燃料電池ワールド (2003/09/10 09:50)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.109 2003/09/10発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆14日放映、燃料電池のテレビ番組

 テレビ東京、テレビ北海道、TVQ九州放送は9月14日(日)に、番組『賢者のマネー』で燃料電池の最前線を紹介する。これには日本で初めて登場した燃料電池バスも紹介される。
 時間は、午前7時〜7時30分。

☆燃料電池バスに乗りましょう!(再掲)

 東京都は8月28日から、路線バスとして燃料電池バスを走らせています。このバスには、1乗車200円を払えば誰でも乗れます。このバスに多くの人が乗ることで、燃料電池バスに対する関心が高いことを示せます。それは、都市の大気汚染を早く解決して欲しいという世論の表れともなるでしょう。首都圏に住んでおられる方も、出張で東京に来られた方も、時間をやりくりして乗ってみませんか。路線や時刻の詳しい情報は以下のホームページで知ることができます。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/community/news/new/topics01-287.htm

☆『燃料電池パワー』Vol.9 の内容
【今週の燃料電池関連画像】 
・家庭用燃料電池の配管。世界ガス会議でナショナルが実機運転を行った。その時の配管の様子を紹介する。燃料電池システム本体へのガス管、本体から貯湯槽への配管、そして貯湯槽から屋内への配管の3枚。
【沼崎英夫/技術レポート】
今週はお休みします。
【山本寛ウォッチング/燃料電池と常温核融合】       
◇固体酸化物型燃料電池(SOFC)の性能はどこまで向上するのか
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。
サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒198−0032 東京都青梅市野上町4−3−4ベルドール河辺201
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■PEM−DREAMイベント
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☆9月の燃料電池市民講座(今回もゲストは2人です)(再掲)
『燃料電池自動車の曲がり角』
ゲスト=高中公男氏(矢野経済研究所電子・システム産業調査本部研究員)

 2年前、燃料電池自動車は燃料論争が盛り上がったが、当面は純水素利用でスタートすることになった。技術やインフラの厚い壁を乗り越えて、日本が「期待される」目標としている2010年5万台、2020年に500万台は達成可能なのか。また、海外の自動車メーカーはどのような戦略を描いているのか。

 現場取材と独自の分析で、燃料電池自動車の現状と他のアプリケーションをめぐる燃料電池の課題についてもお話ししていただきます。

『第1回燃料電池ジャンボリー現地報告』
ゲスト=沼崎英夫氏(ソーラーシステム研究所)

 8月に秋田県大潟村で行われた燃料電池カー・レース。3つの大学が参加して、岩谷産業の高圧水素ガスボンベを用いて初のレースを行った。燃料電池は、日本、カナダ、中国製が用いられ、それぞれ扱いに工夫を凝らした。現地で撮影した写真を元に、沼崎氏から詳しい報告をしていただきます。

○日 時 9月20日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「9月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 
※PEM−DREAM会員は、この市民講座の生録CDと配付資料および『燃料電池パワー』を入手できます。ご希望の方はぜひご入会ください。
入会案内 http://www.pem-dream.com/conts.html

■燃料電池関連イベント
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☆日本計画研究所(JPI)セミナー(再掲)
○《21世紀を拓く 水素エネルギーの世界》
日本製鋼所 水素エネルギーシステムと水素吸蔵合金の最新開発動向―国内外の開発動向と課題 競合技術の開発動向 水素貯蔵技術動向―
◇講 師:兜森俊樹氏
(株式会社日本製鋼所研究開発本部水素エネルギー企画部部長) 
◇開催日:9月18日(木)10:00〜12:00
◇会 場:JPI カンファレンス スクエア(千代田区有楽町)
◇参加費:24,380円
◇詳細情報、申し込みは、
http://www.jpi.co.jp/index.jsp?mf_init=7&bf_para=7468__1  
◇主 催:(株)日本計画研究所 URL:http://www.jpi.co.jp

