燃料電池ワールド (2004/02/12 10:50)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.127 2004/02/11発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆燃料電池バスに乗りましょう!(再掲)

 東京都は昨年8月28日から、路線バスとして燃料電池バスを走らせています。このバ
スには、1乗車200円を払えば誰でも乗れます。このバスに多くの人が乗ることで、燃料電池バスに対する関心が高いことを示せます。それは、都市の大気汚染を早く解決して欲しいという世論の表れともなるでしょう。首都圏に住んでおられる方も、出張で東京に来られた方も、時間をやりくりして乗ってみませんか。路線や時刻の詳しい情報は以下のホームページで知ることができます。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/community/news/new/topics01-287.htm

☆『燃料電池パワー』Vol.27の内容
【今週の燃料電池関連画像】 
☆新潟県定置用燃料電池実証試験開所式より(提供:藤木商会)
【沼崎英夫/技術レポート】              
◇大型燃料電池自動車の商用化:カリフォルニア州ACトランジットの事例
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒198−0032 東京都青梅市野上町4−3−4ベルドール河辺201
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■燃料電池関連イベント
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☆ENEX2004 第28回地球環境とエネルギーの調和展 
◇会期・会場 
東京会場 東京ビッグサイト西1ホール 2月12日(木)〜14日(土)大阪会場 インテックス大阪2号館   2月19日(木)〜21日(土)
◇入場料 無料
◇主催 財団法人 省エネルギーセンター

■PEM−DREAMニュース
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☆「新潟県定置用燃料電池実証試験研究」報告

 2月3日の新潟県定置用燃料電池実証試験開所式について、報告をする。会場となったのは、長岡市にある長岡技術科学大学。当日、遅れたためにタクシーで会場に向かいながら運転手さんと話して、今年は特に雪が少ないということを教えられた。この傾向は平成に入ってからずっと続いていて、雪下ろしも久しくしていないという。北海道は冬場の熱需要という点からも燃料電池に取り組んでいるので、同様のニーズから新潟県も始めたのかと考えていたが、それは都会で想像していたことにすぎず、ニーズのひとつではあるが主たる理由は他にあった。
 

 特筆すべきは、新潟県が県主導で「新潟県コジェネ・燃料電池研究会」を組織して活動していることである。開所式も同研究会の例会として行われた。燃料電池に対する自治体の取り組みは各地でちらほら始まっているが、県と地場の企業が協働して、組織的に継続して取り組んでいる例はほとんど聞いたことがない。その意味で、燃料電池がメーカーや大手企業だけではなく、地場産業としても成り立っていけるのかどうか、新潟県は先駆的な実験を行っているといえるだろう。

 新潟県内には、燃料電池の開発を進めている企業として東芝ホームテクノとコロナがあり、設置された燃料電池システムは東芝インターナショナルフュエルセルズ製が使われている。コロナは2000年頃には燃料電池の開発を行っていることが知られていたが、取り組んでいるタイプは、灯油改質型。灯油は改質がもっとも難しいといわれており、今年2月には新日本石油が「灯油を燃料とする10kW級業務用固体高分子形燃料電池」実証機を開発し、フィールドテストを開始した。商品化は2006年度中としているが、コロナも近々成果を出したいと語っていた。

 当日は研究会から「シーズ・ニーズ集(第一版)」が配布された。それは、研究会に参加している企業の燃料電池に対するシーズ・ニーズ情報を登録したもので、これを見てそれぞれの企業に自由にアクセスできる。情報をオープンにすることで活性化を図ろうとしている。

 こうした新潟県の動機や背景について、事務局である新潟県産業労働部原子力安全・資源対策課の方に質問したところ、詳しい説明を送っていただいた。又聞きで説明するより正確によく理解できるので、そのまま掲載しよう。

●新潟県が(財)新エネルギー財団の燃料電池実証試験研究事業に参加した理由

 (ご承知のとおり)燃料電池が環境負荷の少ない、革新的な技術であり、資源の乏しい我が国にあって、持続可能な未来のエネルギー源の一つとして期待されています。新潟県では、新エネルギーの一環から早くから燃料電池に着目し、平成14年10月に県内の企業、大学を中心とした産官学連携の「新潟県コジェネ・燃料電池研究会」を設立しました。

