燃料電池ワールド (2005/01/26 19:10)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.174 2005/01/26発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆『図解入門 よくわかる最新燃料電池の基本と動向』発売!
◇発行:秀和システム ◇体裁:A5版、2色刷、232頁 ◇価格:1680円(本体価格+税)
◇書店またはインターネットの本のサイトから入手できます。

■燃料電池関連イベント
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☆2005年“水素エネルギー元年”の胎動
〜日本水素エネルギー産業会議 旗揚げセミナー〜
◇と き 1月31日(月)13:30〜16:30
◇ところ スクワール麹町(東京都千代田区麹町6丁目6番地、四ツ谷駅すぐ)
◇内 容
・開催あいさつ
 平沼赳夫氏(衆議院議員・燃料電池を推進する議員連盟会長)
・基調講演
 柏木孝夫氏(東京農工大学大学院教授)
 「日本に求められる水素エネルギー政策」
 三村申吾氏(青森県知事)
 「エネルギー供給における地域社会の新たな挑戦」(仮題)
 村木 茂氏(東京ガス株式会社常務執行役員)
 「水素エネルギー社会実現に向けて」
・第1部:見えてきた日本の水素エネルギー展望と戦略
 古屋圭司氏(衆議院議員・燃料電池を推進する議員連盟幹事長)

 「21世紀のエネルギーパラダイムシフト〜水素が地方を元気にする」

 吉田克巳氏(昭和シェル石油株式会社研究開発部水素プロジェクト課長、シェル・ハイドロジェンビジネスデベロップメントアドバイザー)
 「Shell Groupにおける水素エネルギー事業展開への取組」
 高石龍夫氏(三菱重工業株式会社長崎研究所主幹研究員)
 「水素噴射クリーンエンジンの開発」
・第2部:パネル討論会 水素社会の構築に向けて〜総合討論
コーディネーター:柏木孝夫氏

 アレクサンダー・ボーデ氏(ハイドロジェニックスコーポレーション日本事務所所長)
 最首公司氏(エネルギー環境アドバイザー)
 堀 雅夫氏(原子力水素研究会代表)

 金田武司(株式会社ユニバーサルエネルギー研究所代表取締役、日本水素エネルギー産業会議設立準備事務局事務局長)
・JHAの活動内容紹介
 金田武司
◇参加費 一人3万円(すでに入会申し込みをされた団体は無料)※当日受付にて現金払い
◇主 催 日本水素エネルギー産業会議設立準備事務局
◇申し込み 団体名、氏名、連絡先(電話番号)を明記の上、E-mailまたはFAXによりお申し込み下さい。
◇申し込み先 日本水素エネルギー産業会議設立準備事務局 担当:堀内
      (株式会社ユニバーサルエネルギー研究所内)

      〒150-6018 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー18階

      TEL03−5789−5767 FAX03−5789−5757
      E−mail :horiuchi@ueri.co.jp

☆「水素エネルギー・燃料電池セミナー in おおさか」
◇と き:2月7日(月)10:30から16:40
◇ところ:グランキューブ大阪(大阪国際会議場)10階会議室
 (所在地:大阪市北区中ノ島5−3−51)
◇主 催:おおさかFCV推進会議
◇参加料:無料(要 事前申込)
◇定 員:500名(定員になり次第締め切ります)
◇申込方法 次のホームページからお申し込みください。
  http://www.epcc.pref.osaka.jp/kanri/fcv/top.html
◇プログラム(都合により、テーマ、講師等が変更となることがあります):10:30〜
〇基調講演
・「水素社会への挑戦と中小企業のビジネスチャンス」
 経済産業省資源エネルギー庁 燃料電池室室長 安藤 晴彦
〇特別講演
・「愛知万博に導入される新エネルギー」

 (財)2005年日本国際博覧会協会事業企画本部調査役 根本 宏13:00〜
〇講演(大阪・関西を元気にする水素・燃料電池関連企業の取り組み)   

 コーディネーター:近畿経済産業局総務企画部参事官 村木 哲男
・「おおさかFCV推進会議の取り組み」
 大阪府環境農林水産部循環型社会推進室参事 佐藤 健二
・「燃料電池を支える水素インフラの取り組み」
 岩谷産業(株)ガス技術部シニアマネージャー 建元 章
・「天然ガスパイプラインを活用した水素インフラ形成への取り組み」
 大阪ガス(株)エンジニアリング部マネージャー 東 隆行
・「低温作動SOFC発電システム開発の取り組み」
 関西電力(株)エネルギー利用技術研究所主席研究員 山崎 啓
・「燃料電池搭載小型移動体開発の取り組み」

