燃料電池ワールド (2002/02/06 13:20)
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□燃料電池ワールド
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■Vol.035 2002/02/06発行
◆燃料電池ＮＰＯ法人ＰＥＭ−ＤＲＥＡＭ
■お知らせ
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◇２月２日事務所お披露目懇談会の報告
相変わらずの泥縄振りに恥じ入る懇談会だったが、参加者の熱気はすごく、まずは盛会だったと評価しよう。
当日は参加者１７名と事務局３名、ＮＨＫスタッフ３名の総勢２３名となった。ＰＥＭ−ＤＲＥＡＭの事務所は早めに来られた方５、６名で一杯になってしまった。駐車場を挟んで隣にある北京飯店を会場に予約していたが、連絡不十分でちょっとしたトラブルに。会場の使用時間が大幅に少なくなりそうになったが、お店のご厚意で何とかクリアーできた。各自の自己紹介に続いて、大同メタル工業（株）が用意して下さった販売中の燃料電池の実物を前に説明を受ける。質問が集中し、いろんな注文も出されていたが、裏方はゆっくり聞いている暇がない。時間を繰り上げ、立食の懇談会の準備にうろうろしていた。
茨城県鹿嶋市からおいで下さった石津さんの音頭で乾杯をし、早速名刺交換が始まった。今年就職を迎えている青山学院大学の沓掛君は名刺代わりに履歴書を配って就職活動をしていた。小学校教諭で紅１点となった中澤さんはアイドル人気（表現が不適切か？）。仕事上電話でやりとりしていた方同士の対面もあった。それぞれの出会いに時間は瞬く間に過ぎ、ついに２次会へ。新橋駅前の飲み屋で深夜まで話は続けられた。
会場を借り、飲食が伴ったので、参加費として３０００円（学生は１５００円）をいただき、ＰＥＭ−ＤＲＥＡＭのイベントでは初めて赤字にならずにすんだ。「今後も続けよう」との声に、近所に本社がある岩谷産業の方からは、会社の空き会議室が提供できるか話してみるとのうれしい提案。昨年末にリストラに会った小島さんからはお祝いの寸志を頂戴した。これはＰＥＭ−ＤＲＥＡＭの資金に使わせていただきます。
「初めて御会いした人たちばかりですが、燃料電池であれだけ話が盛り上がるとは」という感想が寄せられたが、燃料電池に関心を持っている方々のネットワーキングが少しでも実現したことが今回の大きな成果だろう。また、シンポジウムや講演会では討論という話し合いの場がないが、ここでは好きなだけ質問をして意見を出せることも良かったのだと思う。燃料電池への関わり方はみんな違って、知識の度合いもそれぞれだ。それでもそんなことは障害にはならなかった。
今後、このような話し合いの場を定期的に持つこと、燃料電池の実物を勉強すること、そして、プロジェクトチームを作って燃料電池のサンプルを製作すること等々、夢は大きく広げられた。とりあえず、ＰＥＭ−ＤＲＥＡＭの事務所には燃料電池の教材があるので、希望される方にはいつでも使っていただけるようにしたいと考えている。オープンスペースとして、気軽に立ち寄っていただき、お話が出来るようにもしたい。
明日（７日）は、水素供給ステーションの竣工式が大阪ガスの西島技術センターで行われる。「出席してみませんか」とお誘いを受けたので、今からワクワクしている。この報告は、また来週のメルマガで。
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■世界のニュース〈１月〉
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＜定置型電源＞
●ドイツの公益事業団体が燃料電池を受け取る
ドイツの公益事業団体のエネルギー・バーデン＝ユェッテンバーグＡＧ（ＥｎＢＷ）は、５５固体酸化物型燃料電池の最初のユニットをスルツァー・ヘクシスＡＧから受け取った。ＥｎＢＷはそれらを、ミンゴルシェイム市街の住宅に設置する予定である。
●ヴェリゾンが遠距離通信施設で燃料電池を実演
ヴェリゾン社はマサチューセッツ州の遠距離通信施設で、天然ガスを燃料とするヌヴェラ・フュエル・セルズ燃料電池システムの実演を行う。このシステムは工学技術、据付け、人事管理を行う設備に初期電力を供給すると同時に、約２００地区の顧客に市内通話サービスを提供する。
＜燃料電池コンポーネント＞
●グローバル・サーモエレクトリックがダナ・コーポレーション、アドバンス・エナジー・システムズとの合意文書に調印
グローバル・サーモエレクトリック社は、ダナ・コーポレーションとの国際的固体酸化物型燃料電池（ＳＯＦＣ）システムの性能向上とコスト削減にむけた了解覚書（ＭＯＵ）に調印した。このＭＯＵには、グローバル社とダナ社が製造合意に達することにより、ダナ社がグローバル社に大容量の製造性能と専門知識を提供することが明記されている。
また、グローバル社は自社のＳＯＦＣ製造に向け、アドバンス・エナジー・システムズ社とパワーエレクトロニクスの開発と技術統制に関する文書に合意した。
●ウッドワードが燃料電池管理市場に参入
ウッドワード・ガバナー・カンパニーは、完全な管理システムとコンポーネントが製造者や燃料電池開発者に提供される固定燃料電池市場に参入した。
＜提案要求＞
●小規模エネルギー革新奨励制度
カリフォルニア・エナジー・コミッションは、小規模エネルギー革新奨励制度への提案募集計画を発表した。これは小規模ビジネスで非営利であり、独立していて、新規エネルギー構想についての研究に７万５０００ドルまで支給されるものである。プログラムの範囲は、更新可能な世代、環境的に好ましい次世代、末端使用能率と戦略上有効なエネルギー調査の実施に関するものである。
＜その他＞
●ＧＥがハニーウェル事業を２部門買収
ジェネラル・エレクトリクス社（ＧＥ）のパワーシステム部門は、ハニーウェル・インターナショナル社から燃料電池とマイクロタービン・パワーの発生技術を高める２部門を買収した。ＧＥが買収したのは、ハニーウェルのテンソル事業とアドバンス・コンポサイト社だ。
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