□燃料電池ワールド
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■Vol.122 2003/12/24発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■お知らせ
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☆次号は、2004年1月14日号からスタートします。よい休暇をお過ごしください。
☆燃料電池バスに乗りましょう!(再掲)
東京都は8月28日から、路線バスとして燃料電池バスを走らせています。このバスには、1乗車200円を払えば誰でも乗れます。このバスに多くの人が乗ることで、燃料電池バスに対する関心が高いことを示せます。それは、都市の大気汚染を早く解決して欲しいという世論の表れともなるでしょう。首都圏に住んでおられる方も、出張で東京に来られた方も、時間をやりくりして乗ってみませんか。路線や時刻の詳しい情報は以下のホームページで知ることができます。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/community/news/new/topics01-287.htm
なお、読者の方から以下のような詳しい情報をいただきましたのでご紹介します。
2路線あるうち今日はどちらの路線の投入されているかは当該時刻に停留所で待つか、掲載されている深川営業所に照会しないと判りません。また、整備やイベント出展等で営業運行中止の日もあります。
そこで、ほぼリアルタイムで現在の走行状況を確認する方法がHPにあります。都交通局の公式HP http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/
→右上の「都営バス」のバナー をクリック
→「都営バスHP」 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/index.html→同HPの中のコンテンツ「運行情報」
→「ラッピングバス情報」→「商品企画選択」→ (燃料電池の「ね」)→「燃料電池バス」
以上の手順で、本日の運行系統と、ほぼ現時点の所在地(直近の通過場所と時刻)が表示されます。(入庫中等は「未走行」表示)
外出中も携帯(iモード、Jスカイ、ezweb)からで
都バス運行情報 http://tobus.jp/ から
→「ラッピングバス」→「商品/企画」→「な行」→「ね」→「燃料電池バス」で、同様の検索が出来ます。
私も時々チェックしていますが、当該時間帯にもかかわらず意外と「未走行」になっていることが多いようで、結構、点検・調整やら関係者へのお披露目やらで営業投入していないことも多いような気がします。また2系統が当該路線になっていますが、東16に入っている方が圧倒的に多いような気がします。
☆『燃料電池パワー』Vol.22の内容
【今週の燃料電池関連画像】
☆エコプロダクツ2003より/計2枚
・PEM−DREAMブースの全景と、場内見学ツアー(エネルギー)でブースに来られ、説明を聞かれる方々。
【沼崎英夫/技術レポート】
◇第23回水素エネルギー協会大会研究発表要旨(2)
【燃料電池市民講座講演録】
◇『燃料電池自動車の曲がり角』高中公男氏(矢野経済研究所電子・システム産業調査本部研究員)・その3
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html
☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)
日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。
また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。
内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒198−0032 東京都青梅市野上町4−3−4ベルドール河辺201
燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■PEM−DREAM EVENT
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☆来年1月の燃料電池市民講座
『荏原バラード社の事業展開』
ゲスト=荏原バラード社
1998年、カナダのバラード・パワーシステムズ社と日本の荏原製作所は、燃料電池の事業展開のために、合弁会社「荏原バラード社」を誕生させた。それから5年、固体高分子形燃料電池モジュール「Nexa」を使った移動用電源製品「FCBox」が発売され、来年には家庭用燃料電池システムも発売されようとしている。2004年の幕開けに、燃料電池の扉を開いたバラード社の技術について、また、荏原バラード社の会社、事業、製品などを中心にお話しいただく予定です。当日は燃料電池モジュール「Nexa」も登場します。
荏原バラード社のホームページ http://www.ebc.ebara.com/
○日 時 2004年1月24日(土)午後2時から
