燃料電池ワールド (2003/10/08 17:00)

水素チャンネル Home

□燃料電池ワールド
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■Vol.113 2003/10/08発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆秋のイベントに中国製燃料電池が登場

 8月の第1回燃料電池ジャンボリーで使用された中国製の燃料電池(FCA−160−A)が、輸入販売元のAGVシステム研究所のご協力で展示することができるようになりました。製品はまだこちらに届いておりませんが、初めて目にする中国製の燃料電池に期待が高まります。

 PEM−DREAMは今週末から12月にかけて6カ所のイベントに協力しますが、燃料電池自転車の試乗会とともに中国製燃料電池は注目を集めるでしょう。会場などの詳細情報は随時載せていきますので、ご都合がついたらぜひおいでください。地図は詳細情報から見ることができます。

◇杉並区環境博覧会
・日 時 10月11(土)〜12日(日)10:00〜16:00
・場 所 高井戸地域区民センター(京王線高井戸駅下車、環八はす迎え)
・詳細情報 http://www2.city.suginami.tokyo.jp/event/event.asp?event=2305

◇設立40周年都市公団技術センター特別公開
・日 時 10月16(木)〜18日(土)(PEMーDREAMは18日10:30〜15:30、燃料電池自転車の試乗と燃料電池の展示を行います)
・場 所 技術センター(八王子市石川町2683-3)
・詳細情報 http://www.udc.go.jp/research/houkokukai15/

◇その後のイベント予定
 10月25(土)〜26日(日) 千葉県野田市産業祭

 11月1日(土)〜2日(日)  学校法人トヨタ東京整備学園日本自動車整備専門学校文化祭

 11月8(土)〜9日(日)   長野県飯田市「生活と環境まつり2003」

 12月11(木)〜13日(土) エコプロダクツ2003(東京ビッグサイト)

◇ボランティア募集

 上記イベントでのボランティアの方を募集しました。ご協力をいただき、前半は何とか乗り切れる状態になりましたが、以下のところが未定です。さらなるご協力をお願いします。 info@pem-dream.com までご連絡ください。
 10月12日 杉並区環境博覧会
 11月8〜9日 長野県飯田市

☆進化した「遊んで作る燃料電池100円実験キット」

 『現代化学』11月号に、実験キットを考案された佐藤昌史さんの論文が載ります。内容は実験キットを更に分かりやすい形に進化させたもので、手軽な材料で安価に作るポリシーは変わりません。

【月刊誌『現代化学』11月号】
(10月15日発売、定価800円、東京化学同人 http://www.tkd-pbl.com/)

特集『燃料電池開発の現状と展望:エネルギー・材料・環境から』

1.燃料電池とは:基本原理から考える(太田健一郎・石原顕光)
2.燃料電池のための水素とその触媒(斉藤泰和)
3.マイクロ燃料電池(梅田 実)
4.自動車用燃料電池(杉山雅彦)
5.定置型コージェネレーション用燃料電池(内田裕之・渡辺政廣)6.高温型燃料電池:SOFCの技術開発(江口浩一)
7.宇宙用燃料電池:宇宙という特殊環境下における必要技術とその開発(曽根理嗣)8.燃料電池をつくろう:身近な物で作る食塩水形燃料電池(佐藤昌史)

全国書店で発売中.直接注文は03-3946-5311へ.

☆10月市民講座はお休みします(再掲)

 上記のようにイベントが集中してしまいましたので、10月の市民講座はお休みします。

☆燃料電池バスに乗りましょう!(再掲)

 東京都は8月28日から、路線バスとして燃料電池バスを走らせています。このバスには、1乗車200円を払えば誰でも乗れます。このバスに多くの人が乗ることで、燃料電池バスに対する関心が高いことを示せます。それは、都市の大気汚染を早く解決して欲しいという世論の表れともなるでしょう。首都圏に住んでおられる方も、出張で東京に来られた方も、時間をやりくりして乗ってみませんか。路線や時刻の詳しい情報は以下のホームページで知ることができます。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/community/news/new/topics01-287.htm

