燃料電池ワールド (2004/08/05 22:40)

水素チャンネル Home

□燃料電池ワールド
■□□□□□□□□□
■Vol.151 2004/08/04発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
□□□
☆8月の燃料電池市民講座
『水素立国を目指すアイスランド――2004年6月の現地報告』
ゲスト=番場健司氏(グリーン・エナジー・アドベンチャー代表)

 1999年、アイスランド共和国は化石燃料を排し、水素エネルギー社会への転換を目指すことを宣言した。その実施計画がECTOS(Ecological City TransportSystem、環境保全都市交通システム)プロジェクトである。第1段階の「水素燃料電池バスの導入」は、首都レイキャビクのシェルガソリンスタンドに水素ステーションが併設され、ダイムラークライスラーの燃料電池バス「シターロ」が3台導入されて、実証試験が始められている。

 来年、同国へ「サステイナブル・エネルギー」を計画している番場健司氏が、このほど事前調査に行ってきた。ECTOSプロジェクトを進めている「アイスランデック・ニュー・ エナジー社」の正式な協賛を得て、ツアー計画も一歩前進した。

 市民講座再開第1弾は、番場氏をお迎えして、北辺の島国アイスランドの魅力とECTOSプロジェクトの最新の現状、そして「サステイナ ブル・エネルギー」について語っていただきます。

○日 時 8月28日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「8月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 

☆『燃料電池パワー』Vol.51の内容
【今週の燃料電池関連画像】著作権フリー/添付ファイル 
◇リチウム電池開発関連画像
1.トヨタの燃料電池車コンセプト・モデル「FINE」の車台。フロア中央に大面積のリチウム電池とリアクスル上に70MPaの高圧水素タンク。
2.日産「X-TRAIL」のカット・モデル。手前からUTCFC製燃料電池、リアシート下に高圧水素タンク、後ろにリチウム電池。
(共に第37回東京モーターショーで)
【沼崎英夫/技術レポート】              
◇世界トップクラスのリチウム電池開発――FCV用5か年計画を先取り達成分野も
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

■読者からの情報
□□□
1.都営燃料電池バス運休

 先日の部品リコールからようやく7月12日に運行再開したばかりでしたが、都バスHPによりますと昨日8月3日から16日まで運休の模様です。今回の原因は不明です。
  http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/topics/h15/011.htm

2.トヨタFCHV試乗会

 現在、東京・お台場のMegawebでは「Megaweb ECOクラブ’04」なるイベントを開催しており(7月31日〜8月31日)、その一環として、8月21日、22日にトヨタのエコカーの無料試乗会が開催されます。中でも燃料電池車FCHVに試乗出来るどころか、100m程度ではありますが自分で運転もさせてもらえます。私も7月31日に体験してまいりましたが、なかなかの加速力に感動しました。
  http://www.megaweb.gr.jp/Topics/Eco_hv/

■燃料電池関連イベント
□□□
●SSKセミナー
☆「新エネルギー産業の重点施策とバイオマス実用化の採算性と技術」
◇講師等:
<1>自立した持続可能な新エネルギー産業の発展に向けて
高橋 和也氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー新エネルギー部新エネルギー対策課係長)
<2>これからのバイオマスガス化技術と実用化への展開
坂井 正康氏(長崎総合科学大学人間環境学部教授 工学博士)
<3>山口県における実証試験事業を踏まえたバイオマス技術開発動向山口 英男氏(中外炉工業(株)バイオマス発電プロジェクト営業担当課長)
◇日 時:8月27日(金) 午後1時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(消費税込)

◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_C6_search1.html
◇問い合わせ・申し込み:
株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03−5532−8850
申込受付FAX 03−5532−8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、上記HPから申し込みができます。

●燃料電池・水素エネルギー技術展 in 九州
西日本地域では初めての燃料電池及び水素技術に関する見本市
◇日 時 10月27日(水)〜29日(金)10時〜17時
◇会 場 西日本総合展示場本館
     (北九州市小倉北区浅野3丁目8-1) 
      tel.093-511-6848 fax.093-521-8845
◇主 催 経済産業省九州経済産業局/NEDO/九州大学/九州燃料電池研究会/財団法人西日本産業貿易見本市協会
◇主要参加団体 九州大学/NEDO/JHFC/JARI/NEF/エンジニアリング振興協会/トヨタ/ホンダ/日産/GM/ダイムラークライスラー/岩谷/日立/出光興産/東陽テクニカ/コフロック/マイクロパワーエナジー/カナダ/新日本製鐵/MHI/IHI/富士電機/インフラテック/等 約50社  
◇問い合わせ 財団法人西日本産業貿易見本市協会(担当:有田・古賀) 

        北九州市小倉北区浅野3−8−1 tel.093-511-6848
◇詳細は、http://www.eco-t.net/douji/fuel_cell/fuel_cell.htm

