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□燃料電池ワールド Vol.2249
■2016年12月12日発行
◆燃料電池NPO pemdream
※ホームページがダウンしました。回復に数日かかりそうです。それまで、「世界のヘッドライン」はお休みします。【再掲】
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■世界のヘッドライン
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ホームページがダウンしたため、回復するまで休みます。【再掲】
■2016年12月09〜11日のWEB LINK NEWS
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2016/12/09 パナソニックの水素戦略、カギは2つの燃料電池(スマートジャパン)
パナソニックは2016年12月8日、環境展示会「エコプロダクツ 2016」(2016年12月8?10日、東京ビッグサイト)の同社ブースで会見を開き、同社 先端技術本部の小原英夫氏が水素関連事業について説明した。家庭用燃料電池「エネファーム」の普及に向けた取り組みを加速させる他、再生可能エネルギーの活用によるCO2フリーな水素サプライチェーンを視野に入れた純水素燃料電池の実用化に注力していく方針だ。
都市ガスから生成した水素で発電し、電力と熱を生み出すエネファーム。パナソニックは2009年に初代エネファームを発売して以降、2015年1月末まで累計約5万2000台のエネファームを出荷しており、製造メーカーの1社として高いシェアを持つ。現在販売している家庭向けエネファームは第4世代で、同社ではモデルチェンジごとに高効率化・小型化・低コスト化に注力してきた(図1)。
初代と第4世代を比較すると、価格と設置面積は約半分以下の160万円、1.7平方メートルまで下がっている。部品点数や白金使用量の削減などが大きく寄与しているという。第4世代からは停電時の電力供給機能も加わった。
こうしたエネファームの普及拡大に向け製品面の強化を進めてきたパナソニックだが、小原氏は「普及拡大にはさらなる製品コストの低減や付加価値の拡充が必要になる」と述べ、今後もさらなる白金使用量の削減など、コスト低減につながる技術開発や機能の拡充を進めていく方針を示した。
その背景にあるのが、エネファームの普及状況だ。家庭や商業施設の省エネに貢献する製品として、政府は家庭用燃料電池を2020年に140万台、2030年には530万台を普及させる計画を掲げている。政府はこれに向け補助金制度を拡充するなど、エネファームの普及を促してきたが、2016年3月時点で国内累計販売台数は約16万台にとどまっている状況にある。政府目標を達成するには、補助金などの政策だけでなく、低価格化や高機能化など、製品面でもさらなる強化が必要という考えだ。
ZEHが追い風に?
一方、パナソニックが今後の市場動向としてエネファーム普及の“追い風”になると見込むのが、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」市場の拡大だ。政府は、省エネと創エネで年間の一次消費エネルギー量の収支をゼロにするZEHを普及させる方針を掲げている。小原氏はこうした状況の中で「エネファームは住宅の一次エネルギー消費削減に寄与できる製品として、ニーズが高まるとみている」と述べる。「純水素」燃料電池にも注力
パナソニックがエネファームに加え、もう1つの燃料電池として将来の実用に向けた開発を進めているのが、水素のみで発電する「純水素燃料電池」だ。近年実証事例が増えてきた、再生可能エネルギーを利用したCO2フリーの水素製造とその利用を見据えたもので、現在同社では山梨県甲府市で実証を行っている。2016年11月に甲府市にある県営施設「ゆめソーラー館やまなし」に、パナソニックの出力700W(ワット)の純水素燃料電池を3台導入した。
一方、小原氏は「将来の実用が期待されているCO2フリーの水素製造およびその利用の大きな課題はコスト。経済的合理性が生まれていかなければ普及は難しい。水素の製造・貯蔵・利用までのバリューチェーン全体のコストを下げていく必要がある」と指摘。そこでパナソニックとしても純水素燃料電池だけでなく、水の電気分解による水素製造や、貯蔵の効率化に向けた将来技術の開発にも注力していくとした。
水素製造では、効率は良いがコストが高いPEM型の製造システムの貴金属削減に注力。水素の貯蔵技術では水素吸蔵合金を利用するのが一般的だが、より低コストでシステム構成も簡易な金属有機構造体(MOF、Metal Organic Frameworks)を用いた貯蔵技術の開発を目指す方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161209-00000035-biz_it_sj-bus_all
2016/12/09 薄物や大型部品の成形に対応する新型ダイカストシステム(MONOist)
東芝機械は2016年11月21日、新型のダイカストシステムを発表した。電気自動車の燃料電池カバーなどの部品や軽量化が進むエンジンブロック、サスペンションメンバーなどのダイカスト製品の薄物、大型製品の成形に対応する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161209-00000045-it_monoist-ind
2016/12/10 「バイオ燃料の聖火リレーが『持続可能性社会』を灯す」崎田裕子さんに聞く(NIKKEI STYLE)
2020年東京五輪・パラリンピックは資源のムダをなくし、持続可能性に配慮する大会を目指している。開催まで4年を切った今、開催国として環境負荷を抑える先進的な取り組みを世界に示すために何が必要なのか。大会組織委員会の有識者会議「街づくり・持続可能性委員会」のメンバーで、環境カウンセラーの崎田裕子氏に「エコ五輪」づくりのポイントを聞いた。
――東京都はFCV(燃料電池車)タイプのバスを導入するなど水素社会の先取りを意識しているようです。
「環境負荷が大きい自治体である東京都が東京五輪をきっかけに水素活用の努力をすると宣言したのは、大事なこと。舛添要一前知事が水素社会の旗を振っていたのは、良いきっかけになると思っていた。小池百合子知事も衆院議員時代に自民党の水素議連(FCVを中心とした水素社会実現を促進する研究会)の会長を務めていたので、水素を導入しようという方向は応援し続けてほしい。首長のリーダーシップがあれば可能だろう」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161210-00000006-nikkeisty-bus_all
2016/12/10 燃料電池車に注目集まる 京都で環境フェス(京都新聞)
先進的なエコエネルギーの事例を紹介する「京都環境フェスティバル2016」が10日、京都市伏見区の京都パルスプラザで始まった。家族連れらが訪れ、環境問題への理解を深めた。
「水素社会」がテーマのコーナーでは、環境負荷が少ない燃料電池車に注目が集まった。環境啓発ポスターの展示や子ども向けの体験コーナー、地産地消の飲食ブースもあり、にぎわった。11日まで。入場無料。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161210-00000007-kyt-sctch
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