燃料電池ワールド (2003/11/19 14:50)

水素チャンネル Home

□燃料電池ワールド
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■Vol.118 2003/11/19発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆来年1月、荏原バラード社が市民講座に登場

 現在日程調整をしていますが、来年1月の市民講座に荏原バラード社をゲストとしてお招きします。荏原バラード社の会社紹介、事業紹介、製品紹介などを中心にお話しいただく予定です。また、当日は燃料電池モジュール Nexa も登場します。日程が決まり次第参加募集を開始しますのでご期待ください。
荏原バラード社のホームページ  http://www.ebc.ebara.com/

☆燃料電池バスに乗りましょう!(再掲)

 東京都は8月28日から、路線バスとして燃料電池バスを走らせています。このバスには、1乗車200円を払えば誰でも乗れます。このバスに多くの人が乗ることで、燃料電池バスに対する関心が高いことを示せます。それは、都市の大気汚染を早く解決して欲しいという世論の表れともなるでしょう。首都圏に住んでおられる方も、出張で東京に来られた方も、時間をやりくりして乗ってみませんか。路線や時刻の詳しい情報は以下のホームページで知ることができます。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/community/news/new/topics01-287.htm

 なお、読者の方から以下のような詳しい情報をいただきましたのでご紹介します。

2路線あるうち今日はどちらの路線の投入されているかは当該時刻に停留所で待つか、掲載されている深川営業所に照会しないと判りません。また、整備やイベント出展等で営業運行中止の日もあります。

 そこで、ほぼリアルタイムで現在の走行状況を確認する方法がHPにあります。都交通局の公式HP http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/
→右上の「都営バス」のバナー をクリック
→「都営バスHP」 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/index.html→同HPの中のコンテンツ「運行情報」
→「ラッピングバス情報」→「商品企画選択」→ (燃料電池の「ね」)→「燃料電池バス」
以上の手順で、本日の運行系統と、ほぼ現時点の所在地(直近の通過場所と時刻)が表示されます。(入庫中等は「未走行」表示)
 外出中も携帯(iモード、Jスカイ、ezweb)からで
都バス運行情報  http://tobus.jp/ から
→「ラッピングバス」→「商品/企画」→「な行」→「ね」→「燃料電池バス」で、同様の検索が出来ます。

 私も時々チェックしていますが、当該時間帯にもかかわらず意外と「未走行」になっていることが多いようで、結構、点検・調整やら関係者へのお披露目やらで営業投入していないことも多いような気がします。また2系統が当該路線になっていますが、東16に入っている方が圧倒的に多いような気がします。

☆『燃料電池パワー』Vol.18の内容
【今週の燃料電池関連画像】 
・東京モーターショーより/日産X−TRAIL FCVのカットモデル。車両全景、エンジンルームの拡大写真、FCスタックと水素ボンベの配置、室内など計4枚。【沼崎英夫/技術レポート】
◇NEDOが固体高分子型FC要素技術開発の中間評価
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒198−0032 東京都青梅市野上町4−3−4ベルドール河辺201
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■燃料電池関連イベント
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☆SSKセミナー
 「 経済産業省の新エネルギー重点施策と
  RPS法施行後の事業環境の変化」
◇講師等:<1>経済産業省における新エネルギー関連政策の重点     
       荒木 由季子 氏

    (経済産業省 資源エネルギー庁 新エネルギー対策課 課長)
     <2>自然エネルギー促進 第2ステージへ
     飯田 哲也 氏

    (NPO法人 環境エネルギー政策研究所 所長[(株)日本総合研究所 主任研究員])
◇日 時:11月21日(金) 午後2時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_03312.html
◇問い合わせ・申し込み:
株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03−5532−8850
申込受付FAX 03−5532−8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、上記HPから申し込みができます。

■PEM−DREAMニュース
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☆2003秋のイベント総括

