燃料電池ワールド (2005/01/19 10:00)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.173 2005/01/19発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆「お年玉プレゼント」のご応募ありがとうございました。当選者発表!

 PEM−DREAM著『図解入門 よくわかる最新燃料電池の基本と動向』のプレゼントに、わずか10日の期間でしたが136名の読者からご応募いただきました。応募された方々の地域は1都1道2府26県にまたがり、広い地域で『燃料電池ワールド』が読まれていることがわかりました。メールには励ましの言葉などがいろいろ書いてあり、元気づけられましたが、この中から10名の方を選び出す抽選ではそうした属性は一切考慮せずに行いました。その結果、以下の方々が当選と決まりました。今月中に本をお届けします。
 原島泰雄さん(東京都小金井市)
 神津澄夫さん(長野県小諸市)
 大川正久さん(愛媛県新居浜市)
 山本甲さん(福岡県久留米市)
 渋谷信男さん(神奈川県川崎市)
 高野照和さん(千葉県千葉市)
 三宅和幸さん(静岡県静岡市)
 江田隆志さん(兵庫県尼崎市)
 相沢佳代子さん(東京都千代田区)
 王暁舸さん(滋賀県栗東市)

☆『図解入門 よくわかる最新燃料電池の基本と動向』発売!
◇発行:秀和システム ◇体裁:A5版、2色刷、232頁 ◇価格:1680円(本体価格+税)
◇書店またはインターネットの本のサイトから入手できます。

■燃料電池関連イベント
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☆日本計画研究所
<第8252回JPI特別セミナー>
「新日本石油株式会社」家庭用燃料電池の新たなる展開
−石油系燃料電池の特徴、家庭用燃料電池
    モニターテストの全国展開、平成17年からの新展開等−
◇日 時:1月26日(水)10:00−12:00
◇講 師:池松正樹氏(新日本石油株式会社新エネルギー本部FC事業部長)
◇会場:全国町村会館(千代田区永田町)
◇参加費:一人:2万9690円
【 優待参加費 (1社で複数名、同時申込の場合に限ります) 】
  1社2名:5万4690円  1社3名:7万4690円
◇詳細と申し込み
http://www.crosslink.co.jp/seminar/cgi-bin/data_html/1041217115617.html
◇問い合わせ (URL)http://www.jpi.co.jp/
       株式会社日本計画研究所 担当:千島  
        〒100-0006千代田区有楽町1-2-14 紫ビル

        TEL 03-3508-9070 E-mail:biz-forum@jpi.co.jp

☆2005年“水素エネルギー元年”の胎動
〜日本水素エネルギー産業会議 旗揚げセミナー〜
◇と き 1月31日(月)13:30〜16:30
◇ところ スクワール麹町(東京都千代田区麹町6丁目6番地、四ツ谷駅すぐ)
◇内 容(内容は変更される場合があります)
・開催あいさつ
 平沼赳夫氏(衆議院議員・燃料電池を推進する議員連盟会長)
・基調講演
 柏木孝夫氏(東京農工大学大学院教授)
 三村申吾氏(青森県知事)
・第1部:見えてきた日本の水素エネルギー展望と戦略
 古屋圭司氏(衆議院議員・燃料電池を推進する議員連盟幹事長)

 吉田克巳氏(昭和シェル石油株式会社研究開発部水素プロジェクト課長、シェル・ハイドロジェンビジネスデベロップメントアドバイザー)
 高石龍夫氏(三菱重工業株式会社長崎研究所主幹研究員)
・第2部:パネル討論会 水素社会の構築に向けて〜総合討論
コーディネーター:柏木孝夫氏

 アレクサンダー・ボーデ氏(ハイドロジェニックスコーポレーション日本事務所所長)
 最首公司氏(エネルギー環境アドバイザー)
 堀 雅夫氏(原子力水素研究会代表)

 金田武司(株式会社ユニバーサルエネルギー研究所代表取締役、日本水素エネルギー産業会議設立準備事務局事務局長)
・JHAの活動内容紹介
 金田武司
◇参加費 一人3万円(すでに入会申し込みをされた団体は無料)※当日受付にて現金払い
◇主 催 日本水素エネルギー産業会議設立準備事務局
◇申し込み 団体名、氏名、連絡先(電話番号)を明記の上、E-mailまたはFAXによりお申し込み下さい。
◇申し込み先 日本水素エネルギー産業会議設立準備事務局 担当:堀内
   (株式会社ユニバーサルエネルギー研究所内)

