燃料電池ワールド (2004/04/21 23:00)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.137 2004/04/21発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆岩谷産業が水素サイトをHPに開設

 水素ステーションの建設や燃料電池バスへの水素供給などで水素インフラの構築に注力している岩谷産業株式会社はこのほど、同社のホームページ上に「水素サイト」を開設しました。まだ完成していないようですが、水素についての情報がいろいろ載っています。ぜひ一見を。
http://www.iwatani.co.jp/jpn/h2/index.html

☆『燃料電池パワー』Vol.37の内容
☆燃料電池を知る会 in OKAYAMA『時代は進む、燃料電池〜わたしの家に燃料電池が来る日〜』より各社の展示物(5) 写真提供=石尾禎佑 氏
1.エネルギー循環キット
2.ガス協会のFCカー
3.ガス協会のピエール君
4.荏原バラードのFC
5.大同メタルのFCパジェロ
6.大同メタルのミニカーセット、右はダイレクトメタノール燃料電池【沼崎英夫/技術レポート】              
◇FC視点のマガジン・ウォッチング
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供していま
す。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

■燃料電池グッズ【ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ】
☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセット〔再掲)

 資源エネルギー庁のエネルギー教育用教材キットに取り上げられたセットです。自分
で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができ、直線で20メートルくらい走ります。燃料電池単独でも使えます。NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
※激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ 鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影してくださいました。
http://www.pem-dream.com/move.html

☆「ソーラー+燃料電池」学習キット(再掲)

 太陽光発電、水素の製造、燃料電池について、中学から高校生程度の物理と化学の基
礎知識を学びながら、30種類の実験を進めるキットです。再生可能な循環型エネルギーの仕組みを理解するのに最適です。

 100頁の英文テキストと和訳テキストつき。販売価格24000円(税、送料別)の
ところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割
引)で提供します。写真は http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。

■燃料電池関連イベント
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☆水素エネルギー協会第112回定例研究会
◇日 時 5月12日(水)開場13:50
◇場 所 学士会館320号室
     東京都千代田区神田錦町3−28
◇講 演 14:00〜16:00
 1.「燃料電池の実用化・普及に向けた取り組みと現状」
    資源エネルギー庁課長補佐 師田晃彦氏
 2.「原子力による水素生産」
    原子力水素研究会代表 堀雅夫氏
◇意見交換会 3階301号室 16:45〜18:45
◇申し込み 事務局に直接お申し込みください。
◇締め切り 5月8日(土)
◇参加費  3000円(資料代含む)、意見交換会5000円
◇問い合わせ 水素エネルギー協会事務局
   〒240−8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79−2
    横浜国立大学教育人間科学部 谷生研究室内
    TEL&FAX 045−339−3996
    E−mail  secretary@hess.jp

☆自技会春季大会の燃料電池関係の発表・展示(『燃料電池パワー』5月26日付でレポート予定)

 自動車技術会の「2004春季大会」が5月19日〜21日、「パシフィコ横浜」で行われる。燃料電池・水素関係の発表は以下の通り。
◇フォーラム「燃料電池自動車と水素インフラ開発の現状」(5月19日10:00〜16:05、アネックスホールF201+F202、入場無料、資料¥3000、大会終了後・会員外価格・送料別¥4200)
・燃料電池自動車開発の動向と各国における実証試験の現状(日本自動車研究所・丹下昭二)
・水素製造・供給に関する各国の将来計画(エンジニアリング振興協会・小関和雄)
・燃料電池実証試験の意義とJHFCの進め方(東海大・神本武征)
以下、GM(ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン・GeorgeP.Hansen)、ホンダ(本田技術研究所・川口祐治)、日産(日産自動車・萩原太郎)、トヨタ(トヨタ自動車・河合大洋)各社の開発の取組みの報告。
◇学術講演会(参加登録費・会員外¥15,750、前刷集各セッション毎分冊・会員外@¥1150,送料¥180、2〜5冊¥300)
◇セッション「燃料電池自動車」(5月20日9:30〜11:35、5階502)
・多孔質触媒担持ファイバーコンポジットの開発ーメタノール改質反応場としての効果(エフ・シー・シー・友田昭彦他)
・燃料電池の劣化メカニズムに関する基礎研究(山形大・内藤健)
・直接メタノール形燃料電池の性能と効率の特性(武蔵工大院・小竹智仁他)
・ガソリン改質反応特性解析(豊田中研・久保修一他)
・触媒表面反応シミュレーションーガソリン改質反応への適用(豊田中研・山内崇一他)
◇セッション「EV・HEV・FCEV?ー車両システム」(5月21日9:30〜12:10、5階小ホール)
・新型燃料電池車の開発(日産自動車・福田卓弥)
・FCVにおけるFCとバッテリの電力分担に関する考察(日産自動車・釜田忍他)
・ハイブリッド車・燃料電池車における最適充放電制御の開発(日産自動車・小宮山晋他)
◇セッション「EV・HEV・FCEV?ー要素・評価」(5月21日13:00〜15:05、5階小ホール)
・FCV駆動システムにおける振動抑制技術開発(日産自動車・大久保孝仁他)
・FCV駆動システムにおけるインバータ実装技術開発(日産自動車・渋谷彰弘他)
・水素燃料電池自動車の燃費計測手法の検討ー流量法(第2報)(日本自動車研究所・平田秀徳他)
◇セッション「天然ガス・水素エンジン」(5月19日9:30〜11:35、3階311)
・The Advanced Hydrogen Internal Combustion Engine:Clean,Powerful, andEfficient(BMW・Raymond Freymann)
◇「人とくるまのテクノロジー展」(5月19〜21日、10:00〜17:00、パシフィコ横浜・展示ホール、入場無料)

