燃料電池ワールド (2003/02/19 10:00)

水素チャンネル Home

□燃料電池ワールド
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■Vol.082 2003/02/19発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆お詫びと訂正

 まぐまぐから配信している先週の日付けと号数が間違っていました。「Vol.080

 2003/02/05発行」を、「Vol.081 2003/02/12発行」にお詫びして訂正いたします。基本的なことで申し訳ありません。

☆2月の市民講座はお休みします。

 ゲストをお願いしていたところから返事が来ず、また、カナダ視察旅行の準備に追われていますので、2月の市民講座はお休みします。3月は、カナダの報告会を市民講座で行う予定です。

☆来週から『ガスエネルギー新聞』とリンクを張ります。

 都市ガス会社を中心とした『ガスエネルギー新聞』と協力関係ができました。準備に時間がかかっていますが、社のご了解をいただき、来週からウェブリンク・ニュースに記事のリンクを張ります。家庭用燃料電池関連の情報がレベルアップできると思います。ご期待ください。

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒105−0004 東京都港区新橋4ー28ー3 新正堂ビル2階
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■PEM−DREAM EVENT
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☆カナダ燃料電池業界の視察旅行、訪問先企業で足踏み

 訪問先企業があと2つ、なかなか決まりません。慣れない英文メールのせいもあるのでしょうが、ウンともスンとも返事が来ないのです。気持ちの上では焦りまくっていますが、バンクーバーには多くの燃料電池関連企業があるので、技術系のところを狙ってメールを打ち込んでいます。
・3月3日午後 フュエルセルズ・カナダ(カナダ全国規模の非営利業界団体)
・3月4日午前 未定
・3月4日午後 パワーテック・ラボ(電力と天然ガス、水素の研究開発)
・3月5日午前 マグパワー(水素を使わない「マグネシウム/空気燃料電池」の開発)
・3月5日午後 未定
・3月6日午前 グリーンライト・パワー・システムズ(燃料電池試験装置製造会社)
・3月6日午後 パルカン・フュエルセルズ(PEM型燃料電池、メタルハイドライドの研究開発)

 バンクーバーに着いた日の午後から合計7カ所の視察を予定しています。国家的取り組みを進めるカナダの最新事情を勉強してきます。参加される方から各企業に質問を送って、実りあるものにしようと思いますので、参加ご希望の方はお早めにメール(→info@pem-dream.com)で案内書の郵送先をお知らせください。主催旅行代理店である日本通運株式会社から、旅行条件などのパンフレットを,PEM−DREAMから「カナダ燃料電池産業」の資料をお送りします。この号で案内は終りにします。

○日程 2003年3月3日(月)〜8日(土)このうち、3日間を視察にあてます。
○人数 20名以内
○費用 23万円
○宿泊 1人1室(デルタピクナルホテル)
○航空会社 AC(エア・カナダ)
○通訳 現地のAグレードの通訳をつけます。
○主催旅行代理店 日本通運株式会社

■燃料電池グッズ
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☆グッズ第3弾 『水素経済革命』(山本寛著、新泉社)〔再掲)

 昨年9月の燃料電池市民講座で「燃料電池と水素エネルギー」のお話をしていただいた山本寛氏が、標題の新しい著作を出版されました。世界はなぜ「水素経済」を目指し始めたのか、現在その状況はどうなっているのか、日本にとってどういう意味があるのか等々、最新の情報に基づいて全体像が分かりやすく書かれています。

 定価1400円(税、送料別)のところ、NPO特別価格として税、送料込みで1500円(PEM−DREAM会員は1割引))で提供します。ご注文はメールinfo@pem-dream.com で、郵送先と冊数をお書きの上お申し込みください。

☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセットの普及が加速〔再掲)

 資源エネルギー庁がエネルギー教育用教材キットに取り上げてから、この注文が増えました。基本部品の3セルPEM型燃料電池と水素ガス缶、LEDに、スケルトンのミニカーがセットです。

 自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができます。直線で20メートルくらい走ります。燃料電池単独でも使えます。楽しみをプラスした燃料電池セットは、NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
※激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ 鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影してくださいました。チョロQのようなユーモラスな走りっ振りに大笑い。どうぞ、ご覧ください。(データが少し重いです)
http://www.pem-dream.com/move.html

☆「ソーラー+燃料電池」学習キットも高校を中心に広がる〔再掲)

 太陽光発電、水素の製造、燃料電池について、中学から高校生程度の物理と化学の基礎知識を学びながら実験を進めるこのキットは、高校の先生からの問い合わせが増えています。特に関心を持たれているのが、再生可能な循環型エネルギーの仕組みが分かりやすいことで、環境教育のテーマになっているようです。