 PEM−DREAMが産声を上げてから3年目の秋が過ぎた。ここでイベントというのは、不特定多数の人々が集まる場で燃料電池の話を直接話し合う機会のことである。最初に参加したイベントは、2000年9月東京・代々木公園で開催された「東京カーフリーデー」だった。発足間近だったこの時期、まだ何をしていいのか模索しながら情報を集めていたところ、JR中野駅を挟んでPEMーDREAMの事務所と同じくらいの距離のところに「東京カーフリーデー」の主催団体NPO法人レインボーの事務所があった。地球環境問題に関する展示もできるというので訪ねていき、参加を申し込んだ。燃料電池の情報はまだ少なくて、展示したものも、横浜国大の先生から紹介していただいた教材販売会社から買ったアルカリ型のものだった。その他に本などを並べて何とか体裁をつくろった。

 イベントに対する考え方の転機になったのが、2000年12月の「日経エコプロダクツ展」だった。怒濤のように押し寄せた方々と話して話して話しまくった。この時気がついたのは、燃料電池の情報を求めているのは企業の人が多いということだ。仕事として情報を求めているのであり、要求する質も高い。そして、ほとんどがそれぞれ独自で調べている。この経験から、とことん話し合える場という発想が生まれて市民講座となった。

 2001年になると初めて自治体のイベントに参加した。6月は中野区の「環境行動の日」、9月は杉並区の「環境博覧会すぎなみ」である。こうした自治体のイベントの主役は、子どもとそのお母さんと高齢者だ。中学生から30代の人々は男性も女性も来ない。イベントツールも本を並べておくだけではダメで、動くものがいい。支援してくださる方々や企業が、その時その時に応じて現れて、何とか続けることができたのはラッキーとしかいいようがないし、感謝している。

 今年はこちらも少し体力がついて、イベントが楽しみになっていた。特に、5月の大潟村で行われた燃料電池カーレース(WEM)に参加したことで、燃料電池自転車(実際はバイクであるが)が使えるようになったのは特筆に値する。小学生と話せるようになったからだ。彼らは水素を知らない。だから、話しようが見つからない。フィルムケースを用いた100円キットの工作教室もよかったが、少し手間がかかる。自転車の試乗は直感的で遊びの要素があり、こちらの方が話しやすいのである。今年の秋のイベントは、燃料電池自転車が中心だった。

 新たに生じた問題は、水素の補給だった。イベントスケジュールは以下の通りだったので、毎週水素の補給が必要になった。

 10月11日(土)〜12日(日) 環境博覧会すぎなみ2003

 10月18日(土)        設立40周年都市公団技術センター特別公開
 10月25日(土)〜26日(日) 千葉県野田市産業祭

 11月1日(土)〜2日(日)   学校法人トヨタ東京整備学園日本自動車整備専門学校文化祭

 11月8日(土)〜9日(日)   長野県飯田市「生活と環境まつり2003」

 自転車に積んでいる燃料電池は大同メタル製の60Wのものである。そこで使う水素は水素吸蔵合金ボンベで、60リットル入りのものが2本必要になる。これで約50人が乗れる。連続して乗れば半日くらいでなくなる。2日間のイベントでは、最大8本用意しなければならない。PEM−DREAMが持っているのは2本しかないので、残りは大同メタルのご協力を得た。そして、空になった(少しでも使ったものも)ボンベを大同メタルに宅急便で送り、充填して送り返してもらう。どうやら充填にも時間がかかるので、週明けに送って次のイベント直前に戻ってくることになった。予定通りボンベを入手できたのは大同メタルが協力体制を敷いてくださったおかげである。

 困惑したのは、水素の使用量が把握できないことだ。ボンベは皆同じ形をしているし、それをセットする人が別の人になるとボンベの使用順序がわからなくなった。全体の使用量から考えると使わなかったものがあるはずなのに、どれだかわからず充填に出してしまうことになった。単純なミスだ。充填代金は実費に近いコストでサービスしていただいているが、充填した量ではなく充填した本数、つまり、充填用にセットすれば1本分の代金が発生する。日常生活との感覚的な違いにはとまどうこともあった。

