□燃料電池ワールド
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■Vol.051 2002/06/12発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
☆今週の海外ニュースはお休みします。
■お知らせ
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◇15日(土)中野区環境行動の日イベントのボランティアを募集します。
今週の土曜日に、中野区環境リサイクルプラザで、「今日から始めよう、『よりよい』環境づくり」のテーマでイベントが開催されます。私たちも環境保全活動交流会と展示に参加します。実行委員の方々はチラシを作って学校を回り、子どもたちに参加を呼びかけて下さっています。
当日は、燃料電池のパネル16枚と燃料電池の展示、手作り燃料電池の製作指導を行いますが、ボランティアで協力して下さる方を募集します。やってみようという方はメール info@pem-dream.com でご連絡下さい。
◇メルマガ1周年記念プレゼントの当選者
たくさんのご応募を戴きましたが、抽選の結果、以下の方が当選しました。商品は来週中にお手元にお届けします。残念にもはずれた方は、またの機会にチャレンジして下さい。ありがとうございました。
・「大同メタルの燃料電蓄見立てキット」
難波竹已さん(茨城県つくば市)
・「燃料電池手作りキット」
吉田五月生さん(愛知県岡崎市)
橋本めぐみさん(茨城県牛久市)
谷下雅義さん(埼玉県川口市)
山口喜久雄さん(長崎県諫早市)
稲田芳弘さん(北海道札幌市)
・「燃料電池CD−ROM画像集」
佐野直士さん(岡山県岡山市)
中野陽さん(東京都中野区)
安食泰秀さん(東京都千代田区)
山田真弘さん(静岡県静岡市)
斎所晋さん(栃木県宇都宮市)
☆第5回燃料電池市民講座 7月6日(土)午後2時から(新規)
「コスト100円の燃料電池で何ができるか」 ゲスト=東京都総合技術教育センター
佐藤昌史氏
佐藤氏の専門は自動車技術。ディーゼルの排ガスで出てくる煤煙を使って触媒を作り、手作りの燃料電池で発電した。この時のアイデアが元になって、コスト100円で燃料電池の原理を教える手作りキットが考え出された。当日は、着想から完成に至るまでの試行錯誤や、このキットを使ってどういう勉強ができるのかなどについてお話を戴きます。燃料電池を教育現場で教えようという先生には特におすすめの講座です。
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩10分くらい。地図をお送りします)
○参加費 会員は無料。非会員は2000円。
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「第○回燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
メール info@pem-dream.com FAX 03-5408-3252
■PEM−DREAM NEWS
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◇第4回燃料電池市民講座 の報告
5月18日に放映されたNHK番組「実用化をめざす燃料電池の社会」を見た人は、参加者の少数だった。NHKといっても衛生第1テレビだったこともあって、見れなかった人は案外多いのかもしれない。
今回の市民講座の参加者は、その番組のビデオを見れるという期待が大きかったが、まさか3時間の間に、アメリカのカリフォルニア・フュエルセル・パートナーシップ、サクラメントのサンライン・トランジット、ドイツのバイエルン州のギムナジウムの3カ所を訪問体験できるとは思わなかったに違いない。
ゲストを引き受けてくださったディレクター・富永良治さんは、番組のビデオとともに、取材された3カ所の映像も用意して下さった。そのため、私たち自身が現地に行って取材したことに匹敵するような理解が得られたのである。
時折、皆の爆笑を誘いながら、富永さんは取材したときの様子をていねいに話す。現地入りする前にかなりの調査をして、ストーリーも作って乗り込んでいると思っていたら案外そうではなく、出たとこ勝負みたいなところもかなりあるようだ。日本にいて企画を立てながら現地の調査マンに調べてもらっても、なかなか正確な情報、知りたい情報は入手できないらしい。
例えば、カリフォルニア・フュエルセル・パートナーシップ。マスコミを始め、これまで大々的に報じられている燃料電池関係者にとっては必須の情報だが、その実態はどんなものか意外と正確な話がつかめない。世界の自動車メーカーや石油メジャーなどが協同して、燃料電池自動車の開発を行っている組織というイメージが一般的だろう。技術的な開発? ブラックボックスと言われる燃料電池スタックの開発を協同して行っている? そんなことはあり得ないだろうと誰しも思うのだが、自分で見たわけではないので確信が持てない。今回のお話で、そういうことはなく、燃料電池自動車の普及をどうやっていくのかという所に力点が置かれた広報組織のようなもの、というイメージがはっきりした。取材に行ったときには、どこそこのイベントにどこの車を提供するかという会議が行われていたそうである。
