燃料電池ワールド (2003/02/26 13:40)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.083 2003/02/26発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆3月5日号はお休みします。
 担当者がカナダに行くため、3月5日号はお休みします。

☆2月の市民講座はお休みします。(再掲)

 ゲストをお願いしていたところから返事が来ず、また、カナダ視察旅行の準備に追われていますので、2月の市民講座はお休みします。3月は、カナダの報告会を市民講座で行う予定です。

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒105−0004 東京都港区新橋4ー28ー3 新正堂ビル2階
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■燃料電池グッズ
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☆グッズ第3弾 『水素経済革命』(山本寛著、新泉社)〔再掲)

 昨年9月の燃料電池市民講座で「燃料電池と水素エネルギー」のお話をしていただいた山本寛氏が、標題の新しい著作を出版されました。世界はなぜ「水素経済」を目指し始めたのか、現在その状況はどうなっているのか、日本にとってどういう意味があるのか等々、最新の情報に基づいて全体像が分かりやすく書かれています。

 定価1400円(税、送料別)のところ、NPO特別価格として税、送料込みで1500円(PEM−DREAM会員は1割引))で提供します。ご注文はメールinfo@pem-dream.com で、郵送先と冊数をお書きの上お申し込みください。

☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセットの普及が加速〔再掲)

 資源エネルギー庁がエネルギー教育用教材キットに取り上げてから、この注文が増えました。基本部品の3セルPEM型燃料電池と水素ガス缶、LEDに、スケルトンのミニカーがセットです。

 自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができます。直線で20メートルくらい走ります。燃料電池単独でも使えます。楽しみをプラスした燃料電池セットは、NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
※激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ 鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影してくださいました。チョロQのようなユーモラスな走りっ振りに大笑い。どうぞ、ご覧ください。(データが少し重いです)
http://www.pem-dream.com/move.html

☆「ソーラー+燃料電池」学習キットも高校を中心に広がる〔再掲)

 太陽光発電、水素の製造、燃料電池について、中学から高校生程度の物理と化学の基礎知識を学びながら実験を進めるこのキットは、高校の先生からの問い合わせが増えています。特に関心を持たれているのが、再生可能な循環型エネルギーの仕組みが分かりやすいことで、環境教育のテーマになっているようです。

 株式会社のもとが Thames&Kosmos から輸入している燃料電池学習キットは、100頁の英文テキストと和訳テキストで、30種類の実験のやり方とテーマの内容について詳しく解説しています。販売価格24000円(税、送料別)のところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引)で提供します。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。

■PEM−DREAM NEWS
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☆ENEX2003の燃料電池写真特集

 ENEX2003「第27回地球環境とエネルギーの調和展」が、東京・ビックサイトで行われていたので、最終日の2月8日(土)に見学に行った。今年のテーマは、「ビジネスと生活を豊かにする省エネルギーと新エネルギー」で、主催は財団法人省エネルギーセンターと新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)である。

 ビックサイトの1ホール分の会場なので、見て回るのにそれほど大変ではない。昨年末のエコプロダクツ展は3ホール分の規模なので、それくらいになるとしっとりくらいの汗が出る。

 出展対象は、
(1) 21世紀を豊かにする団体・企業(省エネルギー・新エネルギー・地球環境保全に取り組む団体・企業の紹介)
(2) 家庭・運輸の省エネ、新エネ(生活を豊かにする省エネルギー、新エネルギーの紹介)
(3)ビルの省エネ、新エネ(快適なオフィスづくりを実現する省エネルギー、新エネルギーの紹介)
(4)産業の省エネ、新エネ(産業界における省エネルギー、新エネルギーの紹介)(5)資源・環境の省エネ、新エネ(省資源・環境保全に寄与する省エネルギー、新エネルギーの紹介)

 となっていて、ざっくばらんに言えば、省エネルギーセンターが省エネ関係の賞を、新エネルギー財団が新エネ関係の賞を出して、その受賞企業が中核となって出展するのだろう。

 だが、それだけではいかにも地味で、お手盛りになってしまう。そのため、衣装を着せる必要があるのだが、それが時代の雰囲気とか、テーマの持っている味やベクトルとの微妙なマッチングで会場の華となる。今年は花を咲かせすぎたブースもあった。

 燃料電池についていえば、2001年は実物がようやく見られるようになった頃で、その年はいくつかの出品があったが、2002年はほとんどなかった。今年は燃料電池の勢いがついていることもあって、バラエティに富んでいた。それを写真でご覧いただこうと思う。

