燃料電池ワールド Vol.2276 (2017/01/26 08:31)

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□燃料電池ワールド Vol.2276
■2017年01月26日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://merumaga.fuelcellworld.jp/

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    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
                 ◇
■世界のヘッドライン
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2017/01/12 サステイナブル・イノベーションズ社、米国エネルギー省の中小企業革新研究(SBIR)第2節で高速作動する水素のための契約を勝ち取る〈PT〉

〔訳注〕イーストハートフォード(EAST HARTFORD、コネチカット州)発:サステイナブル・イノベーションズ社(Sustainable Innovations:SI)の水素センサーは、電気自動車業界の数十億ドルの関与に重要な水素燃料の品質を保証する。サステイナブル・イノベーションズ社は、コネチカット大学(University of Connecticut)クリーン・エナジー工学センター(Center for Clean Energy Engineering:UConn C2E2)と協力して、水素自動車の本格展開に不可欠な必要性に応えている。彼らは、燃料供給の流れが、高効率で信頼できる性能に適した車両の需要を満たすかどうかを迅速に評価する画期的な水素燃料品質センサーを開発するためにチームを組んだ。

2017/01/12 排出ゼロのボート、世界一周の準備をする〈PT〉

〔訳注〕AP通信(Associated Press)発:排出ゼロのエネルギーで稼働する初の自給自足ボート(self-sufficient boat)はこの春に、世界各地を6年間かけて回る旅を開始する。以前は複数船体だった競走ボート(race boat)が、太陽電池パネルや風力タービン、水素燃料電池システムを備えるグリーンな船舶に改造された。エナジー・オブザーバー号(Energy Observer)は、風、太陽、自己生成の水素によって動力を与えられる。現在、サンマロ(Saint-Malo)の造船所にある500万ユーロ(525万ドル)のボートは、ブルターニュ港(Brittany port)から出港する予定で、6年間の巡航の一環として、50カ国101の停泊地の最初の航海をパリ(Paris)で行う。このプロジェクトの発表はユネスコ(UNESCO)本部で行われた。

2017/01/12 ゼロ・エミッションのニュー・フライヤー社バス、2016年に48%増加〈PT〉

〔訳注〕ウィニペグ(WINNIPEG、カナダ)発:北米最大の乗り継ぎバスおよびバス・メーカー、部品販売会社のニュー・フライヤー・インダストリーズ社(New Flyer Industries Inc.)の子会社であるニュー・フライヤー・アメリカ社(New Flyer of America Inc.)は本日、2016年のゼロ・エミッション・バスは2016年に213換算単位(equivalent units)を達成し、企業史上最高水準に達した。このゼロ・エミッション・バスの節目(milestone)は、2015年に出荷された144輌の換算単位から48%増加し、2016年のニュー・フライヤー社の重量級乗り合いバス総生産の8.3%に相当する。

2017/01/12 バラード社、欧州子会社の100%所有権を取得〈PT〉

〔訳注〕バンクーバー(VANCOUVER、カナダ)とホーブロ(HOBRO、デンマーク)発:バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は本日、額面価格でDansk Industri Invest A/Sが保有する欧州子会社の全株式を購入したと発表した。この結果、バラード社は、ヨーロッパの子会社であるバラード・パワーシステムズ・ヨーロッパ社(Ballard Power Systems Europe A/S、旧ダンシーム・パワー社)の100%を所有している。

2017/01/12 中国に超クリーンな空気を供給することを約束するイギリス主導の水素燃料プロジェクト〈PT〉

〔訳注〕リバプール(Liverpool、イギリス)発:イギリスの企業が、中国の何千もの車両に大幅な炭素削減と超低(ultra-low)空気品質排出をもたらすことを約束する共同プロジェクトを主導することになった。間違いなくイギリスで最も経験豊かな輸送用水素システムの変換専門会社であるリバプール(Liverpool)に本社を置くウルムコ社(ULEMCo)は、政府主導のニュートン・ファンド(Government Newton Fund)からイノベート英国(Innovate UK、以前の技術戦略委員会)を経由して助成金を受けている。ファンドは、海外の国々の経済発展と福祉を促進するために、科学と革新的パートナーシップを活用する。この200万ポンドの企業主導の24カ月プロジェクトは中国で、特に商用車向けの大量水素燃料車の開発の現実的な課題を調査する予定である。

■2017年01月25日のWEB LINK NEWS
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2017/01/25 家畜ふん尿使い水素を「地産地消」 燃料電池自動車や町内施設の発電・給湯に利用(北海道新聞)

 【鹿追】家畜ふん尿から水素を製造して燃料電池自動車の燃料などで利用する実証実験の中核施設「しかおい水素ファーム」の開所式が24日、十勝管内鹿追町で行われた。家畜ふん尿から水素を製造し、貯蔵、輸送、利用まで一貫して実施するのは全国初という。

 環境省の委託事業で、寒冷酪農地帯における水素燃料供給に向けた課題や二酸化炭素の削減効果を確かめる。産業ガス大手のエア・ウォーターなど4社を実施主体として2019年度まで実施する。