また、バイエルン州の学校では、昨年学生が作った燃料電池自動車模型が賞を獲得して、学校に800万円相当の賞品をもたらしたこととか、今年はそのチームが燃料電池ハウスの模型に取り組んでいることとか、私たちがやりたいと思っていることが実際に行われていることに羨望を隠せなかった。
この州はBMWの牙城でミュンヘン空港を抱えていて、BMWが教育にもかなりの資金を提供していることや、州政府と密接な歩調をとっていることも知った。州の電力は原子力発電が過半を占めているが廃止することが決まっており、代替エネルギーとして水素と燃料電池がターゲットとされている。☆BMWは1996年からミュンヘン空港プロジェクトをスタートさせていて、隣の州に居を構えるダイムラーは参加しておらず、うがって考えれば、BMWから袖にされて1歩遅れたダイムラーは、カリフォルニアで巻き返しに出たとも言えそうだ(カリフォルニア・フュエルセル・パートナーシップは2000年から始まった)、という富永さんの解説に納得。
詳しいことはHPの「燃料電池マイレポート」に富永さんの寄稿があるので、それをお読みいただきたいが、みんなの熱が入ったのはサンラインが行っている燃料電池見学ツアーのことだ。施設の規模は遙かに大きいが、内容はPEM−DREAMがイベントで行っていることと大差ないと思った。富永さんはこのような施設がぜひとも必要なこと、NPOが取り組むべき課題であることを力説した。2次会はその話で盛り上がり、すぐにでも行動しようという意見も出された。またひとつ課題が増えた。さー、どーする?
■燃料電池マイレポート(新規)
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「レスター・ブラウン氏講演会&エコ・ネットワーキングの会」その4 枝廣淳子さんの Enviro-News より
http://pem-dream.com/report.html
■イベント紹介
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●国立環境研究所公開シンポジウム2002(再掲)
○日 時 6月19日(水)10:00〜16:35
○場 所 メルパルクホール(東京都港区芝公園2-5-20)
○主 催 独立行政法人 国立環境研究所
○参加費 無料
○メインテーマ 「環境 温故知新 −地球環境の履歴から将来を考える−」
○プログラム
10:00―10:30 開会挨拶 「繰返すべきこと、繰返してはならぬこと」 理事長 合志陽一
10:30―12:30 第1セッション 「地球環境の古きをたずねて」 司会:彼谷邦光
「バイカル湖 ―地球環境変動の歴史を映す魔鏡―」 高松武次郎
「樹木が語る地球環境汚染史 ―数百年を生きた巨木の証言―」 佐竹研一
「年代を測る ―過去の環境変化の記録を求めて―」 柴田康行
12:30―14:30 ポスターセッション
14:30―16:30 第2セッション 「人間社会の未来を拓く」 司会:森田恒幸
「国際的水環境の修復 ―バイオ・エコエンジニアリングという技術―」 稲森悠平
「中国における大気汚染による健康影響 ―日本の経験をどう活かすか―」 田村憲治
「現代文明最大のジレンマ ―環境と経済の両立―」 増井利彦
16:30―16:35 閉会挨拶
○お申込方法(参加には事前のお申し込みが必要です)
参加ご希望の方は、住所(ご自宅か勤務先かの区別)、氏名、年齢、職業、TEL/FAX、E-mailアドレスを明記の上、下記事務局宛にお申し込み下さい。後日「申込受付完了ハガキ」をお送り致しますので、シンポジウム当日に受付までお持ち下さい。なお、会場の都合により、定員数を超えるお申込みについてお断りさせて頂く場合もございますので、予めご了承下さい。
○お問い合わせ先
社団法人 国際環境研究協会 公開シンポジウム事務局
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-13
TEL:03-3432-1844 FAX:03-3432-1975 E-mail:sympo@airies.or.jp*尚、国立環境研究所公開シンポジウム2002の開催について、すでにほかの媒体でお知りになり
お申し込みいただいた場合は、このご案内による、再度のお申し込みの必要はございません。
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○燃料電池市民講座 http://www.pem-dream.com/citizen.html
○EVENT INFORMATION http://www.pem-dream.com/event.html
○燃料電池マイ・レポート http://pem-dream.com/report.html
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■燃料電池ワールド
□毎週水曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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