燃料電池ワールド (2003/02/12 15:40)

水素チャンネル Home

□燃料電池ワールド
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■Vol.081 2003/02/12発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆お詫びと訂正

 カナダ視察旅行の日にちと曜日がずれておりました。「2003年3月4日(月)
〜8日(金)」を、「3月3日(月)〜8日(土)」にお詫びして訂正いたします。基本的なことで申し訳ありません。

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒105−0004 東京都港区新橋4ー28ー3 新正堂ビル2階
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■手前味噌
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☆まぐまぐ編集部さんに感謝!!

 この1週間で、大波が来ました。1393名の方が、新しく読者になってくれました。まぐまぐの部数増加ランキングは、前週比較で20位、前回発行時比較で22位とアップ。「ウィークリーまぐまぐ」に紹介されただけで、計1800人余も増えたことになります。これはそれまでのまぐまぐ読者の倍以上にあたります。

 melma は亀の歩みのごとく、淡々と少しずつ増えています。まぐまぐと melma は、ウサギとカメのようです。読者数の増加は私たちにとっても励みになります。5000人を超えたら、楽しいプレゼント企画をやりたいですね。今年の年末ごろかな〜?

■PEM−DREAM EVENT
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☆カナダ燃料電池業界の視察旅行、訪問企業はあと2つ

 20日後に迫ったカナダ視察旅行の訪問先企業から返事が届いています。決まった企業をお知らせします。
・3月3日午後 フュエルセルズ・カナダ(カナダ全国規模の非営利業界団体)
・3月4日午前 未定
・3月4日午後 パワーテック・ラボ(電力と天然ガス、水素の研究開発)
・3月5日午前 マグパワー(水素を使わない「マグネシウム/空気燃料電池」の開発)
・3月5日午後 未定
・3月6日午前 グリーンライト・パワー・システムズ(燃料電池試験装置製造会社)
・3月6日午後 パルカン・フュエルセルズ(PEM型燃料電池、メタルハイドライドの研究開発)

 バンクーバーに着いた日の午後から合計7カ所の視察を予定しています。国家的取り組みを進めるカナダの最新事情を勉強してきます。参加される方から各企業に質問を送って、実りあるものにしようと思いますので、参加ご希望の方はお早めにメール(→info@pem-dream.com)で案内書の郵送先をお知らせください。主催旅行代理店である日本通運株式会社から、旅行条件などのパンフレットを,PEM−DREAMから「カナダ燃料電池産業」の資料をお送りします。締め切りまであとわずかです。

○日程 2003年3月3日(月)〜8日(土)このうち、3日間を視察にあてます。
○人数 20名以内
○費用 23万円
○宿泊 1人1室(デルタピクナルホテル)
○航空会社 AC(エア・カナダ)
○通訳 現地のAグレードの通訳をつけます。
○主催旅行代理店 日本通運株式会社

■燃料電池グッズ
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☆グッズ第3弾 『水素経済革命』(山本寛著、新泉社)〔再掲)

 昨年9月の燃料電池市民講座で「燃料電池と水素エネルギー」のお話をしていただいた山本寛氏が、標題の新しい著作を出版されました。世界はなぜ「水素経済」を目指し始めたのか、現在その状況はどうなっているのか、日本にとってどういう意味があるのか等々、最新の情報に基づいて全体像が分かりやすく書かれています。

 定価1400円(税、送料別)のところ、NPO特別価格として税、送料込みで1500円(PEM−DREAM会員は1割引))で提供します。ご注文はメールinfo@pem-dream.com で、郵送先と冊数をお書きの上お申し込みください。

☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセットの普及が加速〔再掲)

 資源エネルギー庁がエネルギー教育用教材キットに取り上げてから、この注文が増えました。基本部品の3セルPEM型燃料電池と水素ガス缶、LEDに、スケルトンのミニカーがセットです。

