燃料電池ワールド (2001/10/17 12:00)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.023 2001/10/17発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

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☆4種類の燃料電池を一挙公開! 「杉並区主催の環境博覧会すぎなみ2001」(10月27〜28日、高井戸地域区民センター)の企画内容が決まりました。お知らせをご覧ください。
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■アップデート
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◇燃料電池で走る路面電車を構想する川崎市民
第1回路面電車フォーラム「路面電車(トラム)の普及に向けて」から

 川崎市の路面電車〔トラム〕フォーラム準備会は10月10日(水)、川崎市産業振興会館で第1回路面電車フォーラム「路面電車(トラム)の普及に向けて〜日本の路面電車 これからの役割と展望〜」を開催した。遠方からの人も含めて100名近い参加者は、現状報告や新しい情報に耳を傾け、展望を探ろうと真剣だった。ここで聞いた燃料電池式路面電車を中心に報告する。
 http://www.pem-dream.com/
    
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■世界のニュース〈10月〉
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<輸送>
●GMが高密度燃料電池スタックを発表

 ジェネラル・モータースはこれまでどのメーカーも達成したことのない、リッターあたり1.75kWを発生する高密度の燃料電池スタックを発表した。新スタックは連続出力102kW、最高出力129kW、重量180ポンド(82kg)である。

<定置型電源>
●Hパワーと三井がHパワー・ジャパンを設立

 Hパワー社と三井物産はHパワー・ジャパンを設立した。日本国内(海外を含める可能性もある)でのHパワー製燃料電池の販売・流通の事業化調査を、9カ月間にわたり実施する。

<燃料・改質器・貯蔵>
●丸紅が日本の燃料電池普及活動の推進委員会に参加

 丸紅は日本のメタノール燃料電池普及活動の推進委員会に加わった。丸紅は燃料供給と小売販売に実績があり、この小売販売ネットワークを通じた日本国内でのメタノール販売を試みる。

<燃料電池コンポーネント>
●積水化学が新しい陽子交換膜を開発

 積水化学工業は、固体高分子形燃料電池を高温で作動させることが可能な新しい陽子交換膜を開発した。積水は産業技術総合研究所、千葉工業大学と共同で陽子交換膜を開発した。この薄膜は、シリコンを50%ほど加えた数種類の樹脂を混合することによって得られ、摂氏200度から250度の温度に耐えることができる。

<会議・レポート募集>
●大気浄化技術2001

 大気浄化技術2001が11月5―6日、カリフォルニア州アナハイムのディズニーランド・ホテルで開かれる。詳細は<http://www.aqmdconferences.org>

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■イベント
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●燃料電池実用化推進協議会がHP開設(再掲)

 日本の燃料電池実用化をめぐる諸問題を研究協議している推進協議会のHPが、このほど公開されました。
まだ基本的な項目が中心ですが、活動記録を見ると、3月の発足以来、連日のごとくワーキンググループの検討を重ねている様子が分かります。協議会の活動が活発であればあるほど、燃料電池の実用化は近づいてくると言えます。これから必見となるHPを、一度ご覧ください。
http://www.fccj.jp

●国際燃料電池ワークショップ2001―移動及び定置用PEFC(再掲)

 山梨大学は、移動動力用、家庭・定置用のPEFCの電池本体とシステムに関する基礎研究及び応用研究を行っている13人のリーダー的研究者・技術者の招待講演と、一般参加者によるポスター発表(30件を予定)による「国際燃料電池ワークショップ2001」を企画しています。13人のリーダー的研究者・技術者は、日本及びアジア、欧州、米国から参加されます。募集要旨は以下の通りです。
○主  催 山梨大学
○共  催 電気化学会燃料電池研究会、他
○日  時 シンポジウム:11月12日(月)〜13日(火?
      見 学 旅 行:11月14日(水)
○場  所 甲府富士屋ホテル(山梨県甲府市湯村3-2-30)
○公式言語 シンポジウムの公式言語は英語です。同時通訳はありません。
○見学旅行 甲府市周辺観光+山梨大学クリーンエネルギー研究センター
○参加定員 シンポジウム:150名 見学旅行:40名
○参加費用 シンポジウム:要旨集 5000円
       (9月30日以降)
         会社関係者 40000円
         大学、国公立研究所など 20000円 
      見学旅行:10000円
○申込締切
・ポスター発表申し込み及び発表アブストラクト、割引の参加登録 9月29日
・ホテル予約と見学旅行 9月29日
(注:締切後も、余席があれば受付可能です)
○申込書及びHPによる詳細な情報
http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/ifcw/
(注:アドレス中のab11は数字の11です)
○連絡先
〒400-8511 甲府市武田4-3 山梨大学クリーンエネルギー研究センターIFCW世話人 渡辺政廣 
FAX 055-254-0371
E-mail ifcw@ab11.yamanashi.ac.jp
TEL 055-220-8618(林、内藤)055-220-8619(内田) 

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■燃料電池QUIZ
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毎週ひとつの質問を出します。答は、YESかNOのふたつにひとつ。
どちらかを決めて、解答ページにアクセスしてください。
http://www.pem-dream.com/

26.《バス問題8》いすゞ自動車の名前の由来は、バスにある?

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■お知らせ
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☆「環境博覧会すぎなみ2001」の出展内容決まる

 東京・杉並区主催の「環境博覧会すぎなみ2001」(10月27日(土)、28日(日))に、PEM−DREAMは出展します。京王電鉄井の頭線高井戸駅前にある東京都杉並清掃工場と高井戸地域区民センターをメインに、低公害自動車の展示や新エネルギー展(燃料電池や太陽光発電、風力発電など)が行われます。【PEM−DREAMの出展内容】
・10セルスタック240W級のPEM型燃料電池と水素発生器を組み合わせて、HOゲージを走らせます。
・太陽電池から発電して水の電気分解を行い、水素を発生させ、その水素を燃料電池に供給して発電する循環型燃料電池システムを動かします。
・自分で組み立てられる超小型燃料電池(試作品)で、おもちゃのトンボを動かします。
・セルを分解したPEM型燃料電池を展示します。
・燃料電池CD−ROM画像集の販売をします。
・燃料電池関連書籍の販売をします。
・A1パネル6枚で、「燃料電池の今」を展示します。
・PEM−DREAMのチラシを配布します。
──────────────────────────────────────『燃料電池ワールド』は、PEM−DREAMの会員を対象にした〈会員版〉も発行しています。
応援してくださるという方は、ぜひ情報会員に!

■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 

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