 (株)栗本鐵工所事業企画室燃料電池部マネージャー 福井 茂雄
・「燃料電池自動車開発の取り組み」
 ダイハツ工業(株)E・HV開発部長 北村 晏一
・「水電解水素発生装置を核にした水素事業の取り組み」
 日立造船(株)事業開発推進室統括部長 加藤 剛
・「家庭用燃料電池の実用化に向けた取り組み」

 松下電器産業(株)FC事業開発室グループマネージャー 山本 義明〇質疑応答・とりまとめ

☆水素エネルギー協会「第114回定例研究会」
◇日 時:2月18日(金)13:30〜15:50( 受付12:50〜)
◇場 所:学士会館2階210号室(千代田区神田錦町3-28、TEL03-3292-5931)
◇講演内容
・13:35〜14:35
 演題:「SOFC開発の最近の動向と基礎科学的話題(仮題)」

 講師:東北大学多元物質科学研究所融合システム部門教授 水崎純一郎氏
・14:45〜15:45

 演題:「固体高分子電解質を用いた電気化学プロセスの行方(仮題)」

 講師:(独)産業技術総合研究所関西センター所長代理 竹中啓恭氏
◇参加費:HESS会員無料、非会員3000円(資料代含む)
◇申込方法:FAXもしくはE-mailでお申込下さい。
◇締切り:2月15日(火)
◇問合せ先:水素エネルギー協会事務局・谷生、米富
 〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-2
  横浜国立大学教育人間科学部 TEL/FAX 045-339-3996
  E-mail secretary@hess.jp Web  http://www.hess.jp/

■PEM−DREAMニュース
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☆「FC EXPO2004」報告

 第1回国際燃料電池展(FC EXPO2004)が1月19〜21日、東京ビッグサイトで開催された。この展示会は世の中の動向とタイミングも合って注目を集め、いろいろなメディアで報道されている。来場登録者も3日間の合計で2万人余であるから、私のように3日間とも行った人間のことを考えると、展示会場の混み具合は想像がつくだろう。会場はビッグサイトの「東4」ホールだけだったので、なおさら混んで、まっすぐには歩けなかった。
※今週のウェブリンクニュースにもいくつかの報道があります。
会場の混み具合の写真は、http://www.fcexpo.jp/fc/jp/2005/photo.phtml

 初日の基調講演には1500名が申し込み、3日間通して行われた専門技術セミナー(12セッション)は合計5000名が聞いたことになる。展示会場は無料だが、こちらは有料だったので、聞きたいセミナーがたくさんあったが断念していたところ、幸運にも「ご招待」が届いた。たいした協力はしていなかったにもかかわらずである。ラッキーとばかりに早速3日間のスケジュールを練ってみたら、展示を見る時間があまり取れなくなってしまった。セミナーは1セッションが2時間40分なので、1日に2セッションに出ると、展示会場にさける時間は2時間20分しかない。というわけで、展示を細かく見て回ることはできなかった。

 燃料電池展の主催者はリード エキジビション ジャパン株式会社で、今回初めて知った会社だ。自社PRには「国際見本市の専門会社」と書いてあった。展示会あるいは博覧会ではなくて見本市なのである。スタッフの方々は若くて、この準備のために1年間、暑かった夏の間も精力的に動き回っていたようだ。知人の出展者からは、「とにかくしつこいくらいに熱心だったよ。何回も会社にきて、こういうふうにして欲しいと言われた。他の展示イベントとはやり方が全く違った」と聞かされた。当初、この話をスタッフの方から伺ったときにも「ただ展示して名刺を受け取るだけではなく、この会場で商談していただくことが目的なんです」と言っていたことが思い出されて、会場内のブースには商談席が設けられ、話し込んでいる姿があちこちで見受けられた。出展者が使えるVIPルームも、休んでいる人よりも商談らしき人々の方が多く、数人で休憩しようと行ってもほとんど満杯だった。

