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 ■ Antenna!≪アンテナ≫ 興味深いwebニュース ■ # 2004/04/27
 
<1>濡れない液体 / 「濡れる」とはどういうことか
<2>"自作"スーパーコンピュータ製作秘話
<3>北朝鮮・竜川貨物列車爆発事故から連想した事故
<4>鈴木亜美、歌手活動を再開
 
 
<1>
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▼濡れない液体 / 「濡れる」とはどういうことか
http://www.yasuhisa.com/could/entries/000468.php 
http://abclocal.go.com/wpvi/news/04132004_bb_sapphire.html 
 
Typco Fire and Securityという企業が開発した『SAPPHIRE』。
 
構造式は CF3CF2C(O)CF(CF3)2 ということなので、
こんな感じでしょうか。
 
          F
          ┃
  F F   F━C━F
  ┃ ┃     ┃
F━C━C━C━━━C━F
  ┃ ┃ ‖   ┃
  F F O F━C━F
          ┃
          F
 
「濡れる」ってどういうことなんだろうと調べてみますと、
 
http://www2.hamajima.co.jp/~tenjin/ypc/ypc02y.htm 
 
 >固液間の濡れやすさは接触角という角度(固液界面と気液界面のなす角)で
 >表される。この角度が小さいことを「濡れる」といい、90度より大きい場合を
 >「はじく」という。
 
そして、
 
http://www.face-kyowa.co.jp/inter/gensyo.htm#eg 
 
を見ますと、
 
 (固体表面張力) = (液体表面張力)×cos(接触角) + (固液界面張力)
 
なので、
 
 濡れる <===> (固体表面張力) > (固液界面張力)
 はじく <===> (固体表面張力) < (固液界面張力)
 
ということです。『SAPPHIRE』ってやつは、固液界面張力が非常に大きくなる
液体なのでしょう。
 
なお、界面張力と表面張力は原理的に同じもの * で、接触面単位面積あたりの
ギブズ[Gibbs]の自由エネルギー ** です。
( http://www.ims.tsukuba.ac.jp/~hsuzuki_lab/research/surfacetension-sato/surfacetension.html 
より)
 
 * http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwb1024/surfactant.htm 
 
 >これ[表面張力]は気体と液体2相のときをいい、その他の組み合わせ(液−液、
 >固−固、液−固、固−気)のときは界面張力といいます。
 
 注: この定義では、固体表面張力とはいわず「固気界面張力」であるが、
   気にすべきことではない。
 
** Gibbs の自由エネルギーは「自発的な変化で相手に与えることができるエネルギーの上限」
( http://metal5.mat.usp.ac.jp/~miyamura/notes/netsuriki/free_energy.html  より)
 
 
<2>
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▼"自作"スーパーコンピュータ製作秘話
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0404/13/news028.html 
 
>70分後、計算の75%を達成したところで、スーパーコンピュータは1つのノードの
>不具合によって崩壊した。
 
要は信頼性の問題だな。
 
以下、 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/butsuri/zadankai9701.html  より。
 
>梅木:計算機の能力っていうのは,今後同じように伸びるとお考えですか?
 
>何:一番の問題はコストです.ベクトルプロセッサーは専用的に開発するので高く
>つきます.そこで,並列機のように低コストのプロセッサーを沢山そろえ,
>cost performanceを良くする方向に流れています.計算パワーを更に追い求めると,
>ベクトル並列機が考えられるので,再びコストの問題が生じるのではと思います.
 
>梅木:並列をどんどん増やしていくと,プロセッサー間のデータの流れとかで.
 
>何:通信のconflictionが起こり,大体1,000台規模が限界かと感じます.
 
>梅木:1,000台以上はだめかもしれない?
 
>何:個人的な見解ですが,1,000台オーダーのイメージを持ってます.
 
>伊藤:1,000台の壁っていうのは,コミュニケーションとかそんな難しいことじゃなく
>て,信頼性からくるんじゃないですか.1台のコンピュータがこれから1年間にエラーを
>起こす確率をpだとすると,1,000台のシステムは (1−p)^1000 でしかsurviveしない
>わけでしょう.
 
>梅木:でも256とかありますよ.
 
>伊藤:その辺が限界だと思います.それを越えたらもう,always downという感じ
>だと思います.コンピュータでは,システムの方の信頼性も大事じゃないですか.
>当面,1,000台が限界,で正しい読みだと思うのです.
 
>梅木:1台壊れても,他のが補ってくれるような,何か.
 
>伊藤:複雑にすればするほど,また信頼性が劣りますからね.
 
関連:
(信頼性問題の鉄則「鎖はもっとも弱い輪よりも弱い」)
http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0311152.html#5 
−移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0311152.html#5 
 
 
<3>
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▼北朝鮮・竜川貨物列車爆発事故から連想した事故
 
連想したのは、この爆発事故。
 
http://www.cmc.osaka-u.ac.jp/j/publication/for-2002/18-20.html  より
 
>1969年1月、米国のミシシッピー州、ローレル市を走っていたSouthern Railway
>のLPGタンク列車が脱線、転覆し、大爆発と火災を発生し、町中に大きな被害
>を与えたことがあった。
 
>これは、その後の調査で、貨車の車輪の製造時、デイスク部の出来栄えが悪いの
>を機械加工で修正したバイト目が粗く、これが起点となって疲労亀裂が進み、
>厳寒期の事故当日、軌道の分岐点を通過する際の衝撃で、脆性破壊を伴い、割損
>したのが原因とわかった。この車輪を製造した米国のメーカーは、多額の賠償金
>を払い、数年後に車輪製造の事業から撤退した。
 
http://www.iprr.org/HazMatdocs/HMCaselist.html  より、事故発生は、
1969年 1月25日であること、「ミシシッピー州、ローレル市」の綴りが、
「Laurel, Mississippi」であることが分かります。
 
なお、ローレル市は、北緯31.7°、西経 89.1°にあります。
 
http://www.iprr.org/LIB/TAArisk.html 
http://www.starlinesw.com/lbjr/HMdocs/sts71.html  にも事故について書いて
あります。「Laurel, Mississippi」で文書内検索(Windowsの場合は Ctrl + F 、
Macの場合は コマンド + F )して下さい。
 
 
<4>
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▼鈴木亜美、歌手活動を再開
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_04/t2004042102.html 
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200404/gt2004042202.html 
http://www.narinari.com/logs/?2392 
 
21日、都内で会見。
 
受け答えがしっかりしていたので安心した。
 
関連:
http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0309200.html#2 
−移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0309200.html#2 
 
>曲線で全体を構成する平仮名二文字の'あみ'のほうが絶対にいいと思うのだが。
>デビュー直後、「あみはいつも元気なわけじゃない」と、涙ぐんでいたのが
>思い出されます。
 
公式サイト
http://www.ami-suzuki.com/ 
 
 
 ■ Web-CIC         : http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/webcic/ 
−移転→ http://takagi1.net/webcic/ 「ブリッジ」: http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/bridge/ 
−移転→ http://takagi1.net/bridge/ 
 
 
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