 株式会社のもとが Thames&Kosmos から輸入している燃料電池学習キットは、100頁の英文テキストと和訳テキストで、30種類の実験のやり方とテーマの内容について詳しく解説しています。販売価格24000円(税、送料別)のところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引)で提供します。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。

■PEM−DREAM NEWS
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☆米ジェネシス・プロジェクト(その3)

 先週お伝えしたジェネシス・プロジェクトについて、読者の方からご意見が寄せられました。決めつけることはできませんが、一般論として、日本でも燃料電池にまつわる儲け話が増えてきそうに思います。皆さんはどのように思われますか?

「ジェネシス・プロジェクトの件、一通りホームページを斜め読みしましたが、大変怪しい技術だと思います。もしこれが本当の技術であれば、インターネット上で大々的に報道されると思います。

 先日知人から、電子メールでいわゆるM資金に類似する誘いが行われているとの話を聞きましたが、これもその手の入り口のような感じがします。カナダのTathacusResources Ltd. の子会社がこのような技術を開発し、それをカナダの公的な認証機関が確認したとか、しないとかで、それが確定するまで株式の取引を中止しています。

 少なくともインターネットのホームページを読む限り、小生には本当に技術開発が完了しているとは思えませんでした。」

■WEBLINK NEWS
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03/02/07 海外出資先の株式、これ以上の減損出る動きにない=NTTドコモ社長(ロイター)

 数年後には燃料電池搭載の携帯電話機の実用化を視野に入れていることを明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030207-00000073-reu-bus_all

03/02/12 中部電と石播、新名古屋火力でMCFCを稼働−08年事業化へ(日刊工業新聞)

 稼働したのは、発電能力300キロワット級、発電効率54%のMCFCで、新名古屋火力発電所構内に02年9月に設置し発電準備を進めてきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030212-00000019-nkn-ind

03/02/12  燃料電池にシリコン採用の新技術(ZDNet)

 Neahの最高経営責任者(CEO)David Dorheim氏によれば、同社の手法は基本的に、燃料セル内部にあるポリマー膜の代わりに、多孔質シリコン層を用いる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030212-00000015-zdn-sci

03/02/12 12日ホンダが高い、米での排ガスゼロ認定も材料(ラジオたんぱ)

 米国政府が11日に同社が開発した超低公害車「FCX」を米国初の排ガスゼロの水素燃料電池車に認定したと発表したことも買い材料視されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030212-00000202-rtp-biz

03/02/12 <大阪>「将来性が高い」 知事が燃料電池車に試乗(朝日放送)

 太田知事が試乗したのは、ダイハツ工業が開発した世界最小の燃料電池自動車です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030212-00000004-abc-l27

03/02/13 エア・ウォーター、家庭用燃料電池の起動短縮にめど(日刊工業新聞)

 現在、1時間当たりの水素供給量が20立方メートルのテスト機で実験を続けており、予備実験で10分以内での起動を確認。4月から本格的な実験に入り、最終的には6分以内の起動を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030213-00000023-nkn-ind

03/02/13 「株式」シャープ(6753)−個別銘柄ショート・コメント(フィスコ)

 経済産業省所管の地球環境産業技術研究機構と、生ゴミを原料に微生物を使って水素を作り、発電する超小型バイオ燃料電池の基礎技術を開発したと報じられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030213-00000010-fis-biz

03/02/13  <大阪>省エネ製品を一堂に(朝日放送)

 二酸化炭素を出さないため環境にやさしい燃料電池で走る車や、排気ガスを最小限に抑えるように開発された車などが展示されています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030213-00000013-abc-l27

03/02/14 「三元触媒」が水質を悪化、アンモニア態窒素が発生 群馬高専教授ら警告/群馬(毎日新聞)

 三元触媒は低公害ガソリン車などでも使用されているが、アンモニア態窒素を出すことはほとんど知られていない。青井教授は「首都圏で発生したアンモニア態窒素が夏の南風で利根川上流などに運ばれている」と、水源の汚染に警鐘を鳴らしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030214-00000001-mai-l10

03/02/14 ブッシュ大統領の2004年度予算:概要(その1)(米国)(NEDO海外レポート NO.900)

 バイオマス・バイオ精製R&D、分散型エネルギー源、全米気候変動技術イニシアティブ(National Climate Change Technology Initiative = NCCTI) という費目も軒並みに予算削減されている。但し、大統領が1月28日の一般教書演説で、昨年開始されたFreedomCAR イニシアティブを補うために、FreedomFuel という新計画への着手を発表したことを反映し、水素研究関連R&D の予算は大幅に増額されている。

