燃料電池ワールド Vol.2195 (2016/09/21 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2195
■2016年09月21日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

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    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
                 ◇
■燃料電池関連イベント
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☆第13回STSフォーラム公開シンポジウム【再掲】
?「水素社会」の実現に向けた取組と展望?

 第13回科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)が10月2日から3日間、国立京都国際会館で開催されます。フォーラムには世界各国から著名な科学者、政治家、企業家等が集まり、「科学技術の光と影」をテーマに白熱した議論が展開されます。

 このフォーラムに先駆けて開催する当シンポジウムでは、くらしの様々な場面で安全・安心に水素が利活用される「水素社会」の実現に向けた取り組みについて、環境やエネルギーの分野の第一線で活躍されている研究者に講演いただきます。
◇日 時:10月1日(土曜日)14:00〜16:40
◇場 所:京都商工会議所講堂(JR京都駅・阪急烏丸駅より-地下鉄・烏丸線/国際会館行『丸太町』駅下車 南6番出口が商工会議所ビル地階に直結)
◇定 員:先着200名  
◇参加費:無料
◇日 程:
14:00〜15:10 基調講演1『京都における水素エネルギー研究と技術開発』
       平尾 一之氏(京都大学大学院工学研究科教授)
15:30〜16:40 基調講演2『CO2削減に向けた水素エネルギーの活用について』

       菊池 昇氏(株式会社豊田中央研究所代表取締役所長)
◇京都府の案内:http://www.pref.kyoto.jp/trade/news/27/documents/sts.html
◇申し込み方法:

 名前、電話番号を記入の上、「公開シンポジウム参加希望」と明記して下記までメールをお送りください。メール:411-5000@pref.kyoto.lg.jp
◇問い合わせ・申し込み先:

 STSフォーラム支援京都実行委員会【担当:上田】(京都府商工労働観光部海外経済課内) 電話:075-414-4845/FAX:075-414-4870/メール:kaigaikeizai@pref.kyoto.lg.jp

【燃料電池開発情報センター第31回セミナー】【再掲】
「これからの燃料電池 ?新材料から大型・高温システムまで?」
◇日 時:11月21日(月)10:00〜16:45
◇場 所:中央大学 駿河台記念館2F 285号室
◇定 員:120名 (定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇プログラム:
・セッション1
 1.バイオ燃料電池の現状と将来について
  10:00〜10:50 東京農工大学 中村 暢文氏
 2.大型水素FC開発について
  10:50〜11:40 東芝燃料電池システム(株) 公野 元貴 氏
・セッション2
 3.高機能フッ素系新電解質ポリマー
  13:00〜13:50 旭硝子(株) 本村 了氏
 4.PEFC用高温膜:炭化水素系について
  13:50〜14:40 上智大学 陸川 政弘氏
・セッション3
 5. LAGaO3を用いる低温作動型SOFC
  14:50〜15:40 九州大学 石原 達己氏
 6. SOFCハイブリットシステムの分散化電源としての役割
  15:40〜16:30 三菱日立パワーシステムズ(株) 岩田 光由氏
◇参加費(税込)テキスト付: FCDIC会員:11,000円、非会員:21,000円、学生:5,000円
◇申込み:fc-seminar☆fcdic.jp (☆印は@に読み替て下さい)宛,11月11日(金)迄に、申込み用紙にご記入の上、メール添付にてお申し込みをお願い致します。
◇主催:一般社団法人燃料電池開発情報センター セミナー担当
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町一丁目19番地 お茶の水ビジネスビル1階TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232 
メール:fc-seminar☆fcdic.jp(☆を@にご変更ください) URL:http://www.fcdic.com/

■世界のヘッドライン(08月03日)
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2016/08/03 GELグローバル社、高品位の熱と水の副産物とともに、冷却ポンプとファンを除けば可動部品のない燃料電池発電を提供する〈PT〉

〔訳注〕GELグローバル社(GEI GLOBAL)は、高品位の熱と水の副産物とともに冷却ポンプやファンを除けば可動部品のない燃料電池発電を提供する。それは、手ごろな価格の天然ガスや合成ガス、バイオガスで作動し、純水素を必要としないし、要求もしない。GELグローバル社のX5燃料電池(X5 Fuel Cell)は、高品位の熱と水の副産物とともに、冷却ポンプとファンを除いた可動部分で電力を生産する電力発生システムである。それは、従来の燃料電池システムのように電力を生産するために純水素を要求しないで、手ごろな価格の天然ガスやバイオガスで作動する。

