燃料電池ワールド (2004/06/24 08:10)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.145 2004/06/23発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆『燃料電池パワー』Vol.45の内容
【今週の燃料電池関連画像】著作権フリー/添付ファイル 
◇「岩谷産業の水素ステーションと燃料電池車を一緒に運ぶキャリアカー」1.キャリアカーの全景。後にFCXが積まれている。
2.FCXをハウスごと下ろす。
3.FCXのロックをはずす。
4.FCXへ水素を充てんする。
5.移動式水素ステーションの内部。ボンベが12本入っている。
6.右から、FCX、移動式水素ステーションとこれらを積むキャリアカー。【沼崎英夫/技術レポート】              
◇FC視点のマガジン・ウォッチング
★「トヨタ、空白域を狙った新型燃料電池を初公表〜従来機とは異なる+500℃程度で作動」
(NE日経エレクトロニクス6月7日号)
★「商品化が迫る家庭用燃料電池の実力 埋まらない期待と現実のギャップ」(日経エコロジー6月号)
★「固体酸化物型燃料電池 遅れてきた分散電源の注目株」
(日経エコロジー7月号)
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

■燃料電池関連イベント
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☆(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構
「DME(ジメチルエーテル)燃料利用技術の研究開発」成果報告会
◇日 時:7月2日(金)開場時間:9:00、開演時間:9:30
◇場 所:発明会館ホール(地下鉄銀座線「虎ノ門駅」3番出口より徒歩5分、地下鉄「霞ヶ関」A13番出口より徒歩13分、電話:03-3502-5499、港区虎ノ門2-9-14)
◇定 員:350名(客席298席、立見52名)
◇参加費:無料
◇プログラム:
〜9:30〜「開会の辞及び全体概要説明」(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構
〜9:45〜「燃料グレードDME(ジメチルエーテル)高効率・低NOx燃焼技術の実証」(株)日立製作所
〜10:30〜「既設ボイラのDME燃料レトロフィット技術の実証」三菱重工業(株)
〜11:15〜「DME燃料の潤滑特性と対応技術に関する研究開発」三菱重工業(株)・新日本石油?・茨城大学
〜13:00〜「中大型DME自動車の実用化研究開発」コープ低公害車開発(株)・(独)産業技術総合研究所・伊藤忠エネクス(株)・三菱瓦斯化学(株)・伊藤忠商事(株)・JFEホールディングス(株)・岩谷産業(株)
〜13:45〜「DME自動車の実用化フリート試験研究開発」コープ低公害車開発(株)・(独)産業技術総合研究所・伊藤忠エネクス(株)・伊藤忠商事?・三菱瓦斯化学(株)・福山通運?・小野測器?・JFEホールディングス(株)
〜14:45〜「小型で高効率なDME燃料電池システムの開発」 大阪ガス(株)・三菱瓦斯化学(株)・日揮(株)・伊藤忠商事(株)
〜15:30〜「燃料電池自動車用DME低温水蒸気改質システムの開発」大阪ガス(株)・三菱重工業?・日揮(株)・三菱瓦斯化学(株)
◇申し込み方法:6月21日(月)までにEメールにて(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 真家宛(e-mail:maie-takako@jogmec.go.jp 、FAX:043-276-4063)に

☆SSKセミナー
「NOxを大幅低減するエマルジョン燃料と東京都排出ガス規制をクリアした技術」
◇講師等:
<1>エマルジョン燃料の特質
〜廃プラスチックから回収した燃料をエマルジョン化して自家用発電等の実例より〜山本 寛氏(技術ジャーナリスト)
<2>東京都のディーゼル排出ガス規制をクリアしたデュエット・バーン・システム櫻井 眞一郎氏((株)エス・アンド・エス エンジニアリング代表取締役社長)
◇日 時:7月20日(火) 午後2時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(消費税込)

「CO2削減の課題と国内初の民間企業独自の供給インフラ――水素エネルギー導入シナリオと東邦ガスの水素供給ステーション」
◇講師等:
<1>水素社会構築の課題と展望
岡野 一清氏(水素エネルギー協会理事)
<2>東邦ガスの水素社会に向けた取組み―水素供給インフラの実現に向けて−石川 秀征氏(東邦ガス(株)都市エネルギー技術開発部燃料電池・水素技術グループ課長)
◇日 時:7月27日(火) 午後2時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(消費税込)

◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_04234.htm
◇問い合わせ・申し込み:
株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03−5532−8850
申込受付FAX 03−5532−8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、上記HPから申し込みができます。