 FreedomCAR・自動車技術プログラムがFreedomCAR と21世紀トラックパートナーシップを支援する一方、水素・燃料電池・基盤整備技術プログラムではFreedomFuelとFreedomCAR の双方を支援し、燃料電池の研究・開発・実証、および、輸送用や定置型燃料電池で使用する水素の生産・配給・貯蔵技術を行なっていく。
http://www.nedo.go.jp/

03/02/14 大統領教書“Freedom FUEL Initiative”の概要(NEDO海外レポート
 NO.900)
http://www.nedo.go.jp/  

03/02/14 大統領のフリーダム燃料イニシアティブ提案に対する議会・環境保護団体の反応(NEDO海外レポート NO.900)

 共和党陣営、ブッシュ大統領のフリーダム燃料イニシアティブは的を射た投資であると称賛。民主党の穏健派議員達は大統領提案を歓迎したが、革新派議員等は不十分さを批判。環境保護者も水素燃料自動車はGM やフォード社が燃費改善技術へ投資出来ない言い訳として使っていると不満を表明。
http://www.nedo.go.jp/

03/02/14 カナダOnt 州の代替エネルギー推進策、特別委で対応(NEDO海外レポート NO.900)

 カナダ政府は12月17日、温室効果ガスの削減を定めた京都議定書を批准した。批准にあたっては一部州政府や業界団体が依然、強く反発していたが、今後は連邦政府との協議のもと、業界ごとの削減目標値の設定や、財政支援策などに焦点が絞られるものと見られる。州政府レベルの懸念は、とくに化石燃料の開発や発電等に依存する州に多く見られ、州内産業衰退や失業者の増加など景気・経済成長面での悪影響を深刻視している。また、エネルギー資源に関する管轄権が連邦政府ではなく、州政府に属することから、石油資源等の開発によって期待できるロイヤルティ収入の減少といった税収面への影響も大きい。

 オンタリオ州議会の「代替燃料および資源に関する特別委員会(The SelectCommittee on Alternative and Fuel Sources)」は2002年6月、州内における代替エネルギーの利用促進を目的とした最終報告書を議会に上程した。これは20分野にわたり141項目もの提言を含んだものである。
・燃料電池

 将来的に乗用車や鉄道、定置型発電装置に活用できるものとして期待されている。具体的な提言としては、
?州立のエネルギー研究所を新たに設置することを要望し、燃料電池に関する研究開発を促進。乗用車のみならず、鉄道や定置型発電装置にも応用。
?燃料電池で駆動するバス購入を目的とした自治体に対する向こう5年間にわたる費用補助(25%)。
などを盛り込む。
http://www.nedo.go.jp/

03/02/14 ナノテクノロジー2002年のレビュー(米国)(NEDO海外レポート NO.900)
− エネルギーと貯蔵産業

 ラップトップや携帯電話のような先端的携帯電力消費装置、配電、非配電の据置型応用、輸送推進応用のために、改良されたエネルギー技術への要求が増大している。多くの材料メーカーはエネルギーと貯蔵技術分野での新技術やビジネスチャンスを現在探している。

 ソニー研究所(郡山)、NEC(東京)、マテリアル・インターナショナル・リサーチ社(ツーソン、アリゾナ州)、アルテア・ナノテクノロジー社(リノ、ネバダ州)、エヌテラ社(ダブリン、アイルランド)およびナノシス社(パロアルト、カリフォルニア州)を含む会社は、バッテリー、キャパシタや燃料電池および太陽光発電の性能を向上させるためにフラーレン、カーボンナノチューブ、金属酸化ナノ粒子およびナノ触媒のような先端材料の潜在的な利用を特に研究している。
http://www.nedo.go.jp/

03/02/14 本紙に関するアンケート調査結果のご報告(NEDO海外レポート NO.900)
?) 関心のある技術分野
?再生可能エネルギー全般:65%、?環境技術全般:55%、?代替燃料全般:53%、?省エネルギー全般:46%、?産業技術全般:39%、?化石燃料全般:22%、?技術導入等:22%
?)上記各技術分野内の小項目レベルでは
? 燃料電池:51%、?バイオマス:38%、?太陽光:37%、?水素:34%、?風力:32%、?ナノテク:29%、?IT:20%、
http://www.nedo.go.jp/

03/02/14 木を育て、車に燃料供給(NEDO海外レポート NO.900)

