燃料電池ワールド (2003/05/14 19:50)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.093 2003/05/14発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆6月の燃料電池市民講座
「固体高分子型燃料電池の手作りモニター教室」
ゲスト=佐藤昌史氏(東京都立墨田工業高校自動車科教師)

 「遊んで作る燃料電池100円実験キット」を考案された佐藤さんが、今度は固定高分子型燃料電池の手作りキットを開発しました。固体高分子型燃料電池は自動車や家庭用の燃料電池に使われているタイプで、燃料電池のリーダーです。このキットはスケルトンタイプで、その構造を、高分子膜、電極(白金も使っています)、セパレータのバラバラな部品から自分で組み立てることによって理解できます。今回は、その開発のお話を伺い、キットを組み立ててみようと思います。キットは近く限定販売(材料が限られているため)の予定ですが、市民講座の参加者にはその価格(予価6500円)よりも安く提供しますので、ぜひご参加ください。
○日 時 6月21日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 5000円(今回は参加者全員に負担願います)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「6月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 
※5月の市民講座は「PEM−DREAMイベント」でご案内しています。

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒198−0032 東京都野上町4−3−4ベルドール河辺201
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■燃料電池関連イベント
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☆SSKセミナー
「横浜での家庭用燃料電池実用実験と再生可能エネルギーが描く未来図」
◇講 師:山本 寛氏(技術ジャーナリスト)

     池松正樹氏(新日本石油(株)新エネルギー本部FC事業部事業部長)
◇日 時:5月20日(火) 午後2時〜5時
◇会 場:明治記念館(東京都港区元赤坂2−2−23)
◇受講料:29,800円(消費税込)
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
http://www.ssk21.co.jp/eco/5-20-03139.html
◇問い合わせ・申し込み:
株式会社 新社会システム総合研究所
TEL 03−5532−8850
申込受付FAX 03−5532−8851
E-mail  info@ssk21.co.jp
または、上記HPから申し込みができます。

■PEM−DREAMイベント
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☆5月の燃料電池市民講座(再掲)
「大潟村燃料電池カーレース体験談ーー結果はビリでも完走」
ゲスト=「pem-dream02」チームのメンバー

 5月3、4日に秋田県大潟村で開催されたWEM燃料電池カーレースは、pem-dream02チームが挑戦して、結果ビリだが2時間完走し、7700mを走った。その取り組みはPEM−DREAMニュースで毎号お伝えしている。世界初のこの試みは、いったいどんなインパクトをもたらすのだろうか。また、燃料電池カーを製作し、走る中で知った燃料電池の実体は、如何なるものだったのか。我々の実体験と、現地での他チームへの取材を通して、燃料電池の新しいイメージをお伝えしようと思う。pem-dream02号にも乗っていただけるように準備中です。

 なお、今回から会場が岩谷産業株式会社に変更になります。半年間お世話になりました株式会社守谷商会様に厚く御礼申し上げます。
○日 時 5月24日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 PEM−DREAM会員は無料。非会員は2000円。
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「5月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 

■燃料電池GOODS
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☆パソコンで聞く生録CD『カナダ燃料電池2003』を発売(再掲)

 PEM−DREAMが3月に行ったカナダ燃料電池業界視察の記録をCD−ROMで発売します。訪問先のプレゼンテーションと質疑応答の生録音をデータにして、日本語テキストと、撮影を許可された写真をそれぞれ収録しています。燃料電池と水素技術のトップを行くカナダの最新情報を、生の音声で知ることができるでしょう。