 自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができます。直線で20メートルくらい走ります。燃料電池単独でも使えます。楽しみをプラスした燃料電池セットは、NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
※激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ 鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影してくださいました。チョロQのようなユーモラスな走りっ振りに大笑い。どうぞ、ご覧ください。(データが少し重いです)
http://www.pem-dream.com/move.html

☆「ソーラー+燃料電池」学習キットも高校を中心に広がる〔再掲)

 太陽光発電、水素の製造、燃料電池について、中学から高校生程度の物理と化学の基礎知識を学びながら実験を進めるこのキットは、高校の先生からの問い合わせが増えています。特に関心を持たれているのが、再生可能な循環型エネルギーの仕組みが分かりやすいことで、環境教育のテーマになっているようです。

 株式会社のもとが Thames&Kosmos から輸入している燃料電池学習キットは、100頁の英文テキストと和訳テキストで、30種類の実験のやり方とテーマの内容について詳しく解説しています。販売価格24000円(税、送料別)のところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引)で提供します。
 ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。

■PEM−DREAM NEWS
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☆米ジェネシス・プロジェクト(その2)

 昨年12月4日号のPEM−DREAMニュースでお知らせした「水からガスと電気発生=米ジェネシス・プロジェクト」(時事通信配信記事)について、読者の方がその後の状況を翻訳してくださいました。今日では「ジェネシス・ワールド・エナジー」というサイトが立ち上がっていて、その中の技術解説の文章です。ジェネシス・プロジェクトは、アメリカの研究開発者が400名以上集まった民間の大きなプロジェクトです。

 ジェネシスのHPアドレスは http://www.genesisworldenergy.org/

○ The Technology
「ジェネシスの背後にある科学」

 純粋な水素と水素の最も豊富で、実用的なソースが普通の水である。しかし、以前には、エネルギー消費の観点からは、その分子の状態に水を分解することが可能ではなかった。そのプロセスは、結果として生じる水素と酸素ガスから取り出されるより多いエネルギーを消費した。例として、1000ワットのエネルギーは、その分子の状態に水を分類するために消費されて、ほんの900ワットの使用可能なガスエネルギーが、プロセスから産出される。

 最近、2つの新しいプロセスが開発された。それはより低いエネルギー消費量率で水を分類する可能性がある。しかし、それらのプロセスは高価で、非現実的であると判明した。1つ目は、比較的短い供給ではあるが継続的な基盤で、非常に専門的な化学添加物の使用を必要とする。さらに、そのプロセスから残された化学物質は、環境を破壊することなく処理されねばならない。2つ目は、十分に中央監視制御された設備でのみ達成される。従って、それは、最初から水素と酸素ガスの配布と輸送チャンネルの確立を実証することにある。

 ジェネシスを生育可能にするために、チームは、少量のスペースを使い、プロセスの結果として実現できる中でできるだけ少ないエネルギーを消費して、あらゆるタイプの水をその基本的な分子状態に分解する能力を開発する必要があった。主要な科学および技術的なブレークスルーは、これを遂行するために必要であった。ジェネシスプロジェクトの目的は、非常に具体的で、ユニークであったので、チームは、新しいテクノロジーのすべての面を最初から作成して完全に新たに始まった。従って、他の科学者とエンジニアの従来の考察や技術的な成果は、チームを制限しなかった。

「水から水素と酸素を抽出:gCell プロセス」

 通常の概念において、ジェネシス技術の本質は、水に含まれている水素と酸素分子を励起させ、丁度、磁石が反対の極性で互いに反発するのと同じように、非常にわずかの電気エネルギーでそれらを分離させる過程に関係する。これは、外観において燃料電池と同様であるように見える専門的なセル(ジェネシス gCell )内の一連の分子レベルの反応を生成することによって遂行された。

 このセル内では、3つの同時のプロセスが起こる。最初のプロセスは、水が特別な触媒反応物を通過するとき、電圧を生成する。この電圧が水素と酸素分子の励起に援助する。2番目のプロセスは、水素と酸素分子からの完全な分離を結果として生じる温度−電気触媒作用の反応に関係する。これによって、超純粋な水素と酸素ガスの抽出において、最大の効率を産出する。3番目のプロセス中、2番目のプロセスにおいて作成された少量の水素と酸素ガス分子が再結合し、付加的な電流を提供し、全体としてガス生成プロセスを助成する。