○《JPI“燃料電池”最前線》
東京ガス 「水素ビジネス」挑戦と課題
―水素エネルギー社会への実用化シナリオ―
◇講 師:森 哲也氏
(東京ガス株式会社R&D本部水素ビジネスプロジェクトグループ企画チームリーダー)
◇開催日:9月26日(金)10:00〜12:00
◇会 場:JPI カンファレンス スクエア(千代田区有楽町)
◇参加費:24,860円
◇詳細情報、申し込みは、
http://www.jpi.co.jp/index.jsp?mf_init=7&bf_para=7490__1
◇主 催:(株)日本計画研究所 URL:http://www.jpi.co.jp

☆SSKセミナー(再掲)
「21世紀「水素社会」への道程」
◇講師等:<1>21世紀「水素の時代」を迎えて

     平田 賢氏(芝浦工業大学先端工学研究機構客員教授、東京大学名誉教授)
     <2>東京ガスの描く水素エネルギー社会

     近藤 健比古氏(東京ガス(株)R&D本部水素ビジネスプロジェクトグループマネージャー)
◇日 時:9月30日(火) 午後2時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_03254.html
◇問い合わせ・申し込み:
株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03−5532−8850
申込受付FAX 03−5532−8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、上記HPから申し込みができます。

■燃料電池GOODS
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【ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ】
☆パソコンで聞く生録CD『カナダ燃料電池2003』を発売(再掲)

 PEM−DREAMが3月に行ったカナダ燃料電池業界視察の記録のCD−ROMです。訪問先のプレゼンテーションと質疑応答の生録音をデータにして、日本語テキストと、撮影を許可された写真を収録しています。訪問先(録音時間)は以下の5カ所です。
・フュエルセル・カナダ(約105分):国立の非営利団体。カナダの全般的な状況を知ることができる。
・パワーテック・ラボ社(約70分):天然ガスと水素をブレンドする話や水素ステーション計画などを知ることができる。
・マグパワー・システムズ社(約130分):「マグネシウム/空気燃料電池」と水素インヒビター技術について、詳細な説明がなされた。
・パルキャン社(約80分):プレゼンはなく、質疑応答のみ。自転車や車椅子、それらの中国での生産計画など、カナダ発燃料電池製品のひとつのモデルである。
・グリーンライト社(約110分):燃料電池試験装置製造会社として燃料電池の評価事業に特化している。
○価格 それぞれ1カ所につきCD−ROM3枚組 8000円(税・送料込み。PEM−DREAM会員は5000円)
○付録として、バラード社の本社・工場の外観と燃料電池バス「シターロ」の写真、視察旅行に参加された沼崎英夫氏の視察レポートを添付します。全ての写真は著作権フリーです。
○ご注文の際は、ご希望の企業・団体名、およびお使いのパソコンの種類(Windows/Mac)をご記入ください。

☆『水素経済革命』(山本寛著、新泉社)(再掲)

 定価1400円(税、送料別)のところ、税、送料込みで1500円(PEM−DREAM会員は1割引))で提供します。ご注文は、郵送先と冊数をお書きの上お申し込みください。

☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセット〔再掲)

 資源エネルギー庁のエネルギー教育用教材キットに取り上げられたセットです。自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができ、直線で20メートルくらい走ります。燃料電池単独でも使えます。NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
※激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ 鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影してくださいました。
http://www.pem-dream.com/move.html

☆「ソーラー+燃料電池」学習キット(再掲)

 太陽光発電、水素の製造、燃料電池について、中学から高校生程度の物理と化学の基礎知識を学びながら、30種類の実験を進めるキットです。再生可能な循環型エネルギーの仕組みを理解するのに最適です。

 100頁の英文テキストと和訳テキストつき。販売価格24000円(税、送料別)のところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引)で提供します。写真は http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。

■PEM−DREAMニュース
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☆「東工大燃料電池フォーラム」報告

 9月9日、東京工業大学大岡山キャンパスで、「東工大燃料電池フォーラム」が開催された。参加登録者数は544名(233団体)と、当初予定の300名を大きく超えて、関心の盛り上がりが示された。会場では主催者と思われる方の「シンポジウムの規模ですな」という声も聞かれた。