 この研究会は、燃料電池の県内での普及、開発を目的としており、これまで情報交換を中心に、企業間または企業と大学間との情報交換の場の提供をしてきたところです。(会費無料、常時会員募集中)

○燃料電池関連地場産業の活性化・起爆剤として

 県としては、未来のエネルギーとして期待されている燃料電池に関連した何かしらの技術の一つでも新潟県発のものが生まれ地場産業の活性化の起爆剤となってもらえればと考えております。

 昨日も、日本総合研究所井熊均様の講演にもありましたが、その市場に(燃料電池の心臓部でもその周辺の附属機器でも何でも良いが)食い込むことができる技術が新潟県の企業等から発信できればと再認識いたし
ました。

 そのため、燃料電池の問題点、改良点などの情報を収集する必要がありますが、企業が実証試験を行いますと、なかなか情報を開示しないことから、自治体が実証試験を行い、できる範囲で、これら情報の開示を行いたいとの思惑がまずありました。燃料電池の設置環境としても、積雪、多湿、寒冷という条件での燃料電池システムの構造的な問題や電気・熱利用の情報を入手し、燃料電池の積雪等の対策やソフト・ハード面で電気・熱の効率的な利用形態の検討として、可能な範囲となりますが、情報開示により住宅、ガス、電気等の関連企業の参考になればと思っております。

○新潟県は国内最大の天然ガス産出県であることを背景として

 燃料電池の水素源としては、灯油、都市ガス、ナフサなど様々ありますが、新潟県では、天然ガスのインフラが多く、また、天然ガスを都市ガスとして利用している地域が多くあります。

 一般的に都市ガスはLNG起源がほとんどであり、天然ガスと若干成分が異なります。(窒素や炭素5以上の炭化物を含む。)よって、本県のように天然ガスを利用した場合の燃料電池の稼働への影響を本実証試験で入手し、今後の県内での燃料電池の普及の課題を整理しておかないと、LNG起源の都市ガス地域では燃料電池はうまく稼働できるが、天然ガスを使用する新潟県では稼働に問題があり、普及の足かせとなるという事態も懸念され、燃料電池の普及において遅れをとる可能性があることから実証試験にいち早く取り組みをしたということもあります。

○県民への普及啓発として

 情報の開示に近いのですが、県民に燃料電池の有用性をPRするには、やはり実際にそのものを見ていただくことが最も良いのではないかと考えました。未来のエネルギーで環境にもやさしいといっても、なかなか実感がわかず、まだまだ先のものと思われてしまいますが、実際に県内に設置されて動いており、近々、販売されるといえば、かなりのインパクトがあると、加えて、実際にその現場を見せることができれば更に県民への燃料電池の印象を強くできるとの判断です。企業が行う実証試験サイトの視察では、だれでも視察ができるというサイトはなく、何かしらの制限が加えられるのが一般的です。一般住宅での試験ですので、近隣の方や実際に試験サイトに住まわれている方のご迷惑にならないことに配慮すると、何時でも誰でもというわけにはいかないという点で、企業が行っている場合に準じてしまいますが、できるだけ多く方から試験サイトを見ていただく機会を設けることができるのではないかというのも理由の一つです。

 もうひとつ、当日のマスコミ向けの資料も掲載してみよう。これを見れば今回の実証試験の全体が理解できる。

●新潟県燃料電池実証試験研究試験サイトの公開にかかわる資料
平成16年2月3日(火)10時30分〜12時
新潟県産業労働部原子力安全・資源対策課

1 新潟県定置用燃料電池実証試験研究について

 平成15年度に財団法人新エネルギー財団から新潟県が受託した事業財団法人新エネルギー財団の実証試験事業
平成14年度・・・・全国12カ所
平成15年度・・・・全国31カ所(参加自治体:北海道、岐阜県、新潟県)

2 実証試験の概要

 燃料電池から電気と温水を実際に一般家庭に供給(コージェネレーション)し、電気消費量、温水使用量、燃料電池の発電効率、メンテナンス、周囲環境への影響などのデータを新潟県工業技術総合研究所で遠隔収集する。

 試験期間:1年間(平成16年1月〜12月(設置・調整の1月を含む。))

3 データの用途

 得られたデータは財団法人新エネルギー財団で分析し、燃料電池の省エネルギー性・環境調和性の効果及び経済性向上のための課題の明確化等を図ることとしています。

4 新潟県が実証試験に参加した理由
(1) 県内での燃料電池の普及促進並びに開発・改良に関する課題を本実証試験で明確化する。
(2) 可能な範囲で情報を共有化することにより、燃料電池の普及と県内関連産業の育成及び活性化を図る。
(3) 本試験サイトの視察等による普及啓発事業を展開し、燃料電池の有用性をPRする。

5 なぜ実証試験を長岡で行うのか?

