燃料電池ワールド (2003/11/26 10:50)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.119 2003/11/26発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆「今、日本で買える燃料電池スタック」
12月11日(木)〜13日(土)の3日間、東京・ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2003」に出展するテーマが標題のように決まりました。燃料電池はとても高い、というのも本当なら、お手頃、と感じるものもあるのも実情です。さて、どんな展示になるか、ぜひおいでください。コマ番号はN−50です。

☆来年1月、荏原バラード社が市民講座に登場(再掲)

 現在日程調整をしていますが、来年1月の市民講座に荏原バラード社をゲストとしてお招きします。荏原バラード社の会社紹介、事業紹介、製品紹介などを中心にお話しいただく予定です。また、当日は燃料電池モジュール Nexa も登場します。日程が決まり次第参加募集を開始しますのでご期待ください。
荏原バラード社のホームページ  http://www.ebc.ebara.com/

☆燃料電池バスに乗りましょう!(再掲)

 東京都は8月28日から、路線バスとして燃料電池バスを走らせています。このバスには、1乗車200円を払えば誰でも乗れます。このバスに多くの人が乗ることで、燃料電池バスに対する関心が高いことを示せます。それは、都市の大気汚染を早く解決して欲しいという世論の表れともなるでしょう。首都圏に住んでおられる方も、出張で東京に来られた方も、時間をやりくりして乗ってみませんか。路線や時刻の詳しい情報は以下のホームページで知ることができます。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/community/news/new/topics01-287.htm

 なお、読者の方から以下のような詳しい情報をいただきましたのでご紹介します。

2路線あるうち今日はどちらの路線の投入されているかは当該時刻に停留所で待つか、掲載されている深川営業所に照会しないと判りません。また、整備やイベント出展等で営業運行中止の日もあります。

 そこで、ほぼリアルタイムで現在の走行状況を確認する方法がHPにあります。都交通局の公式HP http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/
→右上の「都営バス」のバナー をクリック
→「都営バスHP」 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/index.html→同HPの中のコンテンツ「運行情報」
→「ラッピングバス情報」→「商品企画選択」→ (燃料電池の「ね」)→「燃料電池バス」
以上の手順で、本日の運行系統と、ほぼ現時点の所在地(直近の通過場所と時刻)が表示されます。(入庫中等は「未走行」表示)
 外出中も携帯(iモード、Jスカイ、ezweb)からで
都バス運行情報  http://tobus.jp/ から
→「ラッピングバス」→「商品/企画」→「な行」→「ね」→「燃料電池バス」で、同様の検索が出来ます。

 私も時々チェックしていますが、当該時間帯にもかかわらず意外と「未走行」になっていることが多いようで、結構、点検・調整やら関係者へのお披露目やらで営業投入していないことも多いような気がします。また2系統が当該路線になっていますが、東16に入っている方が圧倒的に多いような気がします。

☆『燃料電池パワー』Vol.19の内容
【今週の燃料電池関連画像】 
・東京モーターショーより/ダイムラークライスラーの「F-Cell」。正面、側面より見たボディ、前席と後席の床にある段差、また F-Cell のエンジンルームと屋根にある突起など計5枚。
【沼崎英夫/技術レポート】
◇資料紹介・日経BP社発行「オートモーティオブ・テクノロジー2004先端技術編」
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒198−0032 東京都青梅市野上町4−3−4ベルドール河辺201
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■燃料電池関連イベント
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☆ガスエネルギー新聞
第1回「ソリューション・セミナー」
●テーマ1
「水素エネルギー利用」「燃料電池」の開発状況とその将来展望
●テーマ2
「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」の開発と事業化への取組み(東京ガス/大阪ガス)

◇開催日:東京会場→12月10日(水)、大阪会場→2004年1月19日(月)
◇開催時間:東京、大阪ともに14:00〜17:00
◇会 場:東京会場→世界貿易センタービル38F スカイホール
大阪会場→メルパルク大阪
◇講 師:東京会場→テーマ1 柏木孝夫氏(東京農工大学大学院教授)

          テーマ2 前田忠昭氏(東京ガス株式会社 常務執行役員 R&D本部長)

     大阪会場→テーマ1 小久見善八氏(京都大学大学院教授)

