評価・状態: 得られるものが秀逸・多量な本★★★
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阪急神戸線六甲駅列車衝突事故記事ページ 発行: 2007年04月13日
関連: 山之内 秀一郎「なぜ起こる鉄道事故」 http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-272.html 2005年 4月25日、JR福知山線脱線事故に関して(fuk_0512110) @ みんちか http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/ezh/fuk_0512110.html |
鉄道会社に就職する人へのおすすめ本記事ページ 発行: 2008年03月20日
ある人から来たメールの返答として、鉄道会社に就職する人へのおすすめ本を書いてみる。 鉄道技術とは車両の機械・電気技術にとどまらず、列車の運行技術などを含む。月刊誌「鉄道ジャーナル」がよい。カラー面が多く、写真が多用されており(紙も高品質である)、鉄道ファンでなくても「こんな世界があったのか」*と楽しめる。読んでいく中で、気になったところを深く調べればよいであろう。
● 鉄道に関わる行為は「組み合わせ」である。 ジェームス W.ヤング「アイデアのつくり方」 鉄道の現業に関わらない場合、自社路線を活用させる仕事、つまり鉄道を利用する仕事をすることになると思う。 鉄道を利用するとは、鉄道と鉄道、あるいは鉄道と他の何かを組み合わせる行為である。「組み合わせ」の行為こそ「アイデア」にあたるのだと知る上で、本書は有益である。 関連: 鉄道は、行為として、知的で文化系である ● 就職先の会社の直近の過去を知る。 インターネットの利用が便利 会社の設立経緯や名経営者に関して知っておくのは損ではないが、すぐさま役立つものではない。必要なときに調べればよいし、調べるのは比較的容易である。それよりも、ここ10年ぐらいの、その会社の方針・施策・事件について知ることが役立つと思う。 入社したときに、上の人たちはその知識を前提として話をしているだろう。新入社員に対しては簡単な説明をつけてくれるだろうが、上の人同士では当然説明なしで話がされる。もし、その知識をもっていれば、上の人同士の話を理解でき、血肉にできるのだ。 このような直近10年ぐらいの、特定鉄道会社の方針・施策・事件を知るにはどうしたらよいか。「直近10年ぐらい」という点において、書籍は不向きである。「特定鉄道会社の」という点で、雑誌で調べるのは骨が折れる。ある程度の期間のバックナンバーを探し、その中から目当ての鉄道会社の記事を探さねばならない。 インターネットの利用が便利である。沿線には、その鉄道会社を観測し、ネットに情報を蓄積している人がいるものである。なお、「○○駅に特急を止めろ」などの沿線民エゴに、耳を貸す必要はない。 手前みそだが、みんちかりぶ [図書館] 〜関西民鉄・地下鉄のニュースアーカイブ〜では、関西私鉄の 2001年3月〜2003年 6月におけるニュースをほぼ網羅している。 |
事故は体系的、戦略的に対策を打てば減る記事ページ 発行: 2008年08月15日山之内 秀一郎 : なぜ起こる鉄道事故 (朝日文庫, 2005) p.305. 山之内氏の文章は、「体系的、戦略的」で一つの意味を為している。 「体系的、戦略的」とは、トップダウン形態であることを意味する。 それには、以下の3項目が必要だと考える。
*1 : 戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, 野中 郁次郎 : 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫, 1991) pp.344-345. *2 : クラウゼヴィッツ=著 篠田英雄=訳: 戦争論 (上) (岩波書店, 1968) p.314.
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「事故は体系的、戦略的に対策を打てば減る」にもう一つの解釈記事ページ 発行: 2008年08月15日山之内 秀一郎 : なぜ起こる鉄道事故 (朝日文庫, 2005) p.305. 私は、山之内氏の意図とは反するが、「体系的」という言葉のみを取り出すことにより、別の考えをもった。 下層構成員のボトムアップ思考により、事故を減少する である。 下層構成員が眼前の事故原因ではなく、事故原因の上位階層にある問題を見つけ、対処する *1。 なぜを n 回繰り返し(n=5, 6)、事故原因の上位階層にある問題を見つける。 その問題に対処する。 すると、同時に複数の問題(:事故)を解決できる。 *1 : 畑村 洋太郎 : 畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書, 2005) p.126.
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