2016/08/03 マニキュアを作りながら燃料電池を動かす〈PT〉

〔訳注〕アメリカ化学会(AMERICAN CHEMICAL SOCIETY)発:水素は、有望でクリーンな代替エネルギー源として広く考えられている。燃料電池が使う従来の水素源は水であり、それは水素と酸素に分割される。しかし、酸素は低価値の産物である。アメリカ化学会(ACS)の雑誌「セントラル・サイエンス(Central Science)」の今週号に、化学者は新しい手がかりと新しい触媒について報告している。それは、マニキュアの一般的な成分は貴重な化学製品を作るだけでなく、水素を作ることができるということである。Nanfeng Zhengと同僚たちは、水素を生産するためには水素分子と酸素分子の両方を持っている源が必要だと考えている。水は典型的なものだが、他の物質もまた、条件を満たすことができる。適切な成分と触媒を選ぶことで、彼らは、たくさんの消費者製品で使うオーガニック・ベースの分子を作れることを見つけた。その鍵は、マニキュアを作るときに使う酢酸エチル(ethyl acetate)だった。

2016/08/03 アバディーン市議会は水素戦略行動計画で国立交通賞の決勝に残った〈PT〉

〔訳注〕アバディーン市議会(Aberdeen City Council)は、水素戦略と行動計画で国立交通賞(National Transport Awards)の決勝に残った。行動計画は、イギリス全体の賞のための持続可能な交通部門への貢献で最終候補者名簿に登録された。第16回国立交通賞は、輸送消費者のための経験を改善して達成した実際の結果と、最終的に国の輸送インフラに成功裏の開発を加えた判断を示し、国と地方の交通プロジェクトで達成された成果を選んでいる。アバディーン市域水素戦略行動計画2015〜2025は、水素技術の優秀なセンターとして、現在と未来のエネルギー都市としての地位を強化するアバディーン市を確実なものにするために設計されている。国立交通賞の決勝戦は10月13日に、ロンドンのウエストミニスター・パーク・プラザ(Westminster Park Plaza)で行われる。

2016/08/03 2017年トヨタ「ミライ」の試運転のビデオ〈PT〉
〔訳注〕「ミライ」試運転のビデオです。説明なし。

2016/08/03 大気資源委員会、2016水素燃料電池電気自動車の導入と水素燃料ステーション・ネットワークの開発の年次評価を公開〈PT〉

〔訳注〕カリフォルニア州大気資源委員会(Air Resources Board:ARB)はこのほど、2016年の水素燃料電池電気自動車の導入と水素燃料ステーションのネットワークの開発についての年次評価を公開した。記事はその抜粋の紹介。

■2016年09月20日のWEB LINK NEWS
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2016/09/20 高炉3社の研究開発投資、今年度も高水準維持(鉄鋼新聞)

 新日鉄住金、JFEホールディングス、神戸製鋼所の高炉3社は2016年度の研究開発費を昨年度より増額する計画だ。厳しい収益環境に直面しているが、積極的な研究開発投資を継続する方針。次世代自動車向けの材料開発や低品位原料の有効活用技術開発など将来の競争激化を見据え、基盤固めを急ぐ。

 3社の合計額を見ると15年度は1333億円。計画ベースで16年度はこれを上回り、2年連続で1300億円超の高水準となる。前年度実績を上回るのは4年連続。

 各社とも、老朽化が進む社会インフラの長寿命化や耐震化に役立つ鋼材開発にも取り組む。水素社会の実現を支える高機能鋼の開発もテーマだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00010001-tekkou-ind

2016/09/20 再生可能エネルギーを使う水素製造装置、福島県の研究所へ(スマートジャパン)

 日立造船は、このほど産業技術総合研究所(産総研)向けに固体高分子型の水電解水素発生装置「ハイドロスプリング」を受注した。産総研と清水建設は、再生可能エネルギー発電設備の余剰電力を水素に変換して貯蔵し、必要な時に水素を利用できるエネルギーシステムの研究開発を始めている。

 それに伴い、同システムの重要な構成要素となる屋外設置型の水素発生装置の設計、製造および試運転などに関する一般競争入札を行い、その結果、日立造船製造のハイドロスプリングの採用が決まった。今回導入するのは発生量5Nm3/h(ノルマル立方メートル/時)のタイプで、納期は2017年1月。産総研の福島再生可能エネルギー研究所に設置される。

 ハイドロスプリングは、太陽光および風力発電による電力で水を電気分解することにより、オンサイト/オンタイムで水素を製造することができ、ボンベの運搬・保管・交換が不要のため安全性と利便性が高い。また、固体高分子型電解槽採用により高効率に水素を製造する。さらに風力発電、太陽光発電などの再生可能エネルギーは気象や自然条件により出力が常時変動するが、そうした急激な電力負荷変動に追従するなど、負荷変動追従性に優れている。