○場 所 株式会社守谷商会会議室(東京駅八重洲口から3分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールにて、「1月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
メール info@pem-dream.com
■燃料電池関連イベント
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☆未来エネルギー研究協会
「エネルギーと環境に関する調査」講演会
◇開催日:2004年1月14日(水)
◇開催時間:14:00〜17:00 懇親会17:10〜18:40
◇会 場:芝蘭会館 研修室(2F)
京都市左京区吉田牛の宮11−1 電話075−771−0958
◇講師と演題:
座長 京都大学大学院エネルギー科学研究科 笠原三紀夫 研究科長・教授講演1「21世紀のエネルギーシステムのあり方」
大阪工業大学学長 西川よしかず氏
講演2「エネルギー・環境問題におけるNGO・NPOの役割」
弁護士(気候ネットワーク代表) 浅岡美恵氏
◇参加費:会員および学生 無料、非会員 3000円(懇親会参加を含んでいます)
◇定 員:30名
◇申し込み・お問い合わせ:未来エネルギー研究協会事務局
TEL/FAX:075−701−6671
電子メール:mirai@nk.rim.or.jp
ホームページ:未来エネルギー研究協会を検索してご覧ください。
☆ガスエネルギー新聞
第1回「ソリューション・セミナー」
●テーマ1
「水素エネルギー利用」「燃料電池」の開発状況とその将来展望
●テーマ2
「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」の開発と事業化への取組み(東京ガス/大阪ガス)
◇開催日:大阪会場→2004年1月19日(月)
◇開催時間:14:00〜17:00
◇会 場:大阪会場→メルパルク大阪
◇講 師:大阪会場→テーマ1 小久見善八氏(京都大学大学院教授)
テーマ2 本田国昭氏(大阪ガス株式会社理事 家庭用コージェネレーションプロジェクト部長)
◇受講料:1人20,000円(消費税込み)
◇定 員:大阪120名
◇申込締切:大阪 1月9日(金)
◇申し込み方法:http://www.gas-enenews.co.jp/seminar/index.html から申込用紙をダウンロードして、FAXで。
◇お問い合せ: ガスエネルギー新聞・事業部(担当:山本、福島)
TEL:03−3592−5797
☆SSKセミナー
平成16年の政策選択と開発第一線のビジョンは?
「家庭用燃料電池普及へのロードマップと戦略」
◇講師等:<1>モジュール化、燃料電池と政策選択
安藤 晴彦 氏
(経済産業省 資源エネルギー庁 企画官[国際戦略・燃料電池担当])
<2>燃料電池の最新開発動向について
−いち早く全国展開した家庭用燃料電池の実証テスト状況ー
池松 正樹 氏
(新日本石油(株) 新エネルギー本部 FC事業部 事業部長)
◇日 時:2004年1月20日(火) 午後2時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_04009.html
◇問い合わせ・申し込み:
株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03−5532−8850
申込受付FAX 03−5532−8851
E-mail info@ssk21.co.jp
または、上記HPから申し込みができます。
■PEM−DREAMニュース
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☆「エコプロダクツ2003」PEM−DREAMブースの報告
このイベントが終わると、世の中の雰囲気が年末に向かって急いで変わり始める。毎年12月の10日前後に行われるからだ。今年は11日から13日まで開催された。PEM−DREAMは3回目の参加で、ボランティアに来てくださった方は「本場所のイベントだね」と評してくれた。本場所という意味は、日数、来場者とも最大規模であり、その上、情報を求める来場者は企業関係者が多いということだろう。さらに、同じテーマでの出展が他にあるので、比較され評価されるということも含まれているようだ。
PEM−DREAMの今年の出展テーマは「今、日本で買える燃料電池スタック」として、荏原バラード株式会社、大同メタル工業株式会社、AGVシステム研究所からご協力いただいた。日米中の3カ国の燃料電池を展示でき、それぞれに形状もサイズも違うので、説明する話題に事欠かなかった。加えて、圧縮水素ボンベ、水素吸蔵合金タンク、固体高分子膜を展示したので、燃料である水素のさまざまな問題や燃料電池の技術やコストの問題なども話すことができた。それぞれに値段を明示したので、よりリアルに感じた方も多かったのではないだろうか。
予想に反したのは、「ソーラー+燃料電池」学習キットの展示である。23000円という手の届く値段もさることながら、テキストを見れば燃料電池を勉強するのにしっかりした内容であることが理解されやすく、強い関心を示した方が多かった。日本自動車教育振興財団の方は教育用にとまとめ買いを示唆されていた。