 英国のシンクタンクによると、同国の農地の1/4 があれば道路輸送部門で必要な水素やアルコール燃料を森林から産出できる。
http://www.nedo.go.jp/

03/02/14 エネルギー需要の予測について、経験から学べることは?(NEDO海外レポート NO.900)

 米国の研究所とUC デイビスが、「2002年エネルギー・環境レビュー」で1960年代以降の米国エネルギー予測を検証、2000年までの予測需要量は多く見積もられていた。
http://www.nedo.go.jp/

03/02/17 「株式」 本日の注目銘柄 6361 荏原 435 +32(フィスコ)

 燃料電池関連銘柄の一つとしても注目度を高める声はあるようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030217-00000029-fis-biz

03/02/18 石油産業活性化センター、家庭用FC実用化へ3タイプで灯油改質実証(日刊工業新聞)

 出光興産、新日本石油、コスモ石油と共同で進めているもので、灯油を改質して固体高分子型燃料電池で発電する家庭用コジェネレーション(熱電併給)システムの世界で初めての実用化を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030218-00000006-nkn-ind

03/02/18 エア・ウォーター、天然ガス改質水素製造装置に参入(日刊工業新聞)

 03年5月までに兵庫県尼崎市の水素製造拠点に毎時20立方メートルの実証プラントを設置。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030218-00000026-nkn-ind

03/02/18 日本ガス協会 万博展示館を発表(中日新聞)

 ガスコージェネレーション(熱電併給)システムを導入して環境負荷低減をPR。家庭用燃料電池や、天然ガスの成分のメタンがドライアイス状に海底に埋まっている「メタンハイドレート」など最新技術の紹介コーナーも設ける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030218-00000016-cnc-l23

■海外NEWS(2月-1)
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<立法>
●ブッシュ大統領がフリーダム燃料イニシアティブを提案

 ブッシュ大統領は一般教書演説で、「フリーダム燃料」イニシアティブを呼びかけ、次の5年間で、燃料電池自動車と水素燃料の研究開発に合計17億ドルの提案をした。この提案は、「水素とフリーダム・カー計画」としてすでに予算化された10億ドルに加えて、新しく7億2000万ドルを含んでいる。
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2003/01/20030128-14.html

<輸送>
●メトロとジョージタウン大学が燃料電池バスのテストで合意

 ワシントン首都圏交通局は1年間、ジョージタウン大学と燃料電池バスのテストをする協定を結んだ。この協定でメトロは、ジョージタウン大学が提供する1台の燃料電池バスを利益準備金の中で使用する。ジョージタウン大学は、ワシントンDC地域のさまざまなメトロバス路線で運営する燃料電池バスにメタノールを供給する。
http://www.wmata.com/about/MET_NEWS/200301/pr_fuelcell.cfm
注:ワシントンの地下鉄であるメトロ(METRO)は、バスとともにワシントン首都圏交通局が運営している。同交通局をメトロと呼ぶこともあるようだ。

●GMが燃料電池補助電源装置付きの軍用トラックを発表

 ゼネラル・モーターズと米国陸軍は、ハイドロジェニックス社が設計・製造した5kW級PEM型再生燃料電池補助電源装置を搭載したディーゼル・ハイブリッド軍用小型トラックを発表した。この車が運転される時には、PEM電気分解装置は、将来の使用のために蓄えられた水素とともに、水を水素と酸素に分解するためにディーゼルエンジンが提供する電気を使う。電気を作るために燃料電池が副生成物として作った水は貯蔵され、このサイクルを繰り返すために使う。
http://www.media.gm.com/news/releases/030109_mili.html

<定置型電源>
●プロトン・エナジー・システムがチャイナ・レイクの太陽発電/PEM型燃料電池システム・プロジェクトを獲得

 プロトン・エナジー・システム社は、電力系統から独立し、再生可能で無公害資源による循環系の発電プラントの実証のために、1kWの再生型太陽電池/燃料電池システムを開発する37万5000ドルの契約を獲得した。この契約は、米国海軍の下請け会社である Jacobs Sverdrup Technology 社とともに、カリフォルニア州チャイナ・レイクのアメリカ海軍航空兵器ステーションでテストを支援する。水素発生器、水素貯蔵タンク、PEM型燃料電池と、海軍が供給する太陽光発電装置を含むデモンストレーション・システムは、プロトン社の UNIGEN と呼ばれる再生型燃料電池システムと統合する。
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=prtn&script=410&layout=6&item_id=374133
注:チャイナ・レイク 米国海軍航空戦センターの略称?
UNIGEN および再生可能エネルギーと組み合わせた統合型水素エネルギーシステムについては、http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/foreigninfo/html9907/07147.html参照。