 全体は午後1時から8時まで、講演、ポスター発表(34件)、JHFCによるパネル展示および燃料電池車展示、懇親会などが行われた。相澤益男学長の挨拶に続き、以下の講演が休憩なしで行われた。
・東工大における燃料電池開発(1)    山崎陽太郎(総合理工学研究科) 
・東工大における燃料電池開発(2)    岡崎  健(理工学研究科)
・燃料電池用高分子膜材料開発       谷岡 明彦(理工学研究科)
・太陽光による水素製造          原  亨和(資源化学研究所)
・MEMS技術によるマイクロ燃料電池   早瀬 仁則(精密工学研究所)
・JHFCプロジェクトの概要と進捗状況  神本 武征(JHFC実証試験推進委員会委員長、東工大名誉教授)

 このフォーラムの基礎になっているのが、「部局、専攻といった従来の垣根を越えた全学にわたるバーチャルな横断的組織」として東工大が昨年6月に発足させた「イノベーション研究推進体」である。各教官が個別に実施している特定研究分野をグループ化し、あるいは新研究分野を立ち上げて、47のテーマが設定されている。詳細は同校ホームページ(http://www.titech.ac.jp/)で知ることができる。今回のフォーラムは、そのうちの4つの推進体が中心となった。
・燃料電池による高効率分散型エネルギー利用システム
・化石燃料の高度有効利用・隔離統合型CO2削減技術開発
・高性能次世代リチウム二次電池材料研究体
・水素製造の新技術戦略

 これらの、燃料電池と関連領域の学内研究者からポスター発表の募集を行い、統一テーマのフォーラムとして開催する運びとなった。相澤学長は挨拶で、「燃料電池をトータルなシステムとして考えるときが来た」と発言した。

 燃料電池は発電装置であるが、実用化は主に材料開発の進歩に依存している。新しい技術として、いくつもの専門分野の学際的連携が必要とされており、このフォーラムでは研究する側からそのことを実証しているが、参加者の顔ぶれもそのことを証明している。化学、自動車、電気、重機、精密機械、金属、電力、石油ガスなど各業界の主要企業が参加し、日産自動車は18名もの社員を送り込んでいて、その意気込みを感じる。この社会的広がりはまだまだ加速していく予感がした。

 発表内容の紹介は手に余るのでできないが、電解質膜についてこんな発表があった。

 固体高分子型燃料電池で使われているプロトン交換膜は、プロトンが膜を通り抜けるときに水分も移動し、膜の水分管理が技術上のテーマになっている。生体膜では無水でもプロトンが移動するので、水管理の要らない膜は作れないだろうか。

 また、現在使われている非フッ素系の高分子膜は50000円/m2であり、このコストを下げることが実用化に向けて大きな課題となっている。膜の材料を炭化水素系で作るとコストは安いが寿命が短いので実用的でないといわれている。だが、膜をカセット方式にして、寿命5000時間、価格150円/m2とし、例えば水素を充填するときに膜も交換するような仕組みが作れないだろうか。

 現在研究されていることは、5年先くらいになると実用化技術として耳に入ってくるようになるのだろう。全ての研究が実用化されるわけではないだろうが、近未来の姿の一端を伺うことができる。トレンドから新しい産業の勃興へ、燃料電池はまだスタート台に立ったに過ぎない。

■WEB LINK NEWS
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03/09/03 『万博・空港景気』後の落ち込み懸念 共立総研リポート(中日新聞)

 この問題を乗り越える対策として、燃料電池車やITS(高度道路情報システム)といった自動車産業の次世代技術の普及に向け、地元自治体が燃料供給拠点などの社会基盤の整備を積極的に図り、競争力の維持・強化を支援するよう提言。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000014-cnc-l21

03/09/03 インテル、リチウム電池開発のベンチャー企業へ210万ドルの投資(MYCOMPC WEB)

 インテルキャピタルジャパンは、インテルキャピタルが、滋賀県に本社を構える電池開発のベンチャー企業、パイオニクスに210万ドルの出資を行ったと発表した。この出資にはジャフコも参画しているほか、インテルキャピタルとパイオニクスは技術協力契約に署名している。

 バッテリの長時間駆動を実現する方法としては燃料電池というアプローチ方法もあるが、タン氏は、「燃料電池とリチウム電池は競合するものではなく、共存する関係であると考えている。燃料電池とリチウム電池を組みあせたハイブリッド的な使用もあり得ると考えている」と述べ、特定の手法・企業へ投資を集中するのではなく、長時間のバッテリ駆動を実現する為に最前の方法を模索していく姿勢を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030904-00000093-myc-sci