 そのような性格付けもあってか、出展は完成品は少なく、部品類が圧倒的だった。今回だけかもしれないが自動車メーカーは1社もなかったことが象徴的に思えた。燃料電池が産業として創出されていくすそ野の広がりを垣間見た展示会といえるだろう。だから、昨年市民レベルとしては日本で最初に燃料電池イベントを行った岡山燃料電池を知る会の方が岡山県から来られたが、「商品がほとんどなくてつまらなかった。お仕事の展示会ね」と言っていたのもツボを得た指摘だろう。そう言われてみて、会期が水曜から金曜までに設定されているのもその故かと気がついた。

 この展示会には50カ国以上から問い合わせがあり、実際の出展には12カ国が参加した。会場内の人々を見ていると、アラブの服装の人や、肌や髭や人相で推測できる外国人も多く、入場者のうち日本人は7割くらいではないかという感じを持った。なかでもお隣の韓国からの人が目立った。基調講演で「韓国における水素と燃料電池への取り組み」を聞いたが、韓国は2003〜12年までのアクションプランを作って、着々と開発を進めている。定置用では、発電所用途(250〜1000kW)を300ユニット、ビルディング用途(5〜50kW)2000ユニット、住宅用途(3kW以下)1万ユニットを、移動用では自動車3510台、バス350台を計画している。2040年までのロードマップもあり、水素インフラも具体的な目標が掲げられている。同じく基調講演でサムソンは、「何としても燃料電池の商用化に挑み、モバイル→定置用→自動車へと拡大していきたい」と明言していた。韓国の燃料電池メーカーの出展もあり、台湾、中国に続いて韓国製の燃料電池が日本にお目見えする日も近いことだろう。

 こうした国際化の流れはPEM−DREAMにも及んだ。開催日の2日前、17日の夜、メールを整理していたら「Contact」と書かれたメールがあることに気がついた。英文の迷惑メールがいっぱい来るので英文ならいつもポイポイと削除しているが、何となく違うことに気がついてよく見ると、本物の(おかしな表現だが)メールだった。「I have been looking at your website with great interest. Keep up thevery good work! 」という書き出しで始まるそのメールは、要するに燃料電池展で会いたいということだった。さーて、英会話なんてできないし! と思案に暮れていたら続いて彼の日本通訳の方からのメールが届き、覚悟が決まった。よーし、会ったろうじゃん!

 19日の午後3時、会場の入口で Mr.Heston Harper と待ち合わせた。彼は27歳の英国人青年だった。彼と彼の弟が中心になって、フュエルセル・マーケットという会社を作って世界で活動をしている。「ウェブでPEM−DREAMのホームページを見たが、自分たちの想い、目的と全く一致していると思った。今後、協力していけないだろうか」という。発音がきれいで、ゆっくり話してくれるが、申し訳ないがムダな努力、9分9厘分からない。しかし、表情やボディランゲージによって雰囲気はつかめる。結局、新橋に出かけて10時頃まで延々と話し込むことになった。通訳を務めてくださった方もお疲れになっただろうが、こちらもくたくたになった。だが気持ちがよかった。

 フュエルセル・マーケットの活動は2001年から始まった。PEM−DREAMは2000年だからほとんど同時と言っていいだろう。へストン君も燃料電池に惚れ込んだらしく、燃料電池のメーカーがないイギリスだけでなく、国際社会を相手にしたいと考えた。ここら辺も考えは同じだ。ちょうど、日本の燃料電池情報を世界に発信できないだろうか、と考えていたところだったので、英文レターを世界に向けて発信しているフュエルセル・マーケットのシステムを使わせていただくことが決まった。世界に通じる窓が見つかったわけだ。今後、徐々に具体的な関係が生じてくるだろうが、「自分は英語の勉強を始めたばかりなので、時間をかけて付き合いましょう」と念を入れて伝えてもらった。
※フュエルセル・マーケットのホームページは、英語版は
http://www.fuelcellmarkets.com、日本語版はhttp://www.fuelcellmarkets.jp で見ることができる。自分の意見では少し分かりにくいと思う、といったら、現在新しいものを製作中で、数カ月後にはもっとよくなると言っていた。

