□燃料電池ワールド
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■Vol.037 2002/02/20発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
■お知らせ
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◇昨年末の活動を紹介される
太陽と新エネルギーシステム専門誌(季刊)『ソーラーシステム』87号に、PEM−DREAMの昨年末の活動が写真入りで紹介されました。この雑誌は、1977(昭和52)年に創刊され、実証的で事例の豊富な編集が多くのファンを獲得しています。発行元である(株)ソーラーシステム研究所(TEL03-3434-1471)の直販なので、店頭で見かけることはありません。私たちとは、昨年春ごろのイベントで知りあいました。当時、かなり突っ込まれた質問をされ、「しっかり勉強しなさい」と励まされましたが、その後、お付き合いいただくようになり、私たちにとっては貴重な情報源となっています。転載の許可をいただきましたので、抜粋してご紹介します。
●環境博覧会すぎなみ2001――風力・太陽光発電・燃料電池と盛り沢山(88頁)
陽子交換形燃料電池(PEMFC)の普及活動を進めている特定非営利活動法人(NPO)「PEM−DREAM」は、ドイツ製の教材用と同断対の有志がつくったポータブルの燃料電池システムで電動模型を実演した。カートリッジ入りの水素が高価なので実演が制約されるのが市民団体の悩みの種、という。
●エコプロダクツ2001――会場の電力も風力発電をグリーン調達(83頁)
燃料電池の日常生活、自動車への普及を主目標に啓発活動を行っているNPO「PEM−DREAM」は、卓上燃料電池キットを使って発電体験と燃料電池バスのデモンストレーション走行実験のための広報活動を行った。
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■イベント紹介
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●第2回燃料電池自動車国際シンポジウム
「実用段階に来た燃料電池自動車の市場投入に向けた課題と今後の方策について」
◇日 時 3月1日(金)10:00〜17:00
◇会 場 国際連合大学3階国際会議場
◇主 催 国土交通省
◇運 営 財団法人運輸低公害車普及機構
【燃料電池自動車展示】
国連大学前広場にて
◇参加申込方法
運輸低公害車普及機構ホームページの登録画面から申し込む。
運輸低公害車普及機構ホームページ http://www.levo.or.jp注:「締切が20日」となっておりますうえ、1企業(組織)あたり3名様程度とさせていただいております。さらに、応募多数の場合には抽選とさせていただく場合がございます。この点をご了承いただきたくお願い致します。
●第9回燃料電池シンポジウム
◇主 催 燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇会 期 5月15日(水)〜16日(木)受付9時から
◇懇親会 5月15日(水)18:00〜20:00
◇会 場 池之端文化センター(東京上野不忍池畔)
◇講演内容 燃料電池関連分野の研究・調査・試験結果・新しい企画・製品紹介など
(プログラム概要は3月25日頃FCDICホームページに掲載予定)
◇参加登録予約期限 4月26日(金)
(満員になり次第締め切る場合があります)
◇参加申込方法
1.FCDICホームページから「第9回燃料電池シンポジウム参加申込書」をダウンロードする。
FCDICホームページ http://www.fcdic.com
2.必要事項を記入する。
3.参加費の振込票兼受領書(郵便振込)、または振込金受領証(銀行振込)等のコピーを添えて、
4.FAXまたは郵送にて申し込む。(Webによる受付はしておりません)
5.申し込み後に、「参加証」および「プログラム概要」が郵送される。
◇参加費
・シンポジウム(予稿集1冊の代金を含む)
参加登録 予約期限以降
予約の場合 および当日
会 員 8000円 10000円
準会員 10000円 12000円
非会員 15000円 17000円
学 生 8000円 10000円
・懇親会は、一律10000円
(準会員とは、共催・講演・協賛団体の会員と職員)
◇参加費・懇親会費支払方法(払込手数料は負担してください)
・銀行振込
銀行名:第一勧業銀行/神田支店
普通預金口座:007-1719510
口座名:燃料電池シンポジウム
・郵便振替
口座番号:00120-2-766945
加入者名:燃料電池シンポジウム
*一旦支払った参加費の払い戻しはしません。また、請求書が必要な場合は、申込書の通信欄にその旨を記入すること。
◇申込先・問い合わせ先
燃料電池開発情報センター
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-1-7
日本地所第7ビル5階
TEL 03-3296-0935 FAX 03-3296-0936
