□燃料電池ワールド
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■Vol.167 2004/12/01発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■お知らせ
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☆1月の燃料電池市民講座
『エネルギービジネスへの挑戦』
ゲスト=金田武司氏(株式会社ユニバーサルエネルギー研究所代表取締役)
家庭用燃料電池の市場導入が近づいてきています。この流れは、分散型電源が電力ネットワークの一角に入っていくことで、やがては日本のエネルギー構造に大きなインパクトをもたらすことが予想されます。現在、こうした変化を予測して水素を核とした次世代エネルギーのさまざまな研究開発が行われ、ベンチャー企業も設立されています。
金田氏は三菱総合研究所からこのほど独立されて、株式会社ユニバーサルエネルギー研究所を設立されました。新しく始めた事業について、起業のきっかけや意図、事業目的、背景や展望などについて語っていただこうと思います。
○日 時 2005年1月22日(土)午後2時から
○場 所 株式会社守谷商会本社会議室(東京駅から徒歩約3分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「1月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
メール info@pem-dream.com
☆12月のイベント・ボランティアを募集
・12月9日(木)〜11日(土)まで、東京ビッグサイトで開かれる「エコプロダクツ2004」に参加します。テーマは「日本で使える燃料電池教育グッズ」。1日だけでも助かります。
・12月11(土)、12日(日)は新潟市で行われる「青少年のための科学の祭典」に参加します。特に新潟市周辺の方でご協力いただける方がいらっしゃれば幸いです。
※ご協力いただける方は、いずれもinfo@pem-dream.comまでご連絡ください。
☆『図解入門 よくわかる最新燃料電池の基本と動向』発売!
◇発行:秀和システム ◇体裁:A5版、2色刷、232頁 ◇価格:1680円(本体価格+税)
◇書店またはインターネットの本のサイト(例えばアマゾンドットコム)から入手できます。
☆『燃料電池パワー』Vol.67の内容
【今週の燃料電池関連画像】著作権フリー/添付ファイル
◇「車載装置で水素製造する移動式水素ステーション」より
●青梅水素ステーション
青梅1 青梅水素ステーションの構内の定位置にアウトリーガーで固定された高圧水素設備車(左)と水素製造設備車(後方)。外部制御盤の収納庫(右)と法規上の離隔距離を保っている。
青梅2 水素製造制御盤(左)と高圧水素制御盤。
青梅3 水素製造設備車。地上の都市ガス、市水供給口とチューブで接続されている。荷台上の中央は4基並列運転の改質器。後部にPSA.
青梅4 高圧水素設備車上のディスペンサー(左)とシリンダー3本から成る蓄圧器。
●相模原水素ステーション
相模原1 相模原水素ステーション(左)。隣のLPGスタンドには近隣のタクシー会社の営業車がガスアップに来る。
相模原2 大型トラックのウイングボディーに設置された移動式水素製造設備。後尾は圧縮ユニット。
相模原3 (左から)電源整流器、制御盤、水電解装置。
相模原4 荷台下側面のユーティリティー受け入れ口。左側のブロックは三相交流400Vとアースのコンセント、右側のブロックは酸素ベント出口、原水入口、冷却水入口、同戻り出口、窒素ガス入口、計装用空気入口、水素ベント出口。 【沼崎英夫/技術レポート】
◇「車載装置で水素製造する移動式水素ステーション」
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html
■燃料電池関連イベント
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☆エコプロダクツ2004
◇日 時:12月9日(木)〜11日(土)10:00〜17:00
◇会 場:東京ビッグサイト 東展示場4・5・6ホール
◇イベントホームページ: http://eco-pro.com
◇PEM−DREAMは、NPO/NGOコーナーに出展しています。テーマは「日本で使える燃料電池教育グッズ」です。
☆青少年のための科学の祭典2004 新潟県大会
◇日時:12月11日(土)・12日(日)午前10時〜午後5時(12日は午後4時まで)
◇会場:新潟市産業振興センター(新潟市鐘木185−10)
◇PEM−DREAMは、演示ブースで「手作り燃料電池で電気を作ろう!」を演示します。
■WEB LINK NEWS
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04/11/24 「加速良く静か」 燃料電池自動車の試乗会−−松江市役所で /島根(毎日新聞)