 もう一つ、一昨年の春に訪問したカナダのマグパワー社がマグネシウム―空気燃料電池をようやく製品化して、ブースを出していた。社長に代わり若い技術者が来ていた。詳しくは書けないのでよく理解されないと思うが、PEM−DREAMはマグパワー社を他の燃料電池企業と同じように応援していても、製品の販売等はしていないし、する力もない。日本で誤解された方がいらしたので、念のためにマグパワー社との関係をはっきりさせておきたい。

 来年は第2回が予定されている。2006年1月25日〜27日まで、場所は同じ東京ビッグサイトだが、展示スペースは今年の倍になる。へストン君は、来年は出展するんだといって最終日に、リード エキジビション ジャパンと打ち合わせをして帰国した。こちらは翌日が燃料電池市民講座なので、帰ってからその準備に追われた。市民講座の報告は来週。

■WEB LINK NEWS
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05/01/19 19日ホソカワミクが新値追い、新燃料電池材料開発(ラジオNIKKEI)

 ホソカワミクロンが上昇して連日の昨年来高値更新となっている。きょうの日経産業新聞に同社グループのホソカワ粉体技術研究所が固体酸化物型燃料電池の発電性能を従来に比べ2倍以上に高める複合材料を開発したと報じられたのが手掛かり。環境対応に優れた燃料電池は今後の大きな需要拡大が見込まれる製品で、株式市場でも今年の重要な物色テーマのひとつと見る向きが多い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000204-rtp-biz

05/01/19 ベンチャー企業はトヨタから学んで 中経連がセミナー(中日新聞)

 人が育つ社風は、(1)創業者の故豊田喜一郎氏から引き継がれるモノづくりの精神(2)現在の燃料電池車やバイオ緑化事業に代表されるベンチャー精神(3)核の技術は独自に守り抜く自前主義−の3点によってはぐくまれていることを強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000013-cnc-l23

05/01/19 日立、携帯向け燃料電池を稼働デモ(ITmediaモバイル)

 使い捨てライター大手の東海と共同開発したカートリッジ式の燃料を使い、5ccのメタノール燃料(30%濃度)で2時間程度の充電が可能になっている。「2月にはKDDIにサンプル出荷する予定」(説明員)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000035-zdn_m-sci

05/01/20 20日ホソカワミクロンが連日の高値更新(ラジオNIKKEI)

 ホソカワミクロンが一時33円高の942円まで買われ、連日の高値更新の動きとなっている。引き続き、子会社の固体酸化物燃料電池に絡む材料が好感されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000203-rtp-biz

05/01/20 燃料電池展の見どころ、大ガス、日立など(ラジオNIKKEI)

 第1回国際燃料電池展(FC<=Fuel Cell>エキスポ2005)が19日〜21日まで、東京都江東区のビッグサイトにて開催中。世界12カ国から240社もの企業が出展している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000100-rtp-biz

05/01/20 20日概況(JQ=午前)利益確定売り受け反落(ラジオNIKKEI)

 燃料電池部品事業への参入が好感されて昨日まで大幅高となっていた精工技研も続伸して始まった後、利益確定売りに安くなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000011-rtp-brf

05/01/20 燃料電池製品 初の展示会 中部企業、ロボットでPRも(中日新聞)

 中部企業のブースで人気を集めるのは、大同メタル工業(名古屋市)。小型燃料電池を組み込んだミニカー、ゴジラ型ロボットなどのデモンストレーションがあり、来場者の目を引いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000016-cnc-l23

05/01/20 DJ-ディストリビューテッド、10-12月期売上高が当初予想(ダウ・ジョーンズ)

 ウォルター・シュローダー社長は、2004年には中核の水素、燃料電池技術関連から今日すでに実用化されているエネルギー供給まで事業分野の拡大でかなりの進歩がみられたとコメント。10-12月期では同社の技術の商業化への利用が反映された結果が得られる見込みだという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000028-dwj-biz

05/01/20 液晶背面に背負う、日立製ノートPC向け燃料電池公開(ITmediaピーシーアップデート)

 日立製作所は、21日まで開催される国際燃料電池展(FC2005)会場にて携帯電話向け、および同社ノートPCに搭載した燃料電池の稼働デモを行っている。展示されていた試作機は、同社製ノートPC「Prius」シリーズの液晶ディスプレイ背面に背負われる形で搭載される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000029-zdn_pc-sci