 次の条件から長岡市内の一般住宅を試験サイトとして新潟県が選定しました。(1) 県内産天然ガスを使用している地域
(2) 積雪、多湿地域
(3) 交通アクセスの利便性
(4) 県内での燃料電池研究開発をリードしている長岡技術科学大学の存在

6 試験サイトの公開時の留意事項
 試験は住宅街にありますので、次の点にご配意願います。
(1) 近隣の方のご迷惑にならないよう願います。
(2) 個人情報を伴いますので試験サイトの住所及び住居者氏名の報道はできません。

 夕方から降り出した雪の中、懇親会を終えて東京に向かう新幹線で日清紡が燃料電池のテロップ広告を流していた。

■WEB LINK NEWS
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04/02/03 「火星より地球の海の研究・保護を」と環境保護団体が結集(WIRED)

 同じくパネルディスカッションに参加した『天然サケセンター』のザンシッピ・オージェロット博士は、チャーター氏が提言したような措置が取られなかった場合として、未来の海の暗澹とした予想図を描いてみせた。現在、連邦議会で審議されている、ブッシュ政権の支持するエネルギー法案が通過した場合、沖合での掘削や液化ガスターミナルが激増すると環境保護活動家たちは見ている。その結果、「海の工業化」が起きるというのがオージェロット博士の予測だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040203-00000004-wir-sci

04/02/04 新エネルギーを考える 滋賀県で懇話会開催(京都新聞)

 県は10年度の二酸化炭素など温暖化ガス排出量を1990年度より県民1人当たり15%削減することを掲げているが、委員からは「この新エネルギー導入目標では、温暖化ガスの削減目標は達成できない」「温暖化ガスの削減目標量に対し、新エネルギーの導入が果たす割合を示し、省エネルギーによる削減量との関係を明確にすべきだ」との意見が出た。 県は懇話会の意見を踏まえ、3月までに戦略プランを策定する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040204-00000090-kyt-l25

04/02/05 水素に頼らず、対策進めよ 温暖化で米アカデミー報告(共同通信)

 同アカデミーは「水素関連技術の開発は長期的に重要だが、エネルギー効率の向上や再生可能エネルギー開発などバランスの取れた政策を採るべきだ」と指摘。「将来の革新的な技術開発に頼り、現時点でできる対策をサボっている」との環境保護団体の主張を専門家が裏打ちした形だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040205-00000143-kyodo-soci

04/02/05 関西中学生研究発表コンクール 白陵中と神吉中が佳作受賞/播磨・姫路(毎日新聞)
◆地球を救おう 太陽光発電と燃料電池検証

 結論付けたのはコスト面などの問題は解決で出来るとしながらも「新エネルギーの導入には、数年後の社会を担う中学生の低い認知度を打破する必要がある。新エネルギーは夢のエネルギーといわれるが、今の地球を救うには夢で終わらせてはいけない。環境保護に加担する必要がある」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040205-00000004-mai-l28

04/02/06 メタンハイドレート採取サンプル、初陸揚げ 熊野灘海底から試掘−−新宮港 /和歌山(毎日新聞)

 陸揚げされたのは、熊野灘の沖合40〜50キロのポイントにある海底の地下300〜500メートルから採取したサンプルで、タンクに密封されてトラックに積み替え、成分を分析するため札幌市の研究施設へと運ばれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000004-mai-l30

04/02/10 大慶原油の対日供給停止 中国、成長で輸出余力低下(共同通信)