 施設は家畜ふん尿によるバイオガス発電施設「鹿追町環境保全センター」内に建設した。町内の酪農家から集めたふん尿を発酵させてメタンガスを精製し、これを原料に水素を造る。町の燃料電池車に使うほか、ボンベに詰めて、町内のチョウザメ飼育施設や牧場、帯広競馬場の商業観光施設に運び、燃料電池を使って発電や給湯に利用する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170125-00010000-doshin-hok

2017/01/25 新テクノロジー、福岡に 高島市長がダボス会議出席(産経新聞)

 福岡市の高島宗一郎市長は24日、スイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議、17〜20日)に出席した感想として「世界の最先端の事例を知ることができた。新しいテクノロジーを福岡市で(実用化へ)落とし込んでいきたい」と述べた。定例の記者会見で語った。

 また、下水処理の汚泥から水素エネルギーを作り出す福岡市のプロジェクトが、先進事例として紹介された。

 ダボス会議に日本の自治体首長が招かれるのは極めて異例。高島氏は中国で開かれた「夏季ダボス」には過去2回出席した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170125-00000022-san-l40

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 第3回研究分科会
「燃料電池要素研究分科会/高効率水素製造研究分科会(合同開催)」【再掲】
◇日 時:平成29年1月27日(金) 13:00〜16:30
◇場 所:JR博多シティ 9階会議室2(福岡市博多区中央街1-1 JR博多駅ビル)
◇定 員:60名(定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇参加費:無料
◇申 込:オンラインにてお申込ください。http://www.f-suiso.jp/info/11936.html
◇プログラム:
13:00〜13:05 燃料電池要素研究分科会 座長挨拶

          伊藤 衡平氏(九州大学工学研究院 機械工学部門 教授)13:05〜13:45 「燃料電池の宇宙利用に向けた研究開発の状況」

          内藤 均氏(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門 第一研究ユニット研究領域主幹)
13:55〜14:35  「タイトル未定」

          伊藤 衡平氏(九州大学大学院工学研究院機械工学部門 教授)(仮)14:35〜14:55 休憩(名刺交換等にご利用ください)
14:55〜15:35 「水素社会実現に向けたホンダの取組み」

          中沢 孝治氏((株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター第5技術開発室 第3ブロック 主任研究員)
15:45〜16:25 「JAEAにおける原子力水素研究開発の現状」

          竹上 弘彰氏((国研)日本原子力研究開発機構 高温ガス炉水素・熱利用研究センター 研究副主幹)
16:25〜16:30 高効率水素製造研究分科会 座長挨拶

          松本 広重氏(九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 教授)
◇問い合わせ先:九州大学水素エネルギー国際研究センター 蓮尾

         TEL:092-802-3303  Mail:info@h2.kyushu-u.ac.jp

☆九州水素・燃料電池フォーラム/水素先端世界フォーラム2017【再掲】
http://www.kyushu.meti.go.jp/press/1701/170112_2.html
http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2017/index.html

 2月2日(木)、国内外の第一線の団体や研究者などが一堂に会する「九州水素・燃料電池フォーラム/水素先端世界フォーラム2017」を開催します。

 今回は、米国エネルギー省(DOE)や経済産業省資源エネルギー庁から水素エネルギー普及への取り組みを講演いただく他、米国・欧州・国内の最前線で活躍されている講師陣から、FCVや燃料電池フォークリフト、水素材料、再生可能エネルギー由来水素製造に関する取り組みについて講演をいただきます。さらに、会場前では、九州内自治体や九州の水素関連事業者による、水素関連機器などを多数展示します。

 翌日の2月3日(金)には、九州大学伊都キャンパスにて、世界各地の研究者が最新の研究開発成果を発表し、来るべき水素社会の展望について議論を行っていきます。

 両日・両フォーラムとも参加費は無料です。水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。みなさまの参加をお待ちしています。

 なお、1月30日〜2月3日の期間中は、「九州大学エネルギーウィーク2017」として様々なエネルギー関連イベントが開催されておりますので、併せてお知らせします。
http://www.congre.co.jp/q-pit/
プログラム:
◇日 時:2月2日(木)
◇場 所:アクロス福岡 イベントホール(福岡市中央区天神1-1-1)

 ※同時通訳あり(九州水素・燃料電池フォーラムは英語→日本語のみ)
◇参加費:入場無料(レセプションは別途)
【九州水素・燃料電池フォーラム】
9:30〜9:40 「開会挨拶」

   ?橋 直人局長(経済産業省九州経済産業局)、福岡水素エネルギー戦略会議(調整中)
9:40〜10:05 「水素エネルギーの現状と将来展望」

   佐々木 一成氏(国立大学法人九州大学副学長兼水素エネルギー国際研究センターセンター長)
10:05〜10:25「水素社会の実現に向けた取組の加速(仮題)」

   山澄 克氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギーシステム課課長兼水素・燃料電池戦略室室長)
10:25〜10:35「九州地域での水素関連プラットフォーム構築に向けて(仮題)」