■PEM−DREAMニュース
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☆水素ステーションと燃料電池車を一緒に運べるキャリアカーがお目見え

 岩谷産業は燃料電池車を2台持っている。トヨタとホンダの車で、両方のリース料を合わせると毎月200万円かかる。同社はこの2台の車をさまざまなイベントに使い、水素インフラ、燃料電池、そして岩谷産業をPRしてきた。約1年間で9000km走ったという。

 このように民間会社で燃料電池車を持ち、PR活動を行っている企業は他にもあるが、燃料である水素供給には悩まされ続けている。1回の満タンで約300Kmしか走らないうえ、水素充てん施設が限られているからだ。日本のどこでもPRに行ける訳ではない。それでも水素供給を業としている岩谷は全国に10か所ほど水素充てん施設を持っているので、北海道から山口まで、137回のイベント展示や試乗会に使うことができた。使用延べ日数は228日にのぼっている。

 6月21日に東京・有明水素ステーションでお披露目されたキャリアカーは、1台の大型トラックに移動式水素ステーションと燃料電池自動車を載せたもの。これ1台でどこへでも行け、目的を達することができる。大型トラックは特需があったようで、納車に時間がかかり、ようやく実現したということだった。総額で3700万円をかけた。

 車体の真ん中に「H2」と大書され、その前後に「水素技術のパイオニア Iwatani」「究極のクリーンエネルギー 燃料電池車輸送中」と書かれて、キャリアカー自体がPR効果を持つように考えられている。少し残念だったのは、せっかく人目を引くようにしてある割にはビジュアル効果が平面的で、のっぺりしていることだ。2001年にBMWが水素自動車のデモンストレーションを行ったが、その時の水素の画像表現はこり過ぎかと思えるくらいに練られていたのを思い出した。水素ステーションのデザインなどでこれまでも主張してきたことだが、せっかくのチャンスなのだからもう少し表現技術にこだわりを持つといい結果が得られると思う。

 それはともあれ、民間企業のこうした努力は大変なことに違いはない。先行投資の回収の目途がはっきり立っている訳でもない中での企業努力は、最終的に実を結ぶことになれば「お互い、良かったね」ということになるのであり、環境性を重視する燃料電池や水素の分野ではそれまでの企業姿勢が企業評価に直結している。精神的な力のバックアップは、社会的受容性といわれているものの一つの表れだと思う。

 当日は、キャリアカーに積んだ燃料電池車を下ろすところから見せてくれた。ホンダのFCXが四角いハウスに固定されていて、そのハウスごと後に滑って地面に下ろされる。それから車はバックして接地するので、前後20m弱の空間が必要だ。運転席と車のハウスに挟まれて設置されている移動式水素ステーションがクレーンで下ろされ、その横に車が来て水素充てんが行われた。

 水素ステーションには合計12本の水素ボンベが積まれてあり、これで2台分の水素がまかなえる。車を始めから満タンにしておけば、3台分、約1000kmの走行ができることになる。水素充てんは、金属製の輪が連なったホースで行われる。片側を水素ボンベに接続し、反対側に注入器を取り付けて車に充てんするという簡便なものだった。これらの操作は2人でできる。イベントでは充てん風景は見ることができなかったので、このこと自体がすぐれた教育効果を持っている。こうしてみると、キャリアカーは丸ごとPRできる優れものだと思った。

 岩谷はこれまで、車の手配と水素の手配が別の部署で行われ、それを調整する煩雑さがあったが、これで1本化できて楽になると期待している。その上、1週間くらいの展示にも応えられるので、展示会のはしごができるし、日本の隅々にまで持っていける。と、ここまでは理屈の部分で、実際は道路法などの法規制が存在するのでキャリアカーの走行には工夫が要るだろう。

 当日の天気は解散した直後から風雨が強くなり、台風が接近してきた。このキャリアカーの出動はこれから。記者の方が「名前は?」と質問すると、「これから社内で募集しようと思っています。今のところは、移動式水素ステーションと燃料電池自動車の搬送用専用キャリアカーとなってしまいますね」と答えていた。(写真は『燃料電池パワー』に掲載)

■WEB LINK NEWS
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04/06/16 手軽でクリーンな燃料電池システム――ガソリンから水素を生成する触媒開発(WIRED)

