燃料電池ワールド (2001/07/11 13:40)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.010 2001/7/11発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

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■アップデート
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◇トヨタと、燃料電池に関する本の紹介

 技術者求人情報誌『i-CAREER』と『Tech.B-ing』の今月号で、トヨタが燃料電池開発を一つの分野として技術者募集を行っています。これからは燃料電池技術者という言葉が、これらの誌面に登場することも増えてくることでしょう。

 そこで今週は、燃料電池車で南極大陸横断に挑戦しようという科学ジャーナリスト・千葉三樹男氏の『トヨタ「環境経営」―ゼロエミッションへの挑戦』(かんき出版)と、原子力関係の著作が多い広瀬隆氏の『燃料電池が世界を変える』(NHK出版)の2冊の本を紹介します。梅雨明けを思わせる暑い日々ですが、めげずに読書、読書!
http://www.pem-dream.com/
    
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■世界のニュース〈7月〉
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<法律>
●アメリカ・エネルギー省がエネルギーに有効な科学技術に8500万ドルを超える資金提供

 スペンサー・エイブラハムエネルギー省長官は8570万ドルの研究資金を、エネルギー効率とクリーンエネルギーの分野で最先端の科学技術を研究開発する18団体、5大学に与えると発表した。

 大部分は、車両および建築物、ならびに水素の製造・抽出・貯蔵の技術開発を支援するものである。その他の資金は分散型発電、産業用・建物用システム、交通・定置型発電装置の研究を支援するものである。

<輸送用装置>
●ルノーが日産、ブジョーと共同で燃料電池自動車を開発

 日産自動車とフランスのルノーは、ガソリン燃料の燃料電池自動車を開発する決定をした。両社はこの計画に7億1400万ドルを投入し、2005年に燃料電池自動車を市販する。

 ルノーはまた、PSAシトロエンと共同で、2010年までに市販可能な燃料電池自動車の開発を加速する。この計画は、ゼロ・エミッション・カーを育成するためにフランス教育研究技術省が設立した燃料電池技術ネットワークが支援する。

●南極チームが燃料電池自動車を使用

 日本の冒険チームが2002年11月から2003年1月まで、燃料電池自動車での南極大陸横断を計画している。チーム「南極チャレンジ21」は、3人から6人のメンバーで、7週間をかけて2700kmを旅する予定である。

<定置型電源>
●LIPAが実用試験で75の燃料電池を送電系統に接続

 アメリカ・ニューヨーク州のロングアイランド電力局(LIPA)がこの夏、75の燃料電池をウェスト・バビロン地下鉄駅で送電系統に接続する予定である。この事業は、LIPAのクリーンエネルギー技術開発促進のために5年間、1億7000万ドルの事業計画で、クリーン・エネルギー・イニシアティヴ(CEI)が資金を提供する。

<会議>
●アメリカで燃料電池技術研究会

 燃料電池技術研究会が7月16−17日、カリフォルニア州アーヴィンのハイアット・リージェンシー・アーヴィンで開かれる。

  詳細は http://nee.pennnet.com/EVENTS/NEE/fcti2001/about.cfm

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■イベント
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●NHKが14、15日に、地球温暖化のドキュメンタリーを放映

 NHK衛星第1TVは、地球温暖化問題についてのドキュメンタリー番組を2夜連続で放映する。
・7月14日(土)22:00〜22:50

  ウイークエンドスペシャル「瀬戸際に立つ京都議定書・問われる日本の選択」
・7月15日(日)23:15〜0:05

  ワールドドキュメンタリー「地球温暖化・太平洋の島々からの叫び」

●国際燃料電池ワークショップ2001―移動及び定置用PEFC(再掲)

 山梨大学は、移動動力用、家庭・定置用のPEFCの電池本体とシステムに関する基礎研究及び応用研究を行っている13人のリーダー的研究者・技術者の招待講演と、一般参加者によるポスター発表(30件を予定)による「国際燃料電池ワークショップ2001」を企画しています。13人のリーダー的研究者・技術者は、日本及びアジア、欧州、米国から参加されます。募集要旨は以下の通りです。
○主  催 山梨大学
○共  催 電気化学会燃料電池研究会、他
○日  時 シンポジウム:11月12日(月)〜13日(火)
      見 学 旅 行:11月14日(水)
○場  所 甲府富士屋ホテル(山梨県甲府市湯村3-2-30)
○公式言語 シンポジウムの公式言語は英語です。同時通訳はありません。
○見学旅行 甲府市周辺観光+山梨大学クリーンエネルギー研究センター
○参加定員 シンポジウム:150名 見学旅行:40名
○参加費用 シンポジウム:要旨集 5000円
       (9月21日まで)
         会社関係者 30000円
         大学、国公立研究所など 15000円
       (9月22日以降)
         会社関係者 40000円
         大学、国公立研究所など 20000円 
      見学旅行:10000円
○申込締切
・ポスター発表申し込み及び発表アブストラクト、割引の参加登録 9月21日
・ホテル予約と見学旅行 9月29日
(注:締切後も、余席があれば受付可能です)
○申込書及びHPによる詳細な情報
http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/ifcw/
(注:アドレス中のab11は数字の11です)
○連絡先
〒400-8511 甲府市武田4-3 山梨大学クリーンエネルギー研究センターIFCW世話人 渡辺政廣 
FAX 055-254-0371
E-mail ifcw@ab11.yamanashi.ac.jp
TEL 055-220-8618(林、内藤)055-220-8619(内田) 

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■燃料電池QUIZ
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毎週ひとつの質問を出します。答は、YESかNOのふたつにひとつ。
どちらかを決めて、解答ページにアクセスしてください。
http://www.pem-dream.com/

13.東京都が導入している燃料電池は、既に5カ所?

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■お知らせ
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☆「メルマガ会員版」を7月から発行しました。

 PEM−DREAMは、会費を払って活動を支えてくださる会員向けに「メルマガ会員版」を7月から発行しました。会員版は、「世界のニュース」コーナーのニュースの本数を一般向けより多くし、それぞれのニュースの出典アドレスを添付しました。

 もっと詳しい情報を得たいとお考えの方は、ぜひ会員になって、PEM−DREAMの活動を支えてください。会員の種類や入会案内は、http://www.pem-dream.com/をご覧ください。

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■燃料電池ワールド
 □毎週水曜日発行
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM 
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 □連絡先: webmaster@pem-dream.com
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


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