池(SOFC)システム(1台)、りん酸型燃料電池(PAFC)システム(4台)、MCFCに燃料を供給するメタン発酵システム、高温ガス化システム、NaS電池等はパビリオン裏の新エネルギープラントにあって屋外で見ることができる。それぞれ説明パネルが付いていて接近できる。
巨大な太陽電池(PV)は見ものであるが、多結晶シリコンPVは新エネルギープラントと道を隔てた西ゲートの裏手の丘の斜面に、両面型の単結晶シリコンPVはその上のグローバル・ループ(長久手会場の内部を1周する大型の木製遊歩道)の手摺に続いている(両面型の単結晶シリコンPVは新エネルギープラントの一角にも隔壁状に設置されている)。またアモルファス・シリコンPVはグローバル・ループを挟んでNEDOパビリオンの反対側のフランス館、通路を挟んでスペイン館からトルコ館までの斜面に長城のように連なっている。
電力館の固体酸化物型燃料電池はパビリオンの前庭、ガスパビリオンの固体酸化物型燃料電池はパビリオンの裏手にあって入館を要しない。固体高分子型燃料電池は1台はガスパビリオン内、3台はグローバル・ハウスのコンコース内にあって入館が必要。
以上を要領よく見る1例を挙げると、午前9時(4月25日までは午前9時30分)開場と同時に、至近の北ゲート前の「リニモ」(名古屋市地下鉄東山線終点・藤が丘
〜愛知環状鉄道・万博八草駅間)「万博会場駅」から近いガスパビリオンに直行して順番待ちで入館、「燃料電池エコミュージカル」と固体高分子型燃料電池を見て、目の前のグローバル・ループを越えて丘を下ってセンターゾーンのグローバル・ハウスに入館する。
入場整理券を発行しているパビリオンによっては、毎日配布時間を数回設けていて、入館時刻を指定しているところもある。情報を活用して時間の無駄を少なくするようにしたい。
これらは日常、展示会等で馴染みの1kW級の固体高分子型燃料電池で珍しくない、時間が惜しい、と思う人は「リニモ」の「万博会場駅」の隣の「公園西」駅から徒歩5分、西ゲートから入場し、グローバル・ループに登って手摺の単結晶シリコン太陽電池と眼下の斜面の多結晶シリコン太陽電池のうねりを見ながら、外国パビリオンの「グローバル・コモン5」の一角に収まっているNEDOパビリオンに入館するのがよい。さらに時間が惜しければ、入館せず、館外の新エネルギープラントを見て周り、ガラス越しに館内のMCFCシステム2台を見る。同様に館外の2台のSOFC(電力館前とガスパビリオン裏)は開場中いつでも見られる。
「環境」が売りの愛知博では主催者お勧めの「万博エコツアー」が3つある。
「環境技術に興味のある方、官公庁企業関係者・学生などが対象」という「Backyard Tour」は「北コース」(?電力館:風力発電、太陽電池、燃料電池ほか、?ガスパビリオン:コジェネシステム、?水素ステーション:水素供給施設、燃料電池バス試乗)、「南コース」(?NEDO新エネルギープラント、?長久手日本館:竹ケージ、光触媒屋根、生分解性壁面ほか、?水循環システム:水質浄化施設)を環境パートナーシップCLUB(EPOC)会員メンバーが30人以内の参加者を引率し、専門家の解説を聞きながら各2時間でまわる。4月15日から毎週金曜日午前、午後各コース2回/日実施、無料、予約:http://www.epoc.gr.jp/)。
「Kids Eco Tour」は小学校5年生〜中学生を対象に約10人を対象にボランティアが引率し、1時間でNEDOパビリオン、バイオ・ラング(植生壁面通り)、水循環システムなどを見学する。無料。4月22日から1日40ツアー予定。団体予約(http://www.vol-expo2005.jp/)、個人は当日先着順。
「Self Eco Tour」という3番目のコースは、50を超える環境施設を紹介している環境マップに従って自由に見てまわって欲しい、という。(閉場は長久手会場が4月26日以降午後10時、瀬戸会場が午後6時、ただし7月20日〜8月31日は午後7時)
NEDOパビリオンでも独自に館内と新エネルギープラントのツアーを毎日数回行っている。(調査:沼崎英夫、4月12日現在)
展示資料
★NEDO発行「2005年日本国際博覧会新エネルギー等地域集中実証研究」(A4判13頁)、「感じよう!自然を活かす新技術 未来のエネルギー探求ツアー」(A4判10頁,小学・中学生向)
★博覧会協会発行「万博エコツアー」(A4判2頁)、「万博エコブック」(A5判30頁)、「EXPO2005 愛・地球博最新情報」(愛・地球博コールセンター:Tel.052-955-2005)
■WEB LINK NEWS
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05/05/11 GMと燃料電池で合弁も トヨタ、提携強化検討(共同通信)