次世代エネルギーとして期待される水素ガスを燃料にした燃料電池自動車の試乗会が松江市役所で行われ、松浦正敬市長らが市役所周辺の約1キロのコースを試乗した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000262-mailo-l32
04/11/24 ブッシュ政権と科学界の対立、2期目はどうなる?(第3回)(WIRED)科学教育
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000004-wir-sci
04/11/24 家庭用熱電併給システム 大阪ガスと京セラ、共同開発を本格化(京都新聞)
大阪ガスと京セラは24日、家庭用燃料電池コージェネレーション(熱電併給)システムを2008年度の市場投入に向け共同開発を本格化させる、と発表した。都市ガスを燃料に、京セラが強みを持つセラミックスを材料にした固体酸化物形燃料電池(SOFC)を採用。同タイプでは業界初の実用化を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000047-kyt-l26
04/11/29 原油価格は高止まり=ジム・ロジャーズ氏(ラジオNIKKEI)
原油市況は今後数年間、多くの人が驚くような高い水準で高止まりするだろう。これまで35年間にわたって大きな油田開発が行なわれていない半面で、需要が増加するためだ。北海油田は生産が減少傾向なほか、アラスカやメキシコの生産も減少している。英国は10年以内に輸入国になると思う。中国などのエネルギー需要が今後増加するのは明らかだ。誰かが大きな油田を便利な位置で開発しなければ、価格は下落しない。もし、アフリカやシベリアで開発されたとしても、輸送が困難では影響は少ない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041129-00000101-rtp-biz
04/11/30 気球ロボット、成層圏への長い道のり(ITmediaライフスタイル)
成層圏プラットフォームに気球を使うメリットは、機体そのものが空気よりも軽く、長期滞空に適していることだ。気球ロボットの場合、ポリエチレン製の幕に充填したヘリウムガスにより浮力を得る。そして太陽電池と蓄電池、もしくは高効率の燃料電池を使ってプロペラを回し、ミッション空域に止まる。たとえ上空でトラブルが発生してもすぐには落ちてこないため、安全面でも有利だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041130-00000017-zdn_lp-sci
04/11/30 バッテリの性能向上も、ユーザーの願望には追い付かず(CNET Japan)
性能を継続的に向上させるため、デバイスメーカー各社はバッテリと、超伝導体(電気貯蔵用)や燃料電池などの各種技術との組み合わせを積極的に進めている。東芝は、MP3プレイヤーを20時間駆動できるとする燃料電池のプロトタイプを公開している。この製品は2006年にも登場する可能性があり、ラップトップPCやテレビ向けにさまざまな燃料電池が用意される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041130-00000006-cnet-sci
04/11/30 「セミコンジャパン」に出展=米インテグリス〔BW〕(時事通信)*マテリアル・インテグリティ・マネジメント(MIM)製品大手の米インテグリスは、千葉・幕張メッセで12月1―3日開催される「セミコンジャパン」に出展すると発表した。同社のジム・デュワォルター最高経営責任者(CEO)ら幹部が出席し、同社ブース(2B―603)でメディア向けに製品を紹介するほか、インタビューに応じる。同社は半導体、燃料電池、データ記憶装置などの市場向けにMIM製品を供給している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041130-00000207-jij-biz
■海外ニュース(中国)
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●清華大学の燃料電池型都市バス、実用化近づく
清華大学が進める燃料電池型都市バスプロジェクトが、このほど科学技術部の第2期検査を通過した。
同プロジェクトは2002年末に開始されて以来、すでに国際的レベルの水素エネルギー技術の開発プラットフォームを作り上げている。2台3種類のサンプルモデルでのテストを終えており、総走行距離は8000キロを越える。性能指標は契約での要求を満たしている。多くの重要技術も保有し、20項目以上の特許を申請した。
またプロジェクトを進行させるなかで、研究成果の産業化という目標をより現実的なものとするために北京清能華通科技発展有限公司を設立。北京永豊科技パークの20ムー(約1.3ヘクタール)の土地に2008年の北京オリンピックに向け、北京水素エネルギーに関するモデルパークを設立する計画だ。同モデルパークは完成後、中国初の水素エネルギーに関する拠点となる。来年6月に水素を添加する基礎設備が完成する見込み。
(04/11/30 日中グローバル経済通信)
■海外ニュース(11月―3)
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<輸送>