■PEM−DREAMニュース
□□□
◇「平成16年度第1回新潟県コジェネ・燃料電池研究会」報告

 新潟県長岡市の長岡技術科学大学で8月3日、平成16年度第1回新潟県コジェネ・燃料電池研究会が開催された。PEM−DREAMも先日会員になったので、参加してきた。

 今回は、電気学会の環境エネルギー科学研究会との共催になり、以下の講演があった。
・「水素エネルギーシステムの展望」太田健一郎・横浜国立大学教授
・「高温型燃料電池の現状と展望」渡辺隆夫・電力中央研究所上席研究員
・「低温型燃料電池の現状と展望」西川尚男・東京電機大学教授
・「モバイル型燃料電池の現状と展望」梅田実・長岡技術科学大学助教授

 堀内長之・電気学会燃料電池調査専門委員会委員長のオープニングアドレスでは、かつて燃料電池を普及しやすくするために分かりやすい名前を付けようとして、数人の方と「化学力発電」と命名したが、広がらなかったというエピソードを伺った。「燃料電池」という名称の違和感は、相変わらず持ち続けている問題であり、梅田助教授の講演では、このエピソードと関連づけたものではなかったが「燃料電池はあくまでも電池である」という発言にも納得できて、電池と発電機(器?)の2面性を持つ燃料電池のややこしさを改めて意識させられた。

 太田教授の話からは、基礎的な理論として水素と酸素の反応から水ができるときに取り出せるエネルギーが大きいということは、逆の反応である水の電気分解から水素を得ようとすれば、その大きなエネルギーと同じだけのエネルギーを必要とすることになる、という指摘に、これまで自分が見過ごしていた大事な点を教わったと思った。水電解から水素を得る方法の実用化はまだ先のことだといわれている困難さの理論的な裏付けがここにあるようで、理解する一つのとっかかりをいただいた。

 西川教授はりん酸型の開発当初から係わってきた経験から、燃料電池の開発は非常に大きな時間と労力を必要をしていること、固体高分子型の開発に係わる人数はりん酸型の10倍、あるいは100倍の人が係わっているが、そのデータはまだ1万数千時間のものでしかなく、りん酸型の完成度には至っていないことを指摘された。りん酸型が失速したのはコストが目標の1.5倍でストップしてしまったことにある、とも語られた。

 参加者が100名を超したこの会合は、燃料電池の全体の状況を勉強するにはいい内容だったと思うが、地元産業との絡みという点では言及がなかった。

 この日は長岡まつりで、3尺玉の花火が上がるというので信濃川の河川敷には人々が続々と集まっていたが、新潟大学工学部の原田修治教授と話す機会を得たので、花火より水素に引かれて新潟市に移動してしまった。原田教授は金属材料物性分野の研究をされていて、物理の先生である。金属への水素の出入り=水素吸蔵合金や水素そのものの基礎的な話、そしてちょっぴり常温核融合についても話していただいた。先生には申し訳ないが、そこで伺ったことを文章でかけるレベルにないので宿題とさせていただこう。それでも物理の方からの話を伺ったのは初めてで、話は新鮮だった。

 この研究会は地域産業の活性化を目的としているが、7月の新潟豪雨で三条市では1000以上の事業所が大きな被害を受けた。ボランティアに行かれた方から個人的に伺った話では、今回被害を受けた事業所は小さいところが多くて、機械が水に浸かって使えなくなった例が多く、廃業を考え出しているところもあるという。下請けのところが機能しなくなっているので、被害を免れた工場も部品が入ってこないので製品が作れない状態だとも聞いた。長岡駅には義援金の募金箱が置かれていた。僅かだがカンパして、復興を祈った。

■WEB LINK NEWS
□□□
04/07/29 DJ-バラード・パワー、4−6月期は赤字縮小(ダウ・ジョーンズ)

 バンクーバー(ダウ・ジョーンズ)カナダの燃料電池システムメーカー、バラード・パワー・システムズ(Nasdaq:BLDP)が28日発表した4−6月期決算は、赤字幅が縮小した。バラードは、計画に沿った決算内容だったとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000014-dwj-biz

04/07/29 メタノールを使わない? 燃料電池、多くの「選択肢」(ITmediaモバイル)

 メタノールの利点は、燃料の持つ科学エネルギーを電気に変換する効率が高いこと。理論値では、理想的な環境下で97%という数値をはじきだす。また、合成が簡単で扱いやすく、安価な点もメリット。さすがに一般人が薬局で気軽に購入する……という状況ではないが、規制緩和が進めばさらに入手しやすくなると予想されている。

