□燃料電池ワールド
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■Vol.072 2002/11/27発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■お知らせ
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☆「エコプロダクツ2002」に出展します
12月5日(木)〜7日(土)まで、東京・ビックサイトで開かれる 「エコプロダクツ2002」展示会に、PEM−DREAMは昨年に続いて出展します。今年の出展テーマは、燃料電池グッズ。会場においでの方は、ぜひお寄りください。東6ホールのNPO・NGOコーナー、小間番号N−13でやっています。
☆激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ
大同メタル製の「燃料電池+ミニカー」組み立てセットは結構人気を博しています。これを購入された鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影して、PEM−DREAMに送ってくださいました。短いですが、チョロQのようなユーモラスな走りっ振りに大笑い。どうぞ、ご覧ください。(データが少し重いです)
http://www.pem-dream.com/move.html
☆グッズ第2弾「ソーラー+燃料電池」学習キットを新発売
これは、株式会社のもとが Thames&Kosmos から輸入している燃料電池学習キットです。1台のミニカーを使って、ソーラーカー、水の電気分解による水素製造器、そして、それらをつなげた燃料電池カーとして、いろいろな実験ができます。メーターの計測で数字で確認することができるので、学習に最適です。それぞれの特徴を比較しながら、再生可能な循環型エネルギーの仕組みが理解できます。ソーラーと水素で動く夢の燃料電池ハイブリッドカーが作れます。
100頁の英文テキストと和訳テキストで、30種類の実験のやり方とテーマの内容について詳しく解説しています。海外の先進的な教材をお使いください。販売価格24000円(税、送料別)のところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))で提供します。
ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。
☆高校生が燃料電池自動車を自作
と言っても、燃料電池スタックから作ったわけではありませんが、写真を見れば立派な車です。岐阜県立可児工業高校の生徒諸君の力作を、岐阜新聞が報道しています。下記のサイトから、バックナンバーを選び、10月19日付けで記事と写真が見れます。http://www.jic-gifu.or.jp/np/
☆11月の燃料電池市民講座――大同メタル工業株式会社の燃料電池事業〜技術と背景(再掲)
2000年11月15日、大同メタル工業株式会社は、米国の燃料電池ベンチャー企業 Enable 社の親会社であるDCH社( DCH Technology )と折半出資の合弁企業ニューウェーブ社を設立した。燃料電池とは畑違いの大同メタル工業は、なぜこうした事業展開を選んだのか。また、Enable 社のPEM型燃料電池は、セパレーターを使わないセル構造を持つ「パッシブ型」と呼ばれる燃料電池である。PEM−DREAMが販売している組み立てキットは、このミニ版であるが、この技術はどういうものか等々、さまざまな話題を大同メタル工業様にお話ししていただきます。
なお、今回から会場が株式会社守谷商会様に変わります。これまで会場を提供して下さった岩谷産業株式会社様に、この場を借りて御礼申し上げます。
○日 時 11月30日(土)午後2時から
○場 所 株式会社守谷商会(東京駅八重洲口から3分、地図をお送りします)
○参加費 会員は無料。非会員は2000円。
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「11月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
メール info@pem-dream.com FAX 03-5408-3252
☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセットを発売(再掲)
これまで取り扱ってきた大同メタル製の「燃料電池組み立てキット」が新しくなりました。基本部品の3セルPEM型燃料電池と水素ガス缶、LEDは同じですが、さらにスケルトンのミニカーがセットになりました。
自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができます。直線で20メートルくらい走ります。燃料電池はそのために部材を軽くし、ミニカーに載せやすい形に改善されました。楽しみをプラスした燃料電池セットは、NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。
ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ。また、写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)
日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。
また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。
内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒105−0004 東京都港区新橋4ー28ー3 新正堂ビル2階
燃料電池NPO法人PEM−DREAM
☆企業のプレスリリース
燃料電池自動車発売をめぐるホンダのプレスリリースを掲載します。------------------------------------------------------------------------2002年11月22日 本田技研工業株式会社
燃料電池車「FCX」国土交通大臣認定を取得
‐12月2日より日米にてリース販売を開始‐
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Hondaは、本日、燃料電池車「FCX」の国土交通大臣認定を取得した。これにより、12月2日から日本における限定販売を開始する。
Hondaは、当初2〜3年で日米あわせて30台程度の限定販売を計画しているが、今回の認定取得車のうち1台は、内閣府にリース販売する予定である。来年、日本では官公庁や一般企業にリース販売する計画である。
「FCX」は、蓄電システムとして高効率で高出力のHonda独自開発ウルトラキャパシタを採用し、パワフルでレスポンスの良い走りを実現。また、パワートレインの構成要素を最適に配置することで、コンパクトなボディサイズで大人4人がしっかりと乗れる室内空間と、全方位に対応する衝突安全性能を確保している。
Hondaは、7月に燃料電池車として世界初の米国政府販売認可を取得、米国ロスアンゼルス市と「FCX」5台のリース販売に合意しているが、12月2日にロサンゼルス市庁において、ジェームス・K・ハーン市長、Honda社長吉野浩行の出席のもと納車セレモニーを行う予定である。
燃料電池車「FCX」(写真は以下のサイトで)
http://www.honda.co.jp/news/2002/4021122-fcx.html
<FCX 主要諸元>
乗車定員 4名
最高速度 150km/h
モーター 最高出力 60kW(82PS)
最大駆動トルク 272N・m
種類 交流同期電動機(Honda製)
燃料電池スタック 形式 PEFC(固体高分子膜型)(バラード社製)
出力 78kW
燃料 種類 圧縮水素ガス
貯蔵方式 高圧水素タンク(350気圧)
容量 156.6L
寸法(全長×全幅×全高mm) 4165×1760×1645
エネルギー貯蔵 ウルトラキャパシタ(Honda製)
航続走行距離 355km
■イベントニュース
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☆第22回水素エネルギー協会大会「水素エネルギーシンポジウム」(新規)
○日 時 12月11日(水)12日(木)午前9時15分〜午後5時30分
○会 場 東京工業大学ディジタル多目的ホール
東京都目黒区大岡山2-12-1
○内 容 基調講演
1.経済性のあるCO2ゼロエミッション型水素製造
玉浦裕氏(東京工業大学炭素循環エネルギーセンター教授)
2.米国に置ける水素社会構築の戦略と展望
Dr. Venki Raman (米国の水素業界のリーダー)
3.PEFC用材料開発の現状
Dr. Oumarou Savadogo (カナダのPEFC開発研究の第一人者)4.日産自動車に置ける燃料電池自動車開発の現状と課題
三枝省五氏(日産自動車株式会社環境・安全技術部主管)
その他に、Aセッション(水素製造、水素インフラ、水素利用技術)20講演Bセッション(燃料電池技術、水素の安全性、水素貯蔵技術)20講演19のポスターセッション、を予定しています。
○会 費 参加費 会員8000円 非会員1万円 学生3000円
懇親会 4000円 学生1000円
○申込締切 11月20日(先着400名まで)
○申し込みと問い合わせ
申し込みは、FAXによる申込用紙が必要ですので、下記にメールでお申し込みください。
横浜国立大学教育人間学部 谷生研究室内
水素エネルギー協会大会実行委員会
E-mail: secretary@hess.jp
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○燃料電池市民講座 http://www.pem-dream.com/citizen.html
