知的ネット社会 TAKAGI-1 みくすと 火曜版

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2014/11/25

 

 

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でも、普通は疑いますよ。科学論文はそういうものだから。

 僕も経験しましたが、実験中に、例えばすごく面白いデータが出るじゃないですか。先生の所に飛んでいきますよね。「先生、先生、超すごいんですけど、こんなデータが出ましたよ」と持っていくと、間違いなくこう言われますね。
「あ、それ、何回目なの」
「1回です」
「じゃあ、だめだよね」

 僕は実験をやり直す。3回やり直したけど結果は変わらない。そうするとさすがにちょっと顔色が変わって、でも、「お前の腕じゃ怪しいな」と言われるんですよ、絶対に。

なるほど。実験したのが身内でもまずは疑問の目で見る。

丸:で、「ちょっと3カ月待って」と言って、研究室のメンバーがやり直すんです。それで、結果が変わらなければ「すごいな、正しいぞ、これ。これは論文になるから一緒に頑張ろう」。こうなるんですよ、普通は。

 学部生の実験だろうが、ネイチャー掲載の論文だろうが、徹底的に疑って再現実験を繰り返す。なぜかといえば、科学とは常に間違う可能性を含んでいるものだからです。そして、故意かどうかは全く別の問題ですが、「誤りを含んでいること」自体は大きな問題ではない。

え? なぜでしょう。

丸:データの解釈には常に推論を含みますから。そしてもしも「完全に正しい論文以外、発表してはいけない、掲載してはいけない」、ということにでもなったら、科学の推進力は大きく失われてしまうから、です。

あ、もしかして「ネイチャー」を初めとする科学論文誌は、科学者が自分の論文の誤りを、みんなに見つけてもらう場所、ということですか?

丸:そう、人間だから誤りは避けられない。自分の能力だけでは限りがある。だから、世界中の優秀な科学者がよってたかって誤りを捜して潰す。そのために科学論文と、それを掲載する雑誌がある。そういう見方もできると思います。



- 「科学論文」にまつわる誤解と真実:日経ビジネスオンライン (via clione)

science [ Posted Mon, 24 Nov 2014 13:09:19 ]

 


で、大学生しか出来ない つーか 大学の頃にやっておけば後々楽になる本の読み方ってのが、ある。

それが、「文庫全部読み」だ。 岩波文庫なら岩波文庫、講談社学術文庫なら講談社学術文庫の現行出版されているものをぜーーーーんぶ読む。いいか、全部だ。予算はそんなにかからない。ブックオフなんかで調達してもいいだろう。ぜーーーんぶ読んでみ。
めちゃくちゃおもろいから。「教養」という名の背骨がボキボキと育っている感じが自分でもわかってくるはずだ。

この「教養というなの背骨」というのを育てるのは、今の日本では、大学入試と学部時代の読書しか、方法として残ってないんだよ。で、生理学的にも「教養という背骨」を育てられるのは、25才までだと思う。なので学部時代の四年間で、岩波なら岩波、講談社学術文庫なら講談社学術文庫をぜーーーんぶ読んでみ。



- 【この春、大学生になる君へ】    最近、「背骨がどーのこーの」とかい… - id:noiehoie - noiehoie - はてなハイク (via thinkeroid)

[ Posted Mon, 24 Nov 2014 13:18:18 ]

 


“中絶読書は、読み切らないで、おもしろくなりそうなところで、つまり、スピードが出たところで、本から離れ、そこに生じる慣性を利して自分の考えを浮び上らせようとすることにほかならない”

-

『知的創造のヒント』外山滋比古・著│「ビジネス・ブック・マラソン」バックナンバーズ

知らず知らずに誰でもやっていることだろうが、これを「中絶読書」とプラクティス化しているところがすごい

(via nakano)

たまに本から目をそらして考え、また本に戻る行為はこれか

(via proto-jp) (via gkojax-text) (via gkojax) (via dsnbrgcom) (via layer13) (via ponpon4774) (via junsakura)

[ Posted Mon, 24 Nov 2014 13:18:27 ]

 

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