 当初は予定していなかった中国製燃料電池が出展できたことは、望外の成果である。AGVシステム研究所の田中さんから承諾の返事が来たときは小躍りしたものだが、実際に展示してみるとその迫力は予想以上だった。まず、ものの形が大きい。160Wの燃料電池ユニットと500リットル入りの水素吸蔵金タンク(ボンベではなくタンクである)、そして3個の電球が点けられるランプ式ターゲットボードを接続して机に並べると、それだけで180cmの長机の半分は使った。東日本では初めての展示だったようだ。

 燃料電池を作動して電球を点けておけば、間違いなく人は寄ってくる。子どもたちはスイッチを触りたがり、そのたびに負荷が変動するので、いつ電球が切れてしまわないかと内心冷や冷やしながら応対した。それでも、電球が点いていなくても子どもはスイッチなら触りたがる。冷たくあしらうことも度々だった。

 点けっぱなしでは水素がもたないので、要領よくやるしかない。タンクとボンベでは接続部分の形が違うので、自転車用のボンベから流用することはできなかった。AGVシステム研究所とは初めてのおつきあいにもかかわらず、途中で補充用のタンクを追加してくださり、お世話になりっぱなしである。飯田市の時期には、以前から話が進んでいた韓国での展示が急遽まとまったため返却することになった。飯田市の方には申し訳ないこととなったが、商売第一が長続きするコツだと思うので、次の機会には最優先で展示することをお約束したい。

 都市公団技術センターでは、昼食をとっているときにたまたま話す機会があった海老塚さんから、比較住宅政策研究会での講演というおまけが付いた。常々、家庭用燃料電池システムの発売が間近だというのに住宅分野の反応があまり感じられずにいたので、とてもいい機会をいただいた。

 イベント全体を通してボランティアの方の協力があり、何とか乗り切ることができた。特に野田市や飯田市の時にはせっぱ詰まった事情もあったので、本当に助かりました。

 野田市にしろ飯田市にしろ、集客数はバックグラウンドとなる人口数が全く違うので人数は少なかったが、時間をかけてじっくり話ができたので充実した印象がある。関心の持ち方が、生活と直結したところにある感じがして、都会とは少し違うように思われる。今後もっと多くの地域で経験を積みながら、このことを考えていきたい。

 「燃料電池」という言葉を知る方は、毎年増えている。関心を持たれる方も増えている。イベントの反応から実感できることだ。PEM−DREAMのメニューも多彩になってきたので、来年はもっといろいろなところに出かけていける自信がついた。お誘いをお待ちしているが、その前に今年の最後のイベント、東京ビッグサイトで12月11日(木)〜13日(土)に行われる「エコプロダクツ2003」をどうするか、ようやく考える余裕ができたところである。会場でお会いできることを楽しみにしています。

■WEB LINK NEWS
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03/11/05 三菱自、ダイムラークライスラーと共同開発の燃料電池車で大臣認定(ロイター)
認定を受けたのは「MITSUBISHI FCV」。三菱の燃料電池車では、燃料となる水素を高圧でタンクに積む方式を採用。最高速度は140キロだが、航続距離は150キロメートルに限定される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000586-reu-bus_all

03/11/06 燃料電池業界の現状レポート:売上大幅増、淘汰、新技術(WIRED)

 燃料電池の需要は今後数年の間に急増すると考えられている。まずは、携帯電話やノートパソコンといった電子機器に利用され、最終的には、自動車から局地的な電力網まであらゆるものに役立てられる見込みだ。ところが、アナリストたちは燃料電池業界も淘汰を経験すると予測しており、その規模は、コンピューター業界に1950年代から繰り返し訪れている好不況の波に匹敵する恐れがあるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000006-wir-sci

03/11/06 新技術ズラリ あすまで「びわ湖環境ビジネスメッセ2003」−−長浜市 /滋賀(毎日新聞)