○EVENT INFORMATION http://www.pem-dream.com/event.html
○燃料電池マイ・レポート http://pem-dream.com/report.html
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■海外ニュース(11月)
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<輸送>
●EFCがFTAからバス・プログラムの資金を受ける
連邦公共交通局(FTA)は、エレクトリック・フュエル社(EFC)の第3期亜鉛空気電気バス・プログラムに200万ドルの約半分の資金供給を承諾した。プロジェクトの第3期は、電気バスでの亜鉛空気バッテリー推進システム―新型ウルトラキャパシタの取り付けと新型補機制御システムの完成という性能評価が含まれる。
<定置型電源>
●SUNY-ESFが燃料電池助成金を獲得
パタキニューヨーク州知事は、ニューヨーク州立大学環境科学農林学校(SUNY-ESF)がニューヨーク州エネルギー調査開発局(NYSERDA)から、敷地内の電源として熱電併給システムを基礎とした燃料電池の設置のために100万ドルの助成金を受ける予定であると発表した。燃料電池からの廃熱は、SUNY−ESFキャンパスの温水と建物の冷暖房に使われる。
●アビダスがイタリアで出荷の契約
アビスタ・ラブス社は最近、イタリアでアビスタ製燃料電池の出荷について、SGSフューチャーと契約した。この契約で、SGSフューチャーはアビスタ・ラブス製燃料電池製品を仕入れて、イタリアの顧客に販売する。SGSは、2002年に1kWの独立型1000TM燃料電池システム13台の出荷を、また、2003年には200kW以上のいろいろなサイズの製品を約束したと言っている。
<携帯・バックアップ電源>
●アキュウメントリックスがシェブロン・テキサコへSOFC UPSを出荷
アキュウメントリックス社は、一体化したラピッド・スタート形の固体酸化物形燃料電池(SOFC)無停電電源装置(UPS)をシェブロン・テキサコ・テクノロジー
・ベンチャー社に納品した。この2kW級の「BB−SOFC2000」は、主として交流90Vのブロードバンド・バックアップで使う野外用に想定されている。それはまた、携帯電話やパソコンの予備電源として直流または交流120Vに変換できる。
<燃料・改質器・貯蔵>
●VHSとBPが水素供給ステーションを計画
バンデンボロ・ハイドロジェン・システムズ社(VHS)はブリティッシュ・ペトロリアム社(BP)と、スペインのバルセロナに建設する水素供給ステーションのためのIMET(注:商品名)水電解システムの供給契約を結んだ。この水素ステーションは、CUTE(Clean Urban Transportation for Europe)プロジェクトの一環である。
<燃料電池コンポーネント>
●FSTが水素エネルギー機器を発表
フュエルセル・テクノロジーズ社(FST)は、水素を貯蔵し配送する箱状の製品「 Decom300-A2? 」のOEMパートナーとなるための即時相談会を案内した。このユニットは、燃料電池自動車、幅広い産業用発電、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)のための遠隔操作とバックアップ電源、家庭、準医療活動従事者たち、そしてその他のエネルギー消費者を対象としている。
<報告・市場調査>
●分散型発電のリポート
アライド・ビジネス・インテリジェンス社(ABI)は、『分散型発電:世界市場の分析―技術評価とその概要』を発表した。これは、燃料電池からマイクロタービン、風力タービンへと新しく起きつつある分散型発電市場を分析したものである。この調査はグローバルな視点から、分散型発電技術の地域的な、技術的な成長を予測している。
●フリーダムカー・パートナーシップ・プランをオンラインで提案
新しい「フリーダムカー・パートナーシップ・プラン」をオンラインで見ることができる。このプランでは、ゴール、目的、そして達成プログラムを提供しており、燃料電池性能、電気貯蔵、自動車重量の削減と水素貯蔵という特定の技術的ゴールも含んでいる。
<提案募集>
● SCAQMD が天然ガス燃料電池のデモンストレーション用提案依頼書
アメリカ南部沿岸管区大気質管理局(SCAQMD)は、サウスコースト地域で行う天然ガスの定置型燃料電池システムデモンストレーションのための提案依頼書(RFP)を募集している。このRFPのための大気質管理局の全資金は100万ドルである。提案締切は11月22日。
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■燃料電池ワールド
□毎週水曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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