 296社・682小間(過去最多)、自動車メーカー(14社、燃料電池車など)、部品メーカー、情報機器・ソフト、材料メーカー、試験計測機器、カーエレクトロニクス他。
◇展示会問い合わせ Tel.:03-3262-8214,E-mail:tenjikai@jsae.or.jp)
◇ホームページ  http://www.jsae.or.jp/2004haru/index.html

☆第7818回特別研究セミナー
石川島播磨重工業株式会社
『溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)』開発の最新状況と実用化
−平成17年愛知万博で採用予定、高効率・大容量発電が期待される「燃料電池」−
◇講 師 小澤政弘氏 (石川島播磨重工業株式会社電力事業部開発部長兼燃料電池グループ長)
◇日 時 5月24日(月)14:00〜16:00
◇会 場 JPIカンファレンススクエア(千代田区有楽町)
◇参加費 一人:¥24,590
【優待参加費(1社で複数名、同時申込の場合に限ります)】
1社2名 ¥44,590 1社3名 ¥59,590
※詳しくは当研究所のホームページをご覧ください。
(ホームページからもお申し込みができます)
http://www.jpi.co.jp/semi-enrg/20040524_7818.html
◇問い合わせ
(株)日本計画研究所 担当/千島(ちしま)
〒100-0006千代田区有楽町1-2-14 紫ビル
TEL 03-3508-9070 FAX 03-5512-9429
E-mail:chishima@jpi.co.jp

☆セミナー「家庭用燃料電池ビジネスの展開」
◇趣 旨 現在実証実験が行われている家庭用燃料電池、実用化のときを

     迎えようとしているが、次世代ビジネスとしての方向を探る。
◇日 時 5月27日(木)13:00−16:30
◇場 所 東京証券会館8階会議室(東京都中央区茅場町1−5−8)
◇講 演
 1.「家庭用燃料電池ビジネスの現状と方向」
    日刊工業新聞社編集委員 駒橋 徐氏
 2.「燃料電池ビジネスの本命・住宅市場」
    日本総合研究所副主任研究員 井上真壮氏
◇参加費 18、000円(資料代含む)
◇問い合わせ E−mail:taoistyi@ops.dti.ne.jp
  会社名、部署、ご氏名、faxをご記入の上e-mail又はfaxで

  お問い合わせ下さい。 (faxまたはe-mailにて案内書送付します)
◇主 催 インターフォーラム

    東京都千代田区内神田1−18−11東京ロイヤルプラザ1014
    TEL:03(5921)1908
    FAX:03(5280)1558

■PEM−DREAMニュース
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☆燃料電池業界異変:「型」と「形」

 近年、電解質の種類による燃料電池の名称表記に変化が起きている。英文の場合は変わらないが、日本語表記が変わってきている。それもただ一文字だけ、「型」が「形」になってきている。例えば、りん酸型燃料電池→りん酸形燃料電池というように。

 2つの例を挙げてみよう。

 電気学会は、1994年に『燃料電池発電』(燃料電池運転性調査専門委員会編、コロナ社)を出版しているが、この本では全て「型」を使っている。それが、2002年に出版した『燃料電池の技術』(燃料電池発電次世代システム技術調査専門委員会編、オーム社)になると全て「形」に変わっている。単行本だから表記を統一するのは当然だろう。

 では、任意の場合はどうだろうか。燃料電池開発情報センターが毎年行っている燃料電池シンポジウムの予稿集の収録論文を調べてみた。結果は以下の通りとなり、やはり逆転現象があった。