 県、滋賀経済産業協会、滋賀経済団体連合会などで組織する実行委が主催。エコ、環境サポート、国際、産学官連携などのゾーンに、国内企業187社、27大学、研究機関、17国際企業、団体が参加。燃料電池、天然ガス自動車、エコオフィス商品、バイオマスプラントなどの研究成果、新技術を展示している。実行委は期間中、約4万人の入場者を見込んでいる。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000006-mai-l25

03/11/07 新日石、LPG改質の家庭用燃料電池モニターを全国に70台設置(日刊工業新聞)

 新日本石油はLPGと灯油、ナフサを原料にした固体高分子型燃料電池(PEFC)の普及を目指しており、それぞれに国内FCメーカーと組んで開発を強化している。最初に実用化するのは家庭用となるLPG改質FCで、そのモニター実証をこれから全国展開する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031107-00000026-nkn-ind

03/11/07 愛知のGDP、年0・5%成長を試算 UFJ総研(中日新聞)

 見込まれるGDP増加額のうち、四割程度は製造業で発生すると予測。排ガス抑制や燃料電池車の開発など、環境対応を進める自動車産業を中心に、技術革新や新商品の開発などの可能性があるとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031107-00000014-cnc-l23

03/11/10 コスモ石油、GTL油から燃料電池車向け水素を開発=国内初(時事通信)

 GTL油から水素を製造したのは国内で初めて。GTL油は、ナフサや灯・軽油、液化石油ガス(LPG)があるが、このうち水素製造はナフサ(GTLナフサ)を使った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031110-00000529-jij-biz

03/11/10 海技研など、深海4000mでCO2貯留を確認(日刊工業新聞)

 今回の実験では、米国モンテレー湾海洋研究所(MBARI)が所有する深海探査艇を利用、耐圧容器に封入した液体C02を水深3942メートル付近の深海底に輸送、海底に設置した容器に約100リットルの液体C02をためた。この深度では液体C02が海水より十分重くなるため、安定的に貯留できることを確認した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000025-nkn-ind

03/11/11 水素技術の国際基準づくり 日米欧など委員会設立へ(共同通信)

 国際委員会では、水素エネルギーや燃料電池に関する国際共同研究プロジェクトの推進のほか、燃料電池自動車や水素エネルギー供給のための設備、安全確保のための規制策などに関する統一基準や規格の策定に取り組む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000104-kyodo-soci

03/11/11 「オール電化」住宅が好調 省エネや安全が売り物(共同通信)

 高齢世帯の増加で「ガスや火を使わず安全」という燃焼機器との違いも追い風に。販売に力を入れる電力各社は電力自由化でガス会社との競争も激化し「熱い戦い」はさらに過熱しそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000155-kyodo-soci

03/11/12 DJ-プラグ・パワー、第三者割当て増資1170万株(ダウ・ジョーンズ)

 ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)燃料電池開発を手掛けるプラグ・パワー(Nasdaq:PLUG)は、普通株1170万株を第三者割り当てで、特定の複数の投資家向けに発行する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000017-dwj-biz

03/11/12 次世代の半導体材料SiC 高性能化や量産体制が急ピッチ(京都新聞)▽日新電機の子会社エコトロン

 すでに燃料電池のコンディショナーに用いるショットキーダイオードを試作。製造過程で混ざる窒素を除き、純度を高めるのが課題だ。太田稔社長は「今年中に300−500個の3キロボルト級デバイスを試作し、来年早々にフィールド実験を始める」と言葉に力を込める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000077-kyt-l26

03/11/13 【リリース・電気機器】松下、パナソニックセンターの環境展示をリニューアル(日刊工業新聞)
3.「環境ソリューションゾーン」=「くらし」と「まち」をベースに取り組んでいる当社の環境ソリューション事業をご紹介しています。家庭内の機器を結びエネルギーマネジメントなどができる「くらしネット」の概要や、次世代の創エネルギー「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」が実稼動している様子をご覧頂きます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000214-nkn-ind

03/11/13 今年の世界石油需要、日量128万バレル増=中国が消費拡大−IEA月報(時事通信)

 需要増は、中国の消費増加が主因で、今年の伸びの35%、04年の伸びの30%は中国が占める見通し。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000895-jij-bus_all