 もっとも、難点もある。横浜国立大学大学院工学研究院の、神谷信行教授は「メタノールには毒性があるため、取り扱いを注意しなければならない」と警鐘を鳴らす。「燃料として非常に使いやすいが、いくらなんでも口に入れるとまずい。一度メタノールで事故が起きたら、(世間の評価が下がり)燃料電池はいっぺんにダメになる可能性がある。相当気をつけなくてはいけない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000003-zdn_m-sci

04/07/29 <ホンダ>燃料電池車、年内に北米で発売(毎日新聞)

 ホンダは29日、自社製の燃料電池を搭載した新型燃料電池車「FCX」を年内に北米で発売すると発表した。05年中に販売開始すると発表していたが、今月中旬に米環境保護庁などから販売に必要な認可を取得し、計画を前倒しする。販売地域は従来の米国南西部に加え、寒冷な東北部にも拡大する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000102-mai-bus_all

04/07/30 岩谷産業、FC車で東京―大阪間走行実験−移動式水素SSで充填(日刊工業新聞)

 岩谷産業は東京―大阪間550キロメートルの距離を、同社がリースするトヨタ自動車とホンダの燃料電池(FC)車で大阪市で18日に行う低公害車フェア会場まで走行する実証実験を行う。独自開発した移動式水素ステーションとFC車の搬送用専用キャリアカーが途中、高速道路のサービスエリアで水素を充填し、初めての長距離走行を行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040730-00000021-nkn-ind

04/07/30 生ごみから水素、メタン 同時回収装置を開発−−産業技術総研などグループ /茨城(毎日新聞)

 研究グループは、生ごみを米粒より小さく砕き、紙のごみは細くして水に混ぜて溶けやすくしたうえで、微生物による第1段階の発酵で水素を取り出し、次の段階の発酵でメタンガスを取り出す「2段階発酵技術」を開発した。この方法だと、全工程が15日ほどに短縮でき、現状よりガスの回収効率が向上、紙も分解できる。実験プラントでは、1日に約50キロの食堂残飯や紙などを処理、水素0・5〜1立方メートル、メタンガス5〜10立方メートルの回収を予定している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040730-00000022-mailo-l08

04/07/30 小池環境相が自動車業界と懇談へ=環境税導入、燃料電池車などテーマ(時事通信)
*小池百合子環境相は30日の閣議後記者会見で、来月6日に日本自動車工業会の小枝至会長ら自動車業界幹部との懇談会を開くと発表した。同省は昨年7月から金融業界やコンビニ業界など経済界との懇談会を開催しており、自動車業界もその一環。同相は「自動車業界はわが国の産業の要。環境税導入の是非や環境にやさしい燃料電池車の開発についても話し合いたい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040730-00000230-jij-biz

04/08/01 ソーラーカー・ラリー開幕 秋田・大潟村で3日間(共同通信)

 太陽エネルギーを電気に変換して走るソーラーカーのレース「ワールド・ソーラーカー・ラリー」(WSR)が1日、秋田県大潟村の専用コースで始まった。計34台がエントリー。うち3台は燃料電池車だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040801-00000026-kyodo-soci

04/08/03 九大と九電など共同開発 次世代の水素エネルギー(西日本新聞)

 九州電力とグループのキューキ(福岡市)、三菱商事、九州大学が連携し、燃料電池をつくる高圧縮水素の製造装置の開発に着手する計画が二日、明らかになった。九大が来秋に移転する元岡キャンパス(福岡市西区など)を開発拠点となる「水素ステーション」と位置づけており、自動車や発電用の燃料電池の普及につなげるため、次世代エネルギーとして注目される水素エネルギーの早期実用化を目指す。設置予定の製造装置は、これまで必要だった圧縮機を使用せず、水を電気分解して高圧縮水素を製造する技術。これが確立すれば世界でも初めてという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000013-nnp-kyu

04/08/03 米民主党全国大会でバイオディーゼル車をアピールする運動家たち(WIRED)

 民主党全国大会委員会はさらに、会場のフリートセンターの電力供給にも水素燃料電池を使っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000005-wir-sci

04/08/03 燃料電池カートリッジの互換性確保へ向け、IECがワーキンググループを設置(MYCOM PC WEB)

 Toshiba America Electronic Components(TAEC)は、国際標準化機関IEC(International Electrotechnical Commission)内に、携帯機器向けマイクロ燃料電池の互換性に関するワーキンググループ(WG)が新設されたことを発表した。IEC内にて燃料電池の規格標準化を担当するTC105専門委員会の「WG10」として設置されるもので、交換に用いる燃料カートリッジ等の標準策定を行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040804-00000098-myc-sci

04/08/03 水素エネルギーの実用化へ向け連携 産学官で戦略会議設立 福岡(西日本新聞)