当ブースに来られた方でもっとも遠方だったのは、岡山から来られたお二人だった。2000年12月に岡山県国際交流センターで広瀬隆さんの燃料電池講演会が催され、燃料電池の情報なら何でも追いかけていたPEM−DREAMは、往復3万円の旅費をかけて参加した。その時にお会いしたことがこのような形でつながるとは夢にも思っていなかったが、お二人は来年2月7日に再び広瀬さんを招いて燃料電池講演会を企画され、今回は規模を拡大して行うので、その準備も兼ねて来られたのである。エコプロダクツ展が行われた東京ビッグサイトの会場は広く、出展数も多いので、1日かけても見切れないほどである。初日にいらしたお二人は情報収集に会場を回り、燃料電池の出展者に講演会での協力要請を精力的にされた。その成果はまだ未定であるが、PEM−DREAMはいの一番に協力するつもりなので、その夜、夕食をともにしながら打ち合わせをした。
展示会の来場者総数は11万人に上った。朝10時の開場とともに忙しく動き回るのは小学生だ。時々中学生もブースの前を通るが、彼らは燃料電池には関心がない。手にした会場案内図をもとに「あっちだ」「こっちだ」と目指すブースを探していると、そのうちに大人がどんどん増えてくる。3時を過ぎると子供たちの姿はなくなる。人の流れを見ていると、11時と2時頃に来場者のピークがあるようだ。昨年は会場のレイアウトがNGO・NPOコーナーにはあまり良くなかったが、今年は会場のほぼ真ん中で、コーナー出展者の数も増えて、エコプロダクツ展の特色の一つになってきた。手書きの模造紙の説明が壁面に目一杯貼られ、出展者はチラシやリーフレットを配りまくっていた。
PEM−DREAMは2年前はチラシを置いて自由に持っていけるようにしたことがある。どのくらいさばけるのか見当がつかず、毎晩帰ってはチラシのセット作りに追われたが、今年は紙媒体は使わずに、ネットの紹介に徹した。「何かないの?」と聞かれることは度々だったが、話をすれば理解してくださった。イベントは会場での出会いが華で、配った枚数に応じてその後の交流が芽生えることはほとんどないという経験則から、費用対効果という点でチラシの配布は止めた。余裕があれば違う話になるのだろうが・・・。
同じような考えから、ブースに来られた方は自由に見られるように、敢えて積極的に説明することはしなかった。間口が狭いので、立ち上がって説明をしていると他の方からブースの中が見えなくなり、入ってくることができなくなるからだ。1人でも多くの方に見ていただき、質問が来れば話をさせていただくやり方だったが、それでもかなりの方と話をした。毎日ボランティアの方が来てくださったが、人数を数える余裕はなかった。
通路側に置いた荏原バラードの「Nexa」は、サイズ的にボリュームがあり、その存在感は人目を引いた。荏原バラード社は独自のブースを出展していたが、燃料電池は出さないというので幸運にもお借りすることができた。どんなイベントでもそうだろうが、そばに出展者がいるとあまりじろじろ見ることはしにくい。当ブースはあっけらかんとした雰囲気だったので、滅多にない機会とばかりに舐めるように見ていく人が多くいた。大同メタルの方も初日に来てくださり、より専門的な説明をしてくださった。400W級中国製燃料電池は、500リットル入りの水素吸蔵合金タンクをAGVシステム研究所が提供してくださったので、ときどき3個の電球を点ける実演を行った。点けっぱなしでは水素が持たないからだ。
今回は主催者側から場内見学ツアーが行われた。これは昨年、日本の環境情報を英語に翻訳してメルマガで世界中に発信しているJFS(ジャパン・フォー・サステナビリティ)の枝廣淳子さんが試みた外国人に対する翻訳付き見学ツアーを参考にしたのではないかと密かに考えているが、2日目からエネルギーツアーに当ブースが加えられた。合計4回、短い説明を行ったが、同じように話すのは難しいことだった。
最終日の夕方、国会議員の大名行列が来た。愛知から出ている民主党の方だったが、本人を中心に小集団で移動してきた。エネルギー政策WT座長と名刺に書いてあるが、本人は我々の説明に、「あまり知らないんですよ」と謙遜していた。このような場に来ていただくことは大いに歓迎するが、その後主催者事務局の方が議員の回ったブースの資料集めをしていた。どういう経過でそうなったのかは知らないが、秘書の方もいるのだから自分のことは自分でやったらいいのに、という思いがしたのはひがみだろうか。
中国、韓国の方も来られた。企業や技術の買収を行っている方も見えた。そして、1年に1度、この会場で会える顔なじみの方も増えた。PEM−DREAMの会員になってくださった方もおり、隣のブースに出展していた鳥取環境大学の先生からは論文をいただいた。今年も(株)ケノスの方に、ブースを引き立たせてくれたワンポイントの看板を作っていただき、感謝で一杯である。
来年のエコプロダクツ2004は、12月9日から開催される。来年の今頃は、家庭用と携帯用の燃料電池商品が発売されているかもしれない。企業のブースは、そうした展示が増えるだろう。埋没しないような企画を考えなければと気合いを入れた2003年のエコプロダクツ展だった。
■WEB LINK NEWS
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03/12/18 発電効率54%の燃料電池 京セラが05年に発売へ(共同通信)