          テーマ2 本田国昭氏(大阪ガス株式会社理事 家庭用コージェネレーションプロジェクト部長)
◇受講料:1人20,000円(消費税込み)
◇定 員:東京150名、大阪120名
◇申込締切:東京 11月28日(金)、大阪 1月9日(金)
◇申し込み方法:http://www.gas-enenews.co.jp/seminar/index.html から申込用紙をダウンロードして、FAXで。
◇お問い合せ: ガスエネルギー新聞・事業部(担当:山本、福島)
TEL:03−3592−5797

■PEM−DREAMニュース
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☆バッテリーレス優先のGMの燃料電池開発戦略

 現在8億台の世界の自動車は2030年までに16億台に達すると国連は予測している。これが現実となったときに最重要課題となるのがエネルギーの確保である。加えて地球温暖化の問題も重要性を増しており、GMは99年に「将来クルマのエネルギーはガソリンから水素に移行するだろう」という予測を表明し、そのための開発に着手、これまでに1000億円以上の投資をした。

 98年に本格的に燃料電池事業をスタートさせた当時はGMの代替エネルギー開発の拠点は世界に2〜3拠点であったが現在は、主な活動拠点は5カ所で、GMの研究センターがあるミシガン州ウォーレンで素材などに関連する基礎研究を、ニューヨーク州ロチェスターでは燃料電池のコンポーネントの開発に加え、その生産技術を開発している。かつて電気自動車「EV1」を開発をしていたカリフォルニア州トーランスではインバーターやモーターの開発に当っている。ドイツのカインツ・カステルのGM/OPEL両社のFCA(燃料電池開発本部)では、燃料電池を車載するための部品やシステムのほとんどすべての研究開発を行っている。東京にはGM・FCAの日本事務所を置き、日本、アジアでのアライアンスや実証試験などの計画や実施の取りまとめをしている。

 燃料電池の開発と普及はGM単独ではできないので、エネルギーやシステム開発に欠かせない300社以上とアライアンスを結んでいる。GMが出資しているスズキはもちろん、トヨタ自動車とも99年以来協力関係にある。米国、欧州、中国などの研究機関とも協力関係を持っている。

 General Hydrogen、Kiener、Hydrogenics などとは水素インフラ、QuantumTechnologies とは水素貯蔵技術について協力関係にある。

 燃料電池のメリットは低排出、高効率,低騒音の3つが挙げられる。燃料電池は多様性が高く、小型自動車のほか、バスや鉄道などの大型車両の動力、また定置型の分散型発電に利用できるのは注目に値する。

 65年にジェミニ計画で燃料電池は宇宙空間での電力供給のために使われた。GMは69年に液体水素と液体酸素を使った燃料電池車を開発したが、GMは当時、ジェミニ計画の後継のアポロ計画などにも関係していたので、基本的には宇宙技術の応用で、実用性の点では無理が多いものだった。90年代以降に燃料電池の開発が急速に進んだ理由としてGMは、成膜技術、触媒機能に関する知見の進歩、高性能コンピューターによる燃料電池システムのモデル化、表面加工技術、近代的な生産工程、低コストで高効率・高機能なエレクトロニクス、を挙げている。 

 これらの成果としてGMは97年に220セル、定格出力37kW、容積比0.26kW/?の燃料電池を開発した。翌98年には106セル、定格出力23kW、容積比0.77kW/?に、さらに99年には200セル、定格出力80kW、容積比1.1kW/?に向上し、これを搭載した OPEL・Zafira をベースとした初の走行可能な燃料電池車「HydroGen1」を開発した。01年にアリゾナ州メサの試験場で耐久走行試験を行い、15件の燃料電池車での国際記録を達成した。システム開発やパッケージングなどを検証するための「HydroGen2」を経て「HydroGen3」では燃料電池スタックは現行のガソリンエンジンとほぼ同等の大きさになっており、ガソリン車と同じサブフレームで Zafira のエンジンルーム内にマウントを共用して搭載できる。すでに性能的にはほぼ満足できる水準に達しており、体積効率は目標値の80%程度まで達成している。容積縮小→出力密度の向上、コスト、耐久性の課題に集中的に取り組んでいる。 

とはいえ、動作効率やシステム全体の大きさ、氷点下での凍結防止、生産技術、スタックの耐久性、水素の取り扱いなどに関する規則や基準、水素供給のためのインフラ、水素についての社会的教育等、数多くの課題も残されている。解決には時間が必要である。