   〒150-6018 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー18階

   TEL03−5789−5767 FAX03−5789−5757
   E−mail :horiuchi@ueri.co.jp

☆「水素エネルギー・燃料電池セミナー in おおさか」
◇と き:2月7日(月)10:30から16:40
◇ところ:グランキューブ大阪(大阪国際会議場)10階会議室
 (所在地:大阪市北区中ノ島5−3−51)
◇主 催:おおさかFCV推進会議
◇参加料:無料(要 事前申込)
◇定 員:500名(定員になり次第締め切ります)
◇申込方法 次のホームページからお申し込みください。
  http://www.epcc.pref.osaka.jp/kanri/fcv/top.html
◇プログラム(都合により、テーマ、講師等が変更となることがあります):10:30〜
〇基調講演
・「水素社会への挑戦と中小企業のビジネスチャンス」
 経済産業省資源エネルギー庁 燃料電池室室長 安藤 晴彦
〇特別講演
・「愛知万博に導入される新エネルギー」

 (財)2005年日本国際博覧会協会事業企画本部調査役 根本 宏13:00〜
〇講演(大阪・関西を元気にする水素・燃料電池関連企業の取り組み)   

 コーディネーター:近畿経済産業局総務企画部参事官 村木 哲男
・「おおさかFCV推進会議の取り組み」
 大阪府環境農林水産部循環型社会推進室参事 佐藤 健二
・「燃料電池を支える水素インフラの取り組み」
 岩谷産業(株)ガス技術部シニアマネージャー 建元 章
・「天然ガスパイプラインを活用した水素インフラ形成への取り組み」
 大阪ガス(株)エンジニアリング部マネージャー 東 隆行
・「低温作動SOFC発電システム開発の取り組み」
 関西電力(株)エネルギー利用技術研究所主席研究員 山崎 啓
・「燃料電池搭載小型移動体開発の取り組み」

 (株)栗本鐵工所事業企画室燃料電池部マネージャー 福井 茂雄
・「燃料電池自動車開発の取り組み」
 ダイハツ工業(株)E・HV開発部長 北村 晏一
・「水電解水素発生装置を核にした水素事業の取り組み」
 日立造船(株)事業開発推進室統括部長 加藤 剛
・「家庭用燃料電池の実用化に向けた取り組み」

 松下電器産業(株)FC事業開発室グループマネージャー 山本 義明〇質疑応答・とりまとめ

☆水素エネルギー協会「第114回定例研究会」
◇日 時:2月18日(金)13:30〜15:50( 受付12:50〜)
◇場 所:学士会館2階210号室(千代田区神田錦町3-28、TEL03-3292-5931)
◇講演内容
・13:35〜14:35
 演題:「SOFC開発の最近の動向と基礎科学的話題(仮題)」

 講師:東北大学多元物質科学研究所融合システム部門教授 水崎純一郎氏
・14:45〜15:45

 演題:「固体高分子電解質を用いた電気化学プロセスの行方(仮題)」

 講師:(独)産業技術総合研究所関西センター所長代理 竹中啓恭氏
◇参加費:HESS会員無料、非会員3000円(資料代含む)
◇申込方法:FAXもしくはE-mailでお申込下さい。
◇締切り:2月15日(火)
◇問合せ先:水素エネルギー協会事務局・谷生、米富
 〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-2
  横浜国立大学教育人間科学部 TEL/FAX 045-339-3996
  E-mail secretary@hess.jp Web  http://www.hess.jp/

■WEB LINK NEWS
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05/01/12 三菱化工機、新型水素製造装置を開発(ラジオNIKKEI)

 三菱化工機は12日、新型水素製造装置HyGeia(ハイジェイア)を開発したと発表した。同社の従来の小型水素製造装置に比較して原料使用量を20%以上削減し、設置面積も2分の1(9平方メートル)とコンパクト化を実現した。燃料電池自動車用の水素供給ステーション等における使用を見込む
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050112-00000112-rtp-biz

05/01/13 13日三菱化工機が高値更新・新型水素製造装置開発(ラジオNIKKEI)

 三菱化工機が買われ、6日に付けた高値243円を更新している。前日12日に新型水素製造装置HyGeia(ハイジェイア)を開発したと発表したことが好感されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000210-rtp-biz