セルの形状を円筒形から筒状平板へ改良し、高出力と小型化を実現した。一般的な4人家族の場合、年間約8万円の光熱費を節約でき、二酸化炭素(CO2)の排出も4割削減できるという。05年度で売上高10億円、10年度で200億円を目指す。西口泰夫社長は「大きさを5分の1にし、燃料電池車にも展開したい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031218-00000293-kyodo-soci
03/12/19 「株式」東洋紡(3101)−個別銘柄ショート・コメント(フィスコ)
賑わう。小型燃料電池の電解質膜を開発したとの報道がはやされている模様。発電効率が3割向上、高濃度の燃料が使用可能になるなどの特徴があるとされている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031219-00000015-fis-biz
03/12/19 ホソカワミクロン、燃料電池関連の新技術を開発(ロイター)
ホソカワミクロンは、今回の技術を中心とする高性能電極材料を随時、商品化する予定だ。2005年以降は、燃料電池の市場導入が予定されているため、同年度をめどに電極用原料などの素材の販売も始める計画、としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031219-00000427-reu-bus_all
03/12/19 <排ガス規制>首都圏4都県の改善効果を確認(毎日新聞)
調査は都環境科学研究所が11月9、10の両日、環状八号線「井荻トンネル」(杉並区)で実施。発がん物質(多環芳香族炭化水素)3種類と、すす(元素状炭素)の濃度を測定し、規制前の01年3月のデータと比較したところ、発がん物質は最大58%、すすも49%減少していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031220-00000069-mai-soci
03/12/19 広島大と研究開発で包括提携=三菱重工(時事通信)
*三菱重工業と広島大学(東広島市)は19日、印刷事業や水素エネルギー分野などの新規技術の研究開発について包括的に連携することに合意し、同社広島研究所の橋本律男所長らと牟田泰三学長が協定書に調印した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031219-00000994-jij-biz
03/12/22 葛巻コジェネシステム研、牛糞や生ゴミ原料の小型燃料電池(日刊工業新聞)
本州最大級の酪農地帯の同町で、牛糞や生ゴミを原料に小型の燃料電池(FC)で発電、有機系廃棄物のコジェネレーション(熱電併給)システム利用を実現するもので、2年間の実証研究を踏まえ、同町では牛1万頭の半分の糞を利用して町中にこのバイオFCコジェネの普及を目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031222-00000020-nkn-ind
03/12/22 22日カシオが高い、CLSA証は1350円目標(ラジオたんぱ)
カシオ計算機 が商いを伴って上伸している。CLSA証券が同社株の投資判断「買い」を継続し、目標株価を1350円(従来は1200円)に引き上げたことが手掛かり材料。リポートでは「小型・薄型・高性能な同社のDSC(デジタルカメラ)は市場で高い人気を誇っており、ますます勢いを伸ばしている。一方、基幹部品を外部調達しているため同事業の利益率はというと満足がいくものではなかった。しかし、同社では2005年3月期以降を同事業の収穫期と位置づけ、弊社は同年の同事業の利益率は大幅に改善すると予想する」などとしていた。また、燃料電池事業の将来性にも言及している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031222-00000208-rtp-biz
03/12/22 財務省原案 県関係事業、重点16項目要望通り−−岩国臨港道に144億円/山口(毎日新聞)
新型肺炎SARS対策で第一種感染症指定医療機関指定に必要な県立中央病院(防府市)の病室2床の整備や、周南地域のソーダ工場に燃料電池システムを設置する事業も実施のめどが立った。
■海外ニュース(12月ー1)
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<輸送>
●燃料電池トラックを売るアヌバ(2003/11/11)
合併したアヌバ社は、燃料電池とバッテリーのハイブリッドエンジンで走るゼロエミッションの水素駆動ピックアップトラックを販売している。この「クリーン・アーバン」ピックアップトラックは日産の「フロンティア」を改造したもので、2つのアヌバ製「Power-X?」6kW級PEM形燃料電池とソレクトリア社のモーターで走る。トラックは10秒でゼロから60マイルに加速し、最高時速75マイル、都市環境で250マイルを走行できる。この距離は在来の自動車に近いとはいえ、初期バージョンの「クリーン・アーバン」ピックアップトラックは9万9995米ドルの価格を維持するために、ハイウエイは60マイルに限定される。より長距離を走るハイウエイ走行用自動車は、特注品で用意されている。