   庵原 一水氏(デロイトトーマツコンサルティング合同会社パブリックセクターシニアマネジャー)
10:35〜11:15「BIG HIT Project. Building Innovative Green Hydrogen systems in an Isolated Territory: a pilot for Europe」

   Mr. Jesus Simon Romeo(Aragon Hydrogen Foundation Head of Technical Department)
11:15〜11:30「福岡県の水素エネルギーへの取組みについて」
   牛島 英典氏(福岡県商工労働部新産業振興課課長)
11:30〜11:40「福岡市水素リーダー都市プロジェクト(仮題)」
   今村 寛氏(福岡市経済観光文化局創業・立地推進部部長)
11:40〜12:10「産総研 福島再生可能エネルギー研究所での水素関連技術開発」

   古谷 博秀氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所エネルギー・環境領域再生可能エネルギー研究センター副研究センター長)
12:10〜12:40「トヨタの水素事業戦略について(仮題)」

   広瀬 雄彦氏(トヨタ自動車株式会社先進技術開発カンパニー先進技術統括部水素・FC推進グループプロフェッショナル・パートナー)
【水素先端世界フォーラム2017】
14:10〜14:35 「開会挨拶」

   杉村 丈一(国立大学法人九州大学水素材料先端科学研究センター研究センター長)
14:10〜14:35 「『水素社会』は来るのか 〜NEDOの研究開発の最前線〜」

   松本 真太郎氏(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構新エネルギー部長)
14:35〜15:05 「U.S. DOE Hydrogen and Fuel Cell Program Status」
   Mr. Chrles James Jr.(米国エネルギー省 DOE)
15:05〜15:30 「水素社会実現に向けた JXの取り組み」

   和久 俊雄氏(JXエネルギー株式会社水素事業推進部部長)
15:30〜15:55 「The activities of hydrogen compatible polymeric materials in DOE funding (Temporary)」

   Mr.Kevin Simmons(Pacific Northwest National Laboratory Team Lead Materials Testing & Development Applied Materials & Performance Group Senior Research Scientist)
15:55〜16:20 「Hondaの新型燃料電池自動車『CLARITY FUEL CELL』の紹介と水素社会実現への取組みについて」

   清水 潔氏(株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター主任研究員)
16:20〜16:45 「燃料電池フォークリフトの取組み」

   鈴木 宏紀氏(株式会社豊田自動織機技術・開発本部企画戦略グループグループ長)
◇レセプション 17:00〜18:30(参加費 2,000円/人)

  水素先端世界フォーラム2017との合同交流会、アクロス福岡 交流ギャラリーにて開催(定員150名程度)
【HYDROGENIUS研究シンポジウム】
◇日 時:2月3日(金)
◇場 所:九州大学椎木講堂、I2CNER第二研究棟(福岡市西区元岡744)

  世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表 言語:英語(※同時通訳なし)
◇申込み・問合せ 下記URLより、お申し込み下さい。
https://secure.congress.ne.jp/q_pit2017/regist_q_pit2017.html

  その他フォーラムに関する詳細は、以下の問合せ先までご連絡ください。
<九州水素・燃料電池フォーラム運営事務局>
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社福岡オフィス 担当:西村、川野 Tel:092?751?1321
<水素先端世界フォーラム2017運営事務局>
九州大学水素材料先端科学研究センター研究企画室 Tel:092?802?3927

 URL http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2017/index.html
◇主催:
【九州水素・燃料電池フォーラム】経済産業省九州経済産業局、国立大学法人九州大学エネルギー研究教育機構、国立大学法人九州大学水素エネルギー国際研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、一般財団法人九州地域産業活性化センター、一般社団法人九州経済連合会

☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第12回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は次世代の電力安定供給を推進する企業、新たに水素・燃料電池産業参入へ挑戦するベンチャー企業及び燃料電池及びそのシステムの開発を支える共通基盤的な研究と普及拡大を推進するために企業・大学・研究機関などオールジャパンで構成された技術研究組合の方々にそれぞれの取組みや皆様への提案などについて講演いただきます。
<開催要項>
◇日 時:2月21日(火)13:30〜17:00
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:講演は(質疑応答含む)
13:30〜13:40 主催者よりご挨拶
13:40〜14:40 『再生可能エネルギー電力の地産地消について』
  藤田 雅大氏(湘南電力株式会社企画営業課)
14:40〜15:10 『環境エネルギーベンチャー企業 水素・燃料電池産業参入への挑戦』
  原 真吾氏(株式会社ER SYSTEMS代表取締役)
15:30〜16:30 『FCVの開発と普及拡大に向けた動向及び新規参入のポイント』

  大仲 英巳氏(技術研究組合FC?Cubic専務理事 元トヨタ自動車株式会社 FC開発部部長)
16:30〜17:00 名刺交換会
◇申し込みはこちらから:

 メールの件名を「第12回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)を記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:安藤、荻島、永井へ直接申し込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20170104.htmlkankyou@sic-sagamihara.jp  まで申し込みください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協 力:神奈川県

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 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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