岡倉覚三 : 茶の本 (岩波文庫, 1961) p.48.
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森 有正 : 生きることと考えること (講談社現代新書, 1970).
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>ほんとうに生きるということは、ほんとうに考えることだということの意味は、
>ほんとうに生きることによって、個的なものと普遍的なものとが、自分の名前を
>与えるという決定的な行為において、自分の中の経験に結びつけられて普遍的な
>ものとなるということです。
p.88. [自分の中に実体がなくてはならない]
> 第二には、ヒューマニズムというのは一つの「ことば」ですから、ことばとして
>それを使うには、やはり自分の中にヒューマニズムということばであらわされる
>実体がなくてはならない、ということです。実体なしにそれをかってに使って、
>ヒューマニズムをつくろうといっても、それはことばだけに終わってしまう。
>(中略) ...平和とか、自由とか、人間とかのばあいも同じことですが、
>ヒューマニズムに至るためには、ヒューマニズムから出発してもだめなのです。
関連:
実体を伴わない言葉が、それに対する批判がない中で、凝固する
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