03/11/14 経産省、新エネルギー創出へ天然ガスの可能性を検証(日刊工業新聞)

 燃料政策小委員会(御園生誠委員長=工学院大学工学部教授)で論点を抽出、産学官の連携のもと、長期的展望を視野に入れて話し合う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031114-00000001-nkn-ind

03/11/14 東北発電、溶接管理プロセスで初の民間製品認証を取得(日刊工業新聞)認証対象機器は、火力発電所および燃料電池発電所にかかわる外径150ミリメートル以上の管。これにより同社は、溶接安全管理審査を直接受けることがなくなり「工事期間の短縮が可能になった。工事件数は20―30%の増加が見込める」(品質管理室)としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031114-00000033-nkn-ind

03/11/14 自由化後の制度整備を議論 エネルギー調査会の分科会(共同通信)

 自由化関連では、取引所をできるだけ自由な市場にすることや、新規事業者が電力会社の送配電線を使う際、差別的な扱いを受けないよう監視する「中立機関」の公平性を担保するため、利害関係者間の議決権を同数にする対策などについて大筋で了承。ただ、転売目的の取引などは安定供給に支障をきたす恐れがあるとして、電力業界が一定の制限を求めており、今後の焦点になりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031114-00000187-kyodo-bus_all

03/11/17 【中国】20年までに30機、原発依存度4%へ(NNA)

 01年3月に決まった第10次5カ年計画(01〜05年)では、原発について「適度な発展」と「国産化の推進」をうたっている。05年末の発電設備容量は、水力9,500万キロワット、火力2億8,600万キロワット、原子力870万キロワット、その他120万キロワットを目指すとしており、原発は建設中の3機が完成すれば、この水準に達する。今後は、06年以降に完成する原発計画が次々と発表されるだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031117-00000001-nna-int

03/11/18 【中国】環境と省エネ重視、政策転換を提言(NNA)

 基本構想では、今後20年の間に、中国はかなり大きなエネルギー問題に直面すると分析。2020年に、中国全体がいくらか余裕のある「小康社会」(1人当たり国内総生産1万米ドル程度)を実現することを前提に、石炭をはじめとする化石燃料に大きく頼った現行のエネルギー政策を転換する必要があるとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031118-00000010-nna-int

03/11/18 「ガイアックス」課税は適法=ガソリン代替燃料−広島地裁(時事通信)

 ガイアックスが地方税法で軽油引取税の対象となる「燃料炭化水素油」に該当するかどうかが争点。同様の訴訟で、東京地裁などは課税を適法と判断。ただ、東京地裁は同税の対象となる「自動車」に含まれない原付きバイクなどへの販売分のみ違法として、課税の一部を取り消した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031118-00000617-jij-soci

■海外ニュース(11月ー1)
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<輸送>
●4台の新車が東京モーターショーで発表

 第37回東京モーターショーで、4台の新しい燃料電池コンセプトカーが発表される。ホンダの「極(きわみ)」は、水素貯蔵タンクを車のセンターに設置した燃料電池システムで車高を1.25メートルまで低くしている。シティコミューターカーの日産「エフィス」は、燃料電池システムと日産が開発した最新のモーターとコンパクトリチウムイオン電池を組み合わせている。ジープの「トレオ」は、電子制御技術を駆使した3人乗りの燃料電池自動車である。そして、スズキ自動車の「テラス」は、同じように電子制御技術を使った6人乗りのバンである。
http://www.tokyo-motorshow.com/

●ダイムラークライスラーは東京ガスとブリジストンに「F−Cell」を提供

 ダイムラークライスラー・ジャパン社は、東京ガスとブリジストンが36カ月間使用するために、それぞれ1台の燃料電池自動車「F−Cell」を提供する。1台は11月に東京ガスに納車される。
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press_e/20031016-1e.pdf

