小林 隆=著, 自治体議会政策学会=監修「情報社会と議会改革 ソーシャルネットが創る自治」

     

評価・状態: 得られるものが秀逸・多量な本★★★



購入: 2011/ 7/28
読了: 2011/ 8/12

Twitter / @takagi1: @yonda4 情報社会と議会改革 情報社会が行政・政治を良くする実際の仕組みを紹介。

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社会において情報が幸福を生むには

記事ページ 発行: 2011年08月20日

小林 隆=著, 自治体議会政策学会=監修「情報社会と議会改革 ソーシャルネットが創る自治」を読んで、考えたことを書く。

以下の2点によって、平時の社会において、情報が幸福を生む。

● 誰も幸せにならないことがないこと
・人間関係の不確実性を減らすこと。
・分配(誰がお金・労働力を出すのか)に焦点が当てられること。(一例: 新たな分配の仕組み ((本書では、アメリカ・シアトル市の NMF, Neighborhood Matching Fund を説明))をもつ。)
・公正さが実感できるプロセスの上に決定がなされること。

● 過ちを繰り返さないこと


以上が達成されるためには、以下が必要である。

● オンタイムな意思共有 (気づきをもたらす)
● 具体的で、分かりやすい徹底した情報公開 (参照先として)

 

認識を持たない人は、何も分からない。そして、集合知は生まれない。だから、人に認識を与えよ

記事ページ 発行: 2011年10月22日

認識を持たない人は、何も分からない。そして、そのような人たちからなる社会から集合知は生まれない。だから、人に認識を与えよ。気づきのメディア(:フローメディア・プッシュ型メディア)を使えばよい。

(初出: 2011/10/15 0:33am)

関連:
真の発見とは、新しい見方を獲得することである

ネットの再配信性の効用

ネットの強みは情報を加工して再配信できる人が無数にいることかな。Aという情報に関心をもたなかった人でも、情報Aを加工してできた情報A’には関心を持つかもしれない。情報Aとその亜種に関心を持つ人がかけ算で増えていき、多数の人により吟味される。「無関心」の問題を解決できる。


小林 隆=著, 自治体議会政策学会=監修 : 情報社会と議会改革 ソーシャルネットが創る自治 (イマジン出版 Copa Books, 2011) p.62.

 全体の危機に個人は[自分からは]気づかないのである。多くの国民は、偶然に与えられた標本空間の中で最適を判断することに忙しく、時間的にも空間的にも狭い範囲で思考し、行動する。しかし、狭い範囲での判断は、時間的にも、空間的にも広い範囲で起こる問題に気づかず。あたかも大災害にあったかのごとく、突然、社会的大混乱に襲われる。


所詮、人は己の知ることしか知らぬ

 

危機に真っ先に気づく

記事ページ

 

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