「HydroGen3」は液体水素と高圧水素の2種類のいずれかの搭載を想定して開発されている(注:日本のJHFCのフリートテストに参加しているのは液体水素搭載車で、先の第37回東京モーターショーで展示された)。定格出力は94kW(最高出力は129kW)、寒冷地での始動が可能で−20℃の時に30秒で始動できる。しかし量産化にはガソリン車並みの始動時間を実現しなければならない。1充填航続距離は液体水素4.6kgで約400km、700気圧(70.1MPa)の高圧水素3.1kgで約270km(欧州ドライビングサイクルによる)。最高速度は160km/h。燃料電池自体のレスポンスが向上して補助バッテリーが不要になり、セルの薄膜の改良により加湿器が不要になった。燃料電池システムはガソリンエンジンと同様にフロントアクスルの前に設置し、水素タンクは後部座席の下、リアアクスルの前に置いて、前者は前面衝突時のクラッシャブルゾーンの確保、後者は後方からの衝突安全性を考慮している。2年前の衝突試験では40%のオフセット衝突など、欧州の共通規格をクリアした。

 日本の大都市内のように、発進・停止の反復が多い走行では補助バッテリー搭載のハイブリッド車が有利になろうが、長距離の高速走行では必ずしもハイブリッド車のメリットが大きいわけではない。GMもハイブリッド車の開発にも取り組んでいるが、非ハイブリッド車の開発を優先させている。バッテリーを載せないことによる容積、コスト、リサイクル上のメリットは大きい。非ハイブリッド車にバッテリーを搭載することはいつでも可能だからである。

 将来的に実現の可能性がある水素吸蔵合金やカーボンナノチューブなどは、理論上の水素貯蔵可能量が圧縮や液体よりもかなり多い。GMは液体水素や高圧水素は過渡的な貯蔵システムと見ているようだ。

 「HydroGen3」で使用している液体水素タンクはドイツの Linde 社が開発したもので、ステンレス製2重壁構造の円筒形タンクに断熱加工したもので熱伝導率は0.05W/K、真空圧は0.01Pa、重量は水素4.6kgを含めて90kg、タンクの体積は130?で、クルマの中では大きすぎる。液化温度20K(−253℃)でも伝熱で0〜3日でエバポレーションが始まり、以後、4%/日の割合で気化する。(注:冷却・圧縮して再液化して戻し入れするシステムを備えても全量回収はムリで、タンクの安全上、放出する)

 GMは液体水素搭載の水素エンジンを開発しているBMW社と液体水素搭載の技術についてパートナーシップを組んでいる。

 高圧水素タンクについてはGMは世界で最初に70MPaタンクを搭載した。満充填には約3分かかり、これ以上の急速充填には高温化する問題を解決しなければならず、Quantum Technologies 社と共同開発を進めている。出資先である同社とはポータブル・ステーションの開発も行っている。

 液体水素は毎日長距離を高速で走るユーザーにはよいが、週末や休日にしか走らないような「ウイークエンドドライバー」にはエバポの問題は無視できない。液体水素に比べれば遥かに少ないが高圧水素についても同様の問題があり、将来、全ユーザーに燃料電池車を普及させるには解決しなければならない問題は多い。

 GMが量産小型車「OPEL Zafira」をベースにした「HydroGen3」の液体水素バージョンの配送車をもってJHFCのフリートテストに参加しているのは、このチェックに好適なフィールドを選んだことによる。ストップ・アンド・ゴーのドライビング・サイクルがきびしい日本の首都圏で、国際貨物配送の大手であるFedEx 社の業務はこの目的に適っている。

 車載の問題と共に、水素供給のインフラ整備の問題も燃料電池車普及の重要なカギであることをGMは最も強く感じるポジションにある。既存のガソリンスタンドのネットワークが使える超脱硫ガソリン開発のコンソーシアムへの参加や、CNGとともに水素を供給できるガソリンスタンドの整備や、家庭での燃料電池利用を視野に入れた、天然ガスの改質や電気分解による水素の製造を基本にした「ホーム・リヒューラー」の試みなどである。(沼崎英夫)

■WEB LINK NEWS
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03/11/10 来年度政府予算 重点要望は16項目 県 若者の就職支援 施設も/山口(西日本新聞)

