燃料電池ワールド (2001/07/25 12:20)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.012 2001/7/25発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

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☆大好評につき今週も、トヨタの燃料電池自動車「クルーガーFCHV−4」の写真をプレゼント。お知らせをご覧ください。☆
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■アップデート
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◇久米宏ニュースステーションと国立環境研究所

 7月19日(木)の一日で、今週のアップデイトができあがった。この日語られたテーマを挙げると、燃料電池、水素と太陽光発電、京都議定書とCOP6、地球環境、温暖化問題、車社会の環境リスク、ごみや化学物質汚染、循環型社会などなど、とてもまとめきれない。何がどうつながっているのか、切れ切れの理解をもとに一日を報告する。
http://www.pem-dream.com/
関連記事=燃料電池Quiz
    
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■世界のニュース〈7月〉
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<輸送用装置>
●スカニアが燃料電池バス試作車を発表

 スカニア社は水素燃料の燃料電池バス試作車を公表した。資金の一部はEUの非核エネルギー計画から提供されている。この試作バスでは、エネルギー利用の最適化、騒音・振動の低減方法を探るための新技術評価試験を実施する予定である。

<定置型電源>
●グリーンヴォルトがPAFC装置の出荷準備

 グリーンヴォルト・パワー・コーポレーションは、200kWりん酸電解質形燃料電池(PAFC)発電装置を来月出荷する準備に入った。天然ガスを燃料とする30トンのこの装置は、毎日20世帯ほどに電気と温熱を供給する。

<ポータブル電源>
●DCHがより強力なポータブル型燃料電池プラットフォームを発表、燃料電池据付資金を取得

 DCHテクノロジーは、同社にとって3世代目にあたるポータブル型燃料電池を発表した。新しい燃料電池プラットフォームは、高さが2フィート以下、面積2.5平方フィート以下で、連続的に1kWの出力を発生、最高出力は2kW近くに達する。

 一方、ユノカル社は3kWのDCH燃料電池発電装置の据付資金を提供し、テキサス天然資源保存委員会(TNRCC)がヒューストン港の空気汚染監視装置の動力源として使用する。

<燃料・改質器・貯蔵>
●シェル・ハイドロジェンとインターナショナル・フュエル・セルズがハイドロジェンソースLLCを設立

 米国シェル・ハイドロジェンとインターナショナル・フュエル・セルズ(IFC)はハイドロジェンソースLLCを設立し、燃料電池用の燃料改質器、水素発生装置を開発・製造・販売する。

 ハイドロジェンソースLLCは小売・商用の分散型水素燃料供給装置および商用・住宅用・輸送用の燃料電池発電装置向け燃料改質装置を設計することになる。
※LLC:Limited Liability Company 有限責任会社=1977年ワイオミング州で初めて導入された中小企業の起業を容易にするためのアメリカの会社制度。(訳注)

<会議>
●分散型発電

 「分散型発電:信頼性と品質を高め、顧客の要求に適い、T&Dシステムの負担を軽減する費用効果の高い解決策」が9月24−25日、コロラド州デンヴァーのウェスチン・ウェストミンスターで開催される。
 詳細は http://www.cbinet.com

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■イベント
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●国際燃料電池ワークショップ2001―移動及び定置用PEFC(再掲)

 山梨大学は、移動動力用、家庭・定置用のPEFCの電池本体とシステムに関する基礎研究及び応用研究を行っている13人のリーダー的研究者・技術者の招待講演と、一般参加者によるポスター発表(30件を予定)による「国際燃料電池ワークショップ2001」を企画しています。13人のリーダー的研究者・技術者は、日本及びアジア、欧州、米国から参加されます。募集要旨は以下の通りです。
○主  催 山梨大学
○共  催 電気化学会燃料電池研究会、他
○日  時 シンポジウム:11月12日(月)〜13日(火)
      見 学 旅 行:11月14日(水)
○場  所 甲府富士屋ホテル(山梨県甲府市湯村3-2-30)
○公式言語 シンポジウムの公式言語は英語です。同時通訳はありません。
○見学旅行 甲府市周辺観光+山梨大学クリーンエネルギー研究センター
○参加定員 シンポジウム:150名 見学旅行:40名
○参加費用 シンポジウム:要旨集 5000円
       (9月21日まで)
         会社関係者 30000円
         大学、国公立研究所など 15000円
       (9月22日以降)
         会社関係者 40000円
         大学、国公立研究所など 20000円 
      見学旅行:10000円
○申込締切
・ポスター発表申し込み及び発表アブストラクト、割引の参加登録 9月21日
・ホテル予約と見学旅行 9月29日
(注:締切後も、余席があれば受付可能です)
○申込書及びHPによる詳細な情報
http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/ifcw/
(注:アドレス中のab11は数字の11です)
○連絡先
〒400-8511 甲府市武田4-3 山梨大学クリーンエネルギー研究センターIFCW世話人 渡辺政廣 
FAX 055-254-0371
E-mail ifcw@ab11.yamanashi.ac.jp
TEL 055-220-8618(林、内藤)055-220-8619(内田) 

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■燃料電池QUIZ
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毎週ひとつの質問を出します。答は、YESかNOのふたつにひとつ。
どちらかを決めて、解答ページにアクセスしてください。
http://www.pem-dream.com/

15.燃料電池自動車が発売されていない現在、クリーンエネルギー自動車と言われるのは電気自動車、ハイブリッド車、天然ガス車の3種類です。この3種類の車の総販売台数は1998年度から2000年度にかけて、増加している?

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■お知らせ
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☆今週も、トヨタの燃料電池自動車「クルーガーFCHV−4」の写真をプレゼント

 霞が関に現れたナンバー付きの「クルーガーFCHV−4」、その写真データを希望者全員にプレゼントします。ご希望の方は、メールでお申し込みください。添付書類で送信します。自動車ではありません。写真ですよ。念のため!
申込先 webmaster@pem-dream.com

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 
 □登録・解除: http://www.pem-dream.com/
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 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


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