燃料電池ワールド (2004/09/08 15:20)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.155 2004/09/08発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆9月の燃料電池市民講座
『燃料電池の原理を勉強する』
ゲスト=神谷信行氏(横浜国立大学大学院教授)

 燃料電池は近年、自動車や家庭用、携帯機器用などのさまざまなアプリケーションで実用化を目指す努力が進められています。それは一体、どうしてなのでしょうか。その秘密を理解し、また燃料電池技術の難しさを知るために、燃料電池の基礎理論について勉強してみたいと思います。

 神谷先生は長年、固体高分子型やダイレクトメタノール型の研究に取り組んでこられました。燃料電池の原理についてお話をいただくとともに、基礎学問の立場から現在の状況をどう見ておられるのか、についても伺いたいと思います。

○日 時 9月25日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「9月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 

☆『燃料電池パワー』Vol.55の内容
【今週の燃料電池関連画像】著作権フリー/添付ファイル 
◇無人深海巡航探査機「うらしま」関連
1.深海巡航探査機「うらしま」。駿河トラフ縦断成功の海洋研究開発機構のホームページから
2.「うらしま」の内部構造模型。船体後部の動力部。
3.同。酸素ガス容器(左)と揺動防振装置つき燃料電池耐圧容器。4.同。水素吸蔵合金耐圧容器。
【沼崎英夫/技術レポート】              
◇無人深海巡航探査機「うらしま」の閉鎖式燃料電池
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

■燃料電池関連イベント
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●JPI水素・燃料電池セミナー
☆第8019回
「シェルグループ水素エネルギー事業の展開と供給インフラ整備への取り組み−シェルグループの水素事業開発会社<Shell Hydrogen>の動向を踏まえて詳説−」
◇講師:
Shell Hydrogen(Business Development Advisor)
吉田克巳氏(昭和シェル石油株式会社研究開発部水素プロジェクト課課長) 
◇日 時:9月15日(水) 午前10時〜12時
◇会 場:JPIカンファレンススクエア(千代田区有楽町)
◇受講料:24,800円(消費税込み)

☆第8013回
2007年度までに搭載車を実用化すべく、神奈川県に専用施設を設け、今後5年間に500億円以上を投資する「日産自動車株式会社燃料電池自動車の実用化へ向けた取り組みと普及の課題」
◇講師:
宮坂浩行氏(日産自動車株式会社先行車両開発本部FCV開発部企画・渉外グループ主担(兼)総合研究所第二技術研究所総括グループ主担)
◇開催日:9月15日(水) 午後2時〜4時
◇会 場:JPIカンファレンススクエア(千代田区有楽町)
◇受講料:24,860円(消費税込み)

◇以上の詳細情報
http://www.jpi.co.jp/semi-enrg/20040915_8013.html
◇主 催:株式会社 日本計画研究所
◇問い合わせ・申し込み:
株式会社 日本計画研究所(エネルギー担当:千島)
TEL:03−3508−9070 
上記HPから申し込みができます

●燃料電池・水素エネルギー技術展 in 九州
西日本地域では初めての燃料電池及び水素技術に関する見本市
◇日 時 10月27日(水)〜29日(金)10時〜17時
◇会 場 西日本総合展示場本館
     (北九州市小倉北区浅野3丁目8-1) 
      tel.093-511-6848 fax.093-521-8845
◇主 催 経済産業省九州経済産業局/NEDO/九州大学/九州燃料電池研究会/財団法人西日本産業貿易見本市協会
◇主要参加団体 九州大学/NEDO/JHFC/JARI/NEF/エンジニアリング振興協会/トヨタ/ホンダ/日産/GM/ダイムラークライスラー/岩谷/日立/出光興産/東陽テクニカ/コフロック/マイクロパワーエナジー/カナダ/新日本製鐵/MHI/IHI/富士電機/インフラテック/等 約50社  
◇問い合わせ 財団法人西日本産業貿易見本市協会(担当:有田・古賀) 

        北九州市小倉北区浅野3−8−1 tel.093-511-6848
◇詳細は、http://www.eco-t.net/douji/fuel_cell/fuel_cell.htm

