燃料電池ワールド (2001/08/01 16:00)

水素チャンネル Home

□燃料電池ワールド
■□□□□□□□□□
■Vol.013 2001/8/01発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■アップデート
□□□

◇BMWの水素自動車の走りをご覧ください。

 暑い。暑いので今週は、暑中お見舞い申し上げます企画。5月31日にBMWが行った水素自動車試乗会のムービーをお届けします。BMW750hLは、とても快適に排気ガスを全く出さず、茨城県つくば市の(財)日本自動車研究所テストコースを走りました。HPの「MOVIE」のボタンをクリックしてください。そこからダウンロードできます。
http://www.pem-dream.com/
    
──────────────────────────────────────

■世界のニュース〈7月〉
□□□

<輸送用装置>
●アストリス・エナージの燃料電池ゴルフカートが成功

 アストリス・エナージ社のアルカリ形燃料電池ゴルフカートが、アメリカで最初の試験走行に成功した。同様の燃料電池「エンジン」は、人や物を運ぶ小型車両の動力源に適している。またアストリス社は、住宅やモービルホーム、ボートに電気・温熱・温水を供給する、やや大型のアルカリ形燃料電池も完成させ、実証試験を終了した。

<定置型電源>
●ミシュランが工場でMCFCを使用

 ミシュランは、MTU製の溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)をカールスルーエの工場で2002年半ばから使用を開始し、電気と熱を供給する予定である。燃料電池の供給する熱は、トラック用タイヤを硫化するための蒸気として利用することになる。

●コネチカット州の学校に燃料電池

 コネチカット州サウス・ウィンザーの行政担当者が、災害時の非常用電源として高校に燃料電池を設置するため、コネチカット・クリーンエネルギー基金から200万ドルを拠出するよう提案した。この提案に沿って、インターナショナル・フュエル・セルズ(IFC)が燃料電池を設置、10年間の保守サービスを提供することになる予定である。

<ポータブル電源>
●マンハッタン・サイエンティフィックスが燃料電池の製造を開始

 マンハッタン・サイエンティフィックスは1年間の準備作業を終えて、現在、燃料電池「NovArs」の試験的な量産用製造ラインを構築する作業を進めている。

 燃料電池「NovArs」は、個人の移動ツール、ポータブル機器、動力機器、家庭用非常電源、家庭用・屋外用のメンテナンス機器、ポータブル防衛兵器、家庭用・レクリエーション用のポータブル電源装置に電力を供給することができる。

<燃料電池コンポーネント>
●アヴィスタがマクスウェル・テクノロジーズとの供給契約に署名

 アヴィスタ・ラボラトリーズはマクスウェル・テクノロジーズをウルトラキャパシター「パワーキャッシュ」の供給先に選定し、性能を最適化し、モジュール型の燃料電池のコストを削減する。両社は複数年の供給契約に署名し、相互の利益を図り、広範囲な戦略的提携を模索する。

<その他>
●エレクトリック・パワー2002

 第4回年次エレクトリック・パワー会議「エレクトリック・パワー2002:電力産業の要点」が2002年3月19−21日、ミズーリ州セント・ルイスのアメリカ・コンベンション・センターで開かれる。詳細は http://www.electricpowerexpo.com

──────────────────────────────────────

■イベント
□□□

●燃料電池実用化推進協議会がHP開設

 日本の燃料電池実用化をめぐる諸問題を研究協議している推進協議会のHPが、このほど公開されました。
まだ基本的な項目が中心ですが、活動記録を見ると、3月の発足以来、連日のごとくワーキンググループの検討を重ねている様子が分かります。協議会の活動が活発であればあるほど、燃料電池の実用化は近づいてくると言えます。これから必見となるHPを、一度ご覧ください。
http://www.fccj.jp

●国際燃料電池ワークショップ2001―移動及び定置用PEFC(再掲)

 山梨大学は、移動動力用、家庭・定置用のPEFCの電池本体とシステムに関する基礎研究及び応用研究を行っている13人のリーダー的研究者・技術者の招待講演と、一般参加者によるポスター発表(30件を予定)による「国際燃料電池ワークショップ2001」を企画しています。13人のリーダー的研究者・技術者は、日本及びアジア、欧州、米国から参加されます。募集要旨は以下の通りです。
○主  催 山梨大学
○共  催 電気化学会燃料電池研究会、他
○日  時 シンポジウム:11月12日(月)〜13日(火)
      見 学 旅 行:11月14日(水)
○場  所 甲府富士屋ホテル(山梨県甲府市湯村3-2-30)
○公式言語 シンポジウムの公式言語は英語です。同時通訳はありません。
○見学旅行 甲府市周辺観光+山梨大学クリーンエネルギー研究センター
○参加定員 シンポジウム:150名 見学旅行:40名
○参加費用 シンポジウム:要旨集 5000円
       (9月21日まで)
         会社関係者 30000円
         大学、国公立研究所など 15000円
       (9月22日以降)
         会社関係者 40000円
         大学、国公立研究所など 20000円 
      見学旅行:10000円
○申込締切
・ポスター発表申し込み及び発表アブストラクト、割引の参加登録 9月21日
・ホテル予約と見学旅行 9月29日
(注:締切後も、余席があれば受付可能です)
○申込書及びHPによる詳細な情報
http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/ifcw/
(注:アドレス中のab11は数字の11です)
○連絡先
〒400-8511 甲府市武田4-3 山梨大学クリーンエネルギー研究センターIFCW世話人 渡辺政廣 
FAX 055-254-0371
E-mail ifcw@ab11.yamanashi.ac.jp
TEL 055-220-8618(林、内藤)055-220-8619(内田) 

──────────────────────────────────────

■燃料電池QUIZ
□□□

毎週ひとつの質問を出します。答は、YESかNOのふたつにひとつ。
どちらかを決めて、解答ページにアクセスしてください。
http://www.pem-dream.com/

16.自動車の排気ガスと排出ガスは、同じ意味?

──────────────────────────────────────

■お知らせ
□□□

☆8月15日号は休刊

 『燃料電池ワールド』も、夏の休暇のため、8月15日号はお休みします。

──────────────────────────────────────

『燃料電池ワールド』は、PEM−DREAMの会員を対象にした〈会員版〉も発行しています。
少しは応援してやろうという方は、ぜひ情報会員に!

■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 
 □登録・解除: http://www.pem-dream.com/
 □連絡先: webmaster@pem-dream.com
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1