●燃料電池のPRに力を入れていたのは、東京ガス・日本ガス協会のコーナーだ。家庭用燃料電池の発売を視野に入れて、商品説明よりもその前段となる燃料電池の理解に工夫を凝らしていた。

以下写真 http://www.pem-dream.com/whatsnews226.html

・ラジコンで燃料電池模型を動かすデモンストレーションには、子どもや大人の人垣ができていた。
・東京ガス・ガス協会の燃料電池デモンストレーション。
・東京ガス・ガス協会の燃料電池デモンストレーション。
・PEM型燃料電池の心臓部、セパレータと高分子膜(セパレータの間に見える)の実物。
・三洋電機のセルスタック。
・松下電器製の家庭用燃料電池。左に見える機器は燃料電池とは関係ない。
・その背面と、左側面のスイッチ類。私たちが使う時は、このスイッチを入れるだけという簡便さだ。
・東京ガス・日本ガス協会のブースにあった家庭用燃料電池(ナショナル製)の背面を上からのぞく。
・東京ガス・日本ガス協会のブースにあった家庭用燃料電池(ナショナル製)の左側のスイッチ類。
・前面を一部カットした中の構造。腰の高さほどの大きさであることが分かる。
・燃料電池の仕組みを解説した模型。大同メタル製。
・家庭用燃料電池のシステムを説明する模型。右下の円筒形の改質器は次の写真で。
・家庭用燃料電池の中に納められている都市ガス(天然ガス)から水素を取り出す水素分離型改質器の模型。
・東京・千住に建設中の水素ステーションの模型。

●自動車では唯一、日産自動車の燃料電池自動車が展示してあった。

以下写真 http://www.pem-dream.com/whatsnews226.html

・自動車で唯一出展していた日産のFCV。

●「都市ガスだけではない」と、LPガス用の燃料電池で大攻勢をかける新日本石油のコーナー。その全景と、燃料電池の模型。これで見ると、燃料電池の本体は東芝ONSI製のようだ。

以下写真 http://www.pem-dream.com/whatsnews226.html

・新日石ブース全景。
・新日石のLPガス燃料電池モデル。燃料電池はONSI/東芝製のようだ。

●新エネルギーのイメージからするとかなり派手だった新エネルギー財団のブース。

以下写真 http://www.pem-dream.com/whatsnews226.html

・新エネルギー財団コーナー。派手も派手、浮いていた。

●本家本元のNEDOのいろいろ。さすが燃料電池の展示品が多かった。

以下写真 http://www.pem-dream.com/whatsnews226.html

・一番陽の目が当たっているPEM型燃料電池と水素のコーナー(全景)。
・水素貯蔵合金ボンベと水冷タンク。
・水素吸蔵合金サンプルと三菱重工業の水分解セル
・日立の薄型セパレータ。
・日立の1kW級燃料電池モデル。
・燃料電池標準セル。
・PEM型以外の燃料電池は「新電力技術開発」としてまとめられていた。まず、その全景。
・三菱重工業製のSOFC(固体酸化物型燃料電池)。
・石川島播磨重工業製のMCFC(溶融炭酸塩型燃料電池)
・水素の安全性についてもビデオを使って流していた。

●「教育・地域」のゾーンにも、私たちにはおなじみの燃料電池があった。

以下写真 http://www.pem-dream.com/whatsnews226.html

・ケミックス製のカモメ。
・PEM−DREAMで販売している大同メタル製ミニカー。

●いろいろな関連グッズを販売しているスマートマーケットコーナー。

以下写真 http://www.pem-dream.com/whatsnews226.html

・その全景。この手法はエコプロダクツ展でも実施している。
・ドイツの燃料電池教材メーカーの商品を扱うテラリウムの店。
・ここにも大同メタル製があった。

■WEBLINK NEWS
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今週は、『ガスエネルギー新聞』の1月からの情報を整理したので、日付の古いニュースがあります。

03/01/29 りん酸形燃料電池コージェネ、民間病院に初導入−東邦ガス(ガスエネルギー新聞)

