宇都宮 浄人「地域再生の戦略 ――「交通まちづくり」というアプローチ」

     

評価・状態: 得られるものがあった本★★☆

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購入: 2017/ 1/ 8 (Kindle 版)
読了: 2017/ 1 [2+]

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鉄道の存在効果

記事ページ 発行: 2017年02月05日

宇都宮 浄人 : 地域再生の戦略――「交通まちづくり」というアプローチ (筑摩書房, 2015〈底本は、ちくま新書(2015)〉) 位置No. 1376/2120.

鉄道のマニュアル[:国土交通省の便益計算のマニュアル]では、二〇一二年の改訂で、従来みられなかった「存在効果」という観点も登場した。これは鉄道の存在そのものに価値があるという考え方で、具体的には、いつでも利用できる安心感としての「オプション効果」、周りの人が利用できる安心感としての「代位効果」、後世によい移動環境を残せるという安心感としての「遺贈効果」、地域のイメージ向上という「イメージアップ効果」、駅空間の改善、新車両の導入によって向上した景観を見ることができる「間接利用効果」が列挙されている。



関連:
インフラが文化を生み出す2つの機序 (メディア論的な機序が関連する)
http://minchika.blog20.fc2.com/blog-entry-319.html

 

意見・知恵・知識を、安心して、発し・受け取ることができる国

記事ページ 発行: 2017年02月28日

安心してお金が使える国

お金と物だけでなく、意見・知恵・知識についても、「安心して」発し・受け取ることができる国であるべきである。

『「公平な価格」で取引が行われる場所』(西部 邁 : 昔、言葉は思想であった 語源からみた現代 (時事通信出版局, 2012〈底本は時事通信社(2009)〉) 位置No. 233/3636.)であるべきである。そして、「取引」を「互酬性」であると考えれば、下記の考えから、「規範」が共有されていなければならない。

宇都宮 浄人 : 地域再生の戦略――「交通まちづくり」というアプローチ (筑摩e BOOKS, 2015〈底本は、ちくま新書(2015)〉) 位置No. 1490/2127.

また、今日の一連のソーシャル・キャピタル論の提唱者であるアメリカの政治学者ロバート・パットナムは、ソーシャル・キャピタルを「信頼・規範・ネットワーク」と位置付けた。「規範」は「互酬性」とも言い換えられており、地縁的な活動やボランティア・市民活動などへの社会参加が含まれると考えればよい。

太字化は、ブログ投稿者による。

 

日本のガソリンは税金込みで高くない

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