 カナダのバンクーバーに本社を置くパワーノバ・テクノロジーズ社は、化学反応の過程で温室効果ガスを排出せずにガソリンから水素を取り出す触媒を開発した。同社が研究所を置くロシアとカナダは、主要な石油生産国でもある。この触媒を使えば、カートリッジ1つで燃料電池車を最大で500キロメートル走行させるだけの水素を作りだせるという。水素が切れたら、触媒を内蔵したカートリッジを車から取り外し、ふたたび燃料を充填する(カートリッジ方式以外にもやり方は考えられる)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040616-00000003-wir-sci

04/06/16 国家戦略の策定などを提言 総合エネ調査会の合同会議(共同通信)

 提言案は、関係省庁の政策を再構築して国家レベルの新戦略策定や、水素を主要な一次エネルギーとして利用する「水素社会」実現のために国の総力結集などを求めており、経済財政諮問会議などで今後、議論を深める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040616-00000168-kyodo-bus_all

04/06/16 分散型電源の促進で賛否 エネ庁が需給見通し案(共同通信)

 同庁は、一般の電力会社による大規模集中型のエネルギー供給システムは、「コストが巨額で、地震など災害時に安定供給リスクがある」として、企業など需要先ごとに小型発電機などを設置する分散型電源の促進を提案した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040616-00000173-kyodo-bus_all

04/06/16 2地域再生計画・構造改革特区2件、県の申請認定−−内閣府 /三重(毎日新聞)

 構造改革特区は、県が地域再生計画と同時に申請した同創生計画と、鈴鹿市と共同申請した「燃料電池特区」。同特区では、環境産業育成のため燃料電池技術の開発と普及を進める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040616-00000002-mai-l24

04/06/16 <エネルギー消費>21年度ピークに減少へ 長期需給見通し(毎日新聞)

 総合資源エネルギー調査会需給部会は16日、長期エネルギー需給見通しをまとめた。従来の今後10年間分に加え、25年先の2030年までの見通しも初公表した。エネルギー消費は21年度をピークに減少に転じると予測。新設が必要な原子力発電所は約10基となり、10年度までに9〜12基という現行目標を下回った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040617-00002094-mai-bus_all

04/06/17 シャープ、米ニューメキシコ州と太陽電池で技術提携(日刊工業新聞)

 同州内のサンディア国立研究所やロスアラモス国立研究所、州立大学にシャープの技術者を派遣し、太陽電池の試験技術や砂漠の緑化につながるような応用技術の開発を進める。さらに、家庭用燃料電池の開発にも取り組む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040617-00000019-nkn-ind

04/06/17 世界各地から36車種が集結 日産、米で大規模試乗会(共同通信)

 試乗会にはハイブリッド乗用車「アルティマハイブリッド」の試作車や、燃料電池車も登場。米国では未発売の小型車「キューブ」もサンフランシスコの市街地を走り、地元の車ファンの視線を集めていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040617-00000155-kyodo-soci

04/06/17 青森・六ケ所村の核燃再処理工場稼働問題 知事、消極姿勢の国に失望感表明 /福島(毎日新聞)

 使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ケ所村)稼働問題をめぐり、佐藤栄佐久知事は16日、原子力委員会の近藤駿介委員長を「(専門科学者による)“原子力ムラ”の代表というのでは困る」と批判した。この日の定例会見で知事は、「資源エネルギー庁の若手(職員)が(核燃料サイクル計画への反対に)動いていると聞くが、(全体としては)貝殻のように(かたくなで)40年前の体制に固執している」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040617-00000005-mai-l07

04/06/17 燃料電池標準化の国際会議が横浜で開催、日立は新WGの議長へ(MYCOM PCWEB)

 従来、ノートPC・デジタルカメラ・PDA等の携帯機器向けのマイクロ燃料電池は、WG7「Portable fuel cell appliances - Safety and performance requirements」の中で議論されてきた。しかし、同WGで対象とするものには小型の発電機のようなものも含まれており、出力や応用対象を考慮し、より対象を絞ったWGの必要性が日本を中心として提案されていた。その結果として、携帯機器向けのマイクロ燃料電池に限定したWG8(安全性)が昨年承認され活動に入ったほか、燃料電池の性能試験方法に関するWGが今回新たに設置。このWGに、同社部主管技師長の横山宏氏が選出される見込みとなっており、6月18日の承認後、横浜の会議で第1回の会合が持たれる予定になっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040618-00000094-myc-sci

04/06/17 NEDO、愛知万博に100体のロボットを投入(impress Watch)
●燃料電池や水素でエネルギーを供給

 パビリオンはNEDOが助成してきた研究開発の成果を展示するプレショーゾーン、映像コンテンツを上映するメインシアターゾーン、燃料電池等を見学できる新エネルギープラントゾーンの3つから構成される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040617-00000030-imp-sci