 収録した訪問先(録音時間)は以下の5カ所です。
・フュエルセル・カナダ(約105分):企業、研究機関、行政が集まっている国立の非営利団体。カナダの戦略を練っている。フュエルセル・カナダの活動内容や具体的な計画が語られ、カナダの全般的な状況を知ることができる。
・パワーテック・ラボ社(約70分):BC州水力発電公社の高圧ガスシステム研究機関として、電力と天然ガス、水素の研究開発を行っている。天然ガスと水素をブレンドする話や日本との協力、水素ステーション計画などを知ることができる。
・マグパワー・システムズ社(約130分):水素を使わない「マグネシウム/空気燃料電池」と水素インヒビター技術について、詳細な説明がなされた。それらの適応分野や日本企業との関係なども、質疑の中で語られた。
・パルキャン社(約80分):プレゼンはなく、質疑応答のみ。水素吸蔵合金と燃料電池を駆使して商品化を進めるベンチャー企業の息吹が伝わる。自転車や車椅子、それらの中国での生産計画など、カナダ発燃料電池製品のひとつのモデルである。
・グリーンライト社(約110分):ハイドロジェニックス社と合併直後の同社は、燃料電池試験装置製造会社として燃料電池の評価事業に特化している。日本にはない評価サービスについて、なぜ事業として成立するのかという話など、日本と違うカナダの業界を理解する一助となる。

○価格 それぞれ1カ所につきCD−ROM3枚組 8000円(税・送料込み。PEM−DREAM会員は5000円)
○付録として、バラード社の本社・工場の外観と燃料電池バス「シターロ」の写真、視察旅行に参加された沼崎英夫氏の視察レポートを添付します。全ての写真は著作権フリーです。
○ご注文は、ご希望の企業・団体名、およびお使いのパソコンの種類(Windows/Mac)をご記入の上、メール info@pem-dream.com でどうぞ。

☆グッズ第3弾 『水素経済革命』(山本寛著、新泉社)(再掲)

 昨年9月の燃料電池市民講座で「燃料電池と水素エネルギー」のお話をしていただいた山本寛氏が、標題の新しい著作を出版されました。世界はなぜ「水素経済」を目指し始めたのか、現在その状況はどうなっているのか、日本にとってどういう意味があるのか等々、最新の情報に基づいて全体像が分かりやすく書かれています。

 定価1400円(税、送料別)のところ、NPO特別価格として税、送料込みで1500円(PEM−DREAM会員は1割引))で提供します。ご注文はメールinfo@pem-dream.com で、郵送先と冊数をお書きの上お申し込みください。

☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセットの普及が加速〔再掲)

 資源エネルギー庁がエネルギー教育用教材キットに取り上げてから、この注文が増えました。基本部品の3セルPEM型燃料電池と水素ガス缶、LEDに、スケルトンのミニカーがセットです。

 自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができます。直線で20メートルくらい走ります。燃料電池単独でも使えます。楽しみをプラスした燃料電池セットは、NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
※激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ 鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影してくださいました。チョロQのようなユーモラスな走りっ振りに大笑い。どうぞ、ご覧ください。(データが少し重いです)
http://www.pem-dream.com/move.html

☆「ソーラー+燃料電池」学習キットも高校を中心に広がる(再掲)

 太陽光発電、水素の製造、燃料電池について、中学から高校生程度の物理と化学の基礎知識を学びながら実験を進めるこのキットは、高校の先生からの問い合わせが増えています。特に関心を持たれているのが、再生可能な循環型エネルギーの仕組みが分かりやすいことで、環境教育のテーマになっているようです。

 株式会社のもとが Thames&Kosmos から輸入している燃料電池学習キットは、100頁の英文テキストと和訳テキストで、30種類の実験のやり方とテーマの内容について詳しく解説しています。販売価格24000円(税、送料別)のところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引)で提供します。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。

■PEM−DREAM NEWS
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☆大潟村の燃料電池カーレース(第10報)「大潟村燃料電池カーレース本戦!」(後編)

 公式戦の5月4日は朝から曇っていた。1日中冷え冷えとして薄ら寒い。だが、参加者は熱気に包まれ、省庁から忙しく動き回っている。7時30分、待望の水素吸蔵合金ボンベが支給された。2個つないだ燃料電池を一つだけ使えるように配線を変えて水素ボンベを早速取り付け、後輪を持ち上げてテストする。回る、回る、車輪が回る。ようやく走れる態勢になったのだ。

 PEM−DREAM02号の改造経緯を簡単に振り返っておきたい。
・2月上旬 ヤマハの電動スクーター「パッソル」と、幼児用のミニカーの合計2台で出場する夢を描いていたが、年齢による出場制限があるのでミニカーは自然消滅となる。
・2月下旬 「パッソル」を借りる交渉を進める。
・4月上旬 まだ新品の「パッソル」を入手。同時に電動自転車pasもお借りできた。同時並行して、メンバーがYahooオークションでpasを落札してしまった。14200円也。