  第7回(2000年)  総数58、「型」36、「形」5、不明又は表記無し17

  第10回(2003年) 総数68、「型」8、「形」36、不明又は表記無し22、英文論文2

 不明又は表記無しは、英語の頭字語(例えばSOFC)だけで表記されているか、論文中に単語が出てこないものである。

 燃料電池の単行本も、著者によって表記は分かれている。マスコミや燃料電池関連企業のホームページなどでは、圧倒的に「型」が多い。しかし、行政やそれに近いところは、古いものは「型」を使っているが、最近は皆「形」を用いるようになっている。学会もその傾向があるようだ。だから、一つの文章の中で、著者は「型」を使い、施策のタイトルを引用すると「形」も使うというようなことが起きている。また、多分この影響だろうと思うが、「燃料系支持型」と「燃料系支持形」という混乱も現れている。

 どうも「形」で表記することがトレンドのようだが、理由は全く分からない。しかし、これだけの勢いで変化が起きているのだから、何らかの理由があるはずだろう。

 類型などを表す表記が皆このように変わっているかというと、日常的な経験ではそうではない。どうも燃料電池の分野に顕著なように思える。2つの表記のうち、どちらが正しいかはさておいて、現状では個人の選択に任されているようで、素人目にははなはだ迷惑だ。

 これについて説明されたものが見つからないことが居こごちが悪い原因だろう。どなたかご存じでしたら教えてください。

■WEB LINK NEWS
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04/04/14 中国:電力不足深刻も「原発に反対」46%に(サーチナ・中国情報局)

 この調査は2004年2月19日から3月2日まで、「新秦調査」オンラインモニターをメールDMによって調査アンケート票サイトに誘導して行われたもので、有効回答数は5000件。中国の環境問題に関する一般消費者の考え方や実際の取り組み方を探ったもの。この調査の詳細は、『中国消費者の生活実態−サーチナ中国白書2004-2005−』に収録されている。電力不足、石油不足などのエネルギー資源問題はホットな話題だけに数多くの報道がされていることもあり、消費者の関心も高いようだ。しかし、電力不足解消のために闇雲に発電施設を建設することについて全面的に肯定はしておらず、「原子力発電所の建設に反対」する消費者は約46%、対する賛成派は20%を切った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040414-00000026-scn-int

04/04/15 20年で途上国の需要倍増へ 米が長期予測(共同通信)

 【ワシントン14日共同】米エネルギー省は14日、2025年までの長期的な世界のエネルギー見通しを発表、中国やインドの高成長を背景に発展途上国のエネルギー需要は01年時点に比べ91%増とほぼ倍増すると予測した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000013-kyodo-bus_all

04/04/15 NEDO、多様な品質の電力供給装置開発へ具体案公募(日刊工業新聞)

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、燃料電池といった新エネルギーを利用した分散型電源と系統電力を組み合わせ、異なる品質の電力を供給する装置の開発に乗り出す。産業界などから具体案を公募、4年間をかけて研究し実現の可能性を実証していく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000023-nkn-ind

04/04/16 燃料電池で試験走行に成功 鉄道用台車で世界初(共同通信)

 燃料電池4基を組み込んだ電力供給装置(縦2メートル、横4メートル、奥行き2メートル)からモーターに電気を送り、模擬走行試験装置の上を約5分間走行させ、時速50キロまで出せた。 実験には家庭や公共施設用に開発された燃料電池を利用。4基合わせても通勤電車の3分の1程度の加速力しか得られず、実用化には出力向上や価格の低廉化が課題だという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000222-kyodo-soci

04/04/16 <温室効果ガス>2010年で最大4.6%増加 環境省試算(毎日新聞)

 温室効果ガスの増加は、エネルギー消費によって発生する二酸化炭素(CO、2)の増加が原因だ。各部門の増減は、事務所やコンビニエンスストアなどの「業務部門」が28.3%増▽「家庭部門」21.2%増▽「運輸部門」19.2%増▽工場などの「産業部門」3.1〜4.4%減(いずれも90年比)――としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040417-00000061-mai-soci

04/04/19 高温ガス炉で950度達成 クリーン水素製造に前進(共同通信)

 日本原子力研究所(原研)大洗研究所が国内初の高温ガス炉として開発した高温工学試験研究炉(HTTR、熱出力3万キロワット)が19日、原子炉の出口配管で950度を達成した。1974年にドイツの高温ガス炉が炉心そばで950度を記録しているが、原子炉外での計測温度としては世界最高。HTTRは発電だけでなく、900度程度の熱が必要な水素製造システム開発を目指しており、原研では「電力以外の分野での利用に可能性が広がった」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040419-00000159-kyodo-soci

04/04/19 道南地熱エネルギーが特別清算=負債250億円―帝国データ☆差替(時事通信)
*帝国データバンクが19日明らかにしたところによると、地熱資源開発会社の道南地熱エネルギー(本社東京、資本金8億円)が3月31日に東京地裁から特別清算の開始決定を受けた。負債は金融債務を中心に約250億円。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040419-00000286-jij-biz