 【クリーンエネルギーの活用促進】ソーダ工場の副産物として全国最大規模の生産を誇る水素を使った燃料電池の実証研究のための開発事業。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031120-00000011-nnp-l35

03/11/20 アフリカで建設進む新型原子炉PBMRをめぐる論争(WIRED)

 それでもPBMRの第1号機が成功を収めた場合、PBMRコンソーシアムでは2010年までに1000億ドル規模の世界市場に対して新しい発電所の売り込みを開始したいと考えている。さらにフェレイラ氏によると、コンソーシアムでは、核反応によって生じる熱を利用して海水を脱塩し、水素を作って追加のエネルギー源にすることも目指しているという。PBMRコンソーシアムでは来年、米国の資金援助のもと、
http://www.eere.energy.gov/hydrogenandfuelcells/about.html 水素エネルギーの開発に取り組む予定だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031120-00000005-wir-sci

03/11/21 <水素>技術開発を協力して推進 日米欧など15カ国合意(毎日新聞)

 合意に基づき、具体的な協力策をさぐるための国際委員会を新設し、自動車やエネルギーなど民間企業も参加して、水素エネルギーの早期の実用化・普及を促すための水素供給システムの規格や、安全規制での国際的な統一基準作りを目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031121-00001025-mai-bus_all

03/11/21 <モーターショー>メーカー13社が出品 名古屋で開幕(毎日新聞)

 「名古屋モーターショー」が21日、名古屋市のポートメッセなごやで開幕した。国内外のメーカー13社が「東京モーターショー」に出品した参考車や最新市販車を名古屋のモーターファンに見てもらおうと隔年で開き、今年で13回目。「環境」を意識した燃料電池車、ハイブリッドカーなど約300台を展示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031121-00003031-mai-soci

03/11/21 恵山町・風力発電、4500万円の赤字に 町が調査委員会を設置/北海道(毎日新聞)

 町によると、計画はドイツ製風車の輸入業者、住友商事が99年7月〜00年6月に実施した風況調査を基に作成。発電量は年間680万キロワット時(売上高7900万円)を見込んだが、昨年度はわずか165万キロワット時(同1900万円)だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031121-00000001-mai-hok

03/11/21 CO2排出量1・8%増 02年度の鉄鋼など主要産業(共同通信)

 日本経団連は21日、鉄鋼や自動車、石油など主要産業(35業種)の2002年度の二酸化炭素(CO2)排出量が、前年度比1・8%増の4億9851万トンとなったと発表した。基準としている1990年度比では1・9%の減少で、5年連続で90年を下回っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031121-00000187-kyodo-soci

03/11/22 法案成立で大統領支持者に利益=エネルギーと高齢者保険改革−米紙(時事通信)

 同紙によると、エネルギー法案が成立すれば、ブッシュ大統領の支持者が役員を務める企業などに数十億ドル(数千億円)の利益がもたらされる。また、メディケア改革法案が成立した場合、大統領の有力支持者のうち少なくとも24人が恩恵を受ける可能性があるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031122-00000842-jij-int

03/11/24 ダイムラー、代替燃料車比率アップ−2010年に10−15%へ(日刊工業新聞)

 「燃料電池(FC)時代が到来するには、水素インフラの確率が必要。まだ20―30年はかかる」(ウド・ハルトマンシニアマネージャー)とし、それまでの間、より実効性の高い環境対策を進める方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031124-00000010-nkn-ind

03/11/25 「メード・イン・ジャパン」復活へ、経産省が戦略(読売新聞)

 戦略の軸は〈1〉有望市場の開拓〈2〉再編を含めた業界の将来像〈3〉新規産業の育成――で、〈1〉の有望市場としては、少なくとも、「燃料電池」「ロボット」「情報家電」「バイオ」「環境機器・サービス」「(アニメなどの)コンテンツ」の6分野を選定する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031125-00000001-yom-bus_all

03/11/25 <排ガス削減>シアトル大学東アジア校が商品開発(琉球新報)

 バイオ技術を駆使して特殊加工したテープを車のエアクリーナーに張るだけで、排ガスが無害化され、CO(一酸化炭素)、CO2(二酸化炭素)、HC(炭化水素)、NO2(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)などが減少。9%から38%の燃費が向上し、経費が節減できるなどの効果がある。自動車整備工場の協力のもと、これまで1000台近くの車で実験した結果、すべての車種(ガソリン、ディーゼル、LP)で効果が確認された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031125-00000007-ryu-oki