☆『燃料電池パワー』Vol.13 の内容
【今週の燃料電池関連画像】 
・GMの最新型燃料電池車プロトタイプ「HY-WIRE」の画像。フロントから室内、前から、運転席から、後からの4枚。
【沼崎英夫/技術レポート】
資料紹介/『水素エネルギー最前線 』――山積するブレークスルーの課題を示す入門書
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒198−0032 東京都青梅市野上町4−3−4ベルドール河辺201
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■燃料電池関連イベント
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☆SSKセミナー
 「燃料電池自動車用の水素供給の未来図と
  水素のビジネスチャンスに挑む岩谷産業 」
◇講師等:<1>燃料電池自動車用燃料搭載・給ガス技術の海外動向
     山本 寛氏(技術ジャーナリスト)

     <2>岩谷産業の水素事業戦略〜水素ステーションを中心として〜

     建元 章氏(岩谷産業(株) 産業ガス・溶材本部ガス技術部 部長)
◇日 時:10月31日(金) 午後2時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_03308.html
◇問い合わせ・申し込み:
株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03−5532−8850
申込受付FAX 03−5532−8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、上記HPから申し込みができます。

■PEM−DREAMニュース
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☆東京商工会議所の「JHFC横浜・大黒水素ステーション」見学会報告

 10月1日、東京商工会議所交通運輸部会主催の「燃料電池自動車の試乗見学会」が行われた。皇居二重橋前の東商ビルに集合し、バスで横浜・大黒水素ステーションに向かった。参加者は40名。交通運輸部会では年に1回、個人ではなかなか見学できないところを選んで企画をたてている。この企画も6月頃から準備して、ようやく実現したそうである。

 JHFC横浜・大黒水素ステーションにはJHFCパークが併設され、燃料電池自動車のシュールームや各自動車メーカーのガレージがある。JHFCとは「水素・酸素燃料電池プロジェクト(Japan Hydrogen & Fuel Cell)」の頭字語で、経済産業省の予算で実施している。「燃料電池自動車実証研究」と「燃料電池自動車用水素供給設備実証研究」の2つのプロジェクトから構成され、首都圏に9カ所の水素ステーションを設置して燃料電池自動車の走行研究を行うもの。水素ステーションは現在6カ所が完成し、04年3月までに3カ所が追加される。特徴的なのは、これらの水素ステーションでは全て異なる燃料・方式による水素供給設備が整備され、運用・評価されることである。この大黒ステーションでは脱硫ガソリン改質による水素製造が行われている。

 首都高速から湾岸道路に入り、大黒ふ頭出口で降りて少し走るとコスモ石油の看板が見えてくる。道路に面したその敷地内にステーションが作られていた。道路を挟んだ反対側は東京電力の横浜火力発電所で、早めに着いたので公開施設「トゥイニー・ヨコハマ」の見学をした。施設の建物の上の階から東京電力の敷地の木立越しに見る水素ステーションは、背後の横浜港の水面に挟まれて絵になるが、実際に行ってみれば殺風景なものである。

 ステーション入口の右手にはJHFCパークの建物があり、左手奥に水素供給設備がある。その前にホンダのFCXが1台止まっていた。主催者の努力で我々はこの車とGMの車に試乗ができたのだが、普通はできない。そこで、JHFCでは12月5日(金)にJHFC水素ステーション・ツアーを計画している。定員40名で、バスで4カ所の水素ステーションを回り、燃料電池自動車の試乗もするというものだ。JHFCのホームページに情報が載っているので、参加希望の方はご覧ください。
http://www.jhfc.jp/event/index.php

 我々は会議室でJHFCのビデオを見た後、施設見学と燃料電池自動車試乗の2班に分かれて移動した。燃料電池自動車の試乗では、GMがハンドルを持たせて試乗させてくれた。HydroGen 3 は、日本初の営業用燃料電池自動車として緑のナンバープレートが着いていた。番号は「3」で、こだわって取得したそうだ。フェデラルエクスプレスの集配業務用車両なので、乗車人員は2名。助手席にはGMの方が乗るので、1人ずつしか乗れなかった。そのため全員が運転できた訳ではない。私も残念ながら時間切れで乗れなかった。

 ホンダのFCXは4人乗りなので、3人ずつ交代で乗った。コスモ石油の敷地内の走行で、直線のところでアクセルを踏み込んでくれた。すごい加速だった。キャパシタを使ったこの加速がホンダの売りなので、サービスしてくれたのだ。