04/06/18 愛知万博へ本格的取り組み 環境省が推進会議設置(共同通信)

 会議では、生ごみから水素を発生させ、燃料電池自動車で利用するシステムや、太陽光発電施設など、会場内の環境配慮施設を案内する「エコツアー」を開催したり、地球温暖化対策の取り組みについてパネル展示することを検討。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040618-00000118-kyodo-soci

04/06/18 日本の燃料電池技術に強い関心=太田・水素エネルギー協会会長(時事通信)

 「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車をはじめとする水素エネルギーの研究や今後の開発問題を討議する第15回世界水素エネルギー会議(WHEC15)が今月末に横浜で開催される。主催団体の1つ、水素エネルギー協会の太田健一郎会長(横浜国立大学大学院教授)は18日、時事通信とのインタビューで、「海外の関係者は日本の技術を信頼し、実際に見たいと考えている」とし、会議の主目的が「日本の技術を世界に見てもらい、認めてもらうこと」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040618-00000956-jij-bus_all

04/06/20 人間のエゴはダメ!「エコモニ。」熱唱 「文化祭2004〜STOP!地球温暖化〜」(スポーツ報知)

 さまざまな体験コーナーなどから、地球温暖化防止などの環境問題を楽しく学ぶことができる催し。熱狂的ファンや家族連れを中心に約3万人が訪れた。メンバーは廃品で作った楽器を演奏したり、燃料電池で動くミニ電車に乗ったりと出展ブースを巡った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040620-00000016-sph-ent

04/06/21 太陽光など新エネルギー産業、3兆円規模に育成へ(読売新聞)

 経済産業省は20日、太陽光や風力などの新エネルギー産業を、2030年までに基幹産業の一角を占める3兆円ビジネスに育てる目標を掲げた「新エネルギー産業ビジョン」を策定したことを明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040621-00000401-yom-bus_all

04/06/21 岩谷産業、燃料電池車専用の運搬車=水素充てん装置を搭載(時事通信)*岩谷産業は21日、移動式の簡易水素充てん装置を搭載した燃料電池車専用のキャリアカー(運搬車)を開発し、「有明水素ステーション」(東京都江東区)で報道関係者に公開した。次世代エネルギーとされる水素を燃料とする燃料電池車のPRに活用する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040621-00000757-jij-biz

04/06/21 ホンダ、排出ガス削減など2目標達成=03年度の環境保全活動(時事通信)
*ホンダは21日、環境保全に向けた取り組み目標と2003年度の実績を盛り込んだ「環境年次報告2004」を発表した。03年度は、商品開発分野で四輪車(新車)の炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の総排出量など2項目について、05年度までの目標を前倒しで達成した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040621-00000766-jij-biz

04/06/21 経営革新法と創造法に8企業 京都府が承認、認定(京都新聞)

 創造法の認定を受けたのは、燃料電池に使う電解質膜のピンホール有無の自動測定装置の試作に取り組むジーティーアールテック(宇治市)とイー・スクエア(久御山町)の2社。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040621-00000042-kyt-l26

04/06/22 清水建設など、岩手で畜糞尿利用の燃料電池発電コジェネ実証へ(日刊工業新聞)

 清水建設、三洋電機、岩谷産業、オリオン機械と東北大学は岩手県葛巻町畜産開発公社と共同で畜糞尿をメタン発酵したバイオガスを燃料に1キロワット級PEFCで発電、熱も利用する実証プラントを葛巻町に完成、本格運転試験に入る。本州最大級の酪農地帯の同町で牛糞や生ゴミを原料にPEFCで発電、有機系廃棄物のコジェネ利用を実現する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000021-nkn-ind

04/06/22 国内最大の水素スタンド建設 東邦ガスなどが万博の燃料電池バス用に(中日新聞)

 経済産業省が進めている水素ステーション整備事業の一環として設置する。都市ガスを原料にした系統と、製鉄所内でのコークス製造過程で出るガスを原料にする系統の2系統(2基)ある。東邦ガスは日本酸素とともに都市ガスを原料にしてつくる。二つの系統を組み合わせることで、柔軟で安定的な供給が可能になる。都市ガス系統の水素をベースにし、コークス系統の水素を需要急増に備えて補助的に使う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000016-cnc-l23