■PEM−DREAMニュース
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◇FC視点のマガジン・ウォッチング
○沢岡昭「衝撃のスペースシャトル事故調査報告ーNASAは組織文化を変えられるかー」(中災防新書)

 2003年2月1日、スペースシャトル・コロンビア号が帰還して滑空中に空中分解し、7人の宇宙飛行士が死亡した。本書は同年8月26日に公表された報告書に基づいて、事故の経過と物理的・人為的原因、それを生み出したNASA(航空宇宙局)の組織的問題を著者(大同工業大学学長、宇宙航空研究開発機構技術参与)の見解を含めて述べている。

 コロンビア号は81年に初飛行を行い、米国は同型の4機体制で80年代以降の宇宙開発を進めてきた。86年1月27日には同型のチャレンジャー号が打ち上げ直後に爆発し、7人の乗員が死亡して以来の事故となった。チャレンジヤー号の事故は、メーカーが氷点下の射場(フロリダ)で固体ロケットブースターの継ぎ目のガスシールOリングが硬化して熱衝撃で破断する恐れがあるから打ち上げを延期するよう申し入れたが、NASAが同意を強制して決行して、継ぎ目から噴出した高温ガスが本体の液体水素タンクを破損し、本体との結合支柱がはずれて傾いたブースターがタンク頭部に激突し、液体酸素が噴出して爆発が起きた。コロンビア号は打ち上げ時に燃料タンクからはがれた断熱材が、地球帰還時の大気圏で最も高温になるオービターの水平翼の全縁部の炭素複合材料製耐熱タイルに当って損傷したのが原因で、損傷は直後に判明していたが、長年の慣れで軽視していた。この後に国際宇宙ステーション(ISS)への輸送スケジュールが迫っていて打ち上げを急いだ遠因があった。

 NASAの最初の宇宙飛行士の死亡事故は67年1月27日で、打ち上げ予定を3週間後に控えたケネディ宇宙センターでの打ち上げリハーサルで、漏電によって起きた火花で司令船内の純酸素が引火し、発生した有毒ガスで死亡した。以後、純酸素から酸素60%、窒素40%(標準大気は20:80)の混合ガスに変更された。

 69年7月20日、アポロ11号から離れた着陸船で人類の月面初着陸が成功した。11月に12号が打ち上げ直後の落雷事故にもかかわらず2番目の着陸に成功した後、70年4月11日アポロ13号が打ち上げられたが、液体酸素の爆発による支援船の破損と燃料電池の停止という事故に見舞われた。爆発時は13日で地球からの距離は33万kmで、月の引力圏に近づきつつあった。

 爆発の原因はタンク内のヒーターの短絡による引火で、半月前のカウントダウン模擬テスト中に充填した液体酸素の抜き取りができなくなり、タンク内の加温と攪拌でガス化を促進して排出する作業中にヒーターを8時間にわたってつけっぱなしにして安全スイッチの故障を招き、オーバーヒートでも電源が切れなくなっていたことが13号事故後の再現実験で分かった。ケーブルの絶縁被覆も損傷したがタンク内で目視できなかった。打ち上げ後2日と7時間余りが過ぎた午後9時5分過ぎ、ヒューストンの管制センターで水素漏れを示す警告ランプが点滅した。この時、酸素タンクにも異常が発生していたが、警告ランプは共用で、水素関係の警報が先に点くと酸素関係の警報が点かないという欠陥があった。

 担当の管制官が2号酸素タンクの内圧の低下に気づき、誤報かどうか試すために、飛行士にタンクの加熱と攪拌の操作を命じた16秒後に裸線間のアーク放電が生じ、その24秒後に酸素の圧力上昇によってタンクのドーム状のキャップが吹き飛び、タンクの外殻と内殻の間の断熱材に火がつき、2基ずつある酸素タンク、水素タンク、3台の燃料電池等がある支援船の第4隔室全体が火に包まれたと考えられる。その結果生じたガスが、支援船の船体外殻を構成する6枚の1つを吹き飛ばした。パネルがもっと頑丈だったらさらに圧力が蓄積され、支援船に接続されていた司令船そのものを吹き飛ばしていたかもしれない。