<ポータブル・バックアップ電源>
●荏原バラードが1kW級定置型燃料電池を発表

 バラード・パワー・システムズ社と荏原株式会社の合弁会社である荏原バラード社は、日本の住宅市場向けの1kW級定置用熱電併給PEM型燃料電池の第1世代準商用機を発表した。これは、2002年1月に発表した第2世代の試作機を発展させたものである。このシステムは、荏原バラード社が製造し、バラード燃料電池、荏原株式会社の新型ポンプと送風機、東京ガスから提供される改質器と温水貯蔵タンクで構成する。ユニットは、34%の交流で総合効率92%(LHV)を持ち、遅くとも2004年に発売される。
http://www2.cdn-news.com/scripts/ccn-release.pl?/current/0130001N.html

●アキュメントリクスがシェブロン・テキサコにSOFCを納入

 アキュメントリクス社はシェブロン・テキサコ・テクノロジー・ベンチャーズに、完全に統合され、瞬時にスタートする5台の固体酸化物型燃料電池(SOFC)システムを納入した。シェブロン・テキサコは、野外での交流90V広域帯のバックアップのために、天然ガス、プロパンまたはエタノールを燃料とするBB−SOFC2000システムを使う。このユニットはまた、通信とコンピュータのバックアップ電源として、直流または交流120Vを出力することもできる。
http://www.acumentrics.com/

<燃料電池コンポーネント>
●SMPがデュポン・フュエルセルズと外注契約

 スペリオ・マイクロパウダー社(SMP)は、同社が燃料電池用品の開発のためにアメリカ・エネルギー省(DOE)から近く与えられる512万ドルのプログラムのもとで、共同研究を行うデュポン・フュエルセルズと外注契約を結んだ。SMPのDOEプログラムは、PEM型燃料電池の白金含有量の少ない新しい電極触媒と膜電極接合体(MEA)のカソード構造に焦点を当てている。
http://www.smp1.com

<報告・市場調査>
●NASが『DOEのビジョン21研究開発プログラムの概観』を公表

 米国科学アカデミー(NAS)は、『DOEのビジョン21研究開発プログラムの概観―第1段階』を公表した。全米研究評議会(NRC)によるこのレポートは、プログラムの燃料電池部門の全てのセクションを含んでいる。NRCは、「200〜500MWの高温で作動する燃料電池システムのスケールアップのために、他の燃料電池プロジェクトが、試作プラントの設計、組み立て、操作についてのビジョン21の提案プログラムに追加される」と示唆している。
http://www.nap.edu/catalog/10596.html?onpi_listserv011703

<提案要請>
●燃料電池の研究開発の要請

 「定置用と自動車用途の燃料電池の研究開発」は、DOEが発表しており、選ばれたプロジェクトには2003年度で約700万ドルの配分を計画している。それは、20までのプロジェクトが資金を共有する協力協定に選ばれるだろうと推定される。資金の利用対象のために全体で見積もられた政府助成金は、最大5年間を限度におよそ7000万ドルである。トピック・エリアには、「バックアップ/ピーク時対応燃料電池システム」「PEMスタックの耐久性」「プラチナ再利用技術開発」がある。提案期限は2003年3月27日。
http://www.eps.gov/spg/DOE/PAM/HQ/DE-SC02-03CH11137/Attachments.html

<その他>
●ホク・サイエンティフィックが米国燃料電池協会に加盟

 ホク・サイエンティフィック社(ハワイ)は、アメリカにおける燃料電池技術の商業化を促進している指導的な産業組織である米国燃料電池協会に加盟した。この会社は最近、PEM型燃料電池に使う新しい膜技術と、ダイレクト・メタノール燃料電池に使う新しい代替膜の設計を開発している。
http://hokuscientific.com

<会議>
●第14回年次アメリカ水素会議

 全国水素協会の第14回年次水素会議「水素によるエネルギー・セキュリティ」は、2003年3月4〜6日、ワシントン州のキャピタル・ヒルトン・ホテルで開催される。詳細は、
http://www.hydrogenconference.org/

●燃料電池投資サミット

 コネチカット・クリーンエネルギー基金、米国燃料電池協会およびフュエル・セル2000は、第1回年次燃料電池投資サミットを開催する。この会議は、2003年3月17,18日に、コネチカット州アンガスビルにあるモヒガン・サン・カジノで行われる。登録情報は、
http://www.fuelcellis.com.

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