 この目標指標の技術ブレークスルーの結果、全体の結果としてのエネルギーのほんの一部だけを使って、通常の水から水素と酸素ガスが作成されることを可能にする。

 このプロセスから水素と酸素ガスを生成するのに使用される水の量は、それらの多くは、通常プロセス内で最終的に回復され、再利用され、1日ほんの数オンス(1オンスは1/16ポンド(453グラム)で約28グラム)で、無視されるほどの量である。

 単一のジェネシス gCell スタック(ほぼ小型車のバッテリーのサイズ)は、いくつかの個別の gCells から成っており、1日あたり数百立方フィートのガスを生産する能力がある。比較において、冷たい気候の家に置かれた典型的なアメリカの家庭では、1日約5立方フィートの天然ガスを消費する。

「水素と酸素から電気を生成:eCell プロセス」

 その場合は、水素と酸素ガスを効率的に取り出すためのテクノロジーを作成することにあったので、ジェネシスチームは、それ自身の特別な燃料電池を開発する時に、最初から完全に始めるように決定された。ジェネシスの電気を生成するセル(eCells)は実際に“燃料電池”ではあるが、それらは現存する他のどのようなタイプの燃料電池とも共通するものはほとんどない。ジェネシスのガス発生 gCell を開発した分子技術を用いることによって、既存の燃料電池技術をはるかに超える利点へと発展した。これらの利点は、低い製造コスト、大幅により高い電気生成の生産性、および通常の低下とならない触媒作用の明確な処理法を含み、大幅により長い耐用年数を提供する。

 逆の反応プロセスを利用(同様であるけれども、gCell ガス生成プロセスほど複雑ではない)して、水素と酸素分子が励起され、(ちょうど、磁石がお互いに引っ張り合うように)引き付けられて、その結果、水が再生される。その時、電気と熱が副産物として発生する。

 ジェネシステクノロジーは非常に効率的なので、単一のコンパクトな eCell スタック(およそ gCell スタックのサイズ)は、1000アンペア以上の電流を生産できる。eCells から取り出された電気は、その時、公益事業会社から提供される電気に置き換わる。eCells から発生した水は回復されて、ガス発生システムに再導入される一方、プロセスの間に発生した熱は、使用可能なエネルギーに変換される。

 ジェネシスのガスおよび電気の生成プロセスが非常にコンパクトで、効率的なので、その技術に基づく機器は、非常にわずかのスペースを使って、エネルギーの従来の形態と交換することが容易にできる。

「それをすべて集結:エジソン機器」

 gCell と eCell の技術のその簡潔さに興奮する中、それは、居住用および商業用のエネルギー要件を生長可能にするかもしれないメカニズムに組み入れられる必要があった。
 これはエジソン機器を通して遂行された:
gCells と eCells のスタックから成っている自己完結型のエネルギー生成システム。エジソン機器は、大まかには、典型的な居住用のアウトドア空気調節ユニットのサイズである。

 どのような家またはビジネスにでもエジソン機器の電気の生成部分を設置するのには、公益事業会社の電力メータを含んでいる電気ボックスにある既存の電気のサービス接続に3本の電線を敷設が必要である。エジソン機器のガス生成部分をインストールするのには、単に、公益事業会社のガスメーターの顧客側の既存の天然ガスラインに直接、機器のガス供給ラインを接続することが必要である。その点では、顧客は、公益事業会社から提供されたエネルギーから完全に独立している。

 天然ガスまたはプロパンを使うかは、自分で簡単に容易にできるガスライン流路制限機器を設置することで、水素ガスの使用を容易に変換できる。安全用心として、もしガス漏れが顧客の器具に展開するならば、エジソン機器は、その漏れを検出し、修理が完了するまで直ちにガス供給を止める能力を持っている。結果として、エジソン機器から供給されたガスは、天然ガスまたはプロパンを使うより安全である。