05/01/20 家庭用から玩具まで〜次世代エネルギー「燃料電池」を見て(ITmediaライフスタイル)

 ビッグサイトで、国際燃料電池展(FC EXPO)が開催されている。燃料電池に関する国際専門展として第1回目となるわけだが、具体的な応用製品の展示は多くないものの、家の電気を補う家庭用途からオモチャまで幅広い分野における燃料電池の利用例が紹介されており、次世代のエネルギー供給方式として注目されていることを実感できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000056-zdn_lp-sci

05/01/21 「株式」東陽テクニカ(8151)−個別銘柄ショート・コメント(フィスコ)

 しっかり。燃料電池関連の一角としても捉えられているようだ。燃料電池の評価装置を扱っている。ホソカワMが関連の材料で急伸したこと、本日まで第1回燃料電池展が開催されていることなどから、テーマ性が強まってきている状況のようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050121-00000032-fis-biz

05/01/21 携帯向け燃料電池、業界内標準化も〜KDDI(ITmediaモバイル)

 「(携帯電話向け燃料電池開発では)必要なら、業界内のデファクトスタンダードを作ったらいいと思っている」 KDDIの技術開発本部開発推進室の沼田憲雄次長は1月21日、東京・ビッグサイトで開催された国際燃料電池展のセミナーでこう話した。「(携帯電話向け燃料電池開発では、他キャリアと)競争も火花を散らすつもりもない。協調していきたい」(沼田氏)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050121-00000062-zdn_m-sci

05/01/21 愛知万博から世界へ 京セラが太陽光発電PR(京都新聞)

 また万博会場ではNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のパビリオン敷地にも太陽光発電システムを展示する。同パビリオンはトヨタ自動車や三菱重工業など国内企業10社が燃料電池など新エネルギー技術を融合して制御する世界初の実証研究システムの展示があり、京セラは太陽光発電を披露する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050121-00000055-kyt-l26

05/01/23 2007年は携帯用燃料電池 元年(ITmediaモバイル)

 「燃料電池は電池不足の救世主か」──。 KDDIの技術開発本部開発推進室の沼田憲雄次長は、燃料電池への期待をこう話した。1月21日に開催された国際燃料電池展のセミナーに、携帯キャリアをはじめ、東芝、NEC、Samsungなど燃料電池のトッププレーヤーが勢ぞろいした。各社のセミナーから、携帯電話向け燃料電池の現状と課題を探っていこう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050123-00000004-zdn_m-sci

05/01/25 藤和不動産に出資へ 東電、大ガスが各10億円(共同通信)

 東電、大ガスはオール電化マンションの普及や、燃料電池のマンションへの活用を進めるためマンション関連事業を強化する。藤和は東電、大ガスが保有する首都圏、関西圏の遊休地でのマンション開発を狙う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050125-00000050-kyodo-bus_all

05/01/25 水素燃料電池:電気供給目指し実証実験−−周南コンビナート /山口(毎日新聞)

 周南コンビナートの工場から副産物として生じる水素を原料に、一般家庭や企業に電気や温水の供給を目指す「水素燃料電池」の実用化実験が、周南市のトクヤマ徳山製造所内で行われている。水素燃料電池の実証実験としては、全国で初めて、原料の水素を工場から実験設備までパイプラインで引き込む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050125-00000137-mailo-l35

05/01/26 環境保全度、日本は30位 ダボス会議でランク発表へ(共同通信)

 【ワシントン25日共同】自然の豊かさや環境を守る努力を総合評価した「環境保全度」で日本は世界の30位、最下位は北朝鮮−。民間経済研究機関の世界経済フォーラムと米エール大などがまとめた世界146カ国・地域の環境ランキングで、こんな結果が出た。26日からスイス東部のダボスで始まる世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」で発表される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050126-00000046-kyodo-int

05/01/26 26日東洋インキが活況、燃料電池素材に展開(ラジオNIKKEI)

 東洋インキ製造が商いを集めて上昇している。「顔料から電極材料を形成する技術を横浜国大と共同開発した。燃料電池搭載自動車の水素センサーとして2005年度の実用化を目指す」と日経産業新聞で報じられたことで人気化している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050126-00000209-rtp-biz

05/01/26 一ノ宮小で高専教授が出前授業 鈴鹿市特区事業で(中日新聞)