E-mail fcdic@po.iijnet.or.jp
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■世界のニュース〈2月)
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<輸送>
●日産が新しい環境保護計画を発表
日産自動車は、環境に優しい自動車の開発に関する新しい中間期計画を発表した。この計画は「日産グリーンプログラム2005」としてすでに知られているもので、2005年末までに燃料電池自動車(FCV)の商用生産を開始するという目標が含まれている。日産自動車は、今年末に始まる日本政府主宰のFCVのデモンストレーションへの参加を希望している。
●ヒュンダイと起亜がUTCフュエル・セルズと提携
ヒュンダイ・モーター・カンパニーは先ごろ、燃料電池自動車の開発に向けてUTCフュエルセルズとの合意契約に調印した。ヒュンダイ傘下のキア・モータース・コーポレーションもまた、主導権に寄与するだろう。
<定置型電源>
●DCHが欧州のユーティリティに燃料電池システムを発送
DCHテクノロジー社は、欧州のユティリティ(電気・ガス・水道)セクターへ来月設置する天然ガス改質の5kW級燃料電池システムを発送した。米国電力研究所(EPRI)は、EPRIメンバーである欧州のユティリティ・セクターやDCHと共同作業を行ない、装置の詳細仕様を決定し、負荷との緩衝用途に使用されるウルトラキャパシタのような、要となるサブシステムを選定した。
●水素燃料電池施設がオアフ島に完成
米国国防総省(DOD)とUTCフュエル・セルズ、ハワイアン・エレクトリック・カンパニー、そしてハワイ・ナチュラル・エナジー・インスティテュート(HNEI)は共同プロジェクトを立ち上げ、オアフ島に水素燃料電池の研究施設を完成させた。
HNEIは、UTC社によって設計・製造されたテストスタンドを使い、燃料電池の性能と信頼性を評価する予定だ。この実験のための最初の資金は、ハワイエネルギー環境技術イニシアティブの中のHNEIと海軍調査研究所との共同調査目的で、DODの政府支出金から1500万ドルが提供された。
<燃料・改質器・貯蔵>
●グローバル・サーモエレクトリックとPERCがプロパン燃料処理装置を開発
グローバル・サーモエレクトリック社はプロパン燃料処理装置の開発で、米国プロパン・エデュケーション・アンド・リサーチ・カウンシル(PERC)より50万ドルもの賞金を得た。グローバル社の固体酸化物燃料技術は、プロパンのような炭化水素系燃料をクリーンにかつ効果的に活用できる。
<燃料電池コンポーネント>
●ノヴァメットがSOFC向け緑化ニッケル酸化物を開発
ノヴァメット・スペシャルティ・プロダクツは、固体電解質型燃料電池(SOFC)陽極のための緑化ニッケル酸化物を開発した。この酸化物は、ニッケルカーボニルガスを熱分解して取り出したニッケルパウダーを、酸化操作する過程を利用して作られる。
●コーテマが新しいコーティングユニットを運ぶ
GM傘下のコーテマ・コーティング・マシーナリ−社は焼結、飽和、塗装ガスの拡散式塗布のための特別なユニットを発表した。それは、膜の上に触媒を塗ることができる。このユニットは、ドイツのForschungszentrum Julich (FZJ) 社のダイレクトメタノール型燃料電池プログラムを応援する目的で出荷された。
<提案要求>
●マイナーな大学や機関による燃料電池調査
国立エネルギー技術研究所は、歴史的に黒人の多い専門学校や大学、その他のマイナーな機関に化石資源の利用研究に関する協力を求める提案書を発行した。
技術分野には「燃料電池」や「進歩的な石炭利用」なども含まれており、石炭を燃料として利用する燃料電池の構想も調査対象である。各プロジェクトに対して支払われる奨励金は上限が20万ドルでプ、ロジェクトの期間によって支給される。総額およそ90万ドルがこの提案の結果次第で授与される。
●政府エネルギー計画の特別プロジェクト募集
燃料電池に関わるいくつかの分野は、2002年度政府エネルギー計画の特別プロジェクトの募集に含まれる。中部大西洋地域の特別プロジェクトのオプションは以下の4項目を含む。
1.『アンインタラプテッド・パワーソース』(中断できないパワーソースとピーク寸前のプラントの両方もしくは片方の時に動力供給するためにおよそ1.5kW級の燃料電池を実験、評価する事)
2.『パワー・パーク』(遠隔地域からのエネルギー運搬の際に水素の利用を実演する事)
3.『コンプレッサー、ストレージ、ディスペンサー』(水素発生装置をバスと軽貨と重貨自動車両方もしくは片方の貯蔵タンクを満たす性能実験をする事)
4.『ディストリビューティド・エナジー・リソーシーズ・テクノロジーズ』(長期テストと、工学上の若しくはシステムのデザインとサポートの両方若しくは片方を支援するための燃料電池プロジェクトを含む)
この募集のもと、機器その他のプロジェクト用に、政府はおよそ1850万ドルを投じる。
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