 真空中を高速飛行中の宇宙船内で爆発は、船内の混合気と船体の伝播による音と振動で飛行士たちには伝わっていたが、原因はすぐには分からなかった。司令船の飛行士は覗き窓から船体にまとわる雲状の塊を発見して、ガスが噴出して冷却したことを推定した。船体の異常振動と進路のブレも爆発と噴出によるスラストであることがわかった。パネルの破損は司令船からは死角で見えず、のちに地球帰還前に切り離して去り行く支援船を見て確認できた。当初は時々あるテレメトリの誤信、誤報を疑ったセンターでも2号酸素タンクの加熱・攪拌後の昇圧とその後の低下、ゼロ圧、1号タンクの圧低下を知り、ガス漏れを判断したが、すぐ爆発とは考えなかった。3台の燃料電池のうち、2台が爆発のショックで停止弁が閉じて発電せず、2つの給電バスの1つが作動せず、1つの電流は低下していた。酸素は飛行士の吸気用と共用であった。

 事故47分後に、飛行士は着陸船に乗り移る提案がセンター内の担当官から出され、なおの試みの後、事故発生から1時間43分後に司令船から退去が行われた。すでに月の重力圏内に入っていたので支援船のメインロケットを噴射して直接地球に帰還する軌道に乗せるには負荷が大きすぎ、スラストの微調整で月周回後地球に戻る自由帰還軌道に乗せた。NASAの技術者の間では緊急の場合には着陸船を救命ボートにしたてられるということだけで、長い間安心しきっていて、シミュレーションの域を出ず、司令船がトラブルを起こしても修理して数時間後には司令船にもどれるものと想定していた。1年前のアポロ9号では救命ボート・モードのテストが行われたが、いまの状況とはかけ離れたものであった。

 人工衛星、宇宙船は太陽電池を電源とするものが多いが、アポロでは主電源を全面的に燃料電池に依存し、補助電源用にバッテリーを着陸船に若干積載し、月面活動の電源に核燃料電池を積んでいた。今や、緻密な電力消費の割り当てを計画して着水までを凌ぎ、月着陸船を大気圏突入時まで司令船とドッキングしたまま飛行し、核燃料電池は安全に海洋に投棄しなければならなくなった。着陸船は2座席で、3人の飛行士は交代で電源を切った司令船で休息した。暖房が切れたので船内は酷寒で、センターは保温のために船外活動の目的でつくられた宇宙服を着るように勧告したが、船内活動がしづらいと断られた。

 アポロの用水のほとんどを補給する燃料電池が停止したので、宇宙服に縫い付けられた熱交換媒体の水の利用まで検討された。しかし、宇宙空間での生理変化で乗員は水を飲みたがらなくなり、全員脱水症で、1人は脱水症から感染症を誘発して腎障害となって、全員覚醒レベルが低下した状態で気力の限界で船内の操作を続け、まず支援船、次いで電力不足で船外投棄ができなくなり、炭酸ガス吸着キャニスターと排せつ物バッグが山となった着陸船を切り離して大気圏に突入、生還した。この間の、息詰まるような船内、センター内、アポロとセンター間の経過はヘンリー・クーパーJr.「アポロ13号奇跡の生還」(1973、立花隆監訳・新潮文庫)に活写されている。

 本書は、これらの4大事故を中心に、NASAの宇宙計画の変遷と事故の組織的背景と事故後の俊敏で的確な「病理解剖」の鋭さを取り上げ、マンネリ化と硬直化と組織ハザードを繰り返しながらも旧弊を脱却した危機管理能力のすごさ・組織再生の活力の源を示している。
(中央労働災害防止協会、新書版211頁、900円+税)(沼崎英夫)

■WEB LINK NEWS
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04/08/31 「株式」荏原(6361)−個別銘柄ショート・コメント(フィスコ)