05/01/13 2005年、携帯電話市場のキーワードは「融合」〜野村総研(ITmediaモバイル)

 また、携帯電話に搭載されることでコストが低下し、ほかの産業での採用が見込めるものもある。その代表例がBluetoothモジュールや燃料電池だ。「携帯に載ることでコストが一気に下がれば、PCや情報家電、カーナビなどに採用される可能性も高まる」(北氏)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000034-zdn_m-sci

05/01/13 旭硝子の中期計画、3年後営業益1800億円目指す(ラジオNIKKEI)

 旭硝子は13日、05年12月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表した。前12月期推定連結営業利益は1350億円(前中期計画を1年前倒しで達成)だが、07年12月期に1800億円、売上高営業利益率10%以上(前期推定は9.2%)を目指す。当面はPDPや液晶ガラス基板の拡大が収益をけん引(PDPパネルは年平均40%の成長)し、次の成長に備えて光部材、燃料電池部材などのE&E事業に3年間で研究開発費全体約1000億円のうち350億円を投入するとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000119-rtp-biz

05/01/14 大日印、燃料電池部材事業に本格参入−売上高30億円目指す(日刊工業新聞)

 大日本印刷は13日、燃料電池部材事業に本格参入すると発表した。固体高分子形燃料電池(PEFC)の発電部材用フィルムや金属セパレーター、メタノール改質器などを開発。自動車・電機メーカーなどと連携しそれらの量産技術を確立し、07年の事業化を目指す。初年度で売上高30億円規模の事業になると見込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050114-00000022-nkn-ind

05/01/14 トクヤマ、燃料電池用電解質膜を開発=06年事業化目指す(時事通信)

 トクヤマは14日、コスト面に優れ、発電効率の高い直接メタノール形燃料電池の電解質膜を開発したと発表した。家電・自動車メーカーなどにサンプル出荷を始めており、2006年の事業化を目指す。10年の売上高は、燃料電池事業全体で40億―50億円を目標としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050114-00000326-jij-biz

05/01/17 17日トクヤマが高い、燃料電池用電解質膜を開発(ラジオNIKKEI)

 トクヤマが一時17円高の662円まで買われるなど、堅調に推移。14日に燃料電池用の炭化水素系電解質膜を開発したことが材料視されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050117-00000213-rtp-biz

05/01/17 第1回国際燃料電池展が19日から開催(ラジオNIKKEI)

 今週19日から(21日まで)「第1回国際燃料電池展」(共催・水素エネルギー協会)が、東京ビッグサイト(東京都・江東区)で開催される。燃料電池の研究・開発・製造に必要なあらゆる技術、部品・材料、装置が一堂に集まる国際専門技術展で、既に当初の目標を大きく上回る220社を越える企業から出展申込が来ているという。主催者のリードエグジビション ジャパンによると、「燃料電池に特化した専門展としては、初回にして世界最大規模となる」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050117-00000104-rtp-biz

05/01/18 18日精工技研がS高(ラジオNIKKEI)

 精工技研がストップ高買い気配となっている。18日付の日本経済新聞に、燃料電池中核部品の製造事業に参入すると報じられたことが手がかり材料。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050118-00000207-rtp-biz

05/01/18 18日稀元素が高値更新、燃料電池関連で買われる(ラジオNIKKEI)

 第一稀元素化学工業(二部)が上昇して昨年12月3日の新規上場初日に付けた最高値を約1ヵ月半ぶりに更新している。同社はジルコニウムを使った各種化合物のトップメーカー。今後の市場拡大が期待される燃料電池向けに大きな需要が見込まれており、関連銘柄のひとつとして買いが増加した。「燃料電池の中でも高温で稼動し発電効率が高い固定酸化物型燃料電池の電解質のセル部分に使えるのはジルコニウムしかない」(会社側)という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050118-00000212-rtp-biz

05/01/18 県が水素特区を申請 燃料電池技術確立目指す(西日本新聞)

 福岡県は十八日、地域限定で規制緩和する国の構造改革特区の第七次提案として、「福岡水素利用技術研究開発特区」を申請した。産学官連携による燃料電池技術の確立が狙いで、水素を使った実験の際に義務づけられる試験を省くなどの特例措置を求める。約三カ月の審査を経て認定される見通し。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050118-00000071-nnp-kyu