 当たり前だが、「パッソル」は実にスムースに快適に走った。「これなら!」と内心思ったが、借りられる燃料電池の台数に限りがあって、燃料電池で走らせるには不可能なことが判明した。「パッソル」を動かすために必要なエネルギーは、80Wの燃料電池が最低6個必要だというのだ。よく理解していない私に、メンバーが「問題は水素の持つエネルギー総量と車体の抵抗であって、モーターや燃料電池はエネルギー変換器に過ぎないという事です」と説明してくれた。

 そこで新型のpasを使うことに方針転換となった。pasのモーターは24Vだったが、燃料電池と同じ12Vのバッテリーを使ってテストした。(4月9日号に報告)

 テストの結果どうにか走ることがわかった。上り坂が不安なので、燃料電池を2個入手して、平地は1個で走り、上り坂だけ2個使うことを考えて、燃料電池の注文個数が決まった。燃料電池が来るまでの間に、柏原さんは制御回路を自作した。

 4月19日、燃料電池を入手して初めてのテスト日。この顛末は4月23日号で報告したが、実はこの日の夜に大方針転換が行われたのである。燃料電池の瞬間的な出力の弱さと、水素吸蔵合金ボンベが凍ってしまった現実に直面した我々は、夜までかけて対策を話し合った。

 スタート時に必要な電力が燃料電池だけでは十分に得られない問題を解決する方法は3つ考えられた。
1.モーターを変える。
2.キャパシタを使う。
3.自転車のギヤ比を変える。

 1と2はどちらも採用できなかったので、自転車の改造に方針はまとまった。この点では我々はついていた。pasがもう1台あったからだ。

 それは、「パッソル」をお借りする交渉が進んでいるときに、メンバー間の連絡が不十分で、yahooオークションでpasを落札するというアクシデントがあったのだ。こちらのpasは古いタイプで、ペダルのところにモーターが付いているものだった。借りたものは最新型で、後輪にモーターが付いていたので、ギヤを変えることができなかった。古いタイプのものは部品くらいは使えるかもしれないと考えて置きっぱなしにしていたが、それなら改造できるかもしれない。にわかに注目を集めた古いpasが持ってこられて、対策が練られた。それが19日の結論だったのだ。

 自動車工場の織田さんの仲間に、トライアルを楽しんでいる自転車屋さんがいた。榎本じてんしゃ店の榎本君である。彼は快く協力してくれた。中古のpasがバラバラにされ、前のギヤには溶接で新しいギヤが取り付けられ、後はタイヤごと交換されて、8段変速になった。ついでに余分なものは全てなくなり、立てておくスタンドも取られてしまった。ペタルも足を載せるだけの棒になった。バックミラーは100円ショップから買ってきてハンドルの左右の端っこに取り付けられた。こうなると自転車ではない。

 燃料電池を入れる箱は、八王子市内を走り回って1380円のプラスチックのコンテナを買ってきた。これには蓋が付いていて、その蓋を利用してボンベやスイッチ類を取り付けた。それ以降は4月30日号の報告通りである。

 さて、大潟村に話を戻そう。8時30分、コースにグリッド・インして、システムが昨日の車検の状態ではなくなったので再度簡単に車検を受けてOKとなった。覚悟を決めた我々はPEM−DREAM02号とともに出走式に臨んだ。コースの外からは佐藤さんと柏原さんの家族の皆さんが見守る。9時30分、競技が始まった。

 ノロッ、ノロッとPEM−DREAM02号は動き出した。坂がきつい。最初のライダーは柏原さんが勤めた。スイッチを懸命に操作しながら出力を上げようとしているが、なかなか思うようにいかない。それでも少しずつ前進して、だんだんと遠方に去っていく。走りだしたとなると、ホッとするより熱くなってしまった。それはみんなそうだったのだと思う。レース特有のエネルギーが充満した。