 施設見学は、最初に水素スタンドの説明を加えながら、ホンダの車に水素充填をして見せてくれた。その後、脱硫ガソリン改質装置(小型のプラントといえるだろう)と水素貯蔵設備を見て、FCVガレージ・整備室へと移動した。ガレージは車を収納するスペースがほとんどで、奥に机が置いてある。だが、水素の保安のために、これでもかというくらい、いろいろな安全設備や設計上の工夫がされている。ここのGMのガレージで、我々はハッピーなものを見せてもらえた。

 それは、10月6日にプレス発表するという最新の燃料電池自動車「HY-WIRE」である。東京モーターショーに展示するのだろう。GMのハンセンさんは「車台に燃料電池や液体水素ボンベなどを全て納めているので、その上部の車体を作り替えることによっていろいろなスタイルの車を作ることができる」と説明してくれた。このプロトタイプは、ハンドルは飛行機の操縦桿のように左右の手で握る形になっていて、真ん中には四角い画面がある。メーター類がモニター画面になってしまい、ダッシュボードもなくなっている。外から見るとセンターコンソールの柱とハンドルが逆L字形となって一体化している。サイドミラーはビデオのレンズで、室内にそれを映す画面がある。センターコンソールにも画面が一つあり、前席はモニターだらけだ。足下にペダルはない。代わりに四角いものが置いてあり、どうなっているのか理解不能だ。全ての機器はワイヤ=ケーブルで結ばれていて、エンジンルームはなくなって床が伸びているので、実に広々としている。ガソリンエンジン車ではとても作れない自動車だろう。

 最後の質疑では、以下のことが話された。
・ホンダはそう遠くない時期に自前の燃料電池を載せる。
・燃料電池自動車普及目標の第1段階5万台は、バスやタクシーなどの公共的な車の領域が中心となる。
・水素ステーションの規制は2004年度末までに、CNG(天然ガス)ステーションのレベルまで緩和することを目標としている。
・欧米ではすでに、水素ステーションをガソリンスタンドと併設したり、住宅地の中に建てている例が出てきている。

 約2時間ちょっとの見学会だった。この僅かな時間を経験すると、皆軽い興奮と熱気に包まれる。燃料電池のオーラだろうか。
 
■WEB LINK NEWS
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03/10/01 東洋ラジ、米社に固体高分子型燃料電池向け熱管理モジュール納入(日刊工業新聞)

 東洋ラジエーターは米プラグパワーの事業用固体高分子型燃料電池(5キロワット規模)向けに熱管理モジュールを納入開始した。同燃料電池は1万5000ドルの低価格に設定した初の量産型で、10月から北米で発売する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031001-00000024-nkn-ind

03/10/01 DJ-クオンタム・フュエル、700万株公募売出し一括登録(ダウ・ジョーンズ)

 ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)水素や天然ガス用の高圧燃料タンク及びレギュレーターなどの燃料供給モジュールの生産を手掛けるクオンタム・フュエル・システムズ・テクノロジーズ・ワールドワイド(Nasdaq:QTWW)は、普通株最大700万株の公募売り出しを一括登録した。証券取引委員会が29日に明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031001-00000018-dwj-biz

03/10/01 携帯機器用の燃料電池で日立、NECを助成―NEDO(時事通信)

 *経産省所管の独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1日、携帯電話やパソコンなどに使用できる携帯用燃料電池技術開発補助事業の助成先として、日立製作所など日立グループ3社と、NECをそれぞれ選定したと発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031001-00000468-jij-biz

03/10/02 「株式」 本日の注目個別銘柄も(フィスコ)
6951 日本電子 472 +80

 ストップ高比例配分、差引約2000万株近い買い物を残した。高性能の蓄電装置を開発したとの報道が材料視されている。太陽光発電や燃料電池車、携帯電話など幅広い用途での実用化を目指すとしており、材料性は大きいとの期待感が先行している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031002-00000032-fis-biz

03/10/02 地場産業にも門戸 一般起業家の相談も−−「SOHOしずおか」/静岡(毎日新聞)

 ものづくりを主眼とするインキュベートセンターは浜松市、沼津市、富士市の3カ所。燃料電池やソフト開発、光技術などで商品開発を目指す27グループが利用している。そのほか、創業前の支援を行う財団法人しずおか産業創造機構の「しずおかスタートアップオフィス」や、市町村や民間が運営するSOHO施設が8カ所ある。しかし、インキュベートマネジャーが常駐しているところは少なく、空き部屋が目立ったり、貸しオフィスとなってしまっているところも多い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031002-00000002-mai-l22