03/09/05 東邦ガス・荏原など4社、低温作動型家庭用コジェネを共同開発(日刊工業新聞)

 荏原バラードは現在加・バラード社が製造する燃料電池に燃料処理装置などを加えて家庭用コジェネ開発を進めており、東邦ガスはリンナイと共同で開発している排熱利用システムを進めている。両技術と荏原と加・バラード社の支援も受けて、日本にマッチした家庭用コジェネの商品化を目指すもの。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030905-00000024-nkn-ind

03/09/05 環境に優しい燃料を各種とりそろえた燃料スタンドが登場(WIRED)

 カリフォルニア州サンディエゴ発──サンディエゴで開店したばかりの燃料スタンドでは、1950年代風の白い制服の従業員がフロントガラスを拭いてくれ、フィッシュフライに使った廃食用油から作ったバイオディーゼルを補給してくれる。

 あるいは、チーズ工場で出されるチーズ製造における副産物から作ったエタノール燃料も補給できる。電気自動車なら充電は無料。低公害ガソリン代替燃料として一般的な、天然ガスや液化プロパンガス(LPG)も補給可能だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030905-00000005-wir-sci

03/09/05 ベンチャーが大学設立構想 新エネルギーで青森に(共同通信)

 新大学にはエネルギー工学部のみを設置し、海洋エネルギーや燃料電池など自然エネルギーの研究に特化する。学生100人を募集、高知県と沖縄県に分校を設置し、3、4年次に学ばせる計画もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030905-00000258-kyodo-soci

03/09/06 <ナノ粒子>「触媒」0.1秒で分析 燃料電池に応用も 東大(毎日新聞)

 例えば、燃料電池は水素と酸素の反応で電気を発生させる仕組みで、白金などの触媒が反応を仲立ちする。触媒表面では、金属のナノ粒子が激しく動いているが、従来は、その様子を解析する「目」であるX線をいろいろな波長に分けてあてる必要があり、測定時間に10〜60分かかっていた。

 研究グループは、X線を反射させるシリコーン板を湾曲させる工夫などで、多数の波長のX線を一度に照射する手法を開発。検出器の精度を上げ、従来の1万分の1以下の0.1秒での測定に成功した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030906-00001052-mai-soci

03/09/08 下水汚泥から水素製造 仙台市、東北大と共同研究(河北新報)

 仙台市は7日までに、太陽光と下水の汚泥を利用して水素を製造するシステムの研究開発を、東北大と共同で進める方針を固めた。汚泥から発生する有毒ガスの硫化水素を利用して、「究極のクリーンエネルギー」と呼ばれる燃料電池に必要な水素を製造することで、新たな環境技術の開発を目指す。市は地域に大きく貢献する研究開発として、東北大に研究費の一部を助成する方針。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030908-00000007-khk-toh

03/09/09 ヒートアイランド急速に進行 仙台中心部 危険地帯を地図化(河北新報)

 仙台市中心部でヒートアイランド(都市温暖化)現象が急速に進み、夏に通行人らが浴びる熱量は、激しい発汗を起こさせるほどの状態に達している―。都市温暖化に詳しい東北大大学院環境科学研究科の斎藤武雄教授(エネルギー・環境学)の研究グループが先月、こんなデータをまとめた。熱量分布が一目で分かるマップも作製し、「危険地帯」では日陰を歩くよう注意を呼び掛けている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030909-00000009-khk-toh

03/09/09 水素化ホウ素ナトリウムを使う超小型燃料電池を開発(WIRED)

 ニュージャージー州イートンタウンのミレニアム・セル社は、石鹸の主要原料を使って携帯電話やノートパソコン用の超小型燃料電池を開発し、クリーンエネルギーに新たな意味を加えようとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030909-00000004-wir-sci

03/09/09 マツダ、水素自動車開発 RX−8に搭載、公開へ(共同通信)

 【フランクフルト9日共同】マツダが、二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない次世代環境対応車として注目されている水素自動車を新たに開発、コンセプトカーを10月に開かれる東京モーターショーに出品する計画が9日、分かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030909-00000242-kyodo-soci

■海外ニュース(9月ー1)
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<輸送>
●燃料電池水上タクシーがカリフォルニアで浮かぶ