 小動き。燃料電池を使う交通信号機の非常用電源システムを開発したと報じられている。環境負荷の小さい信号機の実用化を目指すと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040831-00000025-fis-biz

04/09/01 新人警官 2カ月で自転車盗など摘発8件 川合巡査表彰(中日新聞)

 【愛知県】名古屋西署・上名古屋交番の川合聡史巡査(25)は、新任で同交番に配置された今年七月からわずか二カ月間に、自転車盗など八件を摘発した。「教えられた通りに不審点をつかみ、職務質問をした結果」と川合巡査は話す。三十一日には県警本部からの表彰が伝達された。刑事ドラマを見て高校生のころから警察官にあこがれた。豊橋技科大(豊橋市)で燃料電池の研究をしたが「やっぱり泥棒を捕まえたい」と、企業からの誘いを断って警察官に。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040901-00000009-cnc-l23

04/09/02 荏原、交通管理技協に燃料電池使用の非常用電源システム納入(日刊工業新聞)

 非常用電源に燃料電池(FC)を用いた初の交通信号機が、東京都目黒区の環状7号線、柿木坂1丁目交差点にお目見えした。荏原バラード製のFCボックスで、7立方メートルの水素タンクを2本搭載、24時間連続運転ができる。信号機が発光ダイオード(LED)に切り替わることで、消費電力が従来より6分の1以下に減るため、1キロワット級の電源でも設置可能となった。期間中、信号機の電源をFCに切り替える実験を3回行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040902-00000020-nkn-ind

04/09/02 PECと出光、燃料電池向け灯油改質触媒の寿命3万時間達成(日刊工業新聞)

 実用化が視野に入る3万時間の達成は、硫黄濃度0・02ppm以下に脱硫した市販の灯油を100%改質した場合でも、触媒性能の劣化がなかったことを確認した。今後は、10年間の稼働相当となる4万時間の運転とともに、高価なルテニウムの使用量を削減しても同等の性能を発揮できるよう改良に取り組み、低コスト化を追求する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040902-00000022-nkn-ind

04/09/03 [ラリー・ジャパン2004]きょう開幕 スタート地点の帯広、最高潮に /北海道(毎日新聞)
 ◇未来カーフェス、小学生らが歓声

 同フェスは「人と車と自然の共生」がテーマ。会場には燃料電池車が展示され、試乗体験もできる。特に子供たちに人気なのが「燃料電池ミニカー教室」。参加した緑ケ丘小5年生94人は環境を守ることの大切さを学びながら、燃料電池ミニカーの仕組みなどの説明に聴き入った。実際に燃料の水素を注入する場面もあり、ゆっくりと動き出したミニカーを見て驚きの声を上げていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040903-00000091-mailo-hok

04/09/06 「ナノテク」で活動報告 中部産業振興協に産学官の代表出席(中日新聞)

 協議会の開催は今年で3回目。同協議会の下部組織として今年4月に発足した「中部ナノテク推進会議」の活動状況のなかで、中部の産業界ではナノ水準の自動車用材料や環境、燃料電池などへの関心が高いことが報告された。専門部会を重ね、来年2月に中部ナノテク戦略の中間報告が行われる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000016-cnc-l23

04/09/06 新たな生成法が続々と開発される水素燃料(WIRED)

 現在のところ、水素燃料を作り出すコストは、水素燃料が生み出すエネルギーの価値を上回っている。水素燃料を生成するには、水を電気分解するか、天然ガスなどの化石燃料から水素を抽出するか、どちからの手段をとらなくてはいけないからだ。だが世界中の科学者たちは、より低コストで水素を生成する方法をいち早く見つけようと競い合っている。先週も、米国、イギリス、オーストラリアの科学者グループがそれぞれに重要な成果を発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000003-wir-sci

04/09/07 魚のあらリサイクルで発電 八戸 近く実験開始(河北新報)