03/11/25 米エネルギー法案めぐる政府・共和党協議決裂、来年まで持ち越し(ロイター)

 下院では先週、迅速に可決された。しかしガソリン添加剤MTBEを製造する石油業者を水質汚染訴訟から保護するか否かをめぐる論争を解決しようとブッシュ政権が土壇場になって働きかけたにもかかわらず、協議は物別れに終わった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031125-00000276-reu-bus_all

■海外ニュース(11月ー2)
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<輸送>
●ヌベラとフィアットが2台の車を実証(2003/10/29)

 ヌベラ・フュエルセルズ社の自動車用燃料電池スッタク技術は、フィアット研究センター(CRF)によって2台の自動車に統合され、イタリア・ミラノでフィアット社によって実証が行われた。この先進的なコンセプトカーは、先進的なヌベラ社の「 AndromedaTM」燃料電池スタックのコンセプトで特徴づけられるフィアットの次世代燃料電池車「パンダ・ハイドロジェン」と同様に、40kW級ヌベラ燃料電池スタックを採用するフィアット・セイチェントの試作車をベースにした。
http://www.nuvera.com/

<定置用電源>
●イダテックはDOE資金を受け取る(2003/10/23)
イダテック社は、ホテル、オフィスビル、刑務所や病院のような大型施設向けに、電力網から独立したエネルギー源を提供する50kW級プロトン交換膜(PEM)型燃料電池システムの開発のために、米国エネルギー省(DOE)から960万ドルの開発計画を受注した。計画のためのイダテック社のパートナーには、ハイドロジェニックス社、センプラ・エナジー社、ピュージェット・サウンド・エナジー社、マリオット・インターナショナル社とカリフォルニア・ホテル、そしてロッジング協会などである。3台の50kW級システムがフィールド・テストを受ける予定であり、センプラ社の公益事業、ピュージェット・サウンド・エナジー社、マリオット・インターナショナル社のそれぞれで各1台が使われる。
http://www.idatech.com/media/news.html?article=54

<ポータブル/バックアップ電源>
●MTIとハリスは軍用マイクロ燃料電池の協定を強化(2003/10/08)

 MTIマイクロ・フュエルセルズ社とハリス株式会社は、初期協定を積み上げて、ポータブル軍事通信機器用のマイクロ燃料電池の共同開発を進める。2002年11月に始まった協定の下でMTIマイクロ社は、ハリス社製の戦術上の携帯ラジオに使うダイレクト・メタノール型マイクロ燃料電池(DMFC)システム・パワーパック・プロトタイプを開発した。新協定では、ハリス社はMTIマイクロ社から次世代型DMFCシステムのプロトタイプを購入する。
http://www.mechtech.com/newsandevents/article.cfm?A_ID=14105

<燃料・改質器・貯蔵>
●クエストエアーは「HyQuestor 」システムを東京に設置(2003/10/17)

 クエストエアー社は、東京都荒川区の千住水素ステーションに「HyQuestor 」水素精製システムを設置した。このステーションで「HyQuestor 」システムは、液化石油ガス(LPG)から水素改質の精製を行う。精製された水素は、東京ガスが運行するトヨタFCHV燃料電池自動車を含む日本の「水素・燃料電池実証プロジェクト」に参加している燃料電池自動車の燃料に使われる。
http://www.questairinc.com/investor_relations/press_releases/archived_releases/2003/10-17.htm

<燃料電池コンポーネント>
●IRTTが新しい金属PEMスタックを開発

 ニューヨークの研究と技術移転のための機関(IRTT)であるファーミンデール・ステイツ大学は、優れた生産適合性と電気と熱の高い伝導性をもつ軽量で低コスト、腐食しない金属2極性プレートを開発した。

<報告・市場調査>
●バッテリー及び燃料電池材料

 フリードニア・グループの新しい調査報告『バッテリー及び燃料電池材料』は、バッテリーと燃料電池の製造で使われる米国の材料市場を分析している。製品(一次電池、二次電池と燃料電池)、機能(電池容器、電極、電解質、セパレーターなど)、材料(炭素/黒鉛、化学、金属、高分子化合物、その他)などである。
http://www.freedoniagroup.com/pdf/1722embro.pdf

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