 この他、純度99.999?99.9999%、露点(大気圧換算)マイナス50?70度の高品質な水素が製造可能。換気機能を備えた、12フィートのコンテナ内部に機器を構成することで屋外設置できる、などの特徴がある。

 日立造船は1974年、当時の通商産業省工業技術院によるサンシャイン計画から一貫して水素発生装置の開発に取り組んでおり、将来の水素社会を見据え1時間当たり200Nm3の水素を製造できる大型の固体高分子型水電解水素発生装置の開発も進めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00000005-biz_it_sj-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆未来エネルギー環境リサイクルを遊んで学ぶ!【再掲】
東京タワー・キッズ環境科学博士2016
「東京タワー・キッズ環境科学博士2016」は、10月8日午後1時から10日午後6時まで3日間にわたり、大展望台、フットタウンの2階と地下、正面玄関前など4会場にて開催。未来の水素社会ジオラマ、驚きの巨大卵と恐竜化石の展示、遊んで学ぶ環境教室、持ち帰りありの工作教室、会場をめぐるエコ・スタンプラリーなどお楽しみ満載です。展望台以外は入場無料となっています。
 クラウドファンディングによる資金調達にご協力ください。
https://www.makuake.com/project/smartene/
◇日 時: 10月8日(土)?10日(祝)
◇対 象: 小学生・中学生 *一般も観覧可能
◇参加費: 無料 *展望台の費用は別途必要
◇事務局: 一般社団法人 スマートエネルギー産業振興機構
      URL:http://smartene.org/towerkids/
◇主 催: 「東京タワー・キッズ環境科学博士2016」実行委員会
◇共 催: 東京タワー(日本電波塔株式会社)
◇後 援: 一般財団法人 新エネルギー財団、一般社団法人 日本太陽エネルギー学会、一般社団法人 燃料電池開発情報センター、一般社団法人 水素エネルギー協会、一般社団法人 日本風力エネルギー学会、一般社団法人 日本作家クラブ
◇特別協力: みなと区民まつり
◇協 力: 一般社団法人 未踏科学技術協会 エコマテリアル・フォーラム、日本ボンド磁性材料協会、エコが見える学校、NPO国際薬膳協議会、IEEJプロフェッショナル 電気理科クラブ

☆第9回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
テーマ:高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して (2)

 触媒学会燃料電池関連触媒研究会では燃料電池に関連した触媒技術を研究対象とし、高活性/高耐久性触媒、低コスト化を含めた触媒合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析技術等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナーは燃料電池用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションでは参加者が親しく討論します。FCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化は不十分であり、これらを同時に高めることが燃料電池の低コスト化と広い普及への鍵となります。

 第9回宿泊セミナーでは水素社会と水素製造用触媒の耐久性、エネファーム用セルの耐久性、IL SEMを用いたカソード環境でのPt系触媒の変化とその高耐久性化手法、in-situ TEMによるナノ材料観察、カーボン担体の高耐久性化、XAFSによるPt系触媒の解析およびナノクラスターPtの触媒活性について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇日 時:10月21日(金)12:30 ?10月22日(土)12:00
◇場 所:静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333

  アクセス https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇日 程:
1日目10/21 (金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)

 12:40〜13:40 定置用燃料電池水素製造用触媒の耐久性 (国際石油開発帝石 原田亮氏)

 13:40〜14:40 大阪ガスにおけるPEFCセルの耐久性評価研究 (大阪ガス 山崎修氏)

 15:00〜16:00 IL-FE-SEMによるPt触媒の劣化解析と表面修飾炭素材料を用いる触媒開発(大分大学 衣本先生)

 16:00〜17:00 TEM内その場観察法とそのナノ材料への応用 (大阪大学 保田先生)
・セッション2 (ナイトセッション) ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
 18:30〜21:00 ポスターセッション&自由討議
 〜22:30 自由討議
2日目10/22(土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)

 8:30〜9:30 マリモカーボンの特性と燃料電池への適用 (茨城大学 江口先生)

 9:30〜10:30 放射光X線吸収法による燃料電池Pt系触媒の解析と設計指針 (立命館大学 折笠先生)

 10:50〜11:50 非魔法数Ptクラスターが示す特異的な触媒活性 (東京工業大学 今岡先生)
◇お申込みについて:
・参加申し込みとポスター発表申し込み締め切り:10月14日 (金)
・発表要旨の締め切り:10月17日 (月)

 A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上、下記西村までメールで送付してください。
・参加費:一般会員 23,000円, 一般非会員30,000円, 学生5,000円
・宿泊費:7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先:氏名、所属、連絡先 (住所、電話、メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください。

 同志社大学 西村メール: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp  電話: 0774-65-6589
・セミナー開催案内web
http://www.cstf.kyushu-u.ac.jp/~ishihara-lab/FC_kenkyukai2/  

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 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

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