 1972年の日中国交正常化に伴い始まった中国・大慶油田(黒竜江省)から日本への原油輸出が今年1月からストップし、輸出再開が困難になっていることが10日、明らかになった。中国で原油需要が急増し輸出余力が低下、価格交渉も事実上決裂したためだ。中国の経済成長を背景に、「日中友好の象徴」として30年以上続いた原油取引は幕を引く見通しだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040210-00000241-kyodo-bus_all

04/02/11 神鋼環境ソリューションなど、水素発生装置内蔵の燃料電池を実証(日刊工業新聞)
【神戸】神鋼環境ソリューションは10日、中国電力と共同で水素発生装置を内蔵した家庭用燃料電池システムの実証試験を開始したと発表した。夜間電力で水を電気分解し発生させた水素を、燃料電池に供給して発電するコジェネレーション(熱電併給)システム。実証試験はソフトビジネスパーク島根(松江市)内で行うが、実用化の時期は未定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040211-00000022-nkn-ind

■海外ニュース(番外)
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●燃料電池バスの試験利用 北京・上海でスタートへ

 科学技術部高新(ハイテク)司と中国国際経済技術交流センターこのほど、中国燃料電池バス商用化の試験プロジェクトに向け、国際入札の公示を行った。第一段階として、近く燃料電池バス6台を国際入札により購入する予定だ。  

 同プロジェクトは中国政府、グローバル環境基金(GEF)、国連開発計画(UNDP)の支持を受けて、科学技術部、北京市政府、上海市政府が2003年から共同でスタートした。投資総額3236万ドルで、プロジェクト期間は5年間。

 計画によると、購入する燃料電池バス6台のテスト運行では、関連部門と専門家による系統的な実験データの収録・分析を進め、商用化に向けた技術的な可能性を検証する。また、設計の改良とコスト削減も並行する。最終的には燃料電池車の普及と産業化を実現させ、環境保護に向けて温室ガスの排出を削減していく。

 科学技術部は2001年、全12項目からなる国家重大科学技術専門プロジェクトの一つとして、燃料電池車を中心とする「電気自動車専門プロジェクト」を立ち上げ、約9億元を投入している。現在、すでにサンプル車の開発に成功している。(04/02/04 人民網日本語版)

■海外ニュース(2月ー1)
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<輸送>
●米国防省が燃料電池Segwayをテスト

 米国防省の燃料電池試験評価センター(FCTec)が、Manhattan Scientificsの40セル-出力700Wの燃料電池を搭載したハイブリッドSegway(立ち乗りスクーター) HT eシリーズの実証を行った。燃料電池は貯蔵水素を使用している。
http://www.dodfuelcell.com/article_010604.html

<定置用電源>
●FuelCell Energyが燃料電池をSRPに供給

 FuelCell Energy, Inc.は、250kW級Direct FuelCell 300A発電機を、2004年末か2005年初頭に、アリゾナ州を拠点とするSalt River Project (SRP)に供給し、技術サービスも提供する。発電機は、SRPが所有、運転することになっており、アリゾナ州立大学の東キャンパスに設置され、SRPの地域配電網に電力を供給する。
http://www.fce.com

<燃料・改質器・貯蔵>
●Quantumがアジアのバスに水素燃料システムを供給

 Quantum Fuel Systems Technologies Worldwide, Inc.はアジアのある大手バスメーカーと燃料電池バスの車両製造に為に水素燃料システムの供給契約を結んだ。バスは、Quantamの超軽量複合材TriSheild水素タンク、圧力制御弁の他周辺機器など全てを屋根の支持構造中に組み込む形で搭載する。
http://www.qtww.com/news_events/index.shtml

<燃料電池コンポーネント>
●PolyFuelが新規な膜を発表

 PolyFuelは直接メタノール法燃料電池(DMFC)向けの設計された画期的な膜を発表した。PolyFuelのDMFC膜は、実用的な性能を有しており、一般的なリチウムイオン電池や既存の燃料電池用膜技術に比べてシステムコストで優れている。
http://www.polyfuel.com/press_pr_011904.shtml

<報告・市場調査>
●水素発生技術

 Business Communications Company, Inc.はRE-107 燃料電池の為の水素発生技術を発行した。レポートによると、市場は2008年まで年率15.8%で成長し、15億ドル(1600億円)規模に達するとしている。
http://www.bccresearch.com/energy/E107.html

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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