04/06/22 MTIマイクロが携帯機器向け小型燃料電池を発表、年内出荷へ(WIRED)

 米メカニカル・テクノロジー社の子会社、米MTIマイクロフュエル・セルズ社は21日(米国時間)、携帯電子機器向けの小型燃料電池技術『モビオン』(Mobion)を発表した。直接メタノール型燃料電池(DMFC)を基に開発した技術で、同サイズの従来型バッテリーに比べ2〜10倍長く携帯機器を駆動できるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000005-wir-sci

04/06/22 [公示前夜の風景・04参院選密着ルポ]/上 「病んでる」 /宮城(毎日新聞)

 そんな空気を察してか、民主党現職の桜井充氏(48)はイラクや年金より、自分が立案した法案や得意な政策を優先して訴える。市川氏が七ケ宿町でイラク問題を語っていたころ、桜井氏は仙台市内の企業を回って産業政策に熱弁をふるっていた。「もうちょっとで燃料電池の時代が来る。水素は熱量が圧倒的ですから、あと数年でガスコンロは消えますよ」。桜井氏の物言いにムッとしたガス会社の社長が「数年で消えるというのはちょっと違うんじゃないか」と反論しても、桜井氏は「相手の業界に合わせて政策力をアピールし、自分が必要な政治家か判断してもらうしかない」とひょうひょうと話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000002-mai-l04

04/06/22 燃料電池を積んだ"海洋ロボット"「うらしま」、220kmを走破(MYCOM PCWEB)

 コンピュータを内蔵、あらかじめ設定したシナリオに従って自分の位置を計算しながら走行する自律型深海巡航探査機「うらしま」が、このたび行われた性能試験で、閉鎖式燃料電池を用いた220kmの連続長距離航走に成功した。うらしまを開発する海洋研究開発機構では「燃料電池を用いた無人探査機は他になく、世界的な記録」としている。このときの燃料電池のエネルギー効率は54%を超えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040623-00000096-myc-sci

■海外ニュース(6月ー3)
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<輸送>
●ミュンヘン空港が陽イオン燃料電池リフトトラックを受領

 ミュンヘン空港の物流会社であるCargogate GmBhは、Proton Motor Fuel CellとそのパートナーであるLinde及びSTILLによって製造された燃料電池駆動フォークリフトトラックを受領した。車両は1直8時間の運行が可能で、燃料も約2分で再充填できる。
http://www.proton-motor.de.

<ポータブル/バックアップ電源>
●MedisとEastman Kodakが協力

 Medis Technologies Ltd.はEastman Kodak CompanyのGlobal ManufacturingServices (GMS) 事業部との間で、Medis 社が特許を保有し、独自に開発した燃料電池製品に使用する、再充填カートリッジと、燃料及び液状電解質用を含む化合物の開発を推進する為の契約を締結した。これらの製品は様々な携帯型電子製品の電源用にデザインされている。
http://www.medistechnologies.com/show-news.asp?ID=69

<燃料/改質器/貯蔵>
●CHBCが新たなウォエブサイトを立ち上げ

 カリフォルニア水素ビジネス協議会 (CHBC)は、先日、新しいウェブサイトを立ち上げた。http://www.californiahydrogen.org/. 同サイトは、ユーザーが、学会の予定や参加登録、団体へのメンバー登録、メンバー名簿の企業・個人の情報の更新、関連リンクの閲覧を一カ所で出来るようになっている。

<報告/市場調査>
●NCSUが州レベルの金銭的インセンティブに関する2つのレポートを発表

 ノースキャロライナ州立大学のノースキャロライナ・ソーラー・センターがどの定置型燃料電池が州レベルのインセンティブの対象になるかについて2つのレポートを発表した。

 「Financial Incentives for Stationary Fuel Cells: A Report on State-LevelPolicy in the United States (定置型燃料電池のための金銭的インセンティブ:米国内の州レベルのポリシーに関する報告)」と題された一つ目のレポートは、金銭的インセンティブ及び定置型燃料電池技術の導入を促進する為の州政府による規制政策に関する包括的な概要を示している。

 二つ目のレポートである「Developments in State-Level Financial Incentivesfor Stationary Fuel Cells in the United States, 2003-2004, (米国内での定置型燃料電池の為の州レベル金銭的インセンティブの進展、2003-2004)」では、 2003年3月から2004年4月までの州レベルインセンティブプログラムが変遷の詳細が記されている。
http://www.ncsc.ncsu.edu/news/news_story.cfm?ID=155

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■燃料電池ワールド
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