05/01/18 検知速度に優れ小型化、新潟大が開発−−県内2企業に技術移転/新潟(毎日新聞)

 新潟大学は、従来の製品に比べて検知速度が速く、小型化に適した水素ガスセンサーを開発、同大が出資するコンサルティング会社「新潟ティーエルオー」(結城洋司社長、新潟市)を通じて県内の2企業に技術移転した。水素ガスセンサーは、酸素と水素を反応させて作る電気で動く燃料電池自動車などの安全確保に使われる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050118-00000057-mailo-l15

■海外ニュース(中国)
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●東風汽車と武漢理工大学、燃料電池自動車「楚天一号」を開発

 東風汽車有限公司(湖北省武漢市)と武漢理工大学が共同で進めていた燃料電池自動車(FCEV)「楚天一号」の開発が2年の歳月を経て完成した。テスト走行での最高時速は100キロ以上に達した。

 開発関係者の紹介によると、「楚天一号」は東風汽車の「エリーゼ(中国名:愛麗舎)」を改造して開発された。エンジンのサイズは従来の燃料エンジンにより近いサイズにまとめられており、FF(前方エンジン前輪駆動)車に対応できる。使用燃料はガソリンではなく水素を使用するため、排出されるのは水のみで、二酸化炭素や酸化窒素化合物などの有害気体は排出されないという。
(05/1/11 日中グローバル経済通信)

■海外ニュース(1月―1)
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<輸送>
●アストリス・エナジーが第2世代ゴルフカートを完成

 アストリス・エナジー社は、第2世代アルカリ型燃料電池(AFC)ゴルフ・カート「Freedom II」を完成した。「Freedom II」は、水素を使う世界で最初のアルカリ型燃料電池ゴルフカートであるオリジナルモデルの2倍のパワーと2倍の加速をもたらすアストリス社の1.8kW級「 Model E7 」AFC発電機で動かされる。
http://www.astrisfuelcell.com/NE/NE10.php?item=1103208861

<定置用電源>
●東京ガスは2005年に家庭用ユニットのリースを始める

 東京ガス株式会社は2005年2月に、荏原バラード株式会社と松下電器産業株式会社と共同開発した世界で最初の商業的な家庭用固体高分子型燃料電池コージェネレーションシステムの限定市場導入を計画している。このシステムは、都市ガスから水素を取り出して電気を発生し、4人家族が必要とする電力の約60%となる約1kWを発電できる。システムは合計100万円(9707米ドル)のリース料金で10年契約で提供される。
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press_e/20041206-2e.pdf

<燃料/改質器/貯蔵>
●プラグパワーはDTE発電所に水素を供給する契約を獲得

 プラグパワー社はデトロイト・エディソン社のセントクレア発電所へ、オンサイト型水素製造機を納入する契約を獲得した。水素は、現在セントクレアの施設で操作中の6台の発電機を冷却するために使われる。「GenSiteェ」水素製造機はすでに、セントクレア発電所に出荷され、来年(2005年)早々に完全稼働する予定である。
http://www.plugpower.com/news/press.cfm?vid=526660&liak=48646034
※デトロイト・エディソン社:アメリカの電力会社

<燃料電池コンポーネント>
●フュエルコンがVWから追加注文を受注

 フュエルコン社は、フォルクスワーゲン社から多数の「Evaluatorィ C600」評価装置を追加注文された。これらの評価装置はVWで、高出力の単セルやショートスタック、そして完全なスタックのテストを可能にするだろう。
http://www.fuelcon.com/en/news/index.html
※「Evaluatorィ C600」:フュエルコン社の燃料電池評価装置。詳しくは、
http://www.fuelcon.com/download/BZM050_00.pdf

<その他>
●ブッシュはエネルギー省長官にボッドマンを指名

 ブッシュ大統領は、新しいエネルギー省長官にサム・ボッドマン氏を指名した。ボッドマン氏は、マサチューセッツ工科大学の化学工学の教授、投資会社社長、世界的な化学会社であるキャボット社の議長と最高経営責任者を歴任してきた。過去4年間、ボッドマン氏はブッシュ政権で、商務副長官、財務副長官を務めてきた。
http://www.harc.edu/harc/Projects/FuelCell/Reports/eCommerce/ShowDocument.aspx?documentID=2

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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