「真」「善」「美」と、適切な解答を導き出す仕組み


「真」("科学"あるいは拡張して"哲学")、
「善」(倫理)、
「美」(芸術)  という3つの要素の関係について以下に記す。
 
「善」の扱いがうまくいかないでいたが、この度、社会が適切な解答を導き出す仕組みや能力
に焦点をあてることにより、「真」との関係を発見できた。
 
 


「善」と適切な解答を導き出す仕組み 

「善」とは、社会が適切な解答を導き出す仕組みや能力 を保守・改良する行為がもつ性質である、と考える。

適切な解答を導き出す仕組みにおける「真」 

(社会に限らず、あらゆる)適切な解答を導き出す仕組みにおいて「真」は、 予測に役立つ知識がそなえているべき性質である。 予測は、  ・適切な解答がもつ性質は何なのか、  ・解答案が適切であるかどうか を判断するために行われる。

関連: 善と真  

梅田 望夫 : ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く! (文藝春秋, 2008) p.180.  >私たちは、グーグルを「世界をより良い場所にするための機関」にしたいと切望している。―― ラリー・ページ >We aspire to make Google on institution that makes the world a better place. ―― Larry Page

「真」と「美」、適切な解答と「美」 

さらに「真」は、科学的・論理的結論がもつ性質である。 真らしいが、科学的・論理的に説明できないならば、それは「美」であると表現される。 「美」であることは、たいてい正しい。 ( 直感の七割は正しい ) 複雑な過程を経て導かれた適切な解答は、科学的・論理的に説明できるものでは ないため、「美」である。

関連: 真と美  

今井 彰 : プロジェクトX リーダーたちの言葉 (文藝春秋, 2001) p.144  >「図面を描いて美しいと感じる飛行機、それが最も性能の良い飛行機である」  >土井 [:土井武夫、3式戦「飛燕」を設計] が生涯大切にした航空機設計士  >としての不変の哲学だった。 http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/za_0409280.html#1 −移転→ http://takagi1.net/webcic/lib/inw2/za_0409280.html#1

 

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