03/10/02 水素精製と熱電供給同時に ホンダが家庭用システム(共同通信)

 ホンダは2日、燃料電池車の燃料用水素を製造し、同時に家庭向けに熱や電力を供給できる小型のホーム・エネルギー・ステーション(HES)を開発したと発表した。ホンダの燃料電池車「FCX」の場合、毎日1台分を満タンにできる400リットルの水素を製造し、タンクに貯蔵できる。電力は、一般家庭用電力の出力の約半分に当たる5キロワットの供給が可能。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031002-00000274-kyodo-bus_all

03/10/03 東芝が小型燃料電池を開発、携帯電話リチウム電池6個分に相当(ロイター)

 高濃度メタノールを発電時に生成された水で、発電に適した濃度に希釈する「希釈循環システム」を採用、少ない燃料でも長時間発電できる。具体的には、高濃度メタノールを25cc供給した場合、約20時間の発電が可能となった。一般的な携帯電話向けリチウム電池の約6個分に相当するという。 東芝では、今後さらに小型化、出力向上(2ワット程度)を図り、2005年中の製品化を目指す、としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000852-reu-bus_all

03/10/04 温暖化など地球環境問題を議論 龍谷大で国際シンポ(京都新聞)

 スウェーデンの研究者と、気候ネットワーク(中京区)の浅岡美恵代表もそれぞれの国内事情を報告した。また、燃料電池自動車の普及に向けた課題や中国の環境問題、環境政策の手法などについても報告があり、約200人の研究者が議論を繰り広げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031004-00000069-kyt-l26

03/10/06 加速もハンドルも操縦かん…GMが燃料電池車を初公開(読売新聞)

 米ゼネラル・モーターズ(GM)は6日、航空機の操縦かんのような装置で運転する燃料電池車「ハイ・ワイヤー」(5人乗り)を日本で初めて公開した。アクセルとブレーキのペダルはないが、右手か左手で握った“操縦かん”を回すと、二輪車のように加速する仕組みだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000402-yom-bus_all

03/10/06 将来は100万台販売へ GM副社長、燃料電池車に意欲(共同通信)

 世界最大の自動車メーカー、米ゼネラル・モーターズ(GM)のローレンス・バーンズ副社長は6日、東京都内で共同通信の取材に応じ、将来の環境対応車として注目されている燃料電池車について「2010年に本格的な実用車販売を始め、その後10年間で世界で初めて燃料電池車を100万台販売する」と意欲を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000159-kyodo-bus_all

03/10/06 経産省がエネルギー基本計画を策定、明日閣議決定(ロイター)

 日本のエネルギー供給の5割を占める石油では、中東への依存度低下を目指して備蓄や産油国との関係強化を進めるほか、石油産業の経営基盤の強化にも言及した。燃料電池は広い分野に応用が期待できる戦略技術と位置付け、技術開発やインフラ整備、規制の見直しなどを進める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000027-reu-bus_all

03/10/06 7日、シーテック開幕 幕張メッセで(共同通信)

 映像の分野では、12月1日から東京など3大都市圏で始まる地上デジタル放送を体感できるコーナーを設置。また、液晶より薄い有機ELなど次世代ディスプレーも展示する。このほか、燃料電池や最先端半導体に関する技術紹介もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000178-kyodo-bus_all

03/10/06 ノリタケ、燃料電池の高性能電解質膜を開発=05年の実用化目指す(時事通信)
*ノリタケカンパニーリミテドは6日、メタノール型燃料電池用の高性能電解質膜を開発したと発表した。従来の1.5倍の1平方センチ当たり160ミリワットの電力が得られるという。電動車いすやオートキャンプ用の電源として、2005年の実用化を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000956-jij-biz

03/10/07 オムロン、ハイブリッド車向けDCパワーリレーをサンプル出荷(日刊工業新聞)

 オムロンは6日、ハイブリッド車や燃料電池コジェネレーション(熱電供給)システム向けの「DCパワーリレー形G9EB」を7日にサンプル出荷すると発表した。直流回路の高電圧、高電流負荷領域の通電、開閉が可能で、ハイブリッド車を事前に充電したり、補助システムの制御用のほか、燃料電池コジェネシステムの直流回路制御用などに使う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031007-00000021-nkn-ind