 青森県八戸市河原木で郊外型食品市場を運営する協同組合「八食センター」(福田真幸理事長)は、廃棄物の魚のあらなどを発酵させて水素を発生させ、発電に利用するシステムの実験を近く始める。水素の発生には、シロアリの体内から取り出した細菌を利用する。来年度中に実証試験を進め、早ければ2007年度にも実用化する。実験は札幌市の分散型電源設備の製造業エイチ・ツー・ジャパン(H2J)との共同事業。ンターの各店から出る魚のあらのほか、隣接する八戸中央卸売市場の野菜くずを原料とする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040907-00000005-khk-toh

04/09/08 経産省、太陽電池の高効率・薄膜化を推進(日刊工業新聞)

 経済産業省・資源エネルギー庁は世界の最高水準にある太陽電池産業を一段と強い産業に育成するため、05年度から5年間で薄膜化と高効率化を追求した新しい製造ラインを立ち上げ、実用化を加速する支援政策を打ち出した。現在のシリコン系太陽電池のコストは1キロワット時につき50円台だが、2010年には同23円への引き下げを目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000021-nkn-ind

04/09/08 8日三菱化工機が上昇、水素ステーションに関心(ラジオNIKKEI)

 三菱化工機が東証1部における値上がり率上位に入っている。水素ステーション事業への展開が注目されている。水素を燃料として走る燃料自動車が幅広く普及するためには、一般の自動車のガソリンに当たる水素のスタンドである水素ステーションの設置が不可欠になる。三菱化工機はもともと「水素の化工機」を標榜、1963年に水素製造装置の第1号機を納入して以来、大型水素製造装置を石油精製会社、石油化学会社向けに60基以上納入している。蓄積された水素関連の技術を生かし、現状では水素ステーションへの取り組みを強化する。今年4月には出光興産等が神奈川県秦野市に建設した水素ステーション向けに水素ステーション設備一式を納入したことを発表している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000203-rtp-biz

■海外ニュース(8月―4)
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<輸送>
●HydrogenicsとDeereが5年契約を締結

 Hydrogenics CorporationはDeere & Companyとの間で、商用車向け水素及び燃料電池の研究開発を継続する為の5年契約を締結した。契約は、両社の初期の共同プロジェクトでHydrogenics社HyPMェ燃料電池発電モジュール技術のDeere社車両への搭載に成功したことに基づいている
http://www.hydrogenics.com/ir_newsdetail.asp?RELEASEID=140475

<定置用電源>
●三菱重工が2005年に商業ビル用SOFCを提供

 三菱重工業株式会社(MHI)は、50キロワット級固体酸化物型燃料電池(SOFC)及びガスタービンを搭載した商業ビル用コジェネレーションシステムを来年までに提供する計画を発表した。オフィスや病院、ホテルといった大型商業ビル用にデザインされるコジェネシステムで、価格は数百万円になる見込み。
http://www.mhi.co.jp/power/e_power/techno/sofc/index.html

<ポータブル/バックアップ電源>
●KDDIが小型燃料電池を開発

 日本第2の携帯通信会社であるKDDIが携帯電話用小型燃料電池の開発を計画している。KDDIはメタノール稼動の燃料電池の2007年の実用化を目指す。又、現在、小型メタノール燃料電池の航空機への持込の障害となっている航空法の改正キャンペーンも行う。
http://www.reuters.com/locales/c_newsArticle.jsp?type=technologyNews&localeKey=en_IN&storyID=5636317

<燃料/改質器/貯蔵>
●Dynetekが燃料電池バス用貯蔵システムを納入

 Dynetek Industries Ltd.は中国北京に燃料電池バス車載用水素燃料貯蔵システム3基を納入する。Dynetek は350bar (5000psi) 保証水素燃料貯蔵システムを利用した燃料貯蔵ソリューションを提供している。
http://www.dynetek.com/

<報告書/市場調査>
●大学がカリフォルニア水素政策白書を作成

 カリフォルニア大学バークレー校、デービス校、フンボルト州立大学、カリフォルニア環境協会の学術研究者らは、共同で、「An Integrated Hydrogen Vision forCalifornia(カリフォルニアの為の総合的水素ビジョン)」と題したカリフォルニア水素政策白書を作成した。
http://socrates.berkeley.edu/%7Erael/Kirsch_H2_Final.pdf

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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