 【三重県】鈴鹿市が昨年に国から承認を受けた「燃料電池特区」事業の一環として、鈴鹿工業高等専門学校の小倉弘幸教授が二十五日、同市一ノ宮町の一ノ宮小学校で、燃料電池の出前授業をした。同高専が燃料電池についての出前授業を行うのは初めて。同小学校の五年生六十八人が、社会科の授業で、地元の自動車産業や環境について学んでいることから、燃料電池の学習に取り組むことになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050126-00000006-cnc-l24

05/01/26 米国で増える液化天然ガス施設、テロ対策は万全?(上)(WIRED)

 LNGの輸入は将来の天然ガス需要拡大に応じるために必要不可欠だ、との認識は広がっている。しかし、安全性をめぐる懸念から、6つを超える地域がLNG輸入ターミナルの建設を拒否したり、建設計画への反対運動を展開したりしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050126-00000005-wir-sci

■海外ニュース(1月―2)
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<輸送>
●ZAPとアヌバが燃料電池エンジンの販売契約に署名

 電気自動車メーカーZAPは、アヌバ社が特許を持つ Power-Xェ 燃料電池エンジンシステムの購入のために、アヌバ社と注文書に署名した。両社は来年、最初の燃料電池駆動自動車を消費者に提供する予定である。
http://www.zapworld.com/about/news/news_zapanuvu.asp

<ポータブル/バックアップ電源>
●MTIマイクロが最初のマイクロ燃料電池製品を発売

 MTIマイクロフュエルセル社は、携帯電子機器を動かす一体型マイクロ燃料電池製品の初出荷を発表した。MTIマイクロ社の最初の Mobionェ マイクロ燃料電池製品は、インターメック・テクノロジーズ社の携帯型無線自動識別(RFID)読取装置と一体化された。今回受賞した Mobionェ を基礎とした製品は、2つの重要な消費者利益を生み出す。ひとつは、交換式の燃料カートリッジを使ったコードレスの再充電、いまひとつは、リチウムイオン電池に比べて駆動時間を3〜5倍に伸ばすことができる。
http://www.mtimicrofuelcells.com/news/article.asp?id=197
※ Mobionェ については、1月12日号(Vol.172-1)の海外ニュースを参照。

<燃料/改質器/貯蔵>
●シェブロンテキサコに水素製造機を提供するハイドロジェニックス

 ハイドロジェニックス社は、2004年初めに両社間で署名したマスターサービス契約のもとでの有限責任会社(LLC)であるシェブロンテキサコ・テクノロジー・ベンチャー社と2番目の仕事を始めた。ハイドロジェニックス社の契約は、シェブロンテキサコ社が独自に開発した天然ガス改質技術を基礎に、フルパッケージの水素製造機と統合するための製造技術と製品サービスを供給することである。設備計画は最終的に、カリフォルニア州オークランドのACトランジットが行う燃料電池バスの公道走行に必要な燃料を供給するために、1日150kgの水素製造を行う能力を持つ。ステーションは建設中で、2005年秋に完成の予定である。
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=150341

<燃料電池コンポーネント>
●アキュメントリクスとナイソースがDOE資金に選ばれる

 アキュメントリクス社とナイソース社は、ナイソース社がアメリカ・エネルギー省から170万ドルの協働契約(Cooperative Agreement)を受けるために選ばれたと発表した。協働契約の目的は、管状の固体酸化物型燃料電池システムからの二酸化炭素排出を隔離または分離する可能性を研究することである。
http://www.acumentrics.com/DOEAward.htm

<報告書/市場調査>
●フュエルセル・トゥデイが2004年の世界の燃料電池活動の調査をリリース

 フュエルセル・トゥデイから公表された新しい調査は、世界的な燃料電池システムの生産高は2003年と比較して55%以上の成長を示している。これは主として、およそ3000台の新しい燃料電池システムが製造されるとともに、2004年に約75%の増加を示した携帯分野の成長の結果であると考えられる。この報告はまた、2005年のフュエルセル・トゥデイの予測だけではなく、水素インフラ、燃料電池輸送の前進、大型定置用電源、そして軍事市場を特集している。
http://www.fuelcelltoday.com/FuelCellToday/FCTFiles/FCTArticleFiles/Article_924_WorldWideSurvey2004.pdf

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■燃料電池ワールド
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