 今回、導入が決定した医療法人宏潤会大同病院(名古屋市南区)はりん酸形燃料電池を、出力280kWのガスエンジンコージェネ2台や排熱投入型吸収冷温水機とともに採用。9階建て延べ床面積約1万6000m3の建物で、ベッド数は418床。省エネルギーなどの環境性のほか、ガスエンジンコージェネと組み合わせて、電源多元化によってリスクを分散する観点から採用を決定したという。
http://www.gas-enenews.co.jp/

03/01/29 研究会で現状報告−燃料電池情報センター(ガスエネルギー新聞)

 資源エネルギー庁新エネルギー対策課の師田晃彦課長補佐は、燃料電池実用化・普及に向けた政府の取り組みの現状について講演。2003年度予算案では、燃料電池関係で対前年度比87億円増の307億円を要求していることを明らかにした。
http://www.gas-enenews.co.jp/

03/02/05 「天然ガス利用拡大を」将来の水素社会実現へ−亀井善之衆議院議員に聞く(ガスエネルギー新聞)

  「我が国のエネルギーセキュリティ確保の観点では、石油社会からのさらなる脱皮が不可欠です。他方、環境の観点からは環境に悪影響の多いエネルギー、石炭への依存度を高めることはできません。そう考えると、今後目指すべきエネルギーの需給構造が自ずと明らかになってきます。つまり、石炭への依存度を下げつつ、石炭や石油よりクリーンで、石油のように偏在しておらずセキュリティ上も石油より優れたエネルギーである天然ガスの利用を拡大することが必要だということです。そして、その次には、水素社会、燃料電池社会が到来すると考えています」
http://www.gas-enenews.co.jp

03/02/05 家庭用燃料電池開発の現状と展望−松下電器産業(ガスエネルギー新聞)

 松下電器産業(中村邦夫社長)は、固体高分子形燃料電池(PEFC)を使った家庭用コージェネレーションシステムの開発で、トップを行くメーカーの一つと言われる。開発の現状と今後の見通しについて、くらし環境開発センターFC事業開発室の柴田恒雄室長に話をうかがった。
http://www.gas-enenews.co.jp

03/02/05 PEFCコージェネ用燃料処理器 軽量化と効率向上−東京ガス(ガスエネルギー新聞)

 2000年に発表した従来型と比べ、構造の簡素化により約2分の1の軽量化を実現。低出力時の改質効率も5ポイント向上し、クラス最高の75%(HHV=高発熱量ベース、以下同)を達成した。
http://www.gas-enenews.co.jp

03/02/19 三洋電、家庭用燃料電池の開発体制を強化−来年度60人に増員(日刊工業新聞)

 課題となっている耐久性向上や製造コスト削減に取り組みながら、05年度から販売するための商品開発に着手する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030219-00000023-nkn-ind

03/02/19 ナノ技術で熱遮へいの材料開発 ファインセラセンター(中日新聞)

 また、日本特殊陶業(名古屋市)と共同で、EB−PVD装置を利用し燃料電池などに使用される高温電極用のナノコーティングにも成功した。従来の焼き付け方法でコーティングするよりも、電極の性能が劣化しにくいため、優れた耐久性が期待できるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030219-00000016-cnc-l23

03/02/19 シリーズ〈早わかり世界ガス会議東京大会〉第1回 楽しみなプログラム内容(ガスエネルギー新聞)
  6月、東京に世界ガス会議(WGC)がやってくる。

 世界中のガス産業関係者が集まって、今後のガス産業に何が求められるかを話し合う本会議は、世界エネルギー会議(WEC)、世界石油会議(WPC)と並ぶエネルギー関連の3大会議の一つであり、国際ガス連盟(IGU、浦野浩会長)が主催する。3年に1度行われ、第22回の今回は、アジアで初めての開催である。

 前回ニース大会では一つだった特別ラウンドテーブル(SR)が七つに増やされ、今後100年の世界エネルギーシナリオ、開催地アジアのエネルギーインフラ、世界的に緊急の課題となっている都市の環境デザイン、重要な革新的技術である燃料電池などを扱う。
http://www.gas-enenews.co.jp

03/02/19 シリーズ〈欧州エネルギー最前線〉(ガスエネルギー新聞)

 注:昨年3月から始まり、今号で32回目となる連載が読める。ヨーロッパでのガスと電力業界の実情報告であり、燃料電池開発のバックグランドを理解する一助となる。
http://www.gas-enenews.co.jp

03/02/21 GM、700気圧の水素貯蔵タンク開発−走行距離8割向上(日刊工業新聞)