「市場用意」

 ジェネシスプロジェクトはエジソン機器の2つの市場用モデルを開発した:すなわち、居住用のバージョンおよび商業用のバージョン。居住用のモデルは、1日につき、結合されたガスと電力で、全体で最高30キロワットを生産する可能があり(典型的な家庭では、5〜6キロワットを使用)、商業用のモデルは、全体で最高100キロワットのエネルギーを発生させることが可能である。より重量の商業用の要件のために、複数のエジソン機器を同時に結合できる。

 エジソン機器の設計は、原因となる物質を減少させれば少なくとも、その分は改善されるはずである(Less is better.)ことを証明した。機器のエネルギー生成部分は実際、稼動部を一切持っていない。エジソン機器の唯一の「メカニカルな」面は、水とガスをコントロールする小さい流通ポンプとマイクロ弁である。結果として、メンテナンスは、消費者自身で容易に達成できる安価な水フィルタの時折の交換だけであり、水の使用は、機器の計画された20+年の耐用年数にわたって極わずかである

「究極の環境調和マシン」

 居住用および商業用のエネルギー要件を満たすように、少しの水だけを使用するので、超純粋な水の作成以外に騒音または排出物は全然生み出さず、自立型のエネルギー生成技術を利用するので、エジソン機器はまさに「環境調和型のマシン」である。

■WEBLINK NEWS
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03/02/05 家庭用燃料電池05年販売へ 世界初の実用試験 新日本石油(西日本新聞)

 石油元売りの新日本石油(東京)は四日、家庭用の燃料電池としては世界初の実用試験を、横浜市西区のモデルハウスで始めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030205-00000016-nnp-kyu

03/02/06 新エネ導入と省エネ、総合的に促進の条例 県、議会提出へ/岩手(毎日新聞)

 県と県民、企業などが新エネルギー導入を進める責務のほか、県がバイオマスとして県産木材などをエネルギー源に活用するよう規定している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030206-00000005-mai-l03

03/02/06 都議会定例会開会 電子カルテ推進へ−−石原知事、施政方針演説/東京(毎日新聞)

 都営バス路線について「自動車メーカーなどの協力を得て燃料電池バスの運行を開始する予定だ」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030206-00000004-mai-l13

03/02/06 [二十一世紀のヒロシマ人]クルマ/4 唐澤龍児さん/広島(毎日新聞)

 <米国に移住したフォッカー博士は、燃料電池式のレーシングカーの製作に没頭する。生み出されたマシンの名は「ワイルド・フォッカー」>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030206-00000002-mai-l34

03/02/07 溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)発電技術開発の進捗状況ー実用化が迫るMCFCー(フォーカスNEDO 第7号(1月号)11〜12ページ)

 日本のMCFC研究開発は、国のムーンライト計画、サンシャイン計画のもと昭和56年から始まり59年にはNEDOが開発主体となりプロジェクトを推進してきました。平成12年度からは、これまでの開発成果を基にMCFC発電システムの早期実用化を目指して第3期計画(5カ年)を開始し、高性能かつ低コストなMCFC発電技術の開発を行っています。
http://www.nedo.go.jp/

03/02/07 「株式」労働生産性の落ち込みを嫌気/海外市場動向(フィスコ)

 ブッシュ大統領が再び水素燃料電池開発の必要性を強調したことから、バラードパワー(BLDP)やプラグパワー(PLUG)が大幅高。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030207-00000006-fis-biz

03/02/07 DJ-プラグ・パワー、同業の燃料電池開発企業と共に高い(ダウ・ジョーンズ)

 ブッシュ大統領が(自動車の)代替動力源に関する演説をするとの見方や、スペンサー・ エイブラハム米エネルギー長官が7日に政府の自由燃料計画を発表するとの見方が材料となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030207-00000022-dwj-biz

