志ある者が知っておくべきこと――高度の平凡性

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非凡を望むな 

最善のものを開発する計画を選んではならない  

第三善を戦場に送れ   

http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/wm-c_0308290.html#4 −移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw2/wm-c_0308290.html#4 徳田八郎衛 : 間に合った兵器 (光人社NF文庫, 2002) p.220. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1370.html >ワトソン・ワッソ卿の「第三善を戦場に送れ。次善は遅れる。最善はついに完成しない」 >という指導で、確実に使いこなせるこのチェーンホームこそが一九四〇年に始まる >英本土防空戦を勝利に導くのである。

最新のものは役に立たない  

三八式歩兵銃の方が、弾づまりになる怪しげな自動小銃よりは確実である   

徳田八郎衛 : 間に合った兵器 (光人社NF文庫, 2002) p.75. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1370.html >これは現代の新装備にも共通することだが、いくらハイテク装備でも自分が装備に >生命をかけるが故に保守的で、高い信頼性を求めるユーザーたちに毛嫌いされたら >一巻の終わりだ。三八式歩兵銃といえば古色蒼然でローテク兵器の見本とされている >が、絶えず弾づまりになる怪しげな自動小銃よりは確実である。

実戦上、技術や科学は必ずしも十分に生かせない   

石井 正紀 : 技術中将の日米戦争―陸軍の俊才テクノクラート秋山徳三郎 (光人社文庫, 2006) p.257. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1928.html >彼[:上原 勇作 元帥]は戦場のことをよく知るあまり、戦場で最も必要なことは >あくまでも「勝つ」ことであり、このことこそが正義だとして、この正義を何よりも >重視すべきとした。そのためには、実戦上、技術や科学は必ずしも十分に生かせない >ことが多いと実感したのである。 上原勇作 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%8E%9F%E5%8B%87%E4%BD%9C

智慧をしぼって考えた複雑な計画は失敗する  

ノルマンディー上陸作戦は、計画が無視されて成功した   

マーチン・ファン・クレフェルト=著, 佐藤 佐三郎=訳 : 補給戦――何が勝敗を決定するのか (中公文庫, 2006) p.392. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1678.html >[ノルマンディー上陸作戦(「オーバーロード」作戦)において] 結局のところ勝敗を >決定したのは、計画を無視し、その場で対策を実施し、危険を冒すだけの積極性が >あるかないかだった。

戦争では単純さのみが勝つ   

マーチン・ファン・クレフェルト=著, 佐藤 佐三郎=訳 : 補給戦――何が勝敗を決定するのか (中公文庫, 2006) p.351. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1678.html >ヒンデンブルクの金言、すなわち「戦争では単純さのみが勝つ」

急進を望むな 

政治には資源が必要である  

政治には資源が必要である。よって、重要な小部に政治資源を集中せよ。 他の大部においては中庸であれ。

中庸の道を選ぶ   

ジェームス W. ヤング=著, 今井 茂雄=訳 : アイデアのつくり方 (阪急コミュニケーションズ, 1988) http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1320.html pp.80-81 竹内 均氏による解説内. >昔から中庸が美徳とされ、紀元前五世紀前後の聖人である釈尊も孔子もそれを >力説された。 >... その日常的なことがらの一つ一つについて熟考するのは面倒なことであり、 >頭脳と時間の浪費でもある。こういう場合には、最も常識的で最も穏健な意見に >したがうのがよい。どうでもよいことについては中庸の道を選ぶことによって、 >われわれは自分自身の人生の大目標に全力を集中しえる。

改憲は多大な国のエネルギーの消耗させる   

井芹 浩文 : 憲法改正試案集 (ちくま新書, 2008) p.271. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2008.html >歴代の自民党首相は空想的保守主義者でなく現実主義者だった。いたずらに >改憲という理想主義に走って、国論を二分させ、多大な国のエネルギーを >消耗することは得策と考えなかったことだけは確かだ。むしろ彼らは経済成長や >国民福祉の充実に政治資源を集中することこそ「時代の要請」と考えたわけだ。

複数を望むな 

二兎追うものは一兎も得ず  

目標・目的は単一化されねばならない。

作戦の「目標」を明確に定める   

栗栖 弘臣 : 日本国防軍を創設せよ (小学館, 2000) p.60. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2129.html >英国が1920年に纏め、米国も1921年に採用した「戦いの9原則」なるものがある。  1. >作戦の「目標」を明確に定めること、

作戦目的を単一化する   

戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, 野中 郁次郎 : 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫, 1991) p.269. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1736.html >目的の単一化と、それに対する兵力の集中は作戦の基本であり、...。目的と手段とは >正しく適合していなければならない。「目的はパリ、目標はフランス軍」といわれる >のは、この関係を表わすものである。 戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, 野中 郁次郎 : 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫, 1991) p.270. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1736.html 「二重の目的」の例: > ミッドウェー島を攻略し、ハワイ方面よりする我が本土に対する敵の機動作戦を >封止するとともに、攻略時出現することあるべき敵艦隊を撃滅するにあり

成果はただひとつしか記憶されない  

あなたの諸行は、次のいずれかに決済される。 ・あなたの成果のうち、ただ1つが記憶される。 ・あなたの成果は、何ひとつ記憶されない。 なぜならば、あなたの成果が複数記憶されると、世の中が複雑になるからである。 一番の単純化は、何ひとつ記憶されないことである。

どうしてこんなにシンプルになっちゃんたんだろう   

齋藤 孝, 梅田 望夫 : 私塾のすすめ (ちくま新書, 2008) p.105. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2005.html 齋藤氏による。 > どうしてこんなにシンプルになっちゃんたんだろう、と思わないではないですが、 >ある時点から、[自分が] 多く [のものを世の中に定着させること] を望むことが >無理だということに気づきました。 戻る

 

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