04/04/20 北京五輪説明会で地下鉄など215億元が成約(サーチナ・中国情報局)

 この説明会は北京オリンピックなどに関連するインフラ整備などのビジネスチャンスを提供するもの。この契約では、北京市基礎施設投資有限公司や北京首都創業集団、香港地鉄有限公司(MTR)などが共同で地下鉄4号線を建設していくプロジェクトや、北京医薬集団、DNAVEC株式会社などのバイオ病原体薬品研究に関するものなどが含まれている。また北電網絡と中関村電子城は北電網絡研究センタープロジェクトで契約を交わしている。さらに五つの汚水処理施設及びタービン発電プロジェクト、燃料電池などに関するプロジェクトでも成約。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00000023-scn-bus_all

04/04/20 屋久島で水素プロジェクト 鹿児島大などが開始(共同通信)

 この日は屋久島に水力発電所を持つ屋久島電工(東京)が建設した水素ステーションで、水を電気分解して水素を製造。ホンダの燃料電池車に関係者を乗せて走った。今後は燃料電池車2台を使って島内で広く走行試験などを行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00000175-kyodo-soci

04/04/20 [トップの自分流げんき白書]張富士夫・トヨタ自動車社長/8 /愛知(毎日新聞)

 わが社の経済担当・小川直樹記者に張さんが実行したうち、主な事業だけを挙げてもらったが、11項目並んだ。

 ■国内■(1)「ネッツ」「ビスタ」の統合など販売網の再編(2)役員体制を改め、取締役を58人から27人に減らし、意思決定の迅速化、現場監督の強化を図る(3)燃料電池自動車の実用化と日米での販売(4)新型プリウス発売をはじめ、ハイブリッド搭載車種を増やすなど環境対策に力点を置く(5)ダイハツ、日野自動車の子会社化で、グループでトラック、軽自動車の増強体制整備(6)金融事業を統括する子会社「トヨタファイナンシャルサービス」を設け、金融事業を強化。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00000003-mai-l23

04/04/20 <プレスリリース>岩谷産業、水素の用途などを紹介する「水素サイト」を開設(毎日新聞)

 「地球環境問題と水素」の視点からは、クリーンエネルギーとしての水素の特性、資源としての水素などにふれています。また急速な展開をみせる「燃料電池と水素」については、燃料電池の基本的なしくみからさまざまな方式までをわかりやすく解説し、これを支える水素インフラと国家プロジェクトまでを俯瞰できる構成となっています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00000023-mai-ind

■海外ニュース(4月ー2)
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<定置用電源>
●Plug PowerとホンダがHome Energy Stationの開発を継続

 Plug Power, Inc.と本田技術研究所は、多段階となることが予想される開発活動を第二段階に進めることで合意した。両社は、2003年10月に、ホンダのカリフォルニア州にある工場でのHome Energy Stationのプロトタイプの実証成功を受けて、第一段階の完了で合意している。プロジェクトの第二段階では、次世代Home EnergyStationのプロトタイプの開発に焦点を当てる。第一段階同様、新契約に下、本田技術研究所がPlug Powerの活動に資金提供を行う。
http://www.plugpower.com/news/press.cfm

<ポータブル/バックアップ電源>
●Palcanがシンガポールの会社との契約趣意書に署名

 Palcan Fuel Cells Ltd.は Singapore Technologiesの一部門であるCETTechnologies Pte. Ltd. of Singaporeとの契約趣意書(LOI)に署名した。LOIによって、CETがPalcan社のPalpacェ燃料電池システムとバックアップ発電機をシンガポール軍での使用する為の試験評価を実施することが確認された。
http://www.palcan.com

●GTIがSOFC稼動携帯発電機の開発チームを主導

 米国陸軍建設工学研究所(CERL)は、ガス技術協会(GTI)が主導するチームとの間で370万ドル(約4億円)の契約を締結した。軽油あるいは兵站燃料を燃料とする10キロワット級固体酸化物型燃料電池(SOFC)の携帯発電機の開発を行う。開発チームには、空軍研究所、国防省燃料電池評価試験センター(FCTec)も参加している。
http://www.gastechnology.org

<報告/市場調査>
●Micro-Fuel Cells(マイクロ燃料電池)

 Progressive Investorは「マイクロ燃料電池:燃料電池商業化への第一の波」と題するレポートを発表した。レポートでは、産業、メインプレーヤー、各社の違い、課題と今後の展望について簡潔にまとめている。レポートは、中小企業た多国籍電子企業の役割、ベンチャーキャピタルのこの分野の見方などもカバーしている。
http://www.sustainablebusiness.com/progressiveinvestor/index.cfm

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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