03/02/07  岩谷産業、簡易型水素ステーションの実証・実用化へ(日刊工業新聞)

 岩谷産業は燃料電池(FC)車の普及をバックアップするため、東京と大阪の本社敷地内に水素ステーションを建設、さらに車で運べる移動水素ステーションも開発した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030207-00000008-nkn-ind

03/02/07 いわきファインテクノ、極薄金属の連続製造技術を開発(日刊工業新聞)

 こうした極薄金属や極小穴開けは、自動車のエンジンの燃料噴射装置や、インクジェットプリンターのノズル、さらには燃料電池用部品などで新製品開発のブレークスルーを後押しするとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030207-00000024-nkn-ind

03/02/07 03年度・県予算 身近な課題に手厚く 環境、健康・福祉、教育に重点政策/静岡(毎日新聞)

 燃料電池など新エネルギー導入を検討するほか、ディーゼル車(バスや8トン以上の大型トラック)を対象に微粒子除去装置の取り付け費用を助成する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030207-00000002-mai-l22

003/02/07 水素燃料で原油輸入を削減=「経済安保」を強調−米大統領(時事通信)

 「水素市場創設に向け、米国は世界をリードできると信じる」と述べ、水素ビジネスで覇権を握る考えを明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030207-00000366-jij-bus_all

03/02/07  日本企業頼みに転換=米政府の燃料電池車計画〔話題〕(時事通信)

 米政府が6日開催した「水素燃料計画」のイベントで、米三大自動車メーカー(ビッグスリー)とともにトヨタ自動車 <7203> や日産自動車 <7201> などが「究極の低公害車」とされる燃料電池車(FCV)を出展した。こうしたイベントに日本の自動車メーカーが招待されたのは初めて。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030207-00000825-jij-biz

03/02/07 <米大統領>水素エネルギー開発を推進 輸入石油依存を脱却(毎日新聞)

 ブッシュ米大統領は6日、環境保護と輸入石油への依存を脱却とエネルギー自給率向上を目的に、水素エネルギーの開発を国家プロジェクトとして推進すると発表した。水素を利用した燃料電池車の実用化が柱で、2020年には「ガソリン車並みの価格の燃料電池車が普及する社会」を目指すとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030208-00000098-mai-bus_all

03/02/10 大型燃料電池を稼働=国内初、工場用に実用化へ―中部電(時事通信)

 紙くずなど廃棄物を燃やしたガスを燃料として使い、2008年ごろの実用化を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030210-00000022-jij-biz

■海外NEWS(1月後半)
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<輸送>
●アストリスがケアアクションと協定

 アストリス・エナジー社は、ケアアクション社との輸送部門を軸とする協定書に署名した。その協定の元で、アストリア社は技術ライセンスを供与し、ケアアクション社は1500万ドルの技術および商品開発計画の管理と資金提供を行う。アストリス・トランスポーテーション・システムズ社(ATSI)と呼ばれる新会社は、アストリス社、ケアアクション社とフィール・グッドカー社間の戦略的提携にとって不可欠の存在になり、それはまた、モントリオールの同じ場所で業務計画を建てることになるだろう。この協定の目的は主として、急成長を遂げている高齢者と障害者用の低スピードの燃料電池車はもちろん、改造バンや乗用車の航続距離を伸ばすことにある。
http://biz.yahoo.com/bw/021212/120086_1.html

●ゼットテックがカリフォルニア・フュエルセル・パートナーシップに参加

 ゼットテック社は、燃料電池車と代替燃料の実証と促進のために、カリフォルニア・フュエルセル・パートナーシップ(CaFCP)に参加した。化石燃料から電気と水素に変換する技術の専門企業であるゼットテック社は、CaFCP の他のパートナーであるパシフィック・ガス&エレクトリック社(PG&E)とともに、水素改質装置の供給する。天然ガスから水素を取り出すこのシステムは、パートナーシップの燃料電池自動車に燃料を提供するだろう。それは、カリフォルニア州オーバーンにある PG&E 社のサービスセンターに設置される。ゼットテック社はまた、システムの設置、委託とサービスを担当する。このオーバーン水素ステーションは、西サクラメントにある CaFCP本部施設からおよそ40マイルの距離にあり、北カリフォルニアでパートナーシップの3番目の水素供給ステーションとなる。2003年に使用可能となる。
http://biz.yahoo.com/bw/021218/180279_1.html