http://www.anuvu.com/trucknews.html
●MTUは世界初の燃料電池駆動ヨットを発表(2003/10/22)
MYUフリードリヒスハーヘン社は、バラード・パワーシステムズ社で製造された燃料電池推進システムを使う最初のヨットを発表した。「No. 1」と名付けられた12メートル長のヨットは、クレスブロンのコンスタンス湖で走るだろう。
http://www.mtu-friedrichshafen.com/en/ps/ps_031022_1.htm
<定置用電源>
●FTCはSOFCをリエージュ大学に供給した。そして、住宅用燃料電池の提供も(2003/10/30、11/14)
フュエルセル・テクノロジーズ社(FCT)は、ベルギーのリエージュ大学に第2世代の5kW級固体酸化物形燃料電池(SOFC)ユニットを製造し、供給する契約に署名した。この新しいSOFCユニットの試作品は現在、カナダ・オンタリオ州のキングストンにある同社の生産工場で製造されている。
FCTはまた、カナダの住宅で住宅用燃料電池の初めての設置を行う。FCTの5kW級製品は、オタワの国家研究会議構内にあるカナダ住宅技術センター(CCHT)に設置される。カナダ天然資源省はこのプロジェクトに資金提供している。
http://www.fct.ca/30_10_03.html
http://www.fct.ca/14_11_03.html
<燃料・改質器・貯蔵>
●水素経済のための国際パートナーシップが正式に発足(2003/11/20)
スペンサー・エーブラハム米国エネルギー省長官は、14カ国と欧州委員会を代表する大臣たちとともに、水素経済のための国際パートナーシップを正式に設立する覚書に署名した。このパートナーシップは、水素の研究と技術開発、そして展開を調整する国際的メカニズムである。
http://www.energy.gov/engine/content.do?PUBLIC_ID=14481&BT_CODE=PR_PRESSRELEASES&TT_CODE=PRESSRELEASE
●スチュアート・エナジーはAQMDから契約を受理し、スウェーデンに2番目のステーションを開設(2003/11/13、17)
スチュアート・エナジーシステムズ社は、自動車への燃料供給と発電の可能性の二つを備えた水素エネルギーステーション(HESfp)のための画期的な契約を、南海岸大気保全管理区(AQMD)から受注した。スチュアート・エナジー社独自の水分解技術を使って、HESfpはAQMDが保有する水素駆動自動車へ水素燃料を製造、供給する。このステーションは2004年の早い時期に、AQMD本部に配備されるだろうと予想されている。
スウェーデンのストックホルムでは、フォータム社が公式に最初のスチュアート・エナジー水素エネルギー・ステーション(HESf)を開設した。HESfは、著名な「ヨーロッパのためのクリーンな都市交通」(CUTE)計画の一部として3台の燃料電池バスにきれいな水素燃料を提供する。
http://www.stuartenergy.com/media_center/press_releases/press_nov17.html
http://www.stuartenergy.com/media_center/press_releases/press_nov13_03.html
<燃料電池コンポーネント>
●グリーンライトはFCATS G500燃料電池テストステーションを公開(2003/10/31)
グリーンライト・パワー・テクノロジーズ社は、フロリダ州マイアミの燃料電池セミナーで、FCATSプロトン交換膜(PEM)型燃料電池テストステーションの次世代型の最初の製品を公開した。FCATS G500は、テストとコントロール、迅速なデータの取得、診断と安全なサブシステムを含む完全なテストシステム・パラメーターを包括的に管理できる独自に開発したソフトウェア・プラットフォーム「 HyWARE II 」を組み込んでいる。
http://www.hydrogenics.com/ir/NewsReleaseDetail-1.asp?RELEASEID=121466
●アービン・インスツルメントは燃料電池テストシステムを受注(2003/11)
アービン・インスツルメント社は世界的なリーディング自動車メーカーから、統合した燃料電池テストシステム(FCTS)の50万ドルの注文を受注した。
http://www.arbin.com/CompanyInfo/News.htm
<報告・市場調査>
●定置用燃料電池市場(2003/11/20)
アライド・ビジネス・インテリジェンス社の『定置用燃料電池市場:世界市場の分析、主要プレーヤーの戦略と見通し』は、世界的な定置用燃料電池の累積出荷は、2003年の55MWから2013年にはほぼ1万8000MWに上昇するだろうと予測している。
http://www.abiresearch.com/reports/SFC.html
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■燃料電池ワールド
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