無窮ナレッジ

▼気象庁、予報的中率が向上、新天気予報システムのおかげか

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050511k0000e040085000c.html  *
気象庁では、2005年 2月17日より、全球数値予報 ** の予報計算の初期値を
観測データから得る方法として 4次元変分法を導入しました。
http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/press/0502/16a/4jigen.pdf 
 
そして、
 
 ( * より)
 >同庁[:気象庁]がまとめた3月の週間天気予報の評価結果によると、全国各地の
 >予報の的中率の平均で、1日目は81%と例年の82%と変わらなかったが、
 >2日目以降はいずれも例年を上回り、5日目は例年より11ポイント高い
 >75%、6日目は10ポイント高い72%となった。最高気温と最低気温の
 >誤差も、昨年や例年に比べ、0.2〜0.3度改善した。
 
さて、4次元変分法ですが、既に気象庁では2002年3月にメソ予報 ** に、2003年6月に
領域予報 ** に導入されています。
 
  ** 全球数値予報, 領域数値予報, メソ数値予報。すべて、気象庁が行っている
    数値気象予報の方法。計算領域と計算メッシュの細かさが異なる。
 
      計算領域  : (大きい) 全球 > 領域 > メソ (小さい)
      計算メッシュ: ( 荒い ) 全球 > 領域 > メソ (細かい)
 
    http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0407262.html#1 
−移転→  http://takagi1.net/g-sys/inw2/1_inw_0407262.html 
−移転→  https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/inw_0407262.html#1 
    >
    >すべて一つのモデルで計算すればいいじゃないか、と思われる方がおられる
    >かもしれませんが、計算時間との妥協に加え、モデル、具体的にはその
    >繰り返し計算で求まる結果には、"癖"があり、場合に応じて適切なモデルを
    >選んでやる必要があります。
 
4次元変分法の導入は、
 
  日本の数値気象予報の歴史を考える目安
  http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/za_0410230.html#3 
−移転→  http://takagi1.net/g-sys/inw2/3_za_0410230.html 
−移転→  https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/za_0410230.html#3 
 
   >> 第3期 客観解析:4次元変分法−連続データ同化、多彩な否定時観測データ [***]
   >>     の導入(解析-予報サイクルの第2段階)
   >>      予報モデル:非静力学モデル+より精密な物理過程
 
   *** 「非定時観測データ」の誤りと考えられる。
 
とあるように、大きな出来事なのですが、それでは 4次元変分法 とは何なのかと。
 
ここで、説明したいのですが、どうしても長くなりますので、こちらに書いておき
ます。よろしければご覧ください。
http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/ezh/4dvar_0505160.html 
−移転→  http://takagi1.net/ezhtml/ezh/4dvar_0505160.html 
−移転→  https://takagi1.net/ezhtml/ezh/4dvar_0505160.html 
気象予報による利益
http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/za_0501292.html#2 
−移転→  http://takagi1.net/g-sys/inw2/2_za_0501292.html 
−移転→  https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/za_0501292.html#2 
http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/ezhtml/ezh/met_0410090.html 
−移転→  http://takagi1.net/ezhtml/ezh/met_0410090.html 
−移転→  https://takagi1.net/ezhtml/ezh/met_0410090.html