 折り返し点では少し勾配があったので止まってしまった。少したってまた走りだす。そうしてスタート地点の勾配に戻ってきた。ここでは係りの方が背中を押してくれた。押してもらったのは我々だけではないことを付け加えておきたい。

 2周、3周と回るうちに、何となくスピードが早くなってきたように感じた。事実そうだった。始めはともに歩いていると、ゆっくり歩いてちょうど良かったが、少し足早に歩かなければならなくなったのだ。そのうち前輪の上に載せていたコンテナの蓋を手で開けて走るようになった。走りながら学習して、空気をたくさん取り入れるようにしているのだ。姿勢はきついが、2番手の佐藤さんも同じ姿勢で走り続け、やがて終了時刻がやってきた。2時間はとても短かった。

 もう結果は公式ホームページでご覧になった方もおられると思うが、1位は ミツバのチーム“ヨイショット!”で、周回数50、完走距離55kmでありダントツ、我々は12位(ペケ)で7周、7745.60mだった。しかし、我々には目的を達した満足感があった。次なるステップへの足がかりを掴んだからである。

 5月24日の市民講座では、スライドの紹介と技術的な話がなされる予定だ。PEM−DREAM02号も乗っていただけるようにしたいと思っている。ぜひご参加を。

注:公式ホームページに我がチームの写真が載っています。ご覧ください。

 5月3日公式予選フォトライブラリー No1の右側上から3枚目
 5月4日本戦フォトリポート No2の右側上から2枚目
            同じくNo3の左側上から3枚目
http://www2.ogata.or.jp/wem/03wem/03wem.htm

■WEB LINK NEWS
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03/05/06 1. 欧州の水素エネルギー開発に関する動向調査(EU)(NEDO海外レポート NO.906)

 EUは現在、「水素と燃料電池」に関する戦略を準備中であるが、これは20年後の戦略決定のためにEUに有識者による『ハイレベル・グループ』を設置するようにとの『自動車用代替燃料に関する行動計画(2001.11)』の決定に従ったもの。

 実際には2002年秋に設置され、グループの作業目的や作業スケジュールなどを決定している。グループの最終ミッションは、30年後の水素・燃料電池経済に対する展望と、それを世界に先駆けて開発する方法の提示とされている。
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 米国各州が再可エネ義務付け(RPS)法の導入へ(NEDO海外レポート NO.906)
ハワイ州

 2001年6月25日に施行された同州のRenewables Portfolio Standards 法(ハワイ州議会)は同州の各電力会社に次の通り再生可能エネルギーの導入を増加させていくことを求めている。
目標値
 2003年7%
 2005年8%
 2010年9%

 対象エネルギーは太陽光・熱、風力、水力、燃料電池、地熱、海洋熱、波力、ゴミを含むバイオ
マス、コジェネレーション、そして水素燃料となっている。
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 米国で水素パイプラインと超伝導送電網の合体計画(NEDO海外レポート NO.906)

 「大容量で超伝導のエネルギーパイプライン“スーパーグリッド”を用いれば、国中に電気と水素燃料を供給でき、また将来のエネルギー需要を満たし、一方で化石燃料の消費も削減することができる」と、最近この構想の科学的可能性の評価を行った専門家が述べている。

 北米大陸のスーパーグリッドの構想は、2年前、米国電力研究所の創立者で名誉会長の Chauncey Starr 氏が考案したものである。
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 携帯用燃料電池技術の最近の開発(米国)(NEDO海外レポート NO.906)
・インテルは拡張バッテリー時間作業グループを発表
・ポリフュエル社は新しい試作品をデモ
・ニー・パワーシステム社は新しい資金を募集
・メディス・テクノロジー社は特許許可を受け取る
・MTIマイクロフュエル社は燃料電池をインターメック社の計算装置へ統合
・マスターフレックス社は50Wのマイクロ燃料電池を製造
・東芝は、ノート型コンピュータに電力を供給する試作DMFCを展示
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 カナダ政府、民間団体との協力で作成した「燃料電池市場化ロードマップ」を発表(NEDO海外レポート NO.906)

