アルベルト・マングェル=著, 野中 邦子=訳「図書館 愛書家の楽園」

     

評価・状態: 得られるものがあった本★★☆



購入: 2009/ 3/11
読了: 2009/ 5/25

愛書家へのプレゼント「図書館 愛書家の楽園」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

正月休みにリアル本屋に入ってみつけた本。

棚の最上段に、表紙が見えるように置いてあった。

本屋さん、惜しいなぁ。取りにくいよ。

読後感想:

著者の博覧強記さが伝わってくる本。この本自体が、図書目録の機能をもっている。

著者: Alberto Manguel

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この本からの引用、または非常に関連する記事

全 4 件

実際に書くのは難しい

記事ページ 発行: 2009年11月03日

アルベルト・マングェル=著, 野中 邦子=訳 : 図書館 愛書家の楽園 (白水社, 2008) p.245.

>一冊の本を思い描くのはやさしいが、実際に書くのは難しい。

                        バルザック『骨董室』



 

ネットによって、日本を支え、向上させたい

記事ページ 発行: 2010年09月13日

「アテネの学堂」としてのインターネット(のアプリケーション)によって、日本を支え、向上させたい。


発想の元:
アルベルト・マングェル=著, 野中 邦子=訳 : 図書館 愛書家の楽園 (白水社, 2008) p.270.

> パニッツィ[:大英博物館図書館主任司書。サー・アンソニー・パニッツィ Sir Anthony Panizzi (1797-1879)]は...何よりも、「書物が織りなす網」によって、イギリスの文化と政治の本質(アイデンティティ)を支えたいと願っていた。



 

図書館・文書館が護るもの

記事ページ 発行: 2016年02月07日

図書館・文書館は
 知識を護り、
 言葉を護り、
 秩序を護り、
 民主主義を護る。

アルベルト・マングェル=著, 野中 邦子=訳 : 図書館 愛書家の楽園 (白水社, 2008) p.270.

パニッツィ[:大英博物館図書館主任司書。サー・アンソニー・パニッツィ Sir Anthony Panizzi (1797-1879)]は…何よりも、「書物が織りなす網」によって、イギリスの文化と政治の本質(アイデンティティ)を支えたいと願っていた。


知識を護る


巨人の肩に乗っている
巨人の正体

Spend it like you've got it

この当たり前のことを実現する/されることは、実はすごいことなのだ。
 
一切の文字文化が永遠に無くなる事がないといわれる蒙古の理想郷  
>書籍が伝わらないことは、過去においてはよくあった。


言葉を護る


編まれた言葉によって、言葉を定義できる。見知らぬ言語、時代により失われた(変遷した)言葉も定義できるのである。

蘭学事始 - Wikipedia (2016年1月28日 (木) 13:41 の版)

昭和時代には、『蘭学事始』に描かれた逸話は、菊池寛の小説「蘭学事始」(1921=大正10年)以後広く知られるようになる。なかんずく、「フルヘッヘンド」という単語の意味が分からず、用例を集めてみなで考えた結果、「うずたかい」という意味だと推測するにいたる経緯は、語学教育における、「安易に辞書をひかず意味を推測する」という教育とあいまって教育に用いられた。しかし1982年に酒井シヅが『ターヘルアナトミア』を原典から翻訳すると、この単語はその中にないことが分かり、報道もされた。片桐一男は、「verhevene」という「盛り上がった」という意味の単語がこれに該当するものだろうと指摘している[1]。

(杉田 玄白「蘭学事始」 | 無窮ナレッジ 電子書架)

秩序を護る




民主主義を護る


公共図書館の最大の役割はインフォームド・シチズンの育成と維持
公文書館なくして民主主義なし
一般の主体的・合理的行動のための情報収集
真理がわれらを自由にする

 

全体を運ぶための網としての戦略

記事ページ

 

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