トヨタ自動車と米ゼネラル・モーターズ(GM)が、燃料電池車など環境技術の提携強化を検討することが11日、分かった。燃料電池車を研究、開発する合弁会社の設立も視野に入れており、自動車販売で世界1、2位の両社が協力すれば、製造コスト削減などの課題を抱える燃料電池車の実用化に向け、弾みがつく可能性もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050511-00000056-kyodo-bus_all
05/05/11 DJ-米メカニカル、減収損失拡大決算で13%安・1−3月期(ダウ・ジョーンズ)
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)携帯型燃料電池開発を手掛ける米メカニカル・テクノロジー(Nasdaq:MKTY)(本社・ニューヨーク州オールバニー)は10日通常取引開始前、1−3月期(2005年12月期第1四半期)の1株損失が、前年同期の1セントから20セントに拡大したと発表した。売上高も12%減少し173万ドルとなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050511-00000024-dwj-biz
05/05/12 三菱自 1回充電で150キロ走行可能 電気自動車を開発(毎日新聞)
三菱自動車は11日、1回の充電で150キロの走行ができる電気自動車を開発したと発表した。今後、電池の性能を向上させて走行可能距離を240キロに伸ばし、10年までに一般向けに発売する計画。三菱自はハイブリッド車と燃料電池車の開発で遅れているため、競争がほとんどない電気自動車の開発に力を入れる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050512-00000004-maip-bus_all
05/05/12 トヨタとGM、燃料電池分野の提携で交渉=関係筋(ロイター)
GMとトヨタは1999年から代替燃料システム研究で提携しているが、関係筋は、昨年10月に燃料電池の共同事業に向けて両社が協議を始めた、としている。 ただ関係筋は、GMとトヨタの交渉が物別れに終わる恐れがあるとも指摘。両社はこれまでの6年に及ぶ燃料電池車およびハイブリッド車の共同研究について、ほとんど何の公表もしていない。 GMは、この件についてのコメントを差し控えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050512-00000843-reu-bus_all
05/05/13 血液で発電する電池を開発、体内埋め込み医療具に利用(読売新聞)
東北大大学院工学研究科の西沢松彦教授らの研究グループは12日、血液に含まれる糖分で発電する燃料電池を開発したと発表した。心臓ペースメーカーなど体内に埋め込む医療用具は、電池の寿命が近づくとその交換のために手術が必要なものもある。研究グループでは、「第一化学薬品」(本社・東京)との共同開発で、体内に埋め込んで半永久的に発電する燃料電池の開発を進めてきた。
開発された燃料電池は、血液中の糖分であるグルコースを分解する酵素が塗られた炭素(電極)などを使用。酵素がグルコースを分解すると、電子が生じて電流が流れる仕組みだ。同研究グループは「発電量を増やし、体内埋め込み型の医療用具の電源などへの利用を目指したい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050512-00000315-yom-soci
05/05/14 科学技術未来予想図 がん“個別治療”、5年先の大地震予測(産経新聞)文科省研究所調査発表
調査は専門家約二千二百人に二回のアンケートを実施し、意見を集約した。ほぼ五年おきに実施しており今回が八回目。第一回(一九七一年)から第四回(一九八六年)までの予測結果は、一部実現したものを含めると約七割が“的中”している。一方、燃料電池搭載の電気自動車の普及は前回(〇一年)調査の一四年から今回は二三年に、がんの遺伝子治療の普及は一七年から二九年に、先送りされた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050514-00000000-san-soci
05/05/14 東京電力 家庭の「オール電化」普及に向け、営業に本腰(毎日新聞)
東京電力が、家庭のエネルギーを電力だけでまかなう「オール電化」の普及に向け、営業に本腰を入れ始めた。02年に発覚した原発トラブル隠しの対応に追われているうちに、電力自由化が始まり、電力需要を新規参入業者らに奪われていることが背景にある。地域の工務店回りなど「地をはう」営業で需要開拓を図っているほか、13日に中古マンションを丸ごと購入してオール電化に再生して販売する新規事業会社を設立するなど、販売強化に躍起だ。