 政府は、産業省(Industry Canada)、カナダ燃料電池協会(Fuel Cell Canada)、PricewaterhouseCoopers 社など民間団体との協力で作成した「カナダ燃料電池市場化ロードマップ(Canadian Fuel Cell Commercialization Roadmap)」を発表。
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 ロスアンゼルス近郊で23の水素供給ステーションの建設が計画中(NEDO海外レポート NO.906)

 また、今年度末にも20 台〜30 台の水素燃料自動車(水素を内燃機関で燃焼するタイプのもの)をロスアンゼルスなどの自治体に導入することを考えているという。
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 エネルギー省、固体電解質型燃料電池の実用化推進計画で2 つのプロジェクトを選定(NEDO海外レポート NO.906)
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 議員や産業団体が、バイオマス研究などへの実質的な予算削減提案に反対を表明(NEDO海外レポート NO.906)

 これは、殆どが気候変動技術イニシアティブや水素燃料電池開発といったものに割り当てられ、従来からのバイオマスや風力、地熱などの研究開発については、実質的に削減されてしまっているため。
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 ナノ構造化グラファイトは水素を蓄積(NEDO海外レポート NO.906)

 ソニーの科学者は水素吸収のためにナノ構造化グラファイトを使用した。材料は重量で0.20-0.25%の水素を吸着した。
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 DOEのアブラハム長官が“水素経済への国際的パートナーシップ”を呼びかける(NEDO海外レポート NO.906)
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 カリフォルニア燃料電池パートナーシップ(CaFCP)が地球デーと4年間の業績を祝う(NEDO海外レポート NO.906)
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 DOE、新たに燃料電池の2プロジェクトを追加し、大統領の水素イニシアティブを続行(NEDO海外レポート NO.906)
http://www.nedo.go.jp/

03/05/06 米国企業・規制機関・大学など14機関が、ヒューストン先端技術センターの2003年燃料電池プログラムを支援(NEDO海外レポート NO.906)
http://www.nedo.go.jp/

03/05/07 売上高を上方修正 堀場製作所3月期業績(京都新聞)

 ディーゼルの規制強化や燃料電池車向けの新規需要発生で、国内自動車メーカー向け排ガス測定装置が大きく伸びた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030507-00000009-kyt-kin

03/05/07 水素社会に向け第一歩 アイスランドに供給施設(共同通信)

 【ワシントン7日共同】国を挙げて水素エネルギーを基本にした社会づくりを目指すアイスランドに、国内初の自動車用水素ガススタンドがオープン、水素利用の実験が本格的に始まった。ワシントンで6日開かれたシンポジウムで、アイスランドの当局者が明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030507-00000124-kyodo-soci

03/05/07 <燃料電池>世界最高の発電効率 関電、三菱マテリアルが開発(毎日新聞)

 関西電力と三菱マテリアルは7日、発電効率が40%と世界最高水準の燃料電池「低温作動固体酸化物型燃料電池(SOFC)」(1キロワット級)を開発したと発表した。実証実験を行った後、06年度末を目標に中型店舗や小工場向けの数十キロワット級の燃料電池の商品化に取り組む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030508-00000071-mai-bus_all

03/05/08 クリーン発電を共同研究 ダウ、GMが燃料電池基地計画(共同通信)

 2005年末までに500台、発電容量計3万5000キロワットの燃料電池を導入する計画で、実現すれば、世界最大の燃料電池発電基地となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030508-00000048-kyodo-bus_all

03/05/08 古タイヤを新素材に再生 福岡県大牟田市に新会社(共同通信)

 CNTは鉄より強度があり、導電性にも優れ、電子部品や燃料電池など、さまざへの応用が期待されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030508-00000052-kyodo-soci

03/05/08 <東京ガス>市野副社長が社長に昇格 上原社長は新設の副会長に(毎日新聞)

 市野氏は人事、営業、企画などを経験し、「燃料電池の開発を最重点の課題として取り組たい。環境負荷の小さい天然ガスの効率利用を進めたい」と抱負を述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030509-00000020-mai-bus_all

03/05/09 岩谷産業、LNG冷熱利用のガス製造プラントを建設(日刊工業新聞)

同時に天然ガスを改質して取り出した水素を液化する国内最大規模の液体水素製造プラントを併設。将来の燃料電池自動車向け需要増に備える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030509-00000023-nkn-ind