 ミレニアム・セル社の水素燃料システム「Hydrogen on Demand(TM)」によって発電する燃料電池水上タクシーは、カリフォルニア・ハーバーのニューポート・ビーチで進水前のテストの一部として成功裏に作動した。このプロジェクトは、ミレニアム・セル社、シーウォージィ・システムズ社、ダフィー・エレクトリック・ボート社そしてアヌバ社の協調的努力であり、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校(CSULB)でカリフォルニアの「商業輸送による展開技術センター(CCDoTT)」、学術機関の協力、政府そして民間企業から資金を提供されている。
http://www.millenniumcell.com/cgi-bin/news.pl?function=detail&id=08212003

<定置用電源>
●燃料電池がスターウッド・ホテル、ズート・エンタープライズに設置される

 スターウッド・ホテル & リゾート・ワールドワイド社は、ニュージャージー州のシェラトン・エディソン・ホテル・ラリタンセンターに最初の燃料電池システムの設置を完了した。スターウッド・ホテル & リゾート社は、シェラトン・エジソンとシェラトン・パーシパニー・ホテルの2カ所で、それぞれが単独で250kWを発電するフュエルセル・エナジー社の燃料電池システムを設置し、所有、運転するために、PPL社との契約書に署名した。シェラトン・パーシパニー・ホテルの燃料電池プロジェクトは、今月で終了する予定である。PPL社はまた、モンタナ州ボーズマンの西8マイルに位置するズート・エンタープライズ社の先端技術キャンパスにフュエルセル・エナジー社のシステムの設置を完了した。
http://biz.yahoo.com/bw/030804/45084_1.html
http://biz.yahoo.com/prnews/030827/nyw117_1.html

<ポータブル/バックアップ電源>
●バラードが新しいバックアップ電源を発表

 バラード・パワー・システムズ社は、水素燃料の燃料電池発電機「Nexa RM」シリーズを発表した。「Nexa RM」シリーズは、「Nexa」パワーモジュールをベースにして、無停電電源システム(UPS)と通信電源市場を対象としている。「Nexa RM」シリーズはモジュールであり、また、その出力は個々の顧客の要求に合わせて1kW単位で拡張が可能である。
http://www.ballard.com/pdfs/16%20Nexa%20RM.pdf

<燃料・改質器・貯蔵>
●全国的な水素教育ツアーが今秋デンバーへ

 水素教育ツアーは2003年10月11日〜12日、コロラド・コンベンション・センターでデビューする。2004年にはロサンゼルス、ワシントン州、そして他の米国の主要な都市でも開催される。ハイドロゲンワークス社によって組織された水素教育ツアーは、水素の製造、貯蔵、インフラ、安全性、燃料電池への適応についての情報を提供する。
http://biz.yahoo.com/bw/030819/195034_1.html

<報告・市場調査>
●軍事用住宅の燃料電池デモンストレーションのために公表された最終報告

 国防総省は、1年間にわたった軍事用施設のための住宅用燃料電池デモンストレーションの最終報告を公表した。アビスタ・ラボ社が開発した3kW級水素仕様のPEM型燃料電池が設置され、第242通信部隊の401ビルがあるガイガー・フィールドで運転された。この燃料電池は8760時間以上動いているが、要求された効率の90%を達成した。
http://www.dodfuelcell.com/res/GeigerUpdatedFinalReport.pdf

<その他>
●アヌバが教育機関へ燃料電池を提供

 アヌバ社は今、工業品質を持った1.5kW級燃料電池「Power-X(TM)」を教育機関と研究機関に提供している。「Power-X(TM)」燃料電池はすでにケタリング大学で使われ、イタリアとブラジルの研究施設に導入されている。
http://biz.yahoo.com/prnews/030813/sfw018_1.html

●エンゲルハードがDOE資金を受け取る

 エンゲルハード社は、車、建物やその他の適応のための先進的燃料電池技術の研究に資金を提供するエネルギー省(DOE)の指名を受けた。エンゲルハード社とその下請け業者、納入業者は、燃料電池システムから貴金属を回収し、再利用する新技術の研究で、5年間におよそ500万ドルを受け取るだろう。
http://biz.yahoo.com/bw/030827/275300_1.html

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