評価・状態: 得られるものが秀逸・多量な本★★★
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図書館・文書館が護るもの記事ページ 発行: 2016年02月07日
図書館・文書館は
知識を護る巨人の肩に乗っている 巨人の正体 Spend it like you've got it
言葉を護る編まれた言葉によって、言葉を定義できる。見知らぬ言語、時代により失われた(変遷した)言葉も定義できるのである。 蘭学事始 - Wikipedia (2016年1月28日 (木) 13:41 の版) (杉田 玄白「蘭学事始」 | 無窮ナレッジ 電子書架) 秩序を護る
民主主義を護る公共図書館の最大の役割はインフォームド・シチズンの育成と維持 公文書館なくして民主主義なし 一般の主体的・合理的行動のための情報収集 真理がわれらを自由にする |
司馬 遼太郎「坂の上の雲 1」感想記事ページ 発行: 2009年11月07日
司馬 遼太郎「坂の上の雲 1」(文春文庫, 1999)の感想です。 連続性明治の発展は、福沢 諭吉 が「蘭学事始」の序(1890年)に書いたように「偶然に非ず」であった。 連続性は、藩の存続性であった。藩という仕組みは、明治になってからも生き続けた。 教育・知識階級明治の発展を担った人々は、藩由来の教育制度を受けてきた。 p.12
p.26.
さらに言えば、藩由来の高度な教育制度は、長期にわたる江戸時代の太平によって、もたらされたことも事実であろう。 倒幕勇藩以外の藩がもった未来志向倒幕勇藩以外の藩は奮起した。「米百俵の精神」は長岡藩に限ったことではなかった。 p.68.
p.122.
移行期の常態超えの出力しかし、藩は徐々に消えていく。中央集権国家が形成されていく。 藩は諸藩は外国さらに他藩から独立していた。よって、諸藩は小さな単位ですべてをまかなわねばならない「混成旅団」であった。制限された環境のなかで、人々は強靱になっていった。 そのような強靱な人々が、制限が取り払われ、外国に開いた明治の日本において働いた。 藩から中央集権国家への移行期ならではの常態超えの出力が達成されたのである *。 p.112.
* 対して、移行期ならではの損失は、小さかった。 pp.111-112.
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