池田と落語

 


 

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「落語のまち池田」の公式見解から読み取れる意味合い 

「落語のまち池田」の公式見解(下に引用する)から読み取れる意味合いは、

  人が交じり合う場には文化が生まれる

ということである。

第五回 社会人落語日本一決定戦 池田市とは 長い引用

池田と落語

 池田市は、浪花の都から北へ五里(約20キロ)に位置し、北摂をつなぐ街道沿いの城下町として知られていました。

 江戸時代、酒や衣類、材木といった物資を大坂へ運ぶ交通の要として発展し、それらは大坂を経て、江戸へ盛んに運ばれたといいます。

 上方文化の流通を担う北の都として往来は人で溢れ、明治時代の劇場・呉服座に代表される、池田ならではの芸術や文化が数多く生まれました。


池田と落語. 広報いけだ, 1103, 2-4 (平成24年(2012年)10月1号). 長い引用
 古くから交通の要衝として発展してきた本市は、「池田の猪買い」「池田の牛ほめ」など古典落語の舞台になっています。

関連:
情報の掛け算
http://takagi1.net/ezhtml/inw3/za_0512170.html#4

池田は、自らの技能を高め、また文化を新たに進めようとする活動を見られる街 

「落語のまち池田」について、池田市の見解池田市観光協会の見解では広がりを持った現在進行形の活動 * をあまり感じられず、市民の“良い気持ちの持ち方”の供給源として力不足に感じたので、以下の文章を書いた:

落語にゆかり(後述)がある池田では、2009年から毎年「社会人落語日本一決定戦」が行われています。2012年には全国から330人余りのアマチュア落語家の応募があり、話芸が競われました。

池田に住まわれる、上方落語協会会長の 六代 桂 文枝 は、創作落語で知られ、同「決定戦」の大会総括を務められています。

池田は古くから落語と関わりの深い街です。桂春團治と関係が深く、市内の受楽寺境内には初代・2代目の桂春團治を顕彰する「春團治之碑」があり、毎年「春團治まつり」が市内で開催されます。また、「池田の猪買い」「(池田の)牛ほめ」など古典落語の舞台でもあります。

池田には、明治から昭和にかけて、地方巡業の歌舞伎をはじめ、落語などいろいろな演芸が催され栄えた芝居小屋「呉服座(くれはざ/ごふくざ。愛知県の明治村に復元後、国の重要文化財に指定)」がありました。呉服座跡地に ほど近い場所に、2007年、市運営の「落語みゅーじあむ」が開館しました。

様々な資料を集めた落語の殿堂として「落語みゅーじあむ」があり、この殿堂を中心として、日々、落語の技能向上と新たな模索が続けられています。

池田は、自らの技能を高め、また文化を新たに進めようとする活動を見られる街です。

補足:
* 落語は無形のものであるため、広がりを持った現在進行形の活動が重要である。

関連:
北摂池田の郷土研究: 池田と落語
http://osaka-ikeda.blogspot.jp/2012/10/blog-post_18.html

池田と落語 池田市観光協会見解 

第五回 社会人落語日本一決定戦 池田市とは

池田と落語

 池田市は、浪花の都から北へ五里(約20キロ)に位置し、北摂をつなぐ街道沿いの城下町として知られていました。

 江戸時代、酒や衣類、材木といった物資を大坂へ運ぶ交通の要として発展し、それらは大坂を経て、江戸へ盛んに運ばれたといいます。

 上方文化の流通を担う北の都として往来は人で溢れ、明治時代の劇場・呉服座に代表される、池田ならではの芸術や文化が数多く生まれました。

 落語においては、大坂の男が冷え性にはイノシシの肉が効くと聞いて池田までやってくる「池田の猪買い」や、池田に住み伯父の家の普請を褒めて小遣いをもらおうとする「牛ほめ」といった作品に描かれ、落語に縁深い土地として知られています。

池田市観光協会

池田と落語 池田市見解 

池田と落語. 広報いけだ, 1103, 2-4 (平成24年(2012年)10月1日).

 古くから交通の要衝として発展してきた本市は、「池田の猪買い」「池田の牛ほめ」など古典落語の舞台になっています。また、19年には「落語みゅーじあむ」がオープン。「落語のまち池田」として活性化を図っています。今年も9月8日には社会人落語日本一決定戦、翌日9日には六代 桂文枝師匠の襲名披露公演がありました。
 今回は本市在住の落語家・林家染左さんにご案内いただき、池田と落語のかかわりについてご紹介します。

落語家とのかかわり

人間国宝の桂米朝師匠は市民文化会館の開館当初から、長年にわたってアゼリア寄席に出演しています。
 また、上方落語協会会長の桂文枝師匠は本市在住で落語みゅーじあむの名誉館長です。
 さらに、桂春團治師匠とも関係が深く、豊島南2丁目の受楽寺境内には初代・二代目の桂春團治を顕彰する「春團治之碑」があり、毎年「春団治まつり」が阪急「石橋」駅周辺で開催されます。

 

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履歴:
2013/ 8/ 4: 公開開始

 

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