http://kengo.preston-net.com/archives/001039.shtml#001039 http://outreach.jach.hawaii.edu/birthstars/index.html
自分の生きた時間のぶん(光年)だけ離れた星を表示してくれるサイト。つまり、 今 地球上で見るその星の光は、実は、自分が生まれたときにその星から発せら れた光ということになる。 "今"は、知覚されて(例えば、視覚情報なら、空間を光が伝わり、眼に光が入り、 網膜の視神経細胞が興奮し、脳の視覚野に伝えられ、それが認識されて)はじめて今と なる。しかし、実は、10光年先の星を見るとき、我々は10年前のその星を見ている のだ。 よって、真空の長いチューブを通して遠くを見ると、そのチューブを使わずに 見ている人よりも早くに情報が得られる *。相対的には未来が見えることになる (私は、ちょっとしたタイムマシンの話をしている)。 音声情報なら、その効果は大きい。無線機は音声情報を電波で飛ばすため、空気を 通して音が伝わるより、ずっと早く情報を伝えることができる。無線機に耳を傾けて いる人は、ただ耳をすまして辺りの音を聴いている人より、ずっと早くに音を聞く ことができる。 聾者は盲人より早く 雷鳴が轟くを知ることができる (ただ聾者には雷鳴がどんなもので あるかは分からない)。 * 一般に知られている、光速 c = 30万km/秒 は、真空での光の速さである。 一般的な光の速さ w は、屈折率 n ( n は 1 以上)として、 w = c / n で表される。n は 1 以上だから、w は c 以下となる。つまり、真空(n=1)を通る 光は、どの物質を通る光よりも速く、そして早く情報を伝える。 実は物理学をかじった人間にとって、真空・空気の屈折率の差を考えるのは、 不自然なことである。物理の問題集の問題には、空気の屈折率は考えない(つまり、 空気の屈折率 n=1 とする)という但し書きが付されているのが普通だからだ。しかし、 空気の屈折率は 1 ではない。正確には、n= 1.0003 である (国立天文台: 理科年表 第62冊 (丸善, 1988) p.516)。 関連: 脳は音の遅れ正確に計算、産総研、東北大が解明 http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0302270.html#6 −移転→ http://takagi1.net/g-sys/inw2/6_inw_0302270.html −移転→ https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0302270.html#6 http://slashdot.jp/article.pl?sid=03/12/14/1615255&topic=62&mode=thread