 次世代の動力資源として期待される水素エネルギーの実用化を図るため、九州大や福岡県の呼び掛けで三日、福岡水素エネルギー戦略会議が発足した。産学官から百四十四機関が参加し、実用化を目指す。同県内は、北九州地区の製鉄所で鉄鉱石を精錬する際に大量の水素が発生する。その水素を利用して燃料電池や水素貯蔵技術などの研究を進め、将来的には関連企業の集積を図る。九大が移転する元岡地区(福岡市西区)には水素エネルギーだけを使う「水素キャンパス」をつくることも計画している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040804-00000017-nnp-kyu

04/08/04 太陽電池の2倍の効率 新発電システム開発 東北大(河北新報)

 東北大大学院環境科学研究科の斎藤武雄教授(エネルギー環境学)らの研究グループは3日、石油などの化石燃料をほとんど使わず、太陽熱など自然エネルギーを利用して効率よく発電するシステムを開発した、と発表した。小型に収まるのが特徴で、家庭用の発電やハイブリッド車の動力源などに応用できるとして、2年以内の実用化を目指している。必要な機材は太陽熱パネルのほか、タービンと熱交換器、ポンプなどで済み、家庭用の2キロワット発電システムだと、パネル以外の部分は洗濯機ほどの大きさに収まるという。コストも同じ発電量で比較した場合、燃料電池の半分以下の約30万円に抑えられる見込みだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040804-00000008-khk-toh

04/08/04 レギュラーガソリン脱硫 実証プラント稼働へ 仙台(河北新報)

 新日本石油精製(東京)は今月中旬から、仙台市宮城野区の仙台製油所で、硫黄分を低減した脱硫ガソリンの実証プラントを稼働させる。レギュラーガソリンを脱硫化する同社初のプラント。温暖化防止策として、業界が進めている脱硫対応の中核施設になる。 実証プラントは、7月に完成。ガソリンに水素を加え、硫黄化合物を10ppm以下に減らす。1日当たり最大3万1000バレルのガソリンを脱硫化できる。

 従来の手法では、ガソリンの燃焼エネルギーまで低下させてしまう難点があった。新日本石油精製は特殊な触媒技術を開発し、エネルギーの低下を防ぐことに成功した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040804-00000004-khk-toh

■海外ニュース(7月―4)
□□□
<ポータブル/バックアップ電源>
●PalcanがUPSのデザインコンセプトを完了.

 Palcan Fuel Cells Ltd.は、長時間無停電電源(UPS)のエンジニアリングデザインコンセプトを完了した。UPSは、水素化金属水素燃料貯蔵装置の付いた陽イオン交換膜型(PEM)燃料電池で発電する単一パッケージ完全内蔵型である。PalcanのUPSシステムは、空冷モジュール。交流115ボルトもしくは直流28ボルトの電源で、300ワットの連続電力をフルパワーで5時間に及ぶ長時間供給する。
http://www.palcan.com/s/Home.asp

<燃料/改質器/貯蔵>
●HydrogenSourceが解散

 燃料プロセッシングシステムの開発会社であるHydrogenSource LLCが、同社のオーナーであるUTC Fuel CellとShell Hydrogen (U.S.)の共同の決定を受けて解散する。HydrogenSourceは燃料プロセッシングで大きな成果を上げてきたが、オーナーは過去3年水素産業の進歩により、水素燃料電池用の車載燃料プロセッサの必要性はなくなったと判断した。
http://www.hydrogensource.com/

<燃料電池コンポーネント>
●Lynnetchがエクイティ・ファイナンスにより資金を調達

 燃料電池評価ソリューション開発会社のLynntech Industries, Inc.はシリーズAエクイティ・ファイナンスによって550万ドルの資金を調達した。ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーのChrysalix Energy Limited PartnershipとBraemarEnergy Ventures of New Yorkが共同出資者であるAltira社(コロラド州デンバー)に出資を促した。増加した資金はLynnetch社の開発能力とサービス/販売業務の拡張に当てられる。
http://www.lynntechindustries.com/pressreleases.php

<その他>
●シャープとニューメキシコ州が契約趣意書に署名.

 Sharp Electronics Corporation(シャープの北米子会社)は、ニューメキシコ州と、太陽光発電、燃料電池を含む新エネルギー分野での共同開発の為の契約趣意書に署名した。契約の一部として、シャープは、PEM燃料電池の実用化に関する共同研究開発の機会を得ることを目的としてニューメキシコ州と共に作業を行う。
http://www.edd.state.nm.us/PRESS/news.php?_fn=view&_rn=20001397

──────────────────────────────────────

■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

 □解除:「まぐまぐ」と「melma!」から直接ご購読の方が解除される場合は、「まぐまぐ」か「melma!」から直接解除の手続きを行ってください。PEM−DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/  
 melma! http://www.melma.com/taikai/
 □連絡先: info@pem-dream.com
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1