<燃料・改質器・貯蔵>
●ダインテックがバス・プロジェクトに貯蔵装置を提供

 ダインテック・インダストリーズ社は、新しい800万ドルの燃料電池バス・プロジェクトに参加する。ハイドロジェニクス社はこのプロジェクトで、他の産業パートナーとともにリーダー的立場におり、カナダ天然資源省(NRCan)は3年間を予定しているこのプロジェクトに300万ドルを投資する。ダインテック社は、この認定された水素貯蔵システムを使って、完全な燃料貯蔵方式を開発する。
http://micro.newswire.ca/releases/December2002/12/c3065.html/47875-0

●エアガスがアペリオンと水素のマーケッティング協定に署名

 アペリオン・エナジー・システムズ社とエアガス社は、アペリオン社の燃料電池顧客に対してエアガス社が水素燃料とその関連サービスを提供する協定を発表した。エアガス社は、アペリオン社の顧客に対して、水素と水素リッチな燃料の貯蔵と使用に関する安全面の協議だけでなく、燃料の供給と、サイトの準備、設置、モニタリング、補給に関わるサービスを提供する。両社はまた、アペリオンの低圧水素生成システムも含めて、ガスシリンダーで水素を圧縮した水素リッチな代替燃料の商品化と販売をともに行う。
http://www.aperionenergy.com/level3.php?myPageId=48

<燃料電池コンポーネント>
●ハニウェルがDOEから150万ドルを受け取る

 米国エネルギー省は、ハニウェル社センシング & コントロール事業部へ、ポリマー電解質膜(PEM)燃料電池をベースとした発電プラントのモニタリングとコントロールに適切な機械量センサーの開発のために
150万ドルの政府支出金を与えた。ハニウェル社センシング & コントロール事業部は、会社の自動化とコントロール・ソリューション部門の組織である。ハニウェル社は今後3カ月間、アメリカとヨーロッパの燃料電池開発における産業リーダーとともに、それぞれの機械量センサーの技術的要件を明確にしていく。同社は、サイズとコストを最小限にする解決策を開発するために、センサーとセンサー・パッケージングの蓄積された知識を使うだろう。センサーの試作品は、第三者の燃料電池システムと燃料改質器企業が設計し、組み立て、テストを行う。

<報告・市場調査>
●燃料電池の自動車企業

 フュエルセルズ2000は、新しい報告書「燃料電池の自動車企業」を発表した。この報告書は、GM、フォード、ダイムラークライスラー、ホンダ、トヨタ、日産とその他の企業のCEO(最高経営責任者)とプロジェクト・マネージャーによって発表された声明に注目している。完全な商業的燃料電池自動車は、2010年に市場で使用できると結論している。
http://www.fuelcells.org/AutoCompaniesonFuelCells.pdf

<提案要請>
●燃料電池をテストし比較するCECOMプログラム

 米陸軍電子通信司令部 (CECOM)は2003年度に、高電力密度燃料のための外国比較テスト・プログラムを始める承認を得た。候補となる5つの燃料電池発電システムはCECOMによって特定される。その燃料電池は、25ワットと500ワット以上の両方のサイズから、いくつかのカテゴリーにもとづいて探されている。それらは、水素ベースのシステム、水素ベースのハイブリッド・システム(バッテリーを伴う)、メタノール・システム、そして代替燃料システムである。2003年7月にテストをするのにふさわしい技術だけが、検討材料となる。この提案への応募は2003年1月23日まで。
http://www.eps.gov/spg/USA/USAMC/DAAB15/DAAB15-03-R-0004/SynopsisP.html

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■燃料電池ワールド
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