 これによりFC車「ハイドロジェン・スリー」の走行距離は、従来の95マイル(約176キロメートル)から170マイル(約315キロメートル)と、8割向上した。

 700気圧のタンクは炭素複合材の二つのタンクを組み合わせたもので、3・1キログラムの圧縮水素を貯蔵できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030221-00000011-nkn-ind

03/02/24 ]’03県予算/3 むつ小川原・原子力 /青森(毎日新聞)

 むつ小川原地域に水素を軸とした次世代エネルギーシステムの構築を目指し、1550万円を計上した。稲わらや家畜の排せつ物などのバイオマス(生物資源)に注目。水素の製造や燃料電池への利用を視野に入れた「むつ小川原水素エネルギー利用システム形成基本計画」を策定する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030224-00000002-mai-l02

03/02/25 省エネ装置「燃料電池」普及へ 家庭で実証研究 福岡・新宮町(西日本新聞)

 研究には出力一キロワットの燃料電池コージェネレーション(熱電併給)装置を使用。今後一年をかけ、省エネ効果や経済性、安全性などのデータを収集する予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030225-00000016-nnp-kyu

■海外NEWS(2月-2)
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<立法>
●ドーガン上院議員が「アポロのような」燃料電池効果を提唱

 米国上院議員バイロン・ドーガン(D-ND)は、10年間に65億ドルの官民協働の事業手法――アポロ月面到着プロジェクトのような――を提唱した。これは、国の輸送部門が国内外の石油資源への依存から脱却する動きを助けるためである。
http://dorgan.senate.gov/newsroom/record.cfm?id=189966

<輸送>
●中国の科学者が上海で燃料電池自動車を発表

 中国の同済大学と上海汽車集団の科学者チームは、上海で中国初の水素駆動の燃料電池自動車を紹介した。この「超越1号」燃料電池車は、フォルクスワーゲンと上海自動車産業株式会社間の合弁会社である上海フォルクスワーゲン自動車株式会社が生産したサンタナ2000セダンをベースにしている。時速110キロ(約68マイル)で走る「超越1号」は、燃料電池で作られた余剰電力を貯蔵する蓄電池を持っている。

<定置型電源>
●プラグ・パワーがDOD燃料電池デモンストレーション・プログラムを完了

 プラグ・パワー社は、米国国防総省から資金提供されたニューヨークのウォーターブリート兵器製造所での燃料電池デモンストレーション・プログラムを完了したと発表した。同社の5kW級燃料電池システムは8万時間以上の運転を行い、この年のデモンストレーションでおよそ21万kWhの電気を発電した。システムは、効率90%の契約上の要求を超えて、約94%の平均効率で作動した。
http://www.energyinfosource.com/dg/news.cfm?id=17849

●アイダテックがPERCにプロパン燃料電池システムを納品

 アイダテック社は、プロパン教育・研究協議会(PERC)へ完全一体型のプロパンガス駆動の燃料電池システムを納品した。これは、同協議会の研究開発プログラムにより資金提供されたプロジェクトの一部を成している。プロパン燃料電池システムは、アイダテック社のFCS2000を基盤とし、プロパンガスを99.9%を超える純水素に改質するプロパン燃料改質装置を組み込んでいる。また、バラード・パワー
・システムズ社の Nexa パワー・モジュールを使っている。
http://www.idatech.com/media/news.html?article=45

<燃料・改質器・貯蔵>
●スチュアート・エナジー・システムズがCUTEプロジェクトに水素供給ステーションを提供

 北欧の大手エネルギー会社であるフォータム社は、「欧州クリーン都市輸送(CUTE)実証プロジェクト」のもとで、スウェーデンのストックホルム市に最新の水素供給ステーションを提供するために、スチュアート・エナジー・システムズ社を選んだ。スチュアート・エナジー水素供給ステーションは、水と電気を使って、その場所で純粋できれいな水素を製造、貯蔵、供給する。ステーションは2003年の終わりに建設され、1日あたりおよそ120kgの水素燃料を生産する。プロジェクトの燃料電池バスは、1日約40kgの水素を必要とする。CUTEプロジェクトは、さまざまな条件下で27台の水素動力のバスを評価しようと、ヨーロッパの8カ国9都市で実施される。CUTEプロジェクトによる9つの水素ステーションのうち4つは水の電気分解で生産された水素を供給する。
http://www.stuartenergy.com/news/press_releases/press_jan29.html

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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