多様な未来製作所 TAKAGI-1 みくすと

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2017/12/17

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この「マクロ対ミクロ落差」はドラマ「逃げ恥」の主要なテーマの一つだったように思います。大学院卒でありながら就職活動が上手くいかない、しかし様々な面においては本当は眩しい位の優れた「人的資源」ともいえる森山みくり(新垣結衣)がある意味、この「マクロ対ミクロ落差」の「代表格」・「リーダー格」ではないでしょうか。実際、みくりの数々の妄想シーンの中でも何度か登場するみくりの「政治演説」のようなものも、みくりという登場人物に託されたこのような「指導的な」役割を物語っているように感じます。

では、この「マクロ対ミクロ落差」はどのようにして発生しているかということについて突き詰めて考えると、

   個人が学校や就職先、公的機関等で、
   (多くの場合、不適切に)画一的な
   基準・物差しによるマクロ的・社会的
   評価

を受けて人生が大きく左右される場面に晒されながら生きていかなければならない立場にあることが基本的な原因ではないでしょうか。とすると、このようなマクロ的・社会的評価の際に適用される基準・物差しの内容にポイントがあるということになります。つまり、ドラマ「逃げ恥」の大きなメッセージの一つは、みくりを筆頭に、様々な境遇に置かれている登場人物たちに代表されるような事例では、

  実態からして極めて不適切な基準が適用
  されていることによって社会は多くの貴重
  な人材、ひいては貴重な「富」をいわば
  「溝に捨てている」ぞ!

という内容のものではないでしょうか。



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逃げ恥新垣結衣 [ Posted Sun, 17 Dec 2017 14:17:18 ]

 

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