03/05/09 水素自動車開発を支援 米エネルギー省が研究計画(共同通信)

 【ワシントン8日共同】米エネルギー省は8日、5年間で1億5000万ドルを投じて、素を利用する燃料電池自動車の開発を支援するプログラムを始めると発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030509-00000046-kyodo-soci

03/05/09 マンションに小型燃料電池 電力融通で企業連合設立へ(共同通信)

 家庭用の小型燃料電池をマンション各戸に設置し、需要に応じて電力を融通し合うビジネモデルを確立しようと、民間シンクタンクの日本総合研究所が6月5日に電機、ガス、不動産など10数社と企業連合を設立することが9日、分かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030509-00000132-kyodo-bus_all

03/05/11 燃料電池など日欧で規格統一、世界標準獲得へ合意(読売新聞)

 15日東京で開かれる経済産業省とEU欧州委員会との次官級会合で、規格統一に向けた長級定期協議となる「日欧自動車産業政策対話」の新設を決め、今秋から具体的協議を開始する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030511-00000101-yom-bus_all

03/05/12 東陽テクニカ、燃料電池評価システム開発で業務提携(ラジオたんぱ)東陽テクニカ は12日、大手ガス商社の巴商会と自動車用・家庭コージェネ用の1キロワットから10キロワット級燃料電池評価システムの開発で業務提携したと発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030512-00000108-rtp-biz

03/05/13 最新の安全技術を 人とくるまのテクノロジー展2003−−横浜 /神奈川(毎日新聞)

 現代人の生活に欠かすことの出来ない自動車。その最新技術を「“見て、触れて、体験する”自動車技術展〜人とくるまのテクノロジー展2003〜」が21〜23日、横浜市西区のパシフィコ横浜展示ホールで開かれる。入場無料。問い合わせは、同展事務局(電話03・3262・8214)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030513-00000004-mai-l14

■海外ニュース(5月ー2)
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<定置用電源>
●プラグパワーとバイラントがヨーロッパに燃料電池を設置

 プラグパワー社と、パートナーであるバイラント社は過去3カ月の間に、ドイツ、オランダ、オーストリアとルクセンブルグで、集合住宅と中小企業に暖房装置として13の陽子交換膜型燃料電池を設置した。これらのシステムは、集合住宅と中小企業に9kWの熱と4.6kWの電気を作り出す暖房用燃料電池として、バイラント社の顧客とEUのバーチャル・パワー・プラント・プログラム委員会の双方から支持されている。今後1年間で、総計44のシステムがバイラント社によってヨーロッパ中に設置されると期待される。
http://biz.yahoo.com/prnews/030430/nyw067_1.html

<ポータブル・バックアップ電源>
●アブラハム長官が国際的な水素パートナーシップを提唱

 国際エネルギー機関閣僚会議のプレゼンテーションで、スペンサー・アブラハム米国エネルギー省長官は水素インフラと燃料電池技術の研究開発を促進させる国際協力の進展を呼びかけた。
http://www.energy.gov/HQPress/releases03/aprpr/pr03089_v.htm

●クァンタムがNASAのヘリオス・プログラムに水素補給システムを納入

 クァンタム・テクノロジーズ社は、NASAのヘリオス無人飛行機翼に搭載しているクァンタム水素貯蔵タンクの補給に使うために、アエロバイロメント社に水素補給ステーションを納入した。
http://www.qtww.com/press_releases/pr_apr_07_2003.shtml

<燃料電池コンポーネント>
●今利用可能なゴアの膜・電極接合体(MEA)

 ゴア・フュエルセル・テクノロジーズ社は今、自動車のPEM型燃料電池用にGORE? PRIMEAィ Series 57 MEA を提供する。GORE? PRIMEAィ Series 57 MEA は非常に高い性能を要求されている中で、高電圧と優れた耐久性を持って設計されている。このMEAで自動車用燃料電池製造業者は、加湿を減らし、システムを適切に冷却するというプラントの要件を簡素化させることによって、費用効果が高いデザインをすることができる。
http://biz.yahoo.com/prnews/030407/phm001_1.html

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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