□燃料電池ワールド
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■Vol.015 2001/8/22発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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☆PEM−DREAMが参加する秋のイベント2つ。お知らせコーナーで。来週の8月29日号は、都合により30日に発行します。ご了解ください。
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■アップデート
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◇来年度予算で燃料電池の増額を〜政府における燃料電池の位置づけ
小泉内閣の予算編成作業が始まっている。7つの重点分野へ2兆円を重点投資する方針が示されているが、燃料電池は重点分野のうち、環境と科学技術に関わっている。PEM−DREAMは、来年度予算で燃料電池の研究開発費を大幅に増額させることを訴えたい。その理由と、国の政策的位置づけの全体像を紹介する。
http://www.pem-dream.com/
※関連=燃料電池Quiz
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■世界のニュース〈8月〉
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<輸送>
●ダイムラー・クライスラーが燃料電池バンの実証走行
ダイムラー・クライスラー社は、ハンブルグの宅配業者ヘルメス・フェアザント・サーヴィス社と組んで、2年間にわたり燃料電池自動車の実証試験を行う。水素燃料のメルセデスベンツ・シュプリンター・バンはハンブルグに運ばれる前に、まずシュツットガルトで実証走行を開始する。
<燃料電池コンポーネント>
●エネルギー省長官が610万ドルをポルヴェアに交付
ポルヴェア・フュエル・セル・テクノロジーは、燃料電池研究に対して610万ドルを米国エネルギー省から受け取る。ポルヴェアは陽子交換膜形(PEM)燃料電池用の炭素/炭素合成2極板を開発する。
<報告書・市場調査>
●SAE、AEIが自動車関連の報告書を出版
自動車工学会(SAE)とオートモーティヴ・エンジニアリング・インターナショナル・マガジン誌(AEI)は共同で、「燃料電池自動車:未来の自動車技術」を出版した。
このリポートの注文(オーダー番号:RR-013)は www.sae.org へ。
<その他>
●バラード、シェル、ウェストコーストが非公開の合弁事業を設立
バラード・パワー・システムズ、シェル・ハイドロジェン、ウェストコースト・エナージー社は、新たに株式非公開の合弁企業、クライサリクス・エナージー社を設立し、燃料電池および関連するシステム、水素のインフラ、メンテナンス、保守技術分野で、発展する可能性を持つ設立したばかりの企業の支援に注力する。
<提案募集>
●プレシディオ・トラストがメガワット規模のSOFCコージェネ設備を募集中
プレシディオ・トラストは、最大で4基の1MWの固体電解質形燃料電池(SOFC)コージェネレーション設備への入札を受け付けている。
設備はそれぞれ、多数のユニットから構成され、天然ガスを利用して熱電併給としなければならない。公式の募集は8月13日ごろまで行われ、9月3日までに応札する必要がある。
(注):プレシディオ・トラスト
サンフランシスコのゴールデン・ゲート国立レクリエーション地区内にある元陸軍駐屯地であった地域を、官民一体となって保護しようとする組織。最終的には歴史的な建造物と自然の生態系を共に保護し、国立公園として整備する予定になっており、当初、連邦政府が設立したこのトラストは、2013年までに独立した非営利組織として公園の運営にあたる。
<http://www.presidiotrust.gov/trust/contracts.asp>
<会議・レポート募集>
●燃料と潤滑材
2001年SAE(自動車工学会)の国際会議と展示を行う「秋期・燃料と潤滑材」が9月24-27日、テキサス州サン・アントニオのマリオット・リバーセンターで開催される。
詳細は <http://www.sae.org/ffl>
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■イベント
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●燃料電池実用化推進協議会がHP開設(再掲)
日本の燃料電池実用化をめぐる諸問題を研究協議している推進協議会のHPが、このほど公開されました。
まだ基本的な項目が中心ですが、活動記録を見ると、3月の発足以来、連日のごとくワーキンググループの検討を重ねている様子が分かります。協議会の活動が活発であればあるほど、燃料電池の実用化は近づいてくると言えます。これから必見となるHPを、一度ご覧ください。
http://www.fccj.jp
●国際燃料電池ワークショップ2001―移動及び定置用PEFC(再掲)
山梨大学は、移動動力用、家庭・定置用のPEFCの電池本体とシステムに関する基礎研究及び応用研究を行っている13人のリーダー的研究者・技術者の招待講演と、一般参加者によるポスター発表(30件を予定)による「国際燃料電池ワークショップ2001」を企画しています。13人のリーダー的研究者・技術者は、日本及びアジア、欧州、米国から参加されます。募集要旨は以下の通りです。
○主 催 山梨大学
○共 催 電気化学会燃料電池研究会、他
○日 時 シンポジウム:11月12日(月)〜13日(火)
見 学 旅 行:11月14日(水)
○場 所 甲府富士屋ホテル(山梨県甲府市湯村3-2-30)
○公式言語 シンポジウムの公式言語は英語です。同時通訳はありません。
○見学旅行 甲府市周辺観光+山梨大学クリーンエネルギー研究センター
○参加定員 シンポジウム:150名 見学旅行:40名
○参加費用 シンポジウム:要旨集 5000円
(9月21日まで)
会社関係者 30000円
大学、国公立研究所など 15000円
(9月22日以降)
会社関係者 40000円
大学、国公立研究所など 20000円
見学旅行:10000円
○申込締切
・ポスター発表申し込み及び発表アブストラクト、割引の参加登録 9月21日
・ホテル予約と見学旅行 9月29日
(注:締切後も、余席があれば受付可能です)
○申込書及びHPによる詳細な情報
http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/ifcw/
(注:アドレス中のab11は数字の11です)
○連絡先
〒400-8511 甲府市武田4-3 山梨大学クリーンエネルギー研究センターIFCW世話人 渡辺政廣
FAX 055-254-0371
E-mail ifcw@ab11.yamanashi.ac.jp
TEL 055-220-8618(林、内藤)055-220-8619(内田)
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■燃料電池QUIZ
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毎週ひとつの質問を出します。答は、YESかNOのふたつにひとつ。
どちらかを決めて、解答ページにアクセスしてください。
http://www.pem-dream.com/
18.日本でPEM形(固体高分子形)燃料電池の研究開発予算が増えだしたのは、1999年度から?
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■お知らせ
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☆PEM−DREAMは、2つのイベントに参加します。
・9月22、23日 代々木公園 「エコロジーガーデン」
・10月27、28日 杉並区高井戸地域区民センター 「環境博すぎなみ2001」
この両方のイベントでは、日本と世界の燃料電池情報を10枚のパネルにして紹介します。そして、ゲームをやりながら、燃料電池を自分で発電できる「燃料電池発電体験」も準備しています。さて、どんなことが待っているか、当日はぜひ会場においでください。
──────────────────────────────────────『燃料電池ワールド』は、PEM−DREAMの会員を対象にした〈会員版〉も発行しています。
少しは応援してやろうという方は、ぜひ情報会員に!
■燃料電池ワールド
□毎週水曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
□登録・解除: http://www.pem-dream.com/
□連絡先: webmaster@pem-dream.com
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)
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