<定置用電源>
●ホンダがホーム・エネルギー・ステーションを開発

 ホンダ技術研究所は、家に電気と温水を供給しながら、燃料電池自動車で使うために天然ガスから水素を生産する実験的なホーム・エネルギー・ステーション(HES)を設置した。プラグ・パワー社と共同開発しているこの新しいHESシステムは、カリフォルニア州トランスのホンダ・アメリカ技術研究所の敷地内に設置されている。そして、進行中の水素エネルギー源研究の一環として、水素の製造・貯蔵・供給の実験が行われる。
http://biz.yahoo.com/prnews/031002/lath029_1.html

●フュエルセル・エナジーがキャタピラーのシェルトンに燃料電池を設置

 フュエルセル・エナジー社とアメリカにおける流通パートナーのPPL・エナジープラス社は、ニュージャージー州パーシッパニーのシェラトン・パーシッパニー・ホテルに「Direct FuelCell」(DFC)発電プラントを設置した。DFC300A発電プラントは、ホテルの電気と温水の約25%を供給する。キャタピラー社とフュエルセル・エナジー社は、250kW級DFC300A発電プラントをイリノイ州ピオリア近郊のキャタピラー技術センターに設置している。ピオリア地区の電力網に接続されるこの発電プラントは、平均的なアメリカ家庭の250世帯以上に電力を提供することが期待されている。
http://biz.yahoo.com/prnews/031015/phw028_1.html
http://www.energy-markets.com/headlines/10-28-2003/0002046003.htm

<燃料・改質器・貯蔵>
●カナダが国際水素パートナーシップに参加

 米国エネルギー省(DOE)とカナダ天然資源省(NRCan)は、国際水素経済パートナーシップに参加するカナダの意向を表明する共同声明を出した。この国際パートナーシップは、水素の製造、貯蔵、流通、そして実用技術への協働を確立して、水素エネルギー技術の配備を支援する。水素燃料活用のための規格と標準化、水素燃料インフラを開発するために必要な情報交換などである。
http://www.nrcan-rncan.gc.ca/media/newsreleases/2003/200383_e.htm

●ルクセンブルグで水素供給ステーションがオープン

 ルクセンブルグでは最初の水素供給ステーションが最近、主要なバス停で開所した。このシェルの水素ステーションは、欧州連合(EU)のイニシアティブで、革新的で高いエネルギー効率ときれいな都市の公共輸送システムの実現可能性を探る「ヨーロッパのための清潔な都市輸送(CUTE)プロジェクト」の一環として、ダイムラークライスラーの燃料電池バス「シターロ」に燃料を供給する。
http://www.shell.com/home/Framework?siteId=hydrogen-en

<報告・市場調査>
●燃料電池投資は雇用に影響を与える

 「燃料電池投資の増大は、単にエネルギー保障と大気質に影響を与えるだけでなく、今後20年間でおよそ20万人に新しい雇用をもたらすだろう」と、ブレイクスルー・テクノロジーズ研究所の新しい研究は認めている。この研究『岐路に立つ燃料電池:米国の燃料電池産業に対する投資傾向と産業の雇用創出可能性の予測について』は、2002年の米国燃料電池産業の雇用の合計がおよそ4500〜5500であり、産業の成長に伴う直接、間接の雇用の成長は2021年には18万9000人に増大すると推定している。
http://www.fuelcells.org/economicstudy.pdf

●北米の燃料電池報告書

 プライスウォーターハウスクーパーズ社は、2002年時点で16の株式会社の対前年比財務情報に焦点をあてた新しい北米の燃料電池報告書を発表した。それらの会社は、燃料電池生産、システム統合と燃料インフラに関してアメリカとカナダを基盤としている。この調査のコピーは、
http://www.pwc.com/extweb/ncsurvres.nsf/docid/0156308D26DD0F3E85256DA9005897C2 で見ることができる。

<その他>
●www.fuelcells.org がスペイン語のサイトを更新し、ポルトガル語版を加えた

 主要な非営利の燃料電池情報源であるフュエルセル2000は最近、受賞したウェブサイトである www.fuelcells.org のスペイン語版を更新し、ポルトガル語版を加えた。

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■燃料電池ワールド
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