東電の動きに「ライバル」の東京ガスも手をこまねいてはいない。2月から、都市ガスで発電する家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの限定販売を開始、08年度に年間数千〜数万台の本格販売をもくろんでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050514-00000011-maip-bus_all
05/05/14 りゅうせき、増収増益 原油高騰などが寄与 3月期連結決算を発表(琉球新報)
05年度は「企業価値の創造と拡大」を経営スローガンに掲げた。連結ベースでの目標値では、売上高が3.2%増の584億円を見込むが、原油価格高騰のあおりから原油製品の大きな伸びは期待できないとして、営業、経常利益とも減益を見込んでいる。また事業計画では、引き続きサービスステーションの拠点整備と付加価値サービスの向上を図るほか、総合エネルギー事業として、燃料電池など新エネルギー関連事業の強化に取り組む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050514-00000006-ryu-oki
05/05/14 トヨタ「植物部品」採用を加速 5年で樹脂の15%(中日新聞)
【愛知県】トヨタ自動車は13日、鉄に次ぐ自動車の主要材料となっている樹脂部品の15%を2010年までに、植物を原料とするバイオプラスチック(BP)などの環境に優しい素材に置き換える方針を発表した。グループ挙げての環境戦略を強化する考えで、ハイブリッドカーや究極の低公害車といわれる燃料電池車への植物部品採用を加速する。方針は、トヨタがこの日発表した第4次「トヨタ環境取組プラン」(06年度−10年度)の中に盛り込まれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050514-00000013-cnc-l23
05/05/14 自動車向け燃料電池、官民一体で開発へ(読売新聞)
経済産業省は14日、官民一体で自動車向け燃料電池の研究に乗り出すことを明らかにした。4月に設置した研究機関「固体高分子形燃料電池先端基盤研究センター」(東京・台場)で、今秋から本格的な研究を始める計画だ。同センターは、千葉大や北海道大などの研究者ら約30人で構成し、センター長はトヨタ自動車出身の研究者が務める。電気を起こすために水素と酸素を化学反応させる基幹部品の素材研究などを進め、国内メーカー各社が使える共用部品を開発する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050514-00000111-yom-bus_all
05/05/15 トヨタ、トップ会談 GMと提携強化 燃料電池車開発軸に(産経新聞)
米ゼネラル・モーターズ(GM)とトヨタ自動車は十四日、愛知県豊田市内でトップ会談を行い、両社の提携関係の発展などについて意見を交換した。トヨタの張富士夫社長は同日夜、記者団に対し、「GMとの関係は大切にしたい」と述べ、燃料電池車の共同開発や合弁会社の設立などの具体的な協力案件を年内までにまとめられるよう、両社で協議を進めていく考えを明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050515-00000001-san-bus_all
05/05/15 環境に優しい車PR 名古屋などでエコキャラバン始まる(中日新聞)
【愛知県】人とクルマと地球の未来について考える愛・地球博(愛知万博)パートナーシップ事業「エコキャラバン2005」が十四日、名古屋市中村区のささしまサテライト会場を皮切りにスタートした。この日は電気二、天然ガス二、燃料電池一の計五台のエコカーが名古屋市の中心部などをパレード。人気のおもちゃを実車大にした小型電気自動車「Qカー」などが沿道の注目を集めていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050515-00000010-cnc-l23
05/05/17 <プレスリリース>トヨタ自動車、燃料電池車用高圧水素タンクを開発(毎日新聞)
トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、燃料電池車用の35MPaおよび70MPaの高圧水素タンクを自社で開発し、高圧ガス保安協会(*1)の認証を、35MPaタンクは昨年4月、70MPaタンクは本年1月にそれぞれ取得した。さらに35MPaタンクについては、同協会が本年3月に高圧水素の安全基準として新たに規定した「圧縮水素自動車燃料装置用容器の技術基準」にも本年4月に適合し、使用期間の認可が、これまでの3年間から15年間へと延長された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000004-maibz-ind
05/05/17 エタノール燃料、自動車用に普及の兆し(WIRED)
アイオワ州で整地作業にあたっている作業員たちは、これを建てれば車がやってくると期待している。「これ」とは、トウモロコシをエタノールに変える処理を行なう工場だ。エタノール燃料は、ガソリンの代替としてこのところ消費量が増えてきており、未来の燃料電池自動車(FCV)の普及に貢献するかもしれない。GTIの水素エネルギーシステム部門の責任者を務めるウィリアム・リス氏によると、同研究所では現在、1日に約50キログラムの水素を生成するエタノール改質装置をテストしているという。これは天然ガスから水素を得るのに使用される装置を若干改良したものだと、リス氏は説明する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000006-wir-sci
05/05/18 「株式」英和(9857)−個別銘柄ショート・コメント(フィスコ)
3営業日続落で1/4以来の年初来安値更新。なお、燃料電池向け測定装置の新商品開発を進めるため産学連携を強化すると報じられている。燃料電池向け事業を伸ばす戦略。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050518-00000017-fis-biz
■海外ニュース(5月―1)
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<輸送>
●武漢理工大学が燃料電池自動車を公開(2005/01/10)
武漢理工大学(WHUT)は、現在耐久テストを行っている「楚天1号」を公開した。自動車は25kW級燃料電池を積んでいる。また、武漢理工大学は燃料電池乗用車と燃料電池バスを開発している。
http://www.wutnews.net/news/news.aspx?2005011001
<定置用電源>
●ヌベラは新しい燃料電池システムの注文を受け付ける(2005/03/30)
ヌベラ・フュエルセルズ社は新しい5kW級水素燃料電池システム「 PowerFlowェ 」の注文を取り始めた。 PowerFlowェ は、定置用またはモバイル用アプリケーションのためのOEM、あるいはヌベラ社の最新の燃料電池技術を試験したいを考えている顧客に提供される。アプリケーションの事前承認が必要である。
http://www.nuvera.com/news/press_release.php?ID=6
<ポータブル/バックアップ電源>
●IBMと三洋がDMFCを試作(2005/04/11)
IBMと三洋電機は、IBMのシンクパッド・ノートブックのためにマイクロ・ダイレクトメタノール燃料電池システムの試作品の初期計画を発表した。共同デザインに基づいて、両社はカートリッジ電源で8時間の供給ができる燃料電池システムと将来のシンクパッドモデルを試作した。
http://www.global-sanyo.com/news/0504/0411-1e.html
<燃料/改質器/貯蔵>
●水素法案が満場一致でフロリダ下院を通過(2005/04/27)
水素エネルギー技術と刺激策に焦点を当てた法案のフロリダ水素エネルギー技術法が、満場一致でフロリダ下院を通過した。114人の議員が法案に賛成して、現在、フロリダ上院の承認待ちとなっている。先月、ワシントン・エコノミクスグループ社は、審議中の法案は初年度でフロリダに4730万ドルの水素エネルギー投資と142の仕事をもたらすという詳細な経済分析を発表した。
http://www.dep.state.fl.us/secretary/news/2005/04/0427_02.htm
<その他>
●ロールスロイスとシンガポールの共同体は1億ドルを投資する(2005/04/06)
シンガポールの企業連合であるロールスロイス社とEnerTek Singapore Pte Ltd.は、燃料電池技術に基づく商業化を目指す動力システムの開発に1億米ドルの投資を行う協定に署名した。
http://www.rolls-royce.com/media/showPR.jsp?PR_ID=40196
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