03/10/07 三菱重、PEFCコジェネ実用化へ広島製作所に生産部隊を設置(日刊工業新聞)

 三菱重工業は固体高分子型燃料電池(PEFC)を用いたコジェネレーション(熱電併給)システムを、開発フェーズから実用化フェーズへ乗せるため、今月から広島製作所(広島市)にPEFCプロジェクトチームを新設、広島研究所のPEFC開発センターと有機的な連携を取って限定量産へ向かう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031007-00000024-nkn-ind

■海外ニュース(10月ー1)
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<輸送>
●三菱自動車が燃料電池自動車を開発

 三菱自動車は、同社初の燃料電池自動車を発表した。ミニバン「グランディス」にバラード社の燃料電池エンジンを搭載している。三菱自動車は、経済産業省が資金を提供している「水素・燃料電池実証プロジェクト」(JHFC)に参加している他の自動車メーカーの仲間入りをする。
http://www.ballard.com/pdfs/17%20Mitsubishi_Grandis.PDF

<定置用電源>
●ロサンゼルスが電力網に燃料電池を加える

 ロサンゼルス市は、サン・ペドロにあるターミナル島処理場から発生するバイオガスで働く電力網にフュエルセル・エナジー社の250kW級「Direct FuelCell(TM)」発電プラントを接続させた。この燃料電池は、約250軒分の電力を十分にまかない、普通の従来型の発電所よりもkW時当たり50%少ない燃料を使う。
http://biz.yahoo.com/bw/030919/195082_1.html

<ポータブル/バックアップ電源>
●ボーラー・エナジーがポータブル燃料電池を受注

 ボーラー・エナジー社は、発電装置とバッテリー充電を併せ持つ100Wの世界初の手のひらサイズの燃料電池システム「Portapack VE100」を発表した。このユニットは、小さなアタッシュケースサイズで、60Hz110Vまたは50Hz230Vの交流電源と12Vの直流バッテリー充電を選択できるのが特徴である。「Portapack VE100」は、電力網からはずれた電源のない状況で、照明、バッテリーへの充電、パーソナル通信そして写真器材に電気を供給できる。
http://www.voller-energy.com/ve/press.htm#

<燃料・改質器・貯蔵>
●スエーデンが最初の水素燃料ステーションを開設

 シードクラフト社は、スエーデンのマルメに同国初の水素燃料ステーションを初公開した。この水素エネルギーステーション(HES)は、スチュアート・エナジー・システムズ社によって調達され、純水素と、水素と天然ガスの混合燃料の両方を供給する。
http://www.stuartenergy.com/media_center/press_releases/press_sep11.html

●スチュアート・エナジーがパーソナル・エネルギーステーションを発表、ダインテックと戦略的同盟

 スチュアート・エナジー・システムズ社は、再生可能かまたは電力網を使って、予備電源または補助電源として自動車に水素燃料を供給する、完全に無公害なエネルギーサイクルαプロトタイプのパーソナル・エネルギーステーション(PES)を発表した。スチュアート・エナジー社はまた、ダインテック社と戦略的同盟契約を結び、ダインテック社は、定置型の水素貯蔵システムをスチュアート・エナジー社の水素エネルギーステーション(PES)製品ラインに提供する。
http://www.stuartenergy.com/media_center/press_releases/press_sep16.html
http://www.stuartenergy.com/media_center/press_releases/press_sep15.html

<燃料電池コンポーネント>
●パルキャン・フュエルセルズはMFA工程のための資金を受け取る

 パルキャン・フュエルセルズ社は、膜・電極接合体(MEA)自動化工程の第2段階支援のために、カナダ天然資源省から資金17万5000カナダドル(13万米ドル)を授与された。
http://biz.yahoo.com/bw/030924/245684_1.html

<その他>
●EUが水素パートナーシップを始める

 ヨーロッパ水素・燃料電池技術パートナーシップがこのほど、ブリュッセルで始められた。諮問委員会によって導かれたこのパートナーシップは、水素研究戦略計画を練る予定である。そして、EUレベルにおいて民間、公共の全ての主要な水素の利害関係者を含むだろう。委員会はまた、商業化と事業の開発を促進するために、水素の開発と配備の研究プロジェクトに資金を提供する。
http://europa.eu.int/rapid/start/cgi/guesten.ksh?p_action.gettxt=gt&doc=IP/03/1229|0|RAPID&lg=EN

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