●GMとSAICは中国で燃料電池/ハイブリッド自動車を開発
ゼネラル・モーターズは、中国での燃料電池とハイブリッド自動車の開発および商業化を追求するために、上海汽車工業総公司(SAIC)との合弁事業契約に署名した。それには、GMの HydroGen3 燃料電池車を使った2年間のデモンストレーション・プロジェクトが含まれている。
http://media.gm.com/servlet/GatewayServlet?target=http://image.emerald.gm.com/gmnews/viewmonthlyreleasedetail.do?domain=74&docid=9047
●フォルクスワーゲン、同済大学とIAVが中国の燃料電池自動車を開発
フォルクスワーゲンは、中国での燃料電池車開発で同済大学、ドイツのエンジニアリング企業IAV自動車・交通技術有限会社と合弁事業契約を結んだ。フォルクスワーゲンは車体を、同済大学は燃料電池と高出力のバッテリーを提供する。
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000085&sid=amg64NqfzBdU&refer=europe
<定置用電源>
●東邦ガスが家庭用燃料電池の実証試験
東邦ガスは2005年度末に、日本の一般家庭に家庭用燃料電池コージェネレーション・システムを市場導入する。1kWの燃料電池は都市ガスから水素を作り、家庭の温水と電気を生産する。
http://www.fuelcelltoday.com/FuelCellToday/IndustryInformation/IndustryInformationExternal/NewsDisplayArticle/0,1602,5060,00.html
●プロトネクスはパーカー・ハネフィンと提携
プロトネクス・テクノロジー社とパーカー・ハネフィン社は、戦略的提携契約を結んだ。契約は、軍用と商用顧客に対して Protonex's NGenェ 燃料電池製品の共同販売とマーケティングと同様に、製品開発と製造についても提携する。
http://www.protonex.com/ph-release.pdf
●MTIマイクロ・フュエルセルが2つの軍事契約を受注
MTIマイクロ・フュエルセル社は、米国軍隊から2つの契約を受注した。野外実証のための新技術評価の一環として陸軍研究開発技術本部(RDECOM)に管理される第1の契約は、10カ月間で約25万ドルになるだろう。プログラムは、特殊作戦部隊(SOC)に5つの統合されたハイブリッドDMFCシステムを含んでいる。第2の契約は、海兵隊システム・コマンドから請け負った第1フェーズの中小企業革新的研究プログラム(SBIR)で、MTIマイクロが野外用DMFCと燃料補給システムの現行レギュレーションと課題を分析、報告する作業を支えるために、6カ月間に7万ドルを提供する。
http://www.mtimicrofuelcells.com/news/article.asp?id=183
<燃料/改質器/貯蔵>
●グループがパンから水素を生産
サッポロビール、島津製作所および広島大学は、共同研究グループが廃棄製パンから水素を生産する画期的で効率的な技術を開発したと発表した。「水素・メタン二段階発酵技術」と呼ばれるこの技術は、バイオ水素とメタンを別々に生成する。生成されたバイオ水素は硫黄分を含まず、燃料電池に使うことが出来る。この産学グループは、10月中旬に実証試験設備を使って実用化に向けた研究を継続する。
http://www.japancorp.net/Article.Asp?Art_ID=8484
●MTIがメタノール燃料カートリッジの出荷の認可を受ける
MITマイクロ・フュエルセル社は、国連のパッケージ認可を受けた。そして今、メタノール燃料カートリッジの初期製品を年末までに計画通り進めるために、出荷のための米国運輸省(DOT)の応諾を待っている。国連とDOTの適切な認定で公認された荷主は、国内外の陸海空運でMTIマイクロ・フュエルセル社の製品を便利に輸出できる。
http://www.mtimicrofuelcells.com/news/article.asp?id=191
<燃料電池コンポーネント>
●自動車用のポリフュエルの膜が画期的なニュース
ポリフュエル社は、水素燃料電池駆動の自動車を商業的なものにできる炭化水素膜の飛躍的な進歩を達成した。幾つかの自動車メーカーはすでに、新しい膜のテストを行っている。そして、ポリフュエル社は、新しい技術が残された最低限の要求、例えば低温下でのエンジンの起動や寿命の長期化などに適合することを確信している。
http://www.polyfuel.com/pressroom/